統一歴1925年2月 西方戦線上空
第203航空魔導大隊
「どうだいセレブリャコーフ少尉。約一年ぶりの西方戦線は?」
「ハッ…。なんと言いましょうか…。
静かです。静かすぎです 」
第203魔導大隊はこの日、北方作戦後の一時休暇を経て、西方戦線に到着した。
その足でターニャたちの古巣、西方戦線最古参の魔導師部隊の一つ、第205強襲魔導中隊に挨拶に行ったところ。
―― ここは一年前とは大違いだ。偵察がてら、見てもらったほうが良いだろう ――
それを聞いたセレブリャコーフ少尉は思った。
―― とか何とか言って、私たちを囮にするつもりですか中隊長殿!? ――
彼女がそう思う程度には、一年前の西方戦線は地獄であった。
なにせある時は砲撃の観測手、またある時は制空を担う魔導師は狙われやすく、魔導反応を感知されれば次の瞬間には鉄の雨が降ってくるのが当たり前だったのだ。
「新兵魔導師が2か月生きていたら奇跡」
誰かが言ったこの言葉が、その死傷率の高さを物語って
しかし、それから一年を経て西方戦線は様変わりしていた。
「小官も驚いております。『西方は地獄だ』と聞いておりましたので…」
「ヴァイス中尉殿は東方管区におられたとか…。確かに、一年前は地獄でした。今ではご覧のとおり。静かなものです」
205強襲魔導中隊から派遣された案内役の若い魔導師の言うとおり、そこは奇妙な静けさに包まれていた…。
遡ること1年余り前、統一歴1923年5月。
帝国軍は大規模な偽装後退を行い、西方防衛線を構築。これを力技で突破しようとした共和国軍は甚大な損害を受けた。
幾度となく繰り返される失敗と損失に、彼らもやがて気づく。
―― これはただの塹壕陣地ではない ――
いや、塹壕陣地ではあるのだ。ただ完成度と火力密度が桁ハズレなのである。
今までだったら野砲が撃ち込まれていたところが、それに加えて迫撃砲弾の雨が降ってくるのである。よしんばそれを越えても、そこには汎用機関銃の十字砲火が待ち構えている。
共和国軍は知らなかったが、帝国軍は構築時点で綿密な測量と試射を行なっており、それらを「グリッド座標」に整理し、全戦線で使用していた。
グリッド座標とは、今日の地図でも普通に見られる縦横の区画割である。
これにより、従来「第●中隊の正面、距離△…」と言う必要のあった(かつ、誤解も生じえた)射撃支援要請をたった一言、「Bの3」と言うだけで済むようになったのである。
「無論、それだけではかなり『粗い』照準なのですが…」
そう言って、彼は地上のある一点を指さす。
そこには、活火山があった。
「「「………え?」」」
目が点になる203の面々。
「照準する暇があったら
「「「うわぁ……」」」
「…敵に同情しますな。あれは…」
「…まったくだな」
そのレベルの砲弾の雨である。
10センチクラスの榴弾であれば、一部の魔導師は防ぎうる(ただし衝撃で内臓がやられるのは不可避)らしいが、残念ながらここで使われているのは殆どが12センチ以上である。
つまり、共和国は防ぎようのない鉄の豪雨に突っ込んでいるのである。
彼らは当初、
「あれだけの砲弾消費、早晩弾切れになるだろう」
と予測したが、その「早晩」はいまだ到来していない。
規格化、量産化により潤沢な弾薬供給を確立した帝国が相手だったがゆえの悲劇的な勘違いであり、その結果、数多の共和国軍将兵が地面の染みとなった。
当然、共和国の攻撃は頓挫。
見る見るうちにすり減る、もとい消滅する前線部隊に、彼らは慎重にならざるを得なくなった。結果、さらに攻撃回数が減り、そこに砲弾の雨が集中するという悪循環に陥っていたのである。具体的には
「この砲弾、早めに使わないとまずそうだな」
「じゃあ全部使ってしまおうぜ」
「OK!」ズドン
という感じに、1グリッド1時間連続砲撃なんてものが行われたレベル。
