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次の日のことだった。5時頃に目が覚めると輝は、自分の隣に梨子がいることに気がついた。梨子は、輝の隣で心地良さそうに眠っていた。
「そうだ…。昨日、ここで一緒に寝ちまったのか…」
窓から日の光が差し込んできて眩しい。輝は、ふと隣で寝てる梨子の寝顔を見た。梨子は、まだ寝ている。起こさないように部屋を出ようとした時だった。
「ん…うぅ…。あ…輝君、早いね」
梨子が起きてしまった。
「家、喫茶店だからさ。それより梨子、ごめんな。起こしちゃって」
「うんうん。いいよ、気にしないで」
「俺、部屋戻るな」
「うん…」
(幸い、梨子のご両親はまだ目覚めていない。今のうちに部屋を出ないと。それに
そう思い輝は、梨子の両親を起こさないようにゆっくり部屋を出た。
「あ、お兄。おはよう」
輝が部屋に入ると舞が既に起きていた。
「おはよう。舞」
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今日は二日目、旅行最終日。神崎家と桜内家で一緒に伊豆•三津シーパラダイスに行く日である。 朝、旅館の食事処で朝食を取る。 朝食中、輝と梨子は昨日の一件があったからか互いに目が合うたびに目をそらしていた。
「お兄、梨子姉どうしたの? なんか様子変だけど? 」
「え? あ、いや…。あ…」
輝は、ふと梨子の方を見つめる。梨子も輝の方を見つめる。
「お兄、さては梨子姉になんかした? 梨子姉、お兄になんかされたの? 」
「バカ‼︎ するわけないだろ‼︎ 」
(俺は何にもしてない。昨日の夜のアレは…まあ、事故だったわけだし…)
「うんうん。何にもされてないよ。舞ちゃん」
「そっか。梨子姉、何かされたら言ってね。お兄のこと、ぶっ飛ばしとくから」
身支度を整えて神崎家、桜内家は旅館を出るとそれぞれの車に乗って目的地である伊豆•三津シーパラダイスに向かった。車の中で輝は、昨日の梨子のはだけた浴衣姿を思い出してしまっていた。
(まさか梨子があんな顔を真っ赤にするなんて…。それに可愛かったし、下着姿の上半身見えてるのもなんだか新鮮でe…。いや…あまり思い出さないようにしないと…)
「お兄、どうかした? 」
「いや、なんでもない…」
それから一行は、伊豆•三津シーパラダイスに着いた。 神崎家の車の隣に桜内家の車が止まる。輝が車からゆっくり降りると同時に梨子も自分の家の車から降りて出てきた。
「暑いね、今日」
「ちゃんと水分補給しないと熱中症になっちゃうからな」
今日の気温は34° 。猛暑だからな。今日の梨子は、三つ編みまとめ髪で前髪にピン止めをつけてる。服は、水色のポロシャツ、胸には、水玉柄の青色のリボンをつけており下は青のショートパンツを履いてる。色白で魅力的で太ももがエロくてなんか可愛い。
「輝君? どうしたの? 」
梨子は、顔を覗き込んで輝の様子をうかがった。
「えっ⁈ いや、なんでも…ない」
梨子の顔が近い。それに昨日の夜の一件があったからか輝は、胸がドキドキしてしまっていた。
輝は、ドキドキしたまま皆で、水族館の中に入っていった。10時からイルカのショー。その後、11時からペンギンのお散歩らしい。その間まだ時間があるので輝達は、一緒にイワシの群れを見たりクラゲを見たりあちこち見て回ることにした。
あちこち見て回り輝達は、シーパラダイス内の軽食コーナーでお昼休憩をすることにした。軽食コーナーは、とても広いが、夏休みでたくさんの家族連れや観光客でいっぱいだった。ちなみに輝のお父さんと梨子のお父さんは、お昼を取った後、他を見て回ってくるとのことで輝、梨子、舞、明穂、梨沙子の5人が休憩に残った。
「ちょっと疲れちゃったね、明穂ちゃん」
「私も疲れちゃったよ」
舞は、ぐっだりして机に寝そべってる。
舞、明穂、梨沙子の3人は、あちこち回ってヘトヘトの様子だった。
「イルカのショー、みんなで観に行くんだよね? 」
俺と梨子は、行く気満々。けど、舞と母さんと梨子の母さんはここで休憩する気っぽかったので輝は、一応聞いた。
「お母さん達、疲れちゃったしここで休んでるわ」
「私も。お兄達だけで行ってきなよ。ペンギンのお散歩は、必ず行くから」
(マジか…)
輝は、自分の腕時計を見た。イルカのショーが始まるまで時間がない。イルカのショーの会場までやや距離がある。待つ時間がないのでペンギンのお散歩の場所で待ち合わせということになり輝は、梨子と一緒に2人だけで行くことにした。
「結構広いね…」
ショースタジアムは、とても広く来るとたくさんの人が会場に来ていた。ほとんどの人が後ろ側の席に座っており前の席が空いていた。
「どう…する? 梨子? 前の方の席、座るか? 」
梨子は、「うん…」といい、輝は、梨子と一緒に前方の席に座ることにした。
「なんでみんな、前の方の席座らないんだろう? 」
輝は、そんなことを思いながら一緒に席に座っていた。
「そう…だよね。団体のお客さんの予約席って訳じゃないし…」
2人がそんな会話をしていると『スタジアム前方の席は、水しぶきが飛び全身ずぶ濡れになりますのでご注意下さい』とアナウンスが流れた。
