皇女戦記   作:ナレーさんの中の人

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人道回廊

統一歴1928年8月16日

連合王国首都ロンディニウム 首相官邸

 

「攻撃延期、ですと!?」

 

急に呼びつけられた首相官邸で、連合王国空軍大将、アーチー・ハリスは声をあげた。

 

さもありなん。

 

なにしろ彼は数日前にもここに呼ばれ、その場でパ・ドゥ・カレーに対する『例の作戦』を命じられたばかりなのだ。その作戦自体、ハリスからすれば不本意なものだったとは言え、これほど見事な朝令暮改となれば不満を抱こうというもの。

そんな内心が表情に現れていたのか、彼を呼び出した張本人、ウィストン・チャーブルその人がハリスのカップに紅茶を注いだ。

 

「これは…、畏れ入ります」

「構わんよ。やれと言ったり止めろと言ったり、君には苦労をかけているからな」

「…ご命令の理由をお聞かせいただくことは?」

「無論だとも。そのために呼んだのだから」

 

そう言って、チャーブルは懐から葉巻を二つ。

それ――今では入手困難となった、本物のババナ産だ!――をまたハリスに渡し、自身の分にも火をともしてから、首相閣下はプカリと一服。

 

「昨日、フランソワ大使が興味深い提案を持ってやってきた。中身は想像できるかね?」

「…フランソワ本土からの撤退要求でしょうか?当然、不可能ですが」

「連中もそこまで夢想家ではないらしい。言葉の端々に滲み出ていたがね」

「では、どのような提案だったので?」

 

尋ねるハリスに、チャーブルは答える。

 

 

 

 

「『パ・ドゥ・カレーからのフランソワ市民の避難』に関する提案だ」

「…は?」

 

思わず葉巻を取り落としかけたハリスに、チャーブルはニヤリと笑う。

 

「貴官でも驚くかね?」

「か、閣下は驚かれなかったので?」

「無論、驚いたとも。そして即座にこう返したよ。『失礼ながら、それは帝国に要求すべき案件では?』と」

 

そうでしょうな、とハリスは頷く。

帝国軍が立てこもっている現状、パ・ドゥ・カレーに取り残されたフランソワ市民の安全は帝国軍の責任と言える。…いや待て。

 

「帝国は認めたのですか?パ・ドゥ・カレーに市民が、非戦闘員がいると?」

「『避難できずに取り残された市民がいる』と認めたようだ。厄介なことに」

「それは、実に厄介ですな」

 

ハリスもチャーブルも、善良なる女王陛下の僕にして、文明人を自任する連合王国人である。

である以上、『戦時国際法』を()()()()()()()()()()()()()()、順守せねばならない。

そして戦時国際法が非戦闘員を巻き込むことに極めて批判的と来れば、帝国軍防御陣地はともかく、非戦闘員がいる市街地部分への直接砲撃、空爆は形式上避けねばならぬ。

ハンブルガーの件で誤解されがちだが、あれは帝国軍需工場とその附随施設への攻撃。フランソワ市民が取り残された、フランソワの都市が相手となれば、同じ手段は使えない。

ゆえに現状、連合王国欧州派遣軍の砲撃は抑制的なものである。――合州国のレンドリースで支えられているにしては、だが。

 

「情報部によれば、帝国軍の司令部は市街地近くにあり、また負傷兵の治療、兵の休養は市街地内部で行っている可能性がある」

「ますます困りましたな。…では?」

「条件付きで受け入れようと思う」

「畏れながら閣下、市民の避難ともなれば停戦期間が必要。その間に帝国軍が態勢を立て直す恐れがあるかと」

「貴官の言うとおり。…これが帝国の都市だったならば、受け入れたかどうか微妙なところだな」

「共和国が相手となれば、無下に撥ね付けることはできない、と?」

「そうだ。貴官らが嫌いな『政治的理由』と言う奴だな」

 

 

チャーブルが悪人面で言うとおり、問題の場所がパ・ドゥ・カレーでなければ、宰相はその提案を『聞かなかった』ことにしただろう。

 

しかし、パ・ドゥ・カレーは『帝国軍に占拠された共和国の都市』であり、そして連合国は『解放者』なのだ。帝国の暴政、侵略から欧州を解放する正義の軍隊であらねばならぬのだ。

 

『共和国大使の口からそれが出たとき、葉巻を圧し折らなかった私の自制心を褒めて欲しいものである』

 

のちにチャーブルが回顧したように、それが連合国側の泣き所だった。

彼らにとって最大の誤算はフランソワ共和国であった。

以前から中立を宣言していたとはいえ、まさか実際の戦闘が起こる前に『無防備都市』を宣言し、自国民の安全を確保するための『監視団』まで招き入れるなど、誰が予想しただろうか?

