皇女戦記   作:山本 奛

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ちょっと書き方を変えてみました。


モスコーの悪夢

統一歴1928年12月13日 現地時刻午前4時

連邦首都モスコー郊外 某所

 

「…どうだ?」

「見事に中枢部分を撃ち抜かれています。手持ち部品で直せるとはとても…」

「…記録レコードの取り出しは可能か?」

「それならば、何とか。…もっとも、再生可能かどうかは保証できません」

「そこは本国の技術廠に頑張ってもらうしかあるまい。…よろしい、直ちに取り出し作業にかかってくれ」

「はっ!」

プスプスと煙を上げる魔導探知機を前に、機械油にまみれた軍曹が作業に戻っていくのを見ながら、サー・アイザック・ダスティン・ドレイクは苦々しく吐き捨てる。

「全く、忌々しい『ラインの悪魔』め」

「やむをえません大佐。まさかあの短時間で逆探知されるとは、誰にも想定できなかったでしょう」

「ミスター・ジョン。ご指摘ごもっともですが、それが『ラインの悪魔』なのです」

「それほどですか?」

「それほどですとも」

どちらかというと文官肌のミスター・ジョンに、ドレイクは告げる。

「奴の前で1サウ(1000分の1インチ)でも魔導反応を漏らせば…、おお怖い。私に中将閣下は荷が重い」

「なるほど、それは厄介だ」

「でしょう?」

ぼやきながら無意識に胸ポケットに手を伸ばしかけたところで、ドレイクは思わず苦笑する。

――まったく癖とは厄介なものだ。今さっき偉そうなことを言った口で、二階級特進を目指すとは!

「しかし、ミスター・ジョンも災難なことだ。こちらには連絡要員で来られたのでしょう?」

「ええ。まさかモスコー中央駅に到着早々、空襲警報で逃げ回ることになるとは思ってもみませんでした。おかげでスーツケースに入れた紅茶葉とも生き別れです」

「…それは災難でしたな。生憎と、小官の手元にも湿気ったものしか残っていませんが」

「御冗談を。大魔導師ミスター・ドレイクともあろうお方が?」

旗色が悪いかと懊悩するドレイクは、しかし、その視界の端に救世主を見出す。

すなわち、モスコー中心部への偵察を命じた部下である。

「おお曹長!無事だったかね?モスコー中心部の状況は?」

いつもとはまるで違う上官の歓迎に目を白黒させつつも、曹長は答える。

「は、はい。いいえ駄目です。連邦軍が道という道を封鎖していて、近づくことすら困難です」

「フム…やろうと思えば?」

「…大佐殿、こちらの方は?」

「我が連合王国外務省のミスター・ジョンだ。運悪く、明日付でモスコーに着任予定でこの騒動に巻き込まれたらしい」

「それは災難でしたね…。失礼しました大佐殿。連中、自宅の様子を見に戻ろうとする市民にすら銃を突き付けております。――無論、何人か残してきました(やらせています)が」

「結構。無理は禁物だとも(そのまま続けてくれたまえ)。…しかし、こうなるとクレムリンが占拠されたという噂は本当かもしれんな」

「俄かには信じられませんが…」

「気持ちは分かるがこの砲声だ。激しい戦闘なのは間違いないだろう」

「なるほど。確かにそうです。…そうなると連中、隠したいのか隠したくないのか、よく分かりませんな」

「それだけ共産主義者も慌てているということだろう。実に結構な事じゃないか」

中心部への交通路遮断、にもかかわらず響き渡る砲撃音。

その両方が、ルーシー連邦にとって不都合な事態が、モスコー中心で進行していることを何よりも物語っている。

「それと規制線の外からですが、モスコー中心部上空に帝国軍魔導師の姿を多数視認できました」

「それはまた…、連邦ご自慢の高射砲は?」

「散発的に撃っていましたが、そのたびに反撃を受けて沈黙しているように見えました」

「本当かね曹長?」

曹長の報告にドレイクは少し驚くが、しかし考えてみれば魔導師は航空機より小さい的で、それでいてちょっとした山砲クラスの火力を有している。本国にあるという『防空艦』ならばともかく、散発的な対空砲火など、むしろ返り討ちの目標を教えるだけだろう。

「それは参ったな。記録の取り出しを急がせたほうが良さそうだ」

「大佐殿?つまりそれは……」

「…曹長、帰って早々悪いが、車両への積み込みを開始してくれ。ここも危ないかもしれない」

「はっ!直ちに」

 

