楽しみにされていた方申し訳ない!
明日明後日は原作読み返して頭に入れておきます。
今回の日常回は原作であまり出てこない人物を出しているのでおかしいところはあるかもしれませんがご了承ください!
ヘスティアファミリアの面々は眷属も増え、アポロンのホームや財産も没収したので引っ越すことにした。趣味の悪い銅像があり、粋がった成金屋敷みたいだったので改装することにした。
ヘスティアが希望を募ると原作通りに鍛冶場だの風呂だの言うので全て取り入れた。
鍛冶場のことはヴェルフに任せ、風呂に関しては檜風呂にして多人数でも入れるくらい広くした。
そこにシャンプーとリンスを設置し、女性陣用にヘアパックと洗顔クリーム、化粧水も置いておく。
俺、ベル、ミコっちゃんの為の鍛錬場も確保する。
厨房はユウの希望通りにした。
ファミリアのエンブレムは鐘を真ん中に雷炎が周りを覆うマークになった。もちろんヘスティア、ベル、ユウの3名を現している。
その後の話し合いで新入団員を募集することになった。現状ユウ以外のメンバーでパーティを組み、ユウはソロかたまにベルのパーティに入る予定だ。
そこでユウはヘスティアに爆弾を放り投げる。
「ヘスティア。そろそろ家族も増えたしここにいるメンツは文句は言いつつも納得するだろうから借金のこと言っとけよ。」
「う、そ、そうだね。えっと事後説明で申し訳ないんだけど僕個人って形にしてるけど今は結構減ってるけど2億ヴァリスの借金があるんだ。ベル君のナイフを作るのにヘファイストスに作ってもらったから。」
「まぁ頭金で1000万と俺もちょくちょく返したりシャンプーとかヘファイストス様に買ってもらったりしてるからだいぶ減ってるけど残りは1億ちょいだな。」
ユウ以外のメンバーとヘスティアが驚く。ベルが兄ちゃん僕のせいでというが可愛い弟の為に母親と兄貴が一緒にプレゼントしたんだから気にするなと伝える。
全員それを見て納得する。
「それでだ。新入団員を募集するのは構わんが借金のことは伝えとけよ?焦げ付いてるとこでもいいってヤツは入れてやればいいけどそれ以外のやつはまだ選択肢があるんだから辛い思いさせるくらいなら送り出してやれよ。俺とベルはタケミカヅチ様にそうされてかなり心が助けられたからな。」
「そーだね。タケミカヅチ様は自分のファミリアの状況をしっかり説明して頭下げてくれたもん。あれはあれで悲しかったけど納得できたもん!」
ベルの頭をわしゃわしゃしながらヘスティアを見る。ヘスティアは頷いて伝える事を決意した。
「ついでに新入団員を募集って言ってるがあんまり多くなり過ぎると俺飯作らねーぞ。めんどくせーし。つかベートさんとレフィーヤが毎晩来るのも説明すんのめんどくね?なんか虎の威を借る狐みたいなやつ出てきても嫌だし。まぁその辺はヘスティアと団長のベルに任せるわ。俺今から色々行くとこあるから」
ユウはそう言って外に出て行く。ユウのご飯が食べれなくなるのは嫌なので即座に借金の事を言うことにする。それで何人かが残っても面接して良い子だけを入団させることにした。
ユウはそのままフレイヤファミリアに行く。門番にアレンを呼ぶように伝える。アレンが物凄い嫌な顔をして出てきた。
「久しぶりアレン君!ふむふむ。毛並みは上々。相変わらずいいサラサラ感だね!」
縮地でアレンの背後に周りアレンの頭を撫でまくる。
「や、やめろ!てめぇ!何の用なんだよ!!」
「えー。いや暇だから豊穣の女主人に一緒に飯食いにいこーと思って。シル大好き猫ちゃんにシルと合わせて尚且つ妹猫を弄り倒そうと思って。」
「な、な、べ、別に好きじゃねえっ!!それにあの愚妹とは関わり持たないようにしてんだよ!」