「しかし奴らとて馬鹿ではありません。魔導師による襲撃と
そう言って、彼が指さす先。そこには――
共和国が誇る、
『ターニャ、君はおかしいとは思わなかったかい?もうすでに戦車があることに』
昨年、皇女が幼女に語った言葉である。
『ああ、思ったとも。あれは第一次大戦の塹壕突破用に開発された兵器のはず。
だが、こっちでは私が小さいときにはもう有ったぞ』
『私も不思議に思って調べたんだが…なんてことはない。
ツェツィーリエは言う。
魔導師がいるせいで、それに対抗するためにこの世界の兵器は西暦世界とは異なった発達を遂げている、と。
そもそも戦闘用の乗り物、馬に引かせるタイプの「戦車」はインダス文明や古代エジプトの時代には存在していた。
「ハズ」だった。
『この世界では空から攻撃してくる『魔女』対策に、天蓋のあるチャリオットの需要が多少残っていた。今のような術弾がない時代、天蓋に鉄板を仕込んだのがそれなりに効果的だったらしい』
『それならローマ歩兵の
『歩兵はもちろんそうしていたらしい。だが、指揮官連中が乗るチャリオットの天板はとても人が持てる重さじゃなかった。恐ろしく分厚い鉄板を仕込んでいたのさ』
『なるほど…。だが、それは馬を潰すのでは?』
『基本4頭立てだったらしい。相当重たかったのだろうよ』
かくして、『防御兵器』としての戦車は多少なりとも存続し、中世になると城砦を攻めるための
まぁ、最終的には破城槌を備えたタイプもあったというから、これを戦車の祖先と言っていいのかは疑問ではある。一応『車輪のついた防御兵器』ではあるが。
そして、この兵器はそこで停滞した。
『いかんせん重たくなりすぎた。オスマンがコンスチャノープルを攻めた時なんて、家のようなサイズのを使って押し寄せたという文献がある』
『むしろよく持ってこれたな』
『伝説かもしれん』
そしてこれ以降、遮るもののない戦場で魔導師はまさに「戦場の神様」となり、その存在が勝敗を左右する一大要素となる。
余談だが、教会やそれに与する諸侯はしばしば『魔女狩り』を行った――ダキア方面が特にひどかったらしい――が、そんな彼らの側にも名前が違うだけで魔導師は普通に在籍した。
『聖騎士』と呼ばれたらしい彼らは、十字軍などにおいて多大なる戦果を挙げたという。
話を戻そう。
あまりの重量に停滞に陥った
だが、産業革命がそこに光明をもたらした。
『読めたぞ。察するに、蒸気機関で動かしたんだな?』
『ご明察。世界初の蒸気自動車の出来上がりさ』
しかし、これは試作レベルにとどまった。
『重たすぎて、石畳道ですら破壊してしまったのさ』
『うわぁ…』
それ以外の場所では、もはやテストさえ行えなかったという。
『しかも車内はサウナ』
『これはひどい』
しかし、その後「ガソリンエンジン」と「履帯」が実用化されたことで、近代的な戦車への扉が開かれることになる。
しばしば勘違いされるが、履帯は障害物を乗り越えるためのものでは無い。
それは、戦車という重量物が地上を走るために必須の装備なのである。
重量を履帯に分散し、接地圧を下げることで、戦車は未舗装路や泥濘地でも行動可能となるのだ。
これにより、石畳を踏み割ることなく行動することが可能となったのである。
『そういうわけで、この世界にはすでに近代的な戦車がある。
そしてその発達系譜ゆえに、伝統的に正面装甲が分厚く、天板も多少は装甲がある』
『ん?…むしろ天板が一番分厚くなっていそうだが…』
『そのころには原始的な術弾が出来ていてね。それを防ごうとしたら?』
『…天板が恐ろしく分厚くなるだろうな』
『その通り。だから天板は諦めて、破城槌時代の名残である正面が一番分厚いわけさ』
『なるほど』
なお、魔導師のお陰で、飛行機も西暦より早い時期に産まれていたりする。
こちらはライト兄弟の友人に魔導師がおり、
…なんでも兄の方を狙っていたとか。(アッー!
