はじめまして!ゲームキャラ!!はじめまして!現実世界!!   作:COLK

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2.久しぶりの学校

それから、5日後の2020年1月10日(金)。この日は、

 

遊舞の学校「鳥翔小学校」の久しぶりの登校日だ。そう、

 

今日からまた、小学校の授業が再開したのだ。

 

遊舞のクラス、6年2組にて・・・・・・

 

 

 

 

 

〝キーンコーンカーンコーン〟

 

 

 

 

 

朝のホームルーム。

 

 

 

 

 

「〝起立〟〝礼〟〝着席〟!!」と、担任の女性教師が言う。

 

 

 

 

 

先生は、教壇で、こんな事を言った。

 

 

 

 

 

「え~、皆さ~ん。皆さんは、もうすぐ卒業です。もうすぐ、

 

中学校に入る事になります。このクラスの中には、私立などの

 

中学校を受験する人、あるいは、そうじゃなくて、普通の中学校に

 

進学する人でも、いつかの将来の夢に向かって、これから何かを

 

本格的にする、あるいは、新しく始めていく人もいるでしょう。

 

ですが、これだけは、覚えておいてください。勉強も大切ですが、

 

人間、結局、考えたり、覚えたりするだけでは何も出来ないので、

 

最終的には、何か行動を取ったり、時として、思い切った行動に

 

出るために、勇気を持っておく事が大切です。まぁ、もちろん、無茶はダメですが。皆さんも、一人一人持っている

 

何かの〝才能〟も大切にして、お互いにお互いを認め合って、

 

尊重し合って、貴いライバルと共に仲良くしながら、

 

大いに励んで、これからの長い人生を精一杯生きてください」

 

 

 

 

 

やがて、授業が終わり、下校前のホームルーム。

 

 

 

 

 

〝キーンコーンカーンコーン〟

 

 

 

 

 

「〝起立〟〝礼〟〝着席〟!!」また先生の一言が入った。

 

 

 

 

 

「え~、大事な事は、朝、一通り、話したので、

 

特に言う事はありません。あとは、私の言った事を

 

頑張って行っていってください。皆さんが幸せになれる事を、

 

私は、心より願っています。それでは、さようなら。

 

皆さん、お気をつけて」

 

 

その話を聞いた後、遊舞は、

 

男子、女子、色んな友達と話しながら帰った。

 

 

 

 

 

同級生の友達の「宙尾泳そらおおよぐ」が話しかけてきた。

 

 

 

 

 

「なぁ、遊舞、先生、今日は、朝、

 

あんな事、言ってたけど、どう思う?」

 

「う~ん・・・」

 

「俺は、もう、やりたい事、決まってるぜ!!」

 

「え?それは何?」

 

「宇宙飛行士だよ!!」

 

「へ~!!カッコ良いな~!!そういえば、泳、

 

体力もあって、運動神経も良くて、修学旅行の時も、バスどころか、

 

そこのテーマパークのどの絶叫マシンでも、全く酔わなかったし、

 

全然怖がってなかったもんな~!!凄いよな~!!!」

 

「だろ~!!!」

 

 

 

 

 

次に、「音田奏おとだかなで」がこう言った。

 

 

 

 

 

「私は音楽家!!お父さんがヴァイオリニストで、お母さんが

 

ピアニストで、今、私、どっちも練習してるけど、出来たら、

 

どっちにもなりたいのよね!!欲張りで贅沢だけど!!!」

 

 

 

 

 

そんな彼女に対し、遊舞は、

 

「そんな事ないよ!!本気で叶えたい夢が2つもあるなんて、

 

素敵じゃないか!!ぜひ、頑張ってよ!!!」と言う。

 

 

 

 

 

その次に、「薬羽研一 (くすりばけんいち)」は、

 

「僕は、薬剤師!!薬の事、いっぱい研究するんだ!!」と言う。

 

 

 

 

 

遊舞は、研一に

 

「へ~!!これまた、厳しいけど、凄い夢だ!!」と言った。

 

 

 

 

 

「遊舞の夢は?」と、一緒にいた皆が遊舞に聞いた。

 

 

 

 

 

「う~ん・・・僕はまだ、決まってないんだ~」と言う。

 

 

 

 

 

しかし、奏は、そんな遊舞に対して、

 

「まだまだ大人になるまでに時間はいっぱいあるし、

 

遊舞は遊舞で、ゆっくり決めれば良いのよ!!」と言った。

 

 

 

 

 

「そっか!ありがとう!!」と遊舞が答えた。

 

 

 

 

 

歩いていくと、方向の違いにより、

 

あいさつをしながら一人ずつ別れ、最後、遊舞は、

 

一人になりながらも、家へ向かって歩いていた。

 

 

 

 

 

帰りながら、こんな事を思っていた。

 

 

 

 

 

(皆、もうこの年で既に夢、持ってて、夢のために

 

今からもう、頑張り始めてるなんてな~。なのに、

 

僕なんて・・・・・・)と。

 

 

 

 

 

この時、遊舞は初めて、自分がいつか就く「仕事」について

 

考え始めた。

 

 

家に着いた。

 

 

 

 

 

〝ガラガラガラガラ〟

 

 

 

 

 

「ただいま~」

 

 

 

 

 

遊舞の母親が遊舞に話しかける。

 

 

 

 

 

「お帰りなさい。どうだった?久しぶりの学校は?」

 

「ん?普通だったけど?」

 

「そう。じゃあ、まぁ、宿題やって、おやつ食べて。

 

晩ご飯の時間になったら、呼ぶから」

 

「は~い」

 

 

 

 

 

4時間後、19時30分頃、家族で晩ご飯を食べた。

 

 

 

 

 

親戚は、もう帰っている。

 

 

 

 

 

「いただきま~す!!!」

 

「え?今日はカレー!?」

 

「そうよ。遊舞、好きでしょ?!」

 

「うん。まぁ、好きだけど」

 

 

 

 

 

―一口食べてみる―

 

 

 

 

 

〝パク〟

 

 

 

 

 

「うんめぇ~!!!」

 

「良かった!!遊舞がそんなに喜んでくれて!!お母さん、

 

凄く作り甲斐があるわ!!!」

 

 

 

 

 

そんな会話をし、カレーを美味しく食べ、また数時間経ち、

 

21時30分頃に寝た。

 

 

 

 

 

電気を消して、暗くした寝室で一人、考え事をしていた。

 

「母さんは、カレーに限らず、どんな料理でも上手いけど、

 

いつかは、僕も、この家を出る事になるし、いつかは

 

食べられなくなっちゃうんだ。いや、この生活自体も、

 

当たり前じゃない。いつか終わっちゃうんだ」と。

 

 

 

 

 

そして、眠りについた。

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