駆け出していく曹長を見送るドレイクに、ジョンおじさんは尋ねる。

「モスコー陥落の可能性がある、と?」

「流石に魔導大隊でクレムリンを長期間占拠することなど不可能でしょう。…しかし、連邦が彼らを排除するのも容易いことではない」

「確かに。しかし、相当な数の兵力があったはずですが?」

「ミスター・ジョン。考えてみてほしい。畏れ多いことだが、我らがバッテンガム宮に二個魔導大隊が降下してきた場合、近衛兵にそれを防げるかね?」

「…相当厄介なことになるでしょうな」

その通り。極めて厄介なことになるだろう。

戦前、共産主義者共は魔導師を、『火力で砲兵に及ばず、速度で航空機に太刀打ちできず、戦車ほど硬くもない、それでいて歩兵ほどの数もそろえられない中途半端な存在』と評価し、反動勢力として根絶やしにしようとしていたようだが…。

――全く愚かとしか言いようがない。

魔導師の本質は、『軽野砲程度の火力を有し、装甲車並みの装甲を有する、空飛ぶ歩兵』だ。そしてそれをどの国よりも理解し、実践しているが帝国なのだ。

「しかも連中はパラシュートと違い、風に流される心配がない。そもそも武器弾薬の回収すら不要。それどころか空中にある時点で、ちょっとした砲兵並みの火力を発揮できる」

「聞けば聞くほど、万能な兵科に思えますな」

「まぁ、魔導師の端くれとして言わせてもらえば、その実『器用貧乏』なのですがね」

「ほほぅ…ちなみに大佐殿。貴官ならばどう対処されますかな?」

「そうですなぁ…」

しばし瞑目したのち、サー・アイザック・ダスティン・ドレイクはこう答えた。

「同数以上の魔導師による迎撃、それも直上を取られる前しかないでしょう」

「…では歩兵しかいない状態で、懐に入られれば?」

「ミスター・ジョン。もはや小官には対処法が思い浮かびません。それこそ、連邦自慢の152ミリ榴弾砲の零距離射撃くらいしかないかと」

「大佐殿、それはもはや砲兵の領分では?」

「おっしゃる通りですとも」

 

つまり、そういうことだ。

なるほど、空中戦ならば戦闘機で撃墜も出来よう。

あるいは野戦なら、機甲師団を使って蹂躙できるだろう。

だが、地上で、都市で、白兵戦の距離で、魔導師に対抗できるのは、魔導師をおいてほかにない。それは魔導師の屍を魔導師の屍で埋め、魔導師の血を魔導師の血で洗ったと称される、かのライン戦線が証明している。

 

――そして、そんな地獄のライン戦線にあって、さらに『悪魔』の接頭語を奉られたのがあの怪物、ターニャ・フォン・デグレチャフなのだ。

 

「しかも相手が奴です。ミスター・ジョンはお聞きになりましたか、あの挑発的な演説を」

「無論、よく聞こえていましたとも。『モスコーよ、私は帰ってきた』でしょう?」

「その通り、奴は帰ってきたのです。眷属を引き連れて」

 

ラインの悪魔による()()()()モスコー襲撃。

そう、二度目だ。

ラインの悪魔とその大隊には、連合国軍にとって思い出したくもない、忌まわしき前科の数々があるが、その中でもひときわ輝くのが前回のモスコー襲撃。

――道理で手際がいい訳だ。

探知機が撃ち抜かれる直前、思い出したくもない、けれど物凄く見覚えのある魔導反応を見た瞬間、ドレイクは思わず呟いた。そして呟くと同時に部下のケツを蹴り上げて表に飛び出したからこそ、今の彼らには足がついているのだ。

前回の襲撃がどれほどの衝撃をもたらしたか、あの時も運悪くモスコーにいたドレイク大佐は思いを馳せ――。

 

 

――凍り付いた

 

 

「どうされたのかね、ミスター・ドレイク?」

「…ミスター・ジョン。帝国は『黎明』を知っていたのやも知れません」

「まさか!東部方面軍司令部が全滅しているのですよ!?」

「それすら織り込んでいたとすれば?」

「なんですと!?」

 

――そう。そうでなければおかしい。

 

前回の襲撃の後、モスコーには最低でも3個魔導大隊が常駐するようになった。

それ以前の病的かつ偏執的な魔導師排斥運動を知る者が驚き、あきれて声も出せないほどの手のひら返し。逆を言えばそれほどの衝撃と打撃を前回のモスコー襲撃はもたらしたのであり、故に()()()()()()()()()()()()()なお、魔導師大隊はモスコーに配備されていたのだ。

「連邦軍魔導師が前線に出発したのは今日の…いや、昨日の早朝。そうですね?」

「その通りだ大佐。帝国東部方面軍の壊滅が確認され、戦果拡大のため移動を開始…まさか!」

駐モスコーの連合王国大使館、および()()()()はそのように認識している。

 

――よもや一人の幼女を捕縛するため、誰かが書記長に直談判して予備の魔導師戦力をかき集めたなど、誰が想定できるだろう。

 

