喰種喰   作:リョー

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オリキャラのレートや二つ名

(神山)天宮仙:SSS/業鬼
天宮陣:SSS+/鬼
天宮燐:SSS/霊亀
天宮暦:SS+/麒麟
天宮景:SS/応竜
(神山)天宮霞:S+(死亡)/鳳凰
七條曹:准特等/隻腕

仙、霞の()は旧姓です。
陣に引き取られ天宮になります。
燐、暦、景はCCGに正確な力までは認知されていないので二つ名はあるもののレートは不明と言う設定ですが、どのくらいの強さかを記すためにレートを記入しました。



二回戦

 仙は意識を集中させる。

今回戦うのは次女、暦。

 暦といえば、いつ気だるげ、無気力。

表情の変化はあまり無く、感情の起伏も無い。

 余談だが、仙とよく似ていると他の姉達は言う。

しかし、戦う時は羽赫のスピードを利用した隙がない連続攻撃を無慈悲に浴びせ、縦横無尽に駆け回る。

 彼女が姉妹の中で一番強いと言っても過言では無い。

 すると足音が響いた。

 

「仙。早いね。」

 

 そう言うと暦は仙に近寄る。

無言で頷く仙の頭を撫でると、距離を取る。

 

「じゃあ始めよう。」

 

「、、、。手加減は、、しない。」

 

暦の眼は赤く染まり、肩から羽のような赫子が飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 右、左と移動しながら暦は仙に近寄る。

そして飛び上がると段幕を浴びせる。

 仙はそれが着弾するのを全て防ぎきったが、暦は反撃はさせないと赫子を使って斬りかかる。

やはり、速い。

頭の回転、次に行う行動の選択、そして攻撃。

全てが速く着いていけない。

 仙は一度退く。

羽赫は基本的に素早い行動が得意だが、同時に持久力が無い。

 暦も短期決戦を得意としていた筈だから、攻撃を誘発させたりしながら持久力を削っていくと勝てる。

仙は甲赫を使って、暦の攻撃を防ぎながら羽赫を展開し、結晶を放つ。

 暦の怒涛の連撃は未だに止まない。

しっかりと間合いを管理しつつの連撃は防ぐしかできず、辛い。

 完全に打つ手なし、そう思った瞬間、暦の攻撃に隙が生じ始めた。

出来た隙は逃さない。

剣に形を変えた甲赫で暦の身体を斬り付ける。

 攻撃を受けて取り乱したのがよく分かる。

そうなればこちらのものだ。

 暦から放たれた弾丸が仙の身体を貫く。

相手が取り乱しているとは言え攻め切れない。

やがて、暦は落ち着きを取り戻す。

 持久力は消費しきっているから先程のように、とはいかない。

しかし回避しながら間合い外から弾丸を撃ち込む戦法は仙を悩ませた。

 取り敢えずは同じく羽赫を使って応戦。

回避をするタイミングに狙って撃ち落としたあとに攻撃を刻む。

脳内で作戦を立てて仙は動き出す。 

 暦の弾丸は甲赫と羽赫を使って弾き落とす。

そして一回目の回避。

二回目の回避。

三回目の回避。

四回目の回避の最中に仙の弾丸が暦の肩を直撃した。

 赫包があるその位置に直撃したことで、暦の赫子は勢いを落とす。

仙は空かさず駆け出し飛び上がる。

 自傷ダメージも充分。

飛びながら構えた甲赫は膨らみ白い大剣と化す。

 暦は迫る影を見上げる。

白い大剣を持った仙。

もはや何も出来ない。

その綺麗な姿を目に焼き付けようと暦は瞬きもせず迫る仙を見つめた。 

 やけに遅く動く目の前の光景。

仙は暦の位置を捉えて大剣を振り下ろした。

 大剣は柔らかいものを切り裂いた感覚を残しながら地面と激突する。

身体中の骨に衝撃が伝わり、骨を何本か折った。

 

「、、、。凄い」

 

 大広場に声が響いた。

声の方向には真っ二つに別れた暦がいた。

しかし再生は進み、やがて身体は元通りになる。

 

「、、、。強い」

 

 仙は暦の近くに寄ってしゃがむ。

 

「ねぇ。仙。仙はどこにも行かないよね?」

 

頷きで答える。

 

「とても不安。いつか仙は居なくなるんじゃないかって。十年前みたいに。今度は帰ってもこないんじゃないかって。」

 

景も同じ様なことを言っていた。

仙は景に言ったように言う。

 

「僕の家はここだけ。そして暦は僕の姉さん。それは変わらない」

 

「僕はずっとここにいる」

 

「僕はずっと暦の弟」

 

そう言うと暦は珍しく笑う。

 

「ねぇ暦、手かして。」

 

暦に手を差し出すとそれを握った。

 

「冷たい」

 

「ねぇ。私、本当はね。仙のことが、、、」

 

「いや。いいや。」

 

暦は何かを言い掛けて止めた。

何を言おうとしたのかは分からない。

しかし暦の顔は今まで一番幸せそうだった。

それならそれで良い。

 暦は手を引いて立ち上がる。

 

「再生終わった。」

 

「仙は強い。これなら燐も倒せると思う。」

 

「、、、負けないで。」

 

「しなきゃいけないことがあるんでしょ。」

 

 仙は強い目で頷く。

暦は仙の居なくなった広場で呟く。

 

「あーあ。言えなかったな。」

 

「でも傷つきはしなかった。」

 

「痛みを避けるのは普通、だよね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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