「え?シルってベルのこと気に入ってるから好きになっちゃってもいいの?ねぇねぇ?それに関わり持たないって今更すぎるでしょ。フレイヤちゃんがアーニャがアレン君にシャンプーねだってるの可愛いって言ってたし。」
アレンは耳と尻尾を垂らして用意してくるから待っとけといい中に戻っていった。門番が物凄い複雑そうな顔をしていたが。
「母さーん!飯食いにきた!ついでにこれ前注文もらった調味料ね!あらあらあら!アーニャちゃんじゃないですかぁ!!今日もゴロゴロニャンニャンだー!」
「ニャニャ!ニャ〜ン。ユウのなでなでは猫人はもうダメになるニャー!」
「アーニャ!今日はお前の為に俺の友達を連れてきたぞ!お前は気にいると思うぞ!」
「にゃ?誰ニャ?あ、なでなでをやめちゃダメニャ!」
アレンは遠い目でアーニャとユウのやり取りを見る。アーニャはアレンに気づくと尻尾をピーンと伸ばす。
「ニャ、ニャ、ニャァァァァァァ!!にゃんで兄様がユウと一緒に!!これは違うニャ!ユウの右手が恐ろしいだけにゃ!!」
「てめぇは何言ってんだ。アホみたいなツラしやがって。ちゃんと仕事しやがれ。」
「さっきフレイヤファミリアの門の前でアレン君も撫でられてアホみたいなツラしてて門番の人複雑そうな顔でアレン君見てたけどね。」
「ユウてめぇぇぇぇぇ!何言ってんだこの野郎!そんなわけねーだろ!!」
「うるさいよあんたら!!さっさと席に座りなっ!」
ミア母さんに怒られたので大人しく席に座って注文する。すると小悪魔アザトースシルがやってきた。
「シル。今日はアレン君がお前のお給金の為の財布になる。いや俺がする。小悪魔アザトースのお前の腕を見せてみろ!」
「え、ちょっと待ておい「アレンさんいつも来てくださるのにそんなこと出来ませんよ。アレンさんいつものでいいですか?」あ、ああ。」
「ふむ。いつもので通じる程仲が良いと。アーニャ!お兄たまがなんか奢ってくれるらしいぞ!」
「ホントにゃ!?兄様大好きニャ!」
アレンは耳を垂らしつつも尻尾がフリフリしている。こいつぁ驚いた。シスコンじゃねーか。いやまぁ知ってたけど。つかシスコンだから仲良いんだし。
それからちょくちょくいじりつつシルとアーニャと仲良く喋ってるアレン君。厨房に入って母さんに金を多めに渡しであのまま凄く忙しくなるまで放置してやってくれと伝え裏口から出る。
久しぶりに商店街のウサギお好み焼きを覗きにいく。相変わらず繁盛していた。孤児院の子供、元気なライ、ハーフエルフのルゥ、可愛らしい女の子のファナの3人が手伝っていた。
「おうちびっこ元気にしてたかー?おばちゃんもいつもありがとなー!これおやつに食べてよ!どら焼きって食い物。ほらちびっこは休憩していいからおやつ食べておいで。」
「ユウ兄ちゃんありがとー!!戦争遊戯みたよ!かっこよかった!!な!ルゥ、ファナ!?」
「うん…かっこよかった…。雷がピカッてなってた…」
「ユウ兄ちゃんすごくかっこよかったー!おやつもありがとー!」
3人を抱っこして屋台の横に置いている長椅子に座らせてどら焼きを渡す。頭を撫でてやる。
「3人ともありがとなー!またマリアさんのとこ行ってみんなでご飯食べような?このお店のお手伝い頼んだぞ!」
3人はうんと頷きもぐもぐどら焼きを食べる。商店街のみんなはそれを見て可愛いといい買った物を色々渡していた。マスコットとして呼んだが大成功だったみたいだ。
ロキ様に呼ばれていたのでロキファミリアに行く。お土産にウォッカとテキーラを持っていく。女性陣には甘いスイーツを。フィンさんにはミアハファミリア謹製の胃痛薬だ。
「おー。ユウたんよー来てくれたな。いつもお土産悪いなぁ。今回呼んだんはまた面倒なことになってやなぁ。はぁ。フィン説明頼むわ…」
「度々呼んでしまって申し訳ないね。ユウ君。でもこの件に関してはユウ君の意見も聞きたいしレフィーヤのことなんだ。」