「そうです。モスコーをがら空きにさせるため、東部方面軍司令の首を差し出したとは考えられませんか?」

「信じられない…いくらなんでもそれは……」

顔面をモスコー冬景色よりも白くさせ、あえぐように声を漏らすミスター・ジョンの意見は、全く正しい。

現に帝国東部戦線は崩壊し、東部方面軍は潰走状態にあるのだ。

「普通に考えれば、そのとおり。あまりにも博打が過ぎる」

「ならば――」

「しかし考えてみてください。クレムリンが占拠されたと仮定して…」

 

 

 

「――連邦は、『黎明』を継続できますか?」

「!」

 

とてもではないが、無理だ。

作戦計画はもちろん、それを支える物流、ウラールにおける製造状況、国内の電力およびエネルギー状況。そのすべてを統括し、資料を保有している共産主義の総本山。

そんなクレムリンを帝国軍に占拠された状態で、軍事作戦を予定通り遂行するなど、自殺行為にもほどがある!

 

「…そして連中は発電所のみならず中央駅も爆砕している」

 

忘れられがちだが、連邦の物流もまた、帝国同様鉄道に支えられている。

道路事情が劣悪なこの国において、ウラールの軍需工業地帯から吐き出される無尽蔵とも思える武器弾薬を前線まで運ぶ手段は、連邦自慢の長大な貨物列車を措いてほかに、ない。

そしてその鉄道網のへそともいうべき存在が、ここモスコーであり、中央駅と操車場なのだ。

 

「…何たることだ大佐。つまり最悪の場合、『黎明』は頓挫しかねないと?」

「その通りですミスター・ジョン。何しろあれほどの大兵力だ。維持するだけでもどれほどの物資を消費するのか、想像がつきません」

「それらを『クレムリン制圧』で実現可能とあれば…!」

「帝国参謀本部なら、間違いなくやるでしょう」

 

そう、相手は『あの』帝国陸軍参謀本部。

しかも、そこのボスは『あの』ゼートゥーア(誰かさんの隠れ蓑)なのだ。

奴に連合国が飲まされた煮え湯の数は、もはや両手の数では足りない(風評被害だとゼートゥーアは訴えてよい)ほど。

 

そんな稀代の大悪党が、書記長の首を獲れると聞いたなら?

 

「あのゼートゥーアのことだ、大将首の一つや二つ、喜んで生贄に捧げるでしょう。――それにミスター・ジョン」

「何かね?」

 

 

 

そこで声を潜め、サー・アイザック・ダスティン・ドレイクは囁く。

「――貴方も『パ・ドゥ・カレー』の件は知っているでしょう」

 

――パ・ドゥ・カレー

それは連合王国が守備隊もろとも吹き飛ばした、共和国北部の歴史ある港町。

だが、実はこの攻撃、連合王国情報部にとっても手痛い損害だった。

 

「…貴官も、知っているのですな?」

「本業ではありませんが。…ドレイクともなると、普通の戦働きだけでは不十分とみなされるようで」

「それはまた、名門というのも考え物ですな」

「全くです」

 

 

 

連合王国の格言に、こんなものがある。

『分断せよ。しかる後、統治せよ』

元の意味で言えば、『支配階層が統治しやすくするために、支配される側の結束を分断して、支配層への反乱を未然に防ぐための統治法』なのだが、連合王国のそれは一味違う。

 

――狙った獲物(国家)の中に対立を作り、連合王国に都合のいいように制御する。

 

例えば部族対立をあおって内戦を誘発し、弱ったところで植民地化するなんて朝飯前。

陳腐化した手法と言って差し支えないほど、連合王国はこの方法がお上手だった。

そしてこの手法を植民地だけに適用するほど、連合王国はお人よしではなかった。

当然だ、連合王国は遥か昔に大陸領土を喪失した、ちっぽけな島国なのだ。

自国が大きくなれない以上、相手を、はっきり言ってしまえば()()()()()が大国にならぬよう、この方法をはじめ、あれやこれやと策を弄するのは至極当然。

かの軍事的天才ボナパルトさえ、結局は連合王国の前に敗れたのだ。そんな有用性を何度も何度も確認してきた手法――

 

 

――帝国相手に、使っていない訳があるとでも?

 

 

「…仰る通り、アレさえなければ、帝国内でクーデターでも起こせたのでしょうが…」

「仕方ありますまい」

 

それは古代ローマニア帝国でも使われていた統治手法。

逆を言えば、「とっくの昔に種明かしされている」その方法を、何故連合王国はいまだに援用できているのか。その答えは単純だ。

 

「当人たちは知らんのですから」

 

『帝国が邪魔なので、皇太女の対抗勢力であるあなた方を援助します』

よほどの愚か者か売国奴でもない限り、そんな囁きに耳を傾けるバカはいない。

コントロールされているとも知らず、哀れな道化は自分たちを愛国者だと信じて踊る。それこそ連合王国が磨き上げてきた手法にして真骨頂。

ちなみにこの手法、国家のみならず「エリア」(パレスチナ)にさえも適用可能だ。対立する二つの勢力両方に同じ空手形(国家)を切っておけば、あとは勝手に殺し合いを続けてくれるだろう。そして両方に武器でもばらまいておけばあら不思議、連合王国はどちらからも見返りを手に入れることが可能となる。むしろ直接統治するよりも利益は大きいかもしれない。何せ連合王国から武器を買い入れるのも、血を流すのも、恨みを買うのも全て現地人なのだから!

