桜色の君とともに   作:如月 蓮

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最近、仕事が忙しく筆が進みませんでした。
申し訳ありません。
第14話、どうぞ‼︎


#14 輝、風邪をひく

「ゴホッ、ゴホッ…」

(うぅ…。頭痛い)

秋が過ぎた日の朝、輝は自分の部屋のベッドで寝込んでいた。

 

どうしてこんなことになってしまったのかそれは遡ること今朝の話である。

 

(ピピッ、ピピッ、ピピッ…)

 

「うぅ…」

輝は、自分のベッドの上に置かれている時計を手探りで探し目覚ましを止めてベッドから起き上がる。

 

(あぁ…。何だろう、この感じ…)

ベッドから起き上がった輝は、自分の身体がいつもとは違う感じなのはすぐ感じとれた。立ち上がり制服の入れてあるクローゼットに向かう。

 

(…ッ⁈ )

輝の頭を突然強い頭痛が襲う。輝は、足がふらっとなりベッドに座り込んだ。

 

(何だろう…。頭が痛い。それに目眩も)

輝は、目眩がして視界がよく見えない。そのままベッドに倒れ込んだ。 しばらくして30分後、1階に降りてこない輝を心配した輝の母さんが2階の階段を上がり部屋に入り込んできた。

 

「輝、何してるの? 早く起きなさい。遅刻するわよ! 」

 

「うぅ…わかった…母さん…」

輝は、苦しそうになんとか身体を起こし立ち上がる。だが足元がふらつき床に倒れ込んだ。

 

「ちょっと輝⁈ 輝、どうしたの? 輝⁈ 」

輝の母さんが必死に呼びかける中輝は、そのまま意識を失って倒れ込んでしまった。

 

それから輝は、なんとかベッドに戻り輝のお母さんは体温計を持ってきてもらい体温を測った。案の定、体温は39度あった。

 

「はぁ…39度。今日は学校休みなさい」

体温計を見た輝の母さんはそう言い体温計を持っていき冷えピタを輝に渡し部屋を出た。

 

 

「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ…‼︎ 」

(駄目だ、なんか苦しい…寝よう。ちゃんと)

 

そして現在に至るという訳なのである。

 

(ん…? 待てよ、確か今日の授業なんだっけ? )

輝は、ベッドから起き上がり予定表を見た。

 

(やっぱり、数学ある。確か今日って新しいトコ授業でやるんだよな。どうしよう…。ノート誰かに頼んどかないと…)

けど梨子に頼むのもちょっと悪いし…七海は…いや、駄目だ。前にアイツ授業中寝て先生に怒られてたんだ。よし、ここは静矢に頼もう‼︎と思った輝は静矢にすぐさま電話した。

 

(プルルルル、プルルルル…)

 

「(頼む、早く出ろ…。出てくれ…)」

(ガチャ…)

「輝、お前、どうしたんだよ? 」

 

「あ! もしもし? 静矢? 」

 

「輝? お前、風邪だって⁈ 大丈夫か? 」

電話越しから聞こえる静矢は真剣に心配している感じだった。

 

「あー…。ゴホッ、ゴホッ…。ゔん、大丈夫…。それより頼みがあって今日の数学の授業、ノートに取って置いてくれないか? 」

 

「…わかった。あとちゃんとお前、ちゃんと寝ろよ。桜木先生、心配してたぞ。大会直前に身体崩すとは何事だって」

 

「マジか…。ゴホッ、ゴホッ…」

 

「そんな咳して…。とにかくさっさと寝ろ‼︎ ノートの方は任せろ‼︎ 」

 

電話越しから聞こえる静矢の言葉に輝は「わかった」と返しすぐ電話を切った。

 

(はぁ…。さ、寝るか)

そう思い俺はすぐベッドに寝込んだ。

 

(今ごろ、みんな何やってるのかなぁ…)

そんなことを思いながらも輝は、徐々に眠くなりそのまま眠りについてしまった。

 

____________

 

(キーンコーンカーンコーン……)

 

「桜内さん! これ、今日の数学のノート輝に渡してくれないか? 」

放課後、HRも終わりクラス内がざわつく中、静矢と七海が梨子の席にやってきた。静矢は、輝にたのまれた数学のノートを梨子に渡した。

 

「いいけど、静矢くんと七海ちゃん今日輝君のお見舞いは? 」

 

「ごめん! 俺と七海は部活だ…。頼む輝に渡しておいてほしい! 」

静矢は、両手を合わせて梨子に頼んだ。

 

「うん、わかった」

そう静矢が言った後、七海と静矢は梨子の席を離れていった。

 

「桜内、すまん。これ、今日のお便りとプリントなんだが神崎に届けてくれないか? 」

その後、梨子は荷物の準備をしていると担任の先生が梨子の席に来てあるものを渡してきた。

 

「はい」

梨子は、先生から輝に渡すお便りやプリントなどを受けとり今日は部活が無いのですぐに輝の家に急いで向かった。

 

___

 

