最近、上手く描けなくなってきてしまいました。もう少しなんとかしたいです。
第8話。今日は、夏祭り回です‼︎
どうぞ。
神崎家と桜内家の家族旅行から2週間が過ぎた。梨子は、夏休みの最後の週にある全国合唱コンクールに向け市民文化ホールで仲間と練習をしており今休憩時間中だった。 合唱部は、学年関係なく非常に仲が良く休憩時間中は、皆でよくいろいろな会話をしている。ちなみに今日は、夜に花火大会があり部内は、そのことが話題になっていた。
「そう言えば、今日って確か花火大会だったよね」
「梨子先輩は、神崎先輩と花火行かないんですか? 」
「え、輝君と?…」
梨子がそう言った瞬間、周りから「そうだよ‼︎ せっかくだし神崎先輩と行けばいいじゃないですか‼︎ 」等の声が上がった。
「まあ…輝君と行きたい…けど…輝君、友達と行くだろうし…」
「そうだよ。思い切って誘っちゃいなよ。気にすることないよ。私だって彼氏と行く約束しているし」
有季先輩も梨子に言ってきた。
「有季先輩、彼氏いるんですか⁈ 」
次の瞬間、「えー、誰ですか? 何部にいる人なんですか? 」「教えてください? 」等の声が周りから上がった。
「あー、もう。静かに。練習再開。コンクール近いんだから」
有季のその言葉で合唱部の部員達は、練習に戻るのであった。
梨子達が部活に励んでいる頃、輝は今日は桜木先生の都合が合わず部活はお休みで家の喫茶店の手伝いをしていた。
輝がお客さんの注文を受け付け終わると明穂が「輝、疲れたでしょ? 部屋で少し休んでいいわよ」と言ってくれたので輝は、部屋に戻り休むことにした。
「はぁ〜。暑〜い… 」
輝は、自分の部屋に入ると着てるTシャツの胸ぐらを掴んでパタパタしながらベッドに寝転んだ。
ベッドに寝転んで輝は、暇潰しに誰かに電話しようと自分のスマホを開いた。連絡先の画面を開き指で一つ一つ見ていく。順に見ていくと静矢と七海の名前に目が止まった。
「そう言えば静矢は松本のおばあちゃんの家行ってて七海は家族で旅行行ってて今日東京の方にいないんだったな…」
ベッドにスマホを置いて輝は、大の字になりふと壁にかかったカレンダーの「夏祭り花火大会」と書かれた今日の日付に目を止めた。
(今日、夏祭りか…。舞は、友達と行くって言ってて母さんはそれに付き添って行くって言ってたっけ…。クラスの誰かを誘おうにもみんな予定あるって言ってたしなぁ…。梨子を誘うのもちょっと恥ずかしいし…)
夕方、梨子達合唱部は練習が終えた頃のことだった。
「それじゃあ、みんな‼︎ 今日は、練習はここまで。来週は合唱コンクールです。お疲れ様でした」
「「お疲れ様でした 」」
部活が終わり梨子は、同じ学年の合唱部の仲間と一緒に帰っていた。
皆、今日の花火大会についての話をしていた。
「ねぇ、梨子ちゃん。輝君誘っちゃったら? 」
「そうだよ。輝君、誘いなよ‼︎ 」
「いや…でも輝君、他のクラスの友達と行くだろうし… 」
「それは、梨子の勝手な思い込み! もう、梨子は恥ずかしがりなんだからこういうのは思い切んないと‼︎ スマホ貸して‼︎ 」
「え? はい… 」
梨子は、真波に自分のスマホを渡した。
「今から輝君に電話する‼︎ 」
「え? ちょっと待って! 」
(プルルルル、プルルルル…)
「はい、神崎です」
「あ、もしもし? 輝君? 真波だけど」
「三浦さん⁈ なんで梨子の電話使ってんの⁈ 」
輝は、びっくりしていた。
「あー、梨子がどうしても輝君と話あるって言うからさ…。梨子に変わるね〜」
真波は、小声で「梨子、ガンバレ! 」と言い梨子にスマホを渡した。
(ちょっと待ってよ〜。真波ちゃん。まだ心の準備が出来てないのに〜)
「も、もしもし…輝君? ごめんね、急に電話しちゃったりして…」
「いいよ。どうしたの? 」
「えと…その…」
ダメ‼︎…。恥ずかしくて言えないよ…。
梨子は、恥ずかしくて頰を赤らめて皆の方を向く。皆は、早く言っちゃえ‼︎ と手でサインを送る。
「今日…もし…良かったら一緒に…夏祭り…行き…ませんかっ! 」
うぅ…言っちゃった。
「あ…」
輝は、突然の誘いに言葉が止まった。
「ごめん‼︎ 友達と行く予定a…」
「いいよ‼︎ 」
「え…? 」
「夏祭り、一緒に行こう! 」
「ほ、本当にいいの? 」
「うん。俺も誰かと行く予定なかったからさ、一緒に行こう」
「あ…ありがとう。輝君」
それから18時に梨子のマンションの前に待ち合わせということになり二人は、電話を切った。梨子は、輝を誘うことができた嬉しさからか皆に抱きついた。
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それから夕方18時になる少し前、輝は髪を整え紺色のズボンとグレーと白のtシャツに着替えて梨子のいるマンションに向かいマンションの前で梨子を待っていた。