そうでなければ、ツェツィーリエがどうしてあれほど、宮廷での立ち位置に苦労しただろうか。考えてみてほしい。何しろ皇帝の一人娘、誰がどう見ても唯一の正当な後継者なのだ。

そんな二十年物の壮大な仕込みは、しかし――

「あれで我々の()()は戦力を喪失しました」

「クーデターの実行可能性は?」

「かなり厳しいでしょう。今の帝国軍上層部は、誰も彼も皇帝のシンパですから」

 

――どうしてこうなった!?

あの日、連合王国情報部、上層部はそろって天を仰いだ。

しかし公表することもできない以上、『口封じ』だと自分たちを納得させて、諸共に消し飛ばすしかなかった。当然、『手駒』からの心証は最悪だ。

 

「それを狙ってやったとは考えられませんか?」

「まさか!」

「考えてみてください、ミスター・ジョン。『オーバーロード』以降、我々は帝国にしてやられ続けています。偶然とお思いで?」

「…いや、偶然にしては出来過ぎていますな」

「そして今回の件。…情報部は各方面からの不興を免れない。違いますかな?」

「!」

 

その通りだ。

連合王国が得た帝国軍の情勢は、もちろん限定した上ではあるが、連邦にも提供されていた。それだけが判断材料とは考えにくいが、当然『黎明』にもその情報は活かされたに違いない。

『帝国は東部戦線を整理縮小し、兵力を西部に送り続けている』という情報を。

『ラインの悪魔は西方にあり』という情報を。

 

そしてそのことが意味する事態は、さらに深刻だ。

「…ドレイク大佐。貴官は確か協商連合にも行っておられましたな?」

「ええ、その時もラインの悪魔にしてやられました」

あれは、非常に苦い戦いだった。

もちろん、公式には当時の連合王国は中立国。参戦していないことになってはいたが、しかし、実際には協商連合国内で様々な秘密活動を行っていた。

そして、サー・アイザック・ダスティン・ドレイクもまた、その一人。

「ならばご存じでしょう。当時の情報部の大騒ぎを」

「無論、知っていますとも」

当時、連合王国は、特に情報部は深刻な疑心暗鬼に囚われていた。

無理もない。協商連合、あるいは共和国内で弄した工作が、悉く帝国軍につぶされていったのだから。そして、帝国軍で最も連合王国にダメージを与えた存在こそ――

「あれもまた、『ラインの悪魔』でしたな」

「ええ、ほとんど『ラインの悪魔』でした」

二人は憎々しげにクレムリンの方向を、そこにいるであろう幼女の皮をかぶった悪魔を睨む。

「…ネズミがまだいると?」

「あまりに出来過ぎている。そうは思いませんか?」

 

いうまでもないことだが、盛大なミスリードである。

だがしかし、それを疑わずにはいられないほど、状況証拠がそろい過ぎていた。協商連合のときも、今回のモスコー襲撃も。

ゆえに『情報』の重要さを、そして『自分たちの情報が信じられなくなった時の恐ろしさ』を知る者として、国王陛下の忠実な僕たる二人は震え上がるのだ。

 

「…急用を思い出しました(ハーバーグラム少将への緊急連絡)。私は急ぎ、大使館に戻ります」

「こちらこそ何のおもてなしもできず、申し訳ないミスター・ジョン。…ご武運を」

「…貴官もだ、大佐」

 

 

――彼らは知る由もなかった。

悪夢はまだ、始まったばかりだったということを。

 

 

 

 

 




>ドレイク大佐の深読み
いとも堂々たるミスリード。
しかし現実としてそうなっているので誰も否定できない。やったねチャーブル首相!仲間が(ツルピカ)増えるよ!

>恐るべきゼートゥーア
この世界ではどこかの誰かさんの隠れ蓑的役目を果たしているため、原作以上に悪評がすごい模様。なお風評被害
ゼ「私はどこぞの誰かほど、息をするように策謀できる人間ではないのでね」
ツェ「全くだ。我々ほど模範的かつ善良な帝国人など、そうそうおるまい」

>連合王国の謀略
実に合理的かつスマートな方法。筆者もいつかやってみたい。(…KちゃんとNさんで試してみるか……)ボソ
デグ「悪魔だ…悪魔がいる!」
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