そんなわけで、西暦よりも10年近く早く生まれた戦車であり、ルノーB1bisだったが。
「歩兵の盾として一緒に行動させているようです。最初のころは手こずりまして、侵入も許しましたが、今ではご覧の通り」
「……あっという間だったな」
「ええ。高射砲は偉大です」
ターニャたちの見ている前で、それは鉄の棺桶となり果てていた。
その周りでは盾を失った共和国兵士が右往左往し、倒れていくのが望見できる。
「
ターニャは思わずつぶやく。こいつも10年前倒しか、と。
「よくご存じで。
「女神、ねぇ…」
「予想以上の戦果ゆえ、対戦車用の改良型も配備され始めたとか」
「それは心強いな」
史実通りならば実に心強い兵器が出来る、とターニャは思った。
と、同時にこう確信した。
―― あの善人の面を被った鬼が、テコ入れするんだろうな… ――
◇◇◇
同時刻
西方戦線南東部某所、後方の森林地帯
「壮観だな」
街道のそばにずらりと並ぶ『ソレ』を見て、ツェツィーリエは満足そうに唇をゆがめた。
「…殿下、統合作戦本部はよろしかったのですか?」
「問題ない。
従卒の問いかけに、しれっと答えるツェツィーリエ。
「ハイ!?」
「全員好戦的かつ前のめりなのでな。やや気弱なところのある『影』の冷却効果に期待したわけだ。…まあ、気休め程度だが」
「…本音は?」
「禁煙ルールがついに破られた腹いせ」
「…聞かなかったことにします」
「それでいい。まったく、何のために隣の部屋を喫煙専用室にしてやったと思っておるのだルーデルドルフめ…。コホン…準備状況は?」
気を取り直して、
「燃料、弾薬とも積載を完了しております。予定通り、本日日没後に行動を開始いたします」
「結構。諸君らの働きいかんによって、本作戦ひいては共和国戦の趨勢が決する。
励め! 」
「「「「「ハッ!」」」」」
そこには、彼女が戦前から構想し、準備し、ついに実現した光景が広がっていた。
―― 第1機甲軍団 ――
それは、彼女が戦前からテコ入れしてきた各種装甲車両からなる一大打撃群。
はじめは誰も理解できず、遅々として進まなかったそれだったが、ようやく形になろうとしていた。
そして、彼女の前に並ぶのは――
『
その原型は、旧式化しつつあったⅠ号
技術の進歩に伴い、従来の中戦車、重戦車の役割を両方こなせる(無論、自走砲も必要だが)主力戦車を志向した野心的な設計で、1921年に試作車両が完成。
これは『最新の――開発途上と言った方が正確――トーションバーサスペンションを採用した、15トン級主力戦車:試作Ⅲ号戦車』であったが。
『…長砲身50ミリ砲だと? 武器規格統一令を読んでないのかね?』
※『武器規格統一令』:
ツェツィーリエが統一歴1918年に出した、武器の種類、砲口径の規格化、整理統合を定めたもの。帝国軍兵器の生産性と弾薬互換性を飛躍的に向上させたが、一方で『キャベツ野郎のひとつ覚え』と呼ばれるほどに、良くも悪くも同じ武器を使い続けるという事態を招いた。
この中で、中口径までの火砲(艦載砲、自走砲、野砲すべて)は【88ミリ】【120ミリ】【155ミリ】の3種に限定すると定められている。しかし統一歴1920年時点ではこれを無視した設計もいくらか存在した。
『しかし15トン級に抑え、かつトーチカ等への攻撃力を得るためにはこれしか――』
『技術局長。君の言うことも分かるが、それならば大口径榴弾を直撃させるか、つい最近完成した