 

「お陰で我々の目算は完全に狂った」

 

上陸作戦と、その後の大規模攻勢によって帝国軍西方方面軍を捕捉、撃滅せん。

それが『オペレーション・オーバーロード』の骨子であり、しかる後はがら空きになった帝国西部を突破、早期に帝都ベルンを攻略する。

そんな連合国の基本構想は、フランソワの無防備都市宣言と帝国西方軍の撤収で完全に瓦解。

当初の予定では「帝国側に与した」ということで挿げ替えるはずだったフランソワ政府だが、その口実も失われた。

帝国に西方防衛線構築の猶予を与えたと非難したところで、「それは帝国が勝手にやったこと。むしろ帝国軍を叩き出した我々は称賛されこそすれ、何故咎められるのか」と返されるのがオチ。…いや、そもそも難癖にしても無理がありすぎる。

 

「ド・ルーゴ氏が生きていれば違ったのやもしれんが…」

「閣下の事です、代わりくらい既に見つけておられるのでは?」

「もちろん、代役は準備していたとも」

 

さらりと告げた宰相だが、その表情は暗い。

 

「だが、ペッタン政権の支持率は高い。共和国市民にすれば、無防備都市宣言のお陰で自国の大半が戦火から免れられたのだ。支持率が高いのも当然。…そんな状況で政権が転覆してみろ、まっさきに疑われるのは我々だ」

「まぁ、そうなるでしょうな」

「当然、新政権を打ち立てたところで、その統治は極めて不安定となる。一日でも早く帝国本土へ進撃したい我々としては本末転倒も良いところだろう」

 

ゆえに――、チャーブル宰相は憎々し気に宣う。

 

「ペッタン政権を継続させ、その統治を安定させるほかない。それによって我々は帝国の玄関口に立つ事が出来るのだから」

「よって、彼らの要請を無視できない、と?」

「然り。それに先ほども言ったように我々は『解放者』なのだ。帝国に制圧された都市からの避難民を拒否するなど、出来るはずあるまい。…加えてこの提案について、共和国からマスコミにリークがなされている」

「それは…!」

「流石は民主共和制の先達だな。メディアの使い方をよく分かってらっしゃる」

 

葉巻に悲鳴を上げさせながら、宰相閣下は悪人面を悪化させる。

 

「よって、実に忌々しいことに、我々は、帝国に態勢を立て直す時間を与えると知りながら、共和国の提案を呑むほかない!」

「…帝国はなんと?連中の合意がなければ、停戦、避難など不可能ですが?」

「共和国大使によれば既に調整済みだそうだ。これを見たまえ」

 

そう言って渡されたものを手に取れば、それは『市民避難計画』と書かれた、実に分厚い書類の束。パラパラとめくってみれば、そこには緻密に組まれたタイムスケジュール、街区ごとで仕切った避難単位と順序、列車によるパリースィイへの移動とその後の避難所設営、入居までの段取りの数々。

 

「…あまりに段取りが出来すぎていますな。特にこの『避難民の受け渡し』。…帝国軍陣地外縁での『監視団』への引き渡しですか。なるほど、これならば我が軍と帝国軍の戦闘も回避できるでしょう。…しかし、たしかあれは森林三州とイスパニアからの派遣部隊だったはず。そちらとも調整済みだと?」

「ご丁寧にそれぞれの大使館からも知らせがあった。『フランソワからの要請について、受諾の用意あり』とのことだ」

「…出来すぎておりますな。共和国がこれらをすべて準備したと?」

「あり得んだろう。なにせ彼らは事実上の敗戦国。森林三州、イスパニアはともかく、帝国からの合意も取り付けて持ってくるなど、まず不可能だ」

「と、なるとこれは…」

 

◇――◇――◇ ◇――◇――◇

 

同刻

帝都ベルン 陸軍参謀本部 作戦局長執務室

 

「…陛下の意図が読めん」

「時間稼ぎにはなるだろう」

「加えて糧秣の点もな。胃袋(市民)が減る分、篭城には有利だ」

「十分読めているではないか、何が不満なのかね?」

()()陛下だぞ?それだけのために我らに『人道回廊』なる奇天烈な仕事を押し付ける訳がなかろう」

「…貴官も大分、あの方のことが分かってきたようで何よりだ」

「フン、貴様ほどではないわ、『教官殿』?」

「今となっては逆に教えを請いたいくらいだ。…まぁ、理由は幾つか想像は出来る」

「ほほぅ?」

 

ニヤリと笑う同期の顔に、ルーデルドルフ大将は問いかける。

 

「ではお聞かせ願おうか、ゼートゥーア教官殿?」

「よかろう」

 

そして、帝国軍参謀総長の口から発せられたるは――

 

 

 