「いやいや、ずぶ濡れってことはないだろ…。ちょっと水しぶきかかるくらいだろ…」
「そう…だよね…」
「「…」」
(万が一ってこともあるからな…)
「輝君、向こうで雨ガッパ100円で売ってたよ? 」
「マジで? どうする? 」
それから悩んだ末、まだ時間があるので俺は、梨子に待っててもらって雨ガッパを2人分買ってくることにした。
それからイルカのショーは、とてもすごかった。イルカが大ジャンプをした瞬間、ものすごい水しぶきが飛び観ている人達の大きな歓声が上がった。着ていた雨ガッパにすごい水しぶきがかかった。
____________
ショーの終了後、輝と梨子は雨ガッパを脱いで頭を持ってきておいたタオルをカバンから出しそれで拭いた。
「イルカのショー凄かったな。すごく濡れちまったけど」
「うん。全身ずぶ濡れ、全然大げさじゃなかったね」
「あぁ。雨ガッパなかったらもっと大変なことになってたかもな…。わっ、こんな所まで」
輝は、頭の真上を拭きながら言った。
濡れた箇所を拭き終わった2人は、まだ時間があるので水族館内を2人で観て回ることにした。 タカアシガニに触れたりクラゲを見たり色々な生き物の場所を見て回った。
途中で舞、明穂、梨沙子、輝のお父さん、梨子のお父さんと合流して7人でペンギンの行進を観た。
「ペンギンの行進、可愛かったな」
「うん。写真たくさん撮ったね」
「ねぇ、お兄、梨子姉。イルカのショーどうだったの? 」
「すごかったよ。後で話たくさん聞かせるよ」
ペンギンの行進を見終わった後は、お土産屋でストラップやクッキーなどのお菓子を買ったり色々お土産屋内をいろいろ見て回った。
輝は、一回200円の伊豆•三津シーパラダイスのマスコットキャラのうちっちーのガチャを回すことにした。
「狙うは、レアの金うちっちー。絶対当てる‼︎ 」
「輝君、頑張って」
「お兄、ファイト」
2人が見守る中、輝は100個に一個しか出ないという金うちっちーを狙って回したが…。
(ガクッ…)
結局出ず出たのは白うちっちーだった。
舞は、伊豆•三津シーパラダイスのマスコットキャラのうちっちーのぬいぐるみを買った。 輝は、うちっちーのストラップ、梨子は可愛いイルカのストラップを買った。
それから車に乗り水族館を後にし帰る方向へと向かった。梨子は、輝の家の車に乗った。車の中で輝と梨子は、明穂と輝のお父さんにイルカのショーのことや他にどこを見て回ったかなど色々たくさん話した。
途中、サービスエリアで休憩することになった。 輝は、トイレ向かった。トイレで用を済まし手を洗って出てくると輝は、梨子のお父さんに「話がしたい」と言われて呼び出され外の高台の方に連れてかれた。
「輝君、だったかな? 」
「はい…」
輝は、突然梨子のお父さんに呼び出され何を言われるのかわからなくて緊張していた。
「単刀直入に聞くが、娘とはどういう関係なんだ? 君は? 」
梨子のお父さんは、柵に手を添えて外の景色を眺めながら輝に聞いてきた。
「どうって言われても…」
(これってドラマとかでよくあるこれ以上娘に近づかないでくれみたいなこと言われるやつなのか? )
輝は、受け答えに悩んだ。
「ただのクラスメートですけど…」
「そうか。輝君、これからも娘と仲良くしてやってくれ」
「え⁈ は、はい…」
__________
それから、車に再び乗り運転再開。梨子は、また輝の家の車に乗った。神崎家の車の運転は、明穂がすることになった。気がつけば周りは薄暗くなってしまっていた。舞は、車に乗ってすぐに疲れてしまったのか輝の右隣で寝てしまった。 梨子は、輝の左隣の席に座り喋っていた。
「輝君」
「うん? 」
「旅行、楽しかったね♫ 」
「あぁ」
「また行きたいね」
「そうだな」
「私、ちょっと疲れちゃったな… 」
梨子は、手で口を押さえながらあくびをして言ってきた。疲れたような様子だった。
「寝たきゃ寝てもいいよ? 梨子の家着いたら起こすからさ」
「本当? ありがとう…」
梨子は、そう言い目をつぶって1時間近くで寝てしまった。
(もう寝ちゃった。よっぽど疲れちゃったんだな…)
梨子は、輝の左隣でスースーと小さく寝息を立てて心地良さそうに眠ってしまっていた。
しばらく車が走りだして2時間、途中カーブがあり車内が揺れ梨子の頭が輝の左肩に乗ってしまった。輝は、思わずビックリしてしまった。輝は、梨子の方を見た。肌は色白で左サイドの髪が顔に少しかかっており薄いピンク色の唇がとても綺麗で横から見る彼女の寝顔は美しかった。
(梨子の髪が肩にかかってる。それに梨子の寝顔、ちょっと可愛い…。なんだか眠り姫見たいだ。まつ毛長いな…)
輝は、梨子の右手を優しく握ってあげた。
(寝てるし、別にいい…よな? )
輝は、そのまま梨子を寝かせてあげた。
梨子が眠りにつきしばらくして車が走ること5、6時間。梨子の家の近くまで後僅か。輝のお父さんは、相変わらず寝たまま。梨子も舞も輝の両隣で寝たままだ。
(梨子の寝顔、可愛いな…。このまま起こすのちょっともったいないな…)
「梨子、そろそろ家着くよ」
いかがだったでしょうか?
では、また。