IS/ガンダム00 crossing exceptioners 作:A.Tom
午前8時40分、教室に
クラスの女子からの
「・・・珍しいな、小鳥が教室で寝てるだなんて」
「あぁー。確か昨日のクラス会が理由で寝不足だったんだって。それで早くから教室に来て
「ふーん」
小鳥も小鳥で楽しんでたんだな。と、
・・・
と、
「そう言えば、一夏くん。昨日
その話題に
「ん?
噂好きの彼女らからすれば、その
「えっ、知ってるの!?」
「しかもあだ名で呼んだわよ!?」
しかも、一夏が
「
と、その
その目の下の
「お・・・お
「お早う。今は・・・45分か、流石に起きた方が良いか」
軽い調子で
「・・・・・・それと、件の転校生の
どうやら、女子たちの騒ぎの理由には何となく
が、しかし。その説明の
そもそも、なぜ小鳥がそんな情報を入手しているのかが彼女らの
「何でそんな事を小鳥くんが知ってるの!?」
「私たちでもそこまでは知らなかったのに!」
「一夏から聞いたんだよ」
「いつの間にそんなに一夏くんと仲良くなってたの!?」
「別に
「くッ・・・!!これが男女の差だとでも言うの・・・!?」
「知らん」
女子の
いつもなら『勝手にしていろ』と、そ知らぬ顔で全ての声を
そんな調子の悪い小鳥は、
「さっさと散れ。この時間だ、
その台詞にハッとなった彼女らは、
その昼、一夏と共に、小鳥、箒、セシリアの三人が
その用事は言うまでも無く昼飯。
いつものように
「待ってたわよ、一夏!」
食堂のお
その勝ち気な目付きや髪型、口にだしては言えないがその身長の低さは、中学で別れた頃と変わらない。
(そう言えばそこんとこは箒とおんなじだな)
二人の幼なじみの
そんな二人に向けて、
「
「あっ、ゴメン」
流石にそれが出来ない程子供ではないらしい。
「まったく。何で早く来ないのよ、アンタを待ってたんだからね!」
「
実際片手で注文した
一夏に続き箒がきつねうどん、セシリアが洋食ランチ、小鳥が博多うどんを受け取り、自分達の座る席を探し始める。
「あ、あっちが空いてます・・・けど、四席しかありませんわね」
程なくしてセシリアがそれなりに空いた席を見つけるが、空席は四つ、対して人数は五人である。
少し考えて、小鳥がこう提案した。
「お前らで座れ。俺は一人で食う」
「えっ、良いの?」
ぱあっ、と顔に
問われた小鳥は、
「お前・・・と言うか、お前らは
再開の喜びを邪魔する程小鳥は人が出来ていない訳ではない。
鈴音の喜びを
「・・・一夏、アンタクラス代表なんだって?」
「お、おう。成り行きだけどな」
「ふーん・・・」
不満を隠さない一夏の返答に何か思う所があったのか、鈴にしては珍しく
その違和感を誤魔化すかのようにどんぶりからゴクゴクと
そんな事を思い起こし、『お前女だろうが』と心の内でツッコミを入れていた一夏に、何か
「あ、あのさぁ」
「ん?どうした?」
「・・・アンタがどうしてもって言うなら。ISの操縦、見てあげても良いけど?」
その視線はどこか行き場を探して
「え、良いのか?それなら頼みたいけど」
前の
が、しかし。本人が良くても
「あなたは二組でしょう!?敵の
「一夏に教えるのは私の
テーブルに手を置き身を乗り出してまで
その形相は何か
しかし、そんな物はどこ
「あたしは一夏に言ってんの。関係無いのは引っ込んでてよ」
「関係ならある!一夏が私にどうしてもと頼んでいるのだ」
「それに、一夏さんは一組の代表ですのよ。一組の人間が教えるのは当然ですわ。後からしゃしゃり出てきて何を
「はんッ、図々しいも何も、あたしは一夏と小学生からの付き合い何だから後もへったくれもないわよ」
「そ、それを言うなら私の方が先だぞ!それに、一夏は何度もうちで食事をしている間柄だ。付き合いの深さもそれなりにある」
そう、小さい頃から
その
がしかし、家に上がってご
「うちで食事?それならあたしん
そう言えばそうだ、鈴の家は中華料理屋で、彼女の誘いと言うのもあったが、一夏と円花の二人はそれなりにお世話になっていた。
鈴の父親、
ちなみに、家計を助けようと働き口を探していた一夏を
と、物思いにふけっていると。
「い、一夏!どういう事だ!?聞いていないぞ!」
「わたくしもですわ!一夏さん、納得の行く説明を要求します」
何が二人の
「説明って言ってもなぁ・・・単純に鈴の家が中華料理店をやってて、そこに良く行ってたってだけだぞ?」
「な、何?店なのか」
「あら、そうでしたの?それなら、別に不思議な事は何もありませんわ」
ほっとしたように箒とセシリアが胸を
しかし、
「そう言えば。親父さんやお袋さんは元気してるか?まぁ親父さんは病気と
「あー、・・・・・・うん、元気━━━のはずよ」
話しかけてきた時よりも歯切れの悪い返答を返す鈴。その表情も何だか浮かない物になっている。
元気が取り柄みたいな彼女がそういった顔をするのは相当珍しく、違和感を感じずにはいられない。
しかし、それを追求するより先に鈴が話を始める。
「それよりさ!今日の放課後、時間ある?久し振りだしどっかいこうよ。駅前のファミレスとかさ」
「あー、あそこ去年
「あっ・・・そう。・・・・・・じゃ、じゃあ学食でもいいからさ。その、積もる話もあるでしょ?」
残念ながら積もる程の話題は無い。そもそも鈴が中国本土に帰ったのが中学二年の頃だったので、鈴と会っていない期間と言うのも一年と少しくらいで、その半分も受験勉強に費やされた。
結果として伝えておくこと、伝えたいことと言うのはこれといって無いのだ。
「━━━
「そうですわ。クラス対抗戦に向けての特訓が必要ですもの」
おかしい、なぜか自分の意思とは関係無しに放課後の予定が埋まっていく。
(おかしいな~、俺はその予定を入た覚え無いんだけどなぁ)
もしかしたら自分以外の全員に行き渡っているスケジュールがあるのかもしれない。
とは言え自分に関わる物だと言うのなら本人にも伝えてもらいたいものだが。
「じゃあそれが終わったら行くから。時間空けといてね。じゃあね、一夏!」
そう言って丼を乗せた
食器類の片付けに行ったのだろうが、恐らくは帰ってこないだろう。昔から彼女は自分の話をするだけして相手の話をあまり聞かない
またもや自分の意思を無視して予定が組まれてしまった。
「一夏、
「あーはいはいわかってるって」
苦笑いで対応する。
鈴の約束は断れないわ身に覚えの無い二人の特訓があるわ、今日は珍しく体育やISの実習の無い日だと言うのに疲れを感じるのは
素朴な疑問を抱えながらも手を合わせ、昼食を終える一夏だった。