はじめまして!ゲームキャラ!!はじめまして!現実世界!! 作:COLK
「でもな~、今日はもう、宿題、やっちゃったし、何しよ?
あ~、そうだ!アーチフィス、昨日、観た映画、どうだった?」
「・・・・・・昨日も申しました通り、良かったですが?」
「え?ホントにそれだけ?
〝主人公の女の人が可愛い〟とか、〝綺麗〟とか、
〝お相手の男の人がカッコ良い〟とか、〝感動した〟とか、
そういうのは、ないの?」
「う~ん。私が今まで観た事がない類いの映画でしたので、
自分にとって新鮮で、1つの文化としては良かったのですが、
私は、誰かに恋をした事がないので、恋愛というモノが
良く解らないんですよ」
「そっか。そういえば、アーチフィスは、
クールで、あんまり感情を出さないキャラだったな」
「はい」
その時、遊舞は、
(そうだ。そういえば、コイツは、
現実世界にやってきてから、漫画を読ませても、
映画を観させても、〝良い〟とは言っても、
〝面白い〟とは言わなかった。何でだろ?)と思った。
その後、2人は、色々と話をした。
そして、夜になって、寝た。
「アーチフィス、おやすみ」
「はい。おやすみなさい」
遊舞は、電気を消した。
次の日、起きてから、まず、
アーチフィスの〝透明〟の魔法を解いた。
〝シュン〟
今日は、木曜日だ。
「アーチフィス、おはよう」
「おはようございます」
次の瞬間、アーチフィスのお腹が鳴った。
〝グ~ッ〟
「あ~、すいません」
「は~。アーチフィス、またお腹空いたの?ってか、
お腹空くの、早過ぎない?」
「すいません。私は、昨日も、朝食以外食べていないもので」
「そっか~。じゃあ、仕方ないね。
ごめんね!そういえば、アーチフィスに昨日、朝ご飯以外、
何も食べさせてあげてなかった!!アーチフィスも、
ゲームキャラとはいえ、この世界の人と同じように、
〝食べる〟っていう大事な事をすっかり忘れちゃってたよ!!!
ホントごめん!!!ってか、それで昨日は良く
ご飯食べなくて、大丈夫だったね!!!」
「あ~、私のしていた仕事は、とても過酷だったので、
食べられない事も多かったんです。なので、
空腹に耐える事は、以前からの習慣のようなものなので」
「そうか~。凄いな~。じゃあ、仕方ない。今日も、
朝ご飯、食べに行こっか」
「はい」
遊舞とアーチフィスは、今日もまた、リビングへ向かう。
「おはよう~。お父さ~ん、お母さ~ん」
父と母が揃って、
「おはよう遊舞。って、また!!!」と言う。
アーチフィスは、
遊舞の父と母に
「おはようございます」と言った。
「ア・・・アハハハハハ・・・・・・」と遊舞は、
ぎこちなく笑った。
「昨日だけでなく今日も!!一体何なんだ!!!」と、
遊舞の父は言った。
「いや~、ちょっとまぁ、色々あってさ・・・・・・」
すると、遊舞の母が
「まぁ、良いじゃない!!この人、ちょっと変わってるけど、
言葉遣いも、とっても丁寧だし、礼儀作法だってとっても良いし、
凄く良い人そうな気がするわ!!!」