榴弾の威力、他の砲との弾薬互換性を考えると……。短砲身でも88ミリが望ましい』
『しかし、そうなると重量が…』
『それにこだわって低性能低互換になったら本末転倒だ。25トン級になっても構わん』
『!よ、よろしいのですか!?』
『ああ。ただし、その分車体設計に余裕を持たせるように。出来れば自走砲や対戦車自走砲と共通の車体にしたい』
『ハッ…。しかし…そうなると一からやり直しとなりますが…』
『それは仕方ない。とにかく汎用性のある車体を造ってほしい。…そうだな。開発期間を短縮し、かつ信頼性を向上させる秘策を授けよう』
『それは…どのような?』
『サスペンションを板バネに戻せ。あれならノウハウもあるだろ?』
かくして新型戦車の設計は一から見直されることになる。
ところが、局長の懸念に反し、試作Ⅲ号戦車が毎回トラブルを起こしていたトーションバー式を取りやめたため、足回りの再設計、テストは驚くほど短期間で終了。この結果に技師たちはがっくりと肩を落とした。曰く、「最初からこうしときゃ良かった」。
また、車体をやや大型化させたおかげで、Ⅲ号用に設計していたパーツをほとんど流用出来、唯一完全再設計となった砲塔、主砲周りについても余裕のある設計が可能であった。
結果、皇女殿下のダメ出しから1年とたたないうちに
微改良を経て制式採用されたその性能は以下の通り。
≪ Ⅳ号戦車 : Pz.Kpfw.IV ≫
全 長:5.96m
全 幅:2.90m
全 高:2.68m
全備重量:24.0t
乗 員:5名
最大速度:35km/h
武 装:25口径88ミリ戦車砲Kwk22 ×1、
7.92mm機関銃MG22 ×2(同軸及び車体正面)
装 甲:(砲塔)前面50mm、側面30mm、後面30mm、上面20mm
(車体)前面50mm、側面30mm、後面20mm、上面20mm
ハッキリ言おう、ツェツィーリエの中の人が大好きなⅣ号D型である。
唯一最大の違いは主砲だが、これについては『規格統一のときに、うっかり75ミリを忘れていた』そうで。…まあ、おかげで榴弾威力が増加し、歩兵の友としてこの上なく頼もしい兵器とはなった。
なお、統一歴1925年春の時点では、生産されたすべてのⅣ号戦車が第1機甲軍団に配備されており、それ以外の場所には従来型のⅠ号、Ⅱ号中戦車しか戦車は存在しない。
帝国と言えど、すべての戦車を更新することは不可能だったためであり、以下の自走砲も、ほとんどがこの第1機甲軍団にしか存在しない。
≪ Ⅳ号車台
全 長:7.40m
車体長:6.00m(後期型は車体を延長)
全 幅:2.96m
全 高:2.90m
全備重量:24.0t
乗 員:6~7名
最大速度:35km/h
武 装:28口径155ミリ榴弾砲sFH19 ×1、
7.92mm機関銃MG22 ×1(車体正面)
装 甲:(車体)前面30ミリ、側面15ミリ、後面15ミリ、上面なし(オープントップ)
実は長々とした正式名称があるのだが、もっぱら「フンメル」と呼ばれていた。
なぜそのような名前が付いたのか、後世の人間は首をかしげたという。
≪ Ⅳ号車台
全 長:8.60m
車体長:6.00m(後期型は車体を延長)
全 幅:2.96m
全 高:2.70m
全備重量:25.0t
乗 員:5名
最大速度:35km/h
武 装:72口径88ミリ対戦車砲Pak23 ×1、
7.92mm機関銃MG22 ×1(車体正面)
装 甲:(車体)前面30ミリ、側面15ミリ、後面15ミリ、上面なし(オープントップ)
