椎名静馬のIS学園生活   作:榎本くん

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今回会話文のみの構成となっています。
台本形式でもなく、本当に会話文のみです。

しかし……書いてて思った。正直読み辛い。でも書いちゃったしもったいないからという理由で投稿。まあおまけ程度ということで。すみません。

内容は今章における一夏たちサイドの会話。誰が誰だかどうかわかりますように。
ちなみに登場人物は一夏、箒、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラ、簪、楯無の八人。


第十八話:バックヤード

『「静馬くんって、何だかんだで鷹揚よね」

 

「そりゃあ一夏の友達やれるくらいだし、心が広くなきゃやってられないわよ」

 

「おい鈴、それどういう意味だよ」

 

「まあまあ一夏。でもボクが転入してきたばっかりの頃、何気なくフォローとかしてくれたし優しいと思うよ」

 

「私も相棒がいなかったら、あの時一人で寂しい思いをしていただろう」

 

「ラウラさんあなた、実は寂しかったんですわね……」

 

「わ、私も整備とか手伝って貰ってる」

 

「昔から静馬は他人に無関心そうにみえるが、案外面倒見が良いからな」

 

「そしたら、ちょっと試してみましょうか」

 

「……何をですか?」

 

「静馬くんが、どれだけ私達のふざけた相談に答えてくれるか。それじゃあ一人ずついってみましょー!」

 

 

 

「じゃ、とりあえずお手本として私が一番に行ってくるから」

 

「あ、あの楯無さん」

 

「なにかしら、一夏君?」

 

「俺らはどうやって楯無さんが行ったかを確認すればいいんですか?」

 

「そうだったわね、忘れてたわ。はいじゃあ一夏君たちにもこれ」

 

「お姉ちゃん、それってもしかして……」

 

「簪ちゃん、もしかしなくてもその通りよん」

 

「なあ、これって何なんだ……さ、更識……さん」

 

「……っち。……盗聴器。もう一つは受信機」

 

「ね、ねえ鈴、気のせいかな。ボクには今簪が舌打ちしたように聞こえたんだけど」

 

「気のせいじゃないわ、シャルロット。話しかけただけで舌打ちされるなんて、どれだけ嫌われてるのよ……」

 

「一夏さん、何をしたらそこまで嫌われますの……?」

 

「本当はカメラが良かったんだけど、静馬くん鋭いからすぐばれちゃうのよね。だから静馬くんの部屋に入る時は、必ず各自これを持って行くこと。いいわね?」

 

「ところで相談というが、一体何を相談したらいいんだ?」

 

「あらラウラちゃん、ならお姉さんがとっておきを教えてあげるわ。はいこれ。しっかり読んでおいてね」

 

「わかった」

 

「他は大丈夫ね。それじゃあ行ってくるわね」

 

「……一夏、これは本当に大丈夫か?」

 

「……先輩が静馬を怒らせないことを祈ろう」

 

 

 

『――くん、――?』

 

「お、聞こえてきたな」

 

「この前もそうだったけど、これって犯罪じゃないの?」

 

「鈴、今更だろう。私達にはどうすることもできん」

 

「あの生徒会長、よくリコールされませんわね」

 

「実力主義らしいからね、IS学園の生徒会は」

 

「私実力あるけど、生徒会にだけは絶対なりたくないわ」

 

「私もだ……」

 

「双黒……三星だと……!?」

 

「……ラウラは何見てるの?」

 

「む、シャルロットか。フッフッフ、これは実にいいものだ」

 

「どれどれ……見なかったことにしよ」

 

「あの、お姉ちゃん喋ってるから聞こう?」

 

『んで――今度――ですかー?』

 

「あ、静馬の声……」

 

「うむ。しかし声が遠いな」

 

「静馬のことだから、お茶淹れてるんだろ。あ、そういやあもうお茶無いんだったな、静馬に足して貰わないと」

 

「いいなあ一夏、ボクも静馬に頼もうかな」

 

「で、でしたらわたくしも!」

 

「あんたらねえ、声が聞こえないから後でやりなさいよ。それと私の分も頼んどいて」

 

「お前ら静かにしないか。あと私も頼む」

 

「みんな静かにしてくれよ、聞こえな『実はね、静馬くん。私、簪ちゃんのこと好きみたい』……い……」

 