「世界の敵、帝国」

 

 

 

「ゼートゥーア!それは!」

「敵のプロパガンダだ。しかし、悲しいかな事実でもある」

「何だと!」

「連合王国、連邦、そして合州国。ほぼすべての列強を敵に回しているのだ。生産力で言えば、帝国は帝国以外の大半を敵に回したといって過言ではない。…『世界の敵、帝国』か、言い得て妙ではないか」

 

からからと笑う同期に、思わずルーデルドルフは吠える。

 

「笑っている場合か!」

「…笑うしかあるまい?」

 

その声は、先ほどまで笑っていた同一人物とは思えないほど、平坦であった。

 

「我々は、帝国軍は勝ち続けた。戦争芸術に我々のページが記された、といっても誇張ではあるまい」

 

だが、とゼートゥーアは続ける。

 

「それゆえに我らは怖れられ、敵を増やし、泥沼の戦争に首まで浸かって久しい」

「…勝てども勝てども終わらず。いや、むしろ勝てば勝つほどに敵が増える、か」

「『すべて蹴散らせばよい』、貴様ならそういうと思ったが?」

「…手持ちの戦力を知らぬほど、机磨きに精を出してはおらんよ」

 

ほろ苦く笑うルーデルドルフに、ゼートゥーアもまた瞑目する。

貧すれば鈍する。

なるほど、帝国軍は未だ精強を誇っている。「誇れる部隊」はまだある。

 

しかし帝国軍、そして帝国全体で見ればどうだ?

 

協商連合と戦端を開いてはや5年。

それも局地戦、小規模な紛争ではない、『国家総力戦』の5年である。

なるほど帝国軍の『規模』は桁違いに増えた。

しかしてその中身はというと、繰り上げ卒業に若年兵、定数割れに再編成のオンパレード。質の面では間違いなく、戦前に比べて劣化したと認めざるを得ない。

デグレチャフのそれをベースとした「戦闘団」にしたって、東部で複数編成されたそれは、その実、その場に居合わせた使い物になる部隊をかき集めた火消し部隊であった。

 

そして帝国そのものの状況は、軍以上に悪い。

青年男性を兵士に取られ、資源も資金も兵器生産に集中された結果、農業及び民生品の製造量は激減。その軍需工業ですら、今では夜間空襲と工場疎開に伴って減少の一途を辿っているときたものだ。

国家予算はとっくの昔に火の車。

いや、今やその車すら灰となって久しい。

帝国の財政は戦時国債に支えられ、そして国債で無理やり捻り出した資金を兵器製造に費やし、戦場で焼き尽くしていると言うべきだろう。

それでいて敵は予算も兵士も無尽蔵とくれば、その理不尽さに涙せぬ者はおるまい。

 

 

――嗚呼、畜生。

 

 

「…話を戻しても?」

「…ああ」

 

気を取り直してゼートゥーアは続ける。

 

「恐らく、『人道回廊』とそのための停戦は実現するだろう。連合王国が拒否出来ないように話を持って行ったからな」

「合州国や連合王国の新聞社へのリーク、だったか。それほどに効くものかね?」

「先ほど言っただろう、『世界の敵、帝国』だと。帝国をそのように定義した結果、連中は『正義の味方』を演じ続けねばならない」

「フン、自業自得だな」

「特に合州国世論の反応ほど、連中が恐れるものはあるまい」

 

共和国と合州国。

両者の歴史的つながりは無視できないものが有る。

なにしろ合州国からすれば「独立戦争の大恩人」。そんな国の一般市民がパ・ドゥ・カレーの包囲下に取り残され、避難計画が連合国の反対で水泡に帰したと報道されれば、一体どのような反応を示すか。

 

「加えて今頃、駐フランソワ帝国大使館が声明を発表しているだろう」

「…およそ見当がついたが、教えてもらおうか」

「『世界に冠たる帝国、光輝ある帝国軍人は、無辜の一般市民を巻き込むような戦闘を欲しない。ゆえに今回の共和国の提案に満腔の敬意を表し、これに全面的に協力する用意のあることを宣言する。帝国皇帝ツェツィーリエ・フォン・プロイツフェルン』」

「…それで断ったなら勇者だな。蛮勇という意味で、だが」

「違いあるまい」

 

二人は乾いた笑い声を漏らす。

全く、あのお方は、と。

 

「これで帝国は時間的猶予と篭城の備えが出来、さらにフランソワへ恩を売る事が出来る」

「恩を売ったところで意味のある相手かね?」

「大いにあるとも」

「と、言うと?」

「情報部曰く『共和国は仕事がしやすい』だそうだ」

「…なんともはや、戦前からは考えられん話だな」

「連合王国の手癖の悪さ(メルセルケビーク)のお陰もあるだろうな」

「それがさらに進むと?」

「それだけではない」

「なに?」

 