これまた由来不明の『ナースホルン』という別名の方が知られている。
そもそもⅣ号戦車含め、帝国の戦車は『戦車対戦車』をさほど想定していなかった。
これは仮想敵国の戦車保有数の少なさと、全周旋回砲塔に長砲身高初速の主砲を搭載することは困難であるという二つの理由からきている。
そのため、敵の重防御戦車と遭遇した際に、Ⅳ号戦車に代わってそれを遠距離から、迅速かつ確実に屠れる対戦車自走砲が一定数求められた。
その要求を具体化したものが本車となる。
なお、搭載されている対戦車砲は56口径88ミリ高射砲FlaK22をベースに、これを対戦車砲として最適化したものである。開発当初は71口径だったものが、途中から72口径に変更されており、後世の研究者を悩ませている。
ハッキリ言って、オーバースペックな機甲軍団である。
ただ、ツェツィーリエとしては「最初から最後までⅣ号シリーズの大量生産大量配備で押し通す。豹も虎も数がそろわないので却下」と言う事に過ぎず、実際、帝国軍は東部戦線後期までこの3つの車両――及びその改良型――で通していくこととなる。
とは言え、この時点では世界最強の第1機甲軍団。
その真価は、翌日に示されることとなる
『大隊長より全車』
時に、統一歴1925年3月14日。
世界初の電撃戦の幕が、切って落とされる。
『
「10年早い各種技術」
アニメで出てくる戦車がどう見ても3号ッぽいところから得た着想。
こうすることで色々と筆者の好きな車両を出せるというメタな理由(え
「ウィルバー・ライトのルツ」
尊い犠牲。
「アハト・アハト」
みんな大好きドイツの傑作高射砲。
なお、史実ではヴェルサイユ条約の規制をごまかすために「1918年開発」と偽装したが、ここではそんな必要がないので名称が「FlaK18」から「FlaK20」に。
「影武者」
かかったな。前回のあれは伏線だったのさ!
…と、言うのは嘘で単なる偶然。ただし今後使えそうな設定を今ひらめいた(え
「短砲身88ミリ砲搭載のⅣ号戦車」
文中にある通り、うっかり統一規格に「75ミリ」を入れ忘れた結果による苦肉の策。
まあ88ミリで規格統一できるから結果オーライということでオナシャス!!
長さとしては以下のとおり
24×75=1,800ミリ(史実Ⅳ号A型主砲)
25×88=2,200ミリ(← コ コ )
48×75=3,600ミリ(史実Ⅳ号G型以降)
なお『上記アハト・アハトを戦車砲用に短砲身化したモノ』と言う裏設定あり。当然部品等には互換性(後略)。
ちなみに31口径87.6ミリ砲ならば実在する。
紅茶の香り漂う『オードナンス QF 25ポンド砲』がそれである。出たなポンド・ヤード法!!
「HEAT」
皇女の罪滅ぼし。
モンロー効果は西暦1888年には発見されているのでオーパーツではない。たぶん。
一応、虎Ⅰの88ミリ砲にはこれが用意されており、貫通力はおよそ90ミリだったそうな。たぶんライフル砲だからこんな微妙な数値なのだろう。スムーズボアの開発が待たれる。
虎Ⅰの場合、徹甲弾の方がよさそうだが…。
ともあれ、この世界では必要十分といえよう。
「フンメル」
WoTでは大変お世話になるけれど、ゲシュパン開発すると即座に消える哀れな存在。
でも好き。
「ナースホルン」
筆者の好きな戦車(?)トップ5に入る子。
WoTにおいては「苦行の前の予行演習」になる時がある。次の次が素晴らしいから頑張れ。
なお、72口径にした理由はお察し。