「い、今、会長さん……」

 

「……簪のこと好きって言ってたわよ……ね?」

 

「ま、まさか、そうだったにしても、家族としてに決まってます『いいえ、恋愛的な意味でよ』……わ……」

 

「……ん? 皆どうした。簪は顔が青いぞ」

 

「お、お姉ちゃん……」

 

『――簪ちゃんの下着と写真持ち歩いてるんだけど、最近それでも我慢できなくなってきて』

 

「……楯無さん」

 

「おい簪、今までに見たことない顔しているが、大丈夫か?」

 

「」

 

「マズイ、簪が息してない」

 

「鈴、冗談はよせ……マジだ」

 

「一夏さんまで何を仰って……簪さん!?」

 

「簪起きろっ、かんざ……簪?」

 

「……箒、大丈夫。私は大丈夫。うん大丈夫、大丈夫だから大丈夫。大丈夫だからちょっと行ってくるね」

 

「行ってくるって、どこにだ?」

 

「……っち。それじゃあ」

 

「……簪さん、出て行ってしまわれましたけど。一夏さんに舌打ちして」

 

「お、追いかけた方がいいかな?」

 

「……そっとしておきましょ」

 

『このままだと、近いうちに簪ちゃんのこと襲っちゃいそうで』

 

「……姉を持つ身として、私も他人事じゃないな」

 

 

 

「たっだいまー……ってあれ、簪ちゃんは?」

 

「……楯無さんの聞いてる途中に出て行っちゃいましたけど」

 

「へ?」

 

「……むしろ何であれを聞かせておいて、平気だと思ったのかが知りたいわね」

 

「嫁や相棒への対応を見て思ったが、やはり変態だったのだな」

 

「っていうか会長さん、いいんですか? 簪追いかけなくて」

 

「……私達にはどうすることもできませんが、生徒会長ならあるいはどうにかなるかもしれませんわ」

 

「この変態が行くと、逆に大参事な気もするがな」

 

「か、簪ちゃあああああああん、冗談よ、嘘だから、Ложь、ローシ、ろおおおおおおし!」

 

「行ってしまったな……」

 

「なあ、ローシってなんだ?」

 

「ロシア語で嘘って意味だよ」

 

「あんた何でも知ってるわね」

 

「篠ノ之博士ほどじゃないけどね」

 

 

 

「次は私が行こう」

 

「……ラウラ、本当に大丈夫?」

 

「任せろ。作戦は十分に練ってある、何も問題はない」

 

「シャルロット、こう言ってるんだから平気でしょ」

 

「どう間違えたって生徒会長のようにはなりえませんわ」

 

「静馬はラウラには優しいからな、俺も大丈夫だと思うぞ」

 

「じゃあ行ってくる」

 

「……ボクは知らないからね」

 

 

 

『私には、前世の記憶があるんだ』

 

「……またぶっ飛んだのきたわね」

 

「ま、まあさっきのと比べたら可愛い方じゃありませんこと?」

 

「私はシャルロットが好きだとか言い出すかと思ったが」

 

「箒、この流れでそれはシャレにならないから止めて、お願い」

 

「さっき楯無さんが渡してたのはこれだったのか」

 

『――――だいぶ省いたが、大体こんなところだ。どうだ相棒、理解できたか?』

 

「それで、これどうする?」

 

「……害はないんだ、放置で良いだろう」

 

「俺も箒に賛成」

 

「私も」

 

「私もですわ」

 

「じゃあラウラが帰ってきてもスルーの方向で決まりだね――っと、電話だ」

 

「誰よ、こんな時に電話なんてかけてくるバカは」

 

「……静馬だ」

 

「うぇえっ!?」

 

「シャ、シャル早く出ろよ鳴ってるぞ!?」

 

「だ、だがこれ出て大丈夫なのか、もしやバレたんじゃないだろうな!?」

 

「でも出ない訳にもいきませんわ!」

 

「じゃ、じゃあ出るよ……も、もしもし静馬、どうしたの?」

 

「シャル、声が震えてるな……」

 

「そりゃそうでしょ。私だって同じ立場になったら冷静でいられるかどうか……」

 

「というか、皆さんどれだけ静馬さんが怖いんですの」

 

「今すぐ行くよ!」

 

「お、おいシャル?」

 