首を傾げるルーデルドルフの耳元に口を寄せて、ゼートゥーアは囁く。

 

 

 

 

 

「窓口は多い方が良い。――イルドアだけでは心もとない、違うか?」

「!」

 

 

 

 

 

思わず、ルーデルドルフは息を呑んだ。

『イルドア・ルート』

それは連合国との講和を目指す、イルドアを介した仲介ルート、ルーデルドルフ、ゼートゥーアを除けば、実務担当者のレルゲン大佐ほか数名しか知らぬ秘中の秘。

…もっとも合州国参戦以降、ラジオ程度の役割しか果たさなくなって久しいのだが。

 

「そしてイルドアと違い、共和国は現在進行形で戦場になってしまっている。ゆえに――」

「――より必死にならざるを得ない。そうだな?」

「そうだ、そして今回の件が瀬踏みにもなる」

「瀬踏み?」

「交渉が早期に成立するようなら『使える』。時間が掛かるようなら『保険』。そういうことだ」

「……共和国には同情するな、全く」

 

ルーデルドルフは思わず苦笑した。

つまり共和国は「国土」を人質に取られ、尻に火が付いた状態で、「仲介役」たり得るか試されているのだ。それも、そうとは知らされないまま。

 

「概ね理解した。あとは連合王国の回答待ちだな」

「断ってくるようなら見ものだがね」

 

 

果たしてその翌日、彼らの予想した通りの回答が、共和国経由で届くこととなる。

 

 

 

◇――◇――◇ ◇――◇――◇

 

 

統一歴2012年 4月15日

ライヒ連邦共和国首都ベルン 国防軍統合作戦本部

 

「――以上が調査結果になります。ご感想をお聞かせ願いますかな、閣下。…まぁ予想はつきますが」

「では、遠慮なく言わせてもらおう――

 

 

 

――まっっったく参考にならんわ!!

 

 

 

ライヒ連邦内閣総理大臣が叫び声を上げ、流石は軍人上がりと言うべきその声量が窓ガラスをびりびりと震わせる。

そうなることを予期していた中将は、たっぷり10秒数えてから耳栓を外した。

 

「…まぁ、そうなりますな」

「つまるところ『恐るべきツェツィーリエ』が『恐るべきツェツィーリエ』して、連合王国すらその思惑に乗らざるを得なくなったということだろう!? 全く現状の参考にならんわ!!」

 

『恐るべきツェツィーリエ』

それは統一歴1970年代以降、それまで謎に包まれていたかの女帝の行動が明るみになってから奉られた『称号』。

…もっとも、誉め言葉ではないのは先ほどの首相の発言で察せられるとおりである。

 

「国際世論、厳密には合州国の世論を気にせざるを得ない連合王国の弱みを見事についておりますな。現在のユークレイン戦争にも使えるのでは?」

「…貴様、分かっていて言っているだろう」

「はて?」

「連中、よそが何と言おうがかまわないし、撤退したフランチャイズ店の店舗を勝手に使うし、航空会社の機体は接収するときている。調べてもらってすまないが、これを現下の状況に使うというのは…」

「避難路を開設すると言って、その道中に地雷を仕掛ける奴らです。外野からの意見は気にかけないでしょう」

「ラッシャ国内の世論に期待したいところだが…」

「無理でしょう。支持率7割超えです」

「全く、あの国はどうなっておるのだ!?」

「それが分かれば苦労しませんよ、閣下。話を戻しても?」

「ああ、すまんね、頼むよ」

 

「このように帝国、共和国にとってメリットのある、逆に連合王国、連合国にとっては不利益になりそうな内容だったのですが……閣下」

「何だね?」

 

――中将は言う。

 

「連合王国の当時の首相が『あの』チャーブル首相だった事はご存じですよね?」

「…どういうことだね?」

 

――類は人を呼ぶ、極東の島国ならばそう評するに違いない。

 

「次のページをご覧ください。連合王国が()()()、渋々合意した真の理由が見えてきます」

「なに?」

 

首を傾げながらもページをめくった首相は、次の瞬間凍り付いた。

何故ならば――

 

 

『――一般市民の避難が完了したならば、すなわち非戦闘員は市内にいないということであり、()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

『――ゆえに本件提案に対し、我が国は『市民を最後の一人に至るまで、必ず退避させること』を条件とし、また『退避完了をもって、市内に非戦闘員はいないものとみなす』旨、明確に通達する必要がある』

 

 

 

 

 

 

『――その時こそ、『例の作戦』を完璧な形で断行し、パ・ドゥ・カレーの帝国軍を『完全に消滅させる』好機である』

 




チャーブル「ただでやられるジョンブルだと思うかね?」ニッコリ

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