家では、輝が自分の部屋でベッドから起き上がり身体をふらつかせながらも扉を開けようとしていた。

(あぁ…うぅ…。頭痛い、喉乾いた…)

 

(駄目だ…。なんか…まだ…目眩が…する…)

輝は、視界がボヤけて今にも転びそうだった。

 

(駄目だ…。なんか、もう…)

フラッと前方向にそのまま輝は倒れ込もうとするその時だった…。「ガチャ…」と部屋の扉が開き桜ヶ丘中学の制服を着た誰かが入ってきて輝の身体を受け止めようとするが支えきれずそのまま一緒に「ドサッ…」と倒れ込む。

 

「(痛え…いったい誰だよ…)」

輝は、起き上がり目の前に誰がいるのか見た。花のいい匂いが鼻をくすぐり髪は綺麗な赤髪ロングでよく見ると目の前にいたのは梨子だった。

 

「輝君、大丈夫? 」

 

「あ…梨子。来てくれたのか…」

 

「うん。輝君、その…ちょっと…」

 

梨子にそう言われ、一瞬我に返る。よく見ると輝は梨子の胸の上に手を置いてしまっていた。

 

「アッ…‼︎ ごめん‼︎ 梨子! 」

輝は、素早く梨子の胸から手を離らかした。

 

「(梨子の胸…、結構柔らかい。いや、あまりこれ以上考えないでおこう…)」

 

「輝君、絶対に忘れて」

 

「うん、大丈夫。忘れるから」

 

「ホントにごめんな? 梨子」

 

「うんうん…。気にしないで…輝君」

 

二人が座り込んでると「ガチャ」と音が聞こえ部屋の扉が開き輝の母さんが入ってきた。

 

「梨子ちゃん、鍋グツグツいってるけど大丈夫? 輝! ちゃんと寝てなさい‼︎ 梨子ちゃんに風邪うつしちゃうわよ」

 

「あッ‼︎ごめんなさい! 」

梨子は、そう言い慌てて部屋を出てバタバタと階段を下りていった。輝は、部屋に一人になった。

 

「…ちゃんと寝ないとな」

そう言い輝は、梨子が部屋から出て少し寂しい気持ちになり布団にくるまる。包まるとふとさっきのことを思わず思い出してしまった。

 

「梨子の胸、意外に柔らかi…。いや駄目だ、これ以上考えるとヤバい…寝よ寝よ」

 

輝が、布団に包まろうとすると部屋の扉が「ガチャ…」と開き梨子がお粥が乗ったトレーを持って部屋に入ってきた。

 

「輝君、お粥持ってきたよ。輝君のお母さんが作ってくれたよ」

梨子は、座ってトレーを膝に置き輝に輝にお粥の入った器を渡した。

 

「ありがとう…。梨子」

梨子から渡されたお粥は中に溶いた卵が入っておりとても美味しそうだった。

 

「溶いた卵入れて卵粥にしたの。ちゃんと食べて良くなって」

 

「ありがとうな。いただきます」

輝は、パクパクと梨子が渡してくれたお粥を口に頬張っていく。朝からろくに食べ物を口にしていなかった輝にとって絶品だった。

 

「大丈夫? そんなに勢いよく食べて」

隣で梨子が勢いよくお粥を口にする輝を心配そうに見て言う。

 

「平気だってば。 ありがとうな」

 

「うん。でも輝君が風邪なんて珍しい。どうしたの? 」

 

「え…、あーいや、最近新しく買った小説夜更かしして夢中になって読みすぎちゃって…」

輝は、どう答えたら良いかわからなくとりあえず正直に思い当たることを話した。

 

「はぁ…」

梨子は、輝の話を聞いて呆れてため息をついた。

 

「そんなことしてたら風邪ひいて当然よ…もう。静矢君、今日怒ってたよ」

 

「はい以後、気をつけます…」

梨子に珍しく怒られた。明日、静矢に怒られるの覚悟した方がいいな、こりゃ。

 

「ちゃんと寝たほうがいいよ」

 

「うん、ありがとう」

俺は、それから残ったお粥を食べ終わるとそのまま布団についた。

 

梨子は、輝の手をふと触れてみた。輝の手は、肌がサラサラしておりどちらかというと色白な方だった。右手中指の第2関節に豆ができていた。

 

(これが輝君の手…。ずっと競技かるたを取ってきた手だ…。きっとすごい頑張ってきたんだろうな…)

 

梨子が輝の手を離そうとした時、輝が梨子の手を掴み、

 

「なぁ、眠れるまで側にいてくれない? 」

と言ってきた。

梨子は、受け答えに悩んだが思わず

「いいよ」

と言ってしまった。

 

それから輝はすぐ眠りにつき目が覚めたのは夜8時頃で輝がすぐ眠りについてしばらくして梨子はすぐ帰ったことを母さんから聞いた。

 




とりあえず今日はこの辺で。
では、また。

あとこの作品、1話から読んでいていまいちピンとこなくてストーリーを練り直してリメイクしようと考えている自分が最近います。なんでかな?
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