「ごめんみんな!」

 

「……凄い勢いで出て行っちゃったな」

 

「何があったんだ」

 

「ちゃんと聞いとけばよかったですわね……」

 

「ただでさえギリギリなのだから、全部聞いてたとバレたらとんでもないことになるぞ」

 

「……みんな、静馬の部屋を盗聴する時は部屋から離れて気を明るくして聞こうな」

 

「そもそもそんな状況ないわよ」

 

 

 

「次は誰が行く?」

 

「鈴、シャルとラウラのことは完全に見なかったことにしてるな」

 

「……まああそこまで落ち込んだシャルロットと、対してお菓子を大量に抱えて嬉しそうな顔をしたラウラ。これを見れば状況判断も放棄したくなるだろう」

 

「ラウラさん、不乱にお菓子を食べ続けてますわね……。それでは、次は私が」

 

「セシリア……一人で大丈夫か?」

 

「私にかかれば静馬さんの一人や二人、どうってことありませんわ」

 

「で、本当は?」

 

「……誰か一緒に来て下さい」

 

「仕方ないわね、私が一緒に行ってあげるわよ」

 

「鈴さん!」

 

「で、本音は?」

 

「……私も一人で行くのは嫌」

 

「鈴さん……」

 

「けどいいんじゃないか、一人ずつ何回も行くと静馬にもバレるだろうし」

 

「もうバレてなければいいがな……」

 

「こ、怖いこと言うの止めてよ箒!」

 

「ま、まあとにかく行ってきますわ」

 

 

 

「……なんか急に静かになっちゃったな」

 

「ああ。あと二人いるにはいるが……部屋の隅で座っているかお菓子を真顔で食べているかのどちらかだからな」

 

「ラウラはともかく、シャルはどうしたんだろうな」

 

「止めとけ一夏、触れるとろくなことにならん」

 

「わかった。……ところで箒、箒は静馬になんの相談するつもりなんだ?」

 

「あまり言いたくはないが……姉さんのことだ。そういう一夏はどうなんだ?」

 

「俺も千冬姉のことかな。最初は冗談で告白でもしようと思ったんだけど、楯無さんがやっちゃったから」

 

「私は今までにない程安堵感に包まれている。……して、千冬さんのこととはなんだ?」

 

「いやー、千冬姉と静馬って仲いいだろ? だから付き合ったりとかどうなのかなーって」

 

「一夏もか……」

 

「ってことは、箒も静馬と束さんを!?」

 

「ああ。伴侶を見つければ少しは落ち着くかと思ってな。それに、姉さんは静馬に興味が『私、実は静馬さんと姉弟でしたのよ!』……まっまマズイぞ一夏」

 

「へ? どうした箒」

 

「い、今セシリアが、静馬の家族を……」

 

「バカにしたのか!?」

 

「いや、正確には妹だと」

 

「ヤバいぞ箒、静馬に家族ネタはヤバいぞ。今すぐ止めにいかないと、セシリアが死んじまう」

 

「ああ、鈴も巻き添えを食う恐れがある。静馬を怒らせるとはなんてことを……行くぞ一夏!」』

 

 

 

「はい、というのが裏であった会話ね」

 

「ふーん」

 

「あら静馬くん、随分反応薄いわね。面白かったでしょ?」

 

「まあ面白いっちゃ面白かったですけど……」

 

「けど?」

 

「自分から提案しておきながら、その乗った人たちをあっさりと売る楯無先輩のゲスさの方が関心が大きくて」

 

「……そういうこと言うの止めて貰えるかしら、凄く傷つくから」

 

「すいません、つい。ところで簪とは仲直りしたんですか?」

 

「……ホントね、どこで間違えたのかしら。ホント……せっかく仲直りしたのにぃ……」

 

「はいはい泣かない泣かない。自業自得じゃないですか。あとで簪の事宥めてきますから」

 

「ありがとう静馬くん……今度お礼にどっか行きましょう。お姉さん奢ってあげるから」

 

「はいはい――」

 




本当に読みづらいなまったく!

なので心苦しいので夜中にこっそりと更新した次第ですはい。
読まなくても本編とは関係ないので、あれだったら消しますです。

って書いて思ったけど本編すら本編っていうほどの深い内容でもなかった。
むつかしいね。
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