輝がマンションの前で待っている頃、梨子は梨沙子に浴衣の帯を締めて最後の仕上げをしてもらっていた。
「はい、これでOK。気をつけてね 」
「うん。ありがとう、お母さん。行って来ます」
梨子は、浴衣に着替え終わり身支度を整えるとマンションのエレベーターを降り輝の方に向かった。
「お待たせ。輝君」
「梨子。あっ…」
梨子、なんだかすごく天使見たいだ…。
今日の梨子の髪型はサイドテールで綺麗に束ねられて前髪の左側には、花飾りがついている。梨子が着ている桜色の浴衣が梨子のイメージにすごくピッタリで可愛らしかった。
「へ、変かな? この格好…」
「いや、全然‼︎ むしろすごく可愛いよ‼︎ 」
「あ、ありがとう…。輝君も服装かっこいいよ」
梨子は、頰をほんのりと紅く染めた。
「え? あ、ありがとう…。じゃあ、行こうか…」
輝は、梨子の言葉にドキッとしてしまった。
「うん…」
それから輝と梨子、二人はお祭りまでの道を歩いた。
「今日、誘ってくれてありがとうな」
「うん…」
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お祭りに着くと二人は、悠矢先輩に会った。先輩は、浴衣姿だった。もう一人、浴衣を着た先輩と同じくらいの背の高さの女の子がいたが二人は、誰だかわからなかった。
「よう! 輝。お前も来てたのか」
「おっ。梨子ちゃん」
「悠矢先輩。着てたんですね」
「俺だってお祭りくらい来るぜ? 」
「えーと…悠矢先輩の隣にいる人誰ですか? 」
「失礼だなぁ。梨子ちゃん、私だよ? 眼鏡をかけてるいつも部活一緒のわーたーし」
「ゆ、有季先輩⁈ 」
「なんで悠矢先輩といるんですか? 」
「そっか、輝には言ってなかったか」
「私とゆー君、幼馴染で付き合ってるんだよ」
「そうだったんです…か…」
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悠矢先輩と有季先輩と別れた後、輝と梨子はりんご飴を食べたり射的をしたりして楽しんだ。
「楽しかったな、梨子! 」
「うん。私、輝君が射的あんなに上手いなんて知らなかったよ」
「舞が幼稚園の頃、よく二人で競い合ってたからさ。やってたら自然に慣れてくるもんだよ」
「そうだったんだ。私、輝君の知らない所知れて良かったよ。これからも輝君のこともっと知りたい」
「梨子…」
「輝君…」
梨子が輝に何かを言おうとした瞬間、突然梨子は、輝の身体に前のめりに倒れ込んでしまい輝は、倒れ込む梨子を支えてあげた。
「梨子⁈ 大丈夫か? 」
輝の言葉に周りが反応する。輝は、「大丈夫です」と言って梨子を連れてお祭り会場近くの公園に向かった。
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「梨子、はい」
梨子は、暑さで具合悪くなってしまったらしく輝は公園の自販機で梨子に飲み物を買ってあげた。
「ありがとう、輝君。ごめんね、急に具合悪くなって。お金後で払うね」
「良いよ、気にしないで。とりあえず飲みなよ」
「うん」
そう言い梨子は、輝が買ってくれたお茶を口にした。
「はぁ。ありがとう、輝君。もう花火始まっちゃうねw」
「戻るか? 」
「うんうん。ここで見たい」
「わかった」
「あのね、梨子」
「うん? 」
「この公園で俺小さい頃、舞が生まれる前、よく家族でここで花火を見たことあるんだ」
「そうなんだ」
「うん。そう言えば梨子、夏休み部活どう? 大変? 」
「コンクール近いからねー。大変だよ。今日なんて通し練習10回くらいやってみんなヘトヘトだったよ 」
「そっか。俺ももうすぐ全国大会だよ。夏休みの最後の週の月曜」
「そうなんだ。頑張ってね」
「うん」
「夏休みももうすぐ終わるね」
「終わったらすぐに林間学校があるな」
輝が言う。
「その次は、文化祭」
輝に続いて梨子も言う。
「ハハ…。行事たくさんあるなww」
「うん」
二人が公園のベンチに座り喋りながら夜空を眺めていると空に一つの花火が上がりピュ〜…ドーンと音が鳴り空に綺麗な花火が打ち上げられた。
「花火、綺麗だね。輝君」
「うん」
「来年も花火見に行こうね」
「あぁ。今度は、静矢と七海も誘って行きたいな」
「いいね。私も真波ちゃんと美帆ちゃん誘って6人で花火見に行こう。今度は、公園じゃなくて川の方で」
「そうだな」
東京の夜空に輝く大きな花火。誰もいない公園のベンチに座って花火を観ているのは、浴衣を着た一人の赤味がかった髪の少女と一人の少年。花火を観ている中、二人は両手を優しく握り合っていた。
夏が終わっていく。
梨子ちゃんの合唱部の先輩の有季先輩は、響けユーフォニアムの田中あすか(CV寿美菜子)さんの声で脳内再生してます。次回は、林間学校か文化祭のどちらかをテーマに書こうと思います。
では、また。