そう前置きしたフィンさんは話を続ける。聞いているとどうもレフィーヤがベルとベートさんと鍛錬をしているおかげでアビリティの上昇速度が異常なほど早いとのこと。天然娘がそれに気づくと面倒なことになると頭を抱えているらしい。
「んーレフィーヤには極東の合気とか俺の技教えてるんで試しにあの脳筋天然娘と模擬戦でもさせれば良いんじゃないですか??アビリティじゃなくて技だと伝えれば納得するじゃないっすかね?それに魔力で身体を覆った状態での格闘術も棒術もタケミカヅチ様と俺に教わっているのでそこそこいい勝負になりますよ?」
「ちょい待って?ユウたんそれマジ?レベル6の前衛のアイズたんとレベル4になりたての後衛のレフィーヤやで?」
双方の実力をしっているベートさんに聞いて方が早いと言いベートさんに意見を求める。
「ああん?そーだなァ。魔力で覆った状態であのクソ面倒な格闘術されたら魔法無しのアイズが不利なんじゃねぇか?」
「もーベートさんまだ拗ねてるんっすか?そんなにレフィーヤに投げられて顔面に掌底もらったの嫌だったの?」
ロキ、フィン、リヴェリアは目を点にする。正直前衛で今ロキファミリアで1番頼りになり、実力があるのはベートだと認識している3人はそのベートがレフィーヤにやられた事に驚く。
「うるせーよ!!ユウとやってるみたいにやりづれーんだよ!おいフィン、ババア。レフィーヤが戦う時にユウの名前出すなよ。あいつユウの名前聞いた瞬間スイッチ入るから。最初は実力を試すだけだったのにユウが応援したせいで動きがまな板馬鹿ゾネスより速くなりやがるし技と駆け引きが経験もあるからだろうがベルと同じくらいになりやがる。悪いがはっきり言って近接戦闘技術ならレベル6のババアより上だ。」
本当に言葉を失うリヴェリア。まさか愛弟子にもう抜かれているとは思いもしなかった。フィンもその言葉には頭を抱えてしまう。
「んー。なぁユウたんとベート。レフィーヤどうするのが正解やと思う?うちはなあの子が悩んどったのも知っとるんや。魔法の威力はオラリオ1やけどそれを扱う自分は弱いってな。」
「レフィーヤなら大丈夫っすよ。なんせ俺の妹っすからね。それよりも心配すべきは脳筋天然娘でしょ。あいつどーしたんすか?ベルもかなり心配してましたよ?なんかベルが戦ってほしいって言われて軽く手合わせしたみたいですけど獣みたいで余裕が無くて憧れてたアイズさんと違ったって言ってましたけど?」
ロキファミリアは全員ため息を吐く。そう。レフィーヤもレアスキルが出て心配になっているがアイズが危うすぎるのである。
「そうなんよなぁ。アイズたんもやばいんよ。1時期は落ち着いててんけど最近は逆戻りどころかもっとひどなっとる。」
「そうだな。ベル君とユウ君2人と戦った時は良くなったがあの怪人とあってより力を求め始めた。」
ユウはいい事思いついたとばかりに発言する。
「天然娘は心に余裕がないんですよ。多分。だからここはセラピーがいいと思います!なんか知らないですけどウチの天界下界合わせても1番可愛いベルに関心を示してるみたいですししばらく2人にしといたらいいんじゃないっすか?ベルもスキルに出るくらい天然娘に憧れてるみたいですし。」
あ、こいつ弟の為にアイズを使うつもりだな。でも悪くない考えかもしれないなぁ。そんなことを思った一同だった。
とりあえずベートさんにアイズさんを連れてヘスティアファミリアに行ってもらった。手紙を書いてベルに渡すように伝えて。なお手紙にはお兄ちゃんからいつも頑張ってるベルに憧れの人との時間をプレゼント☆と書いておいた。
解散してから行くとこもなくぶらぶらしているとお好み焼き屋に良くくる黒髪アマゾネスを見かけたので話かけた。
「おーい常連さん!またお好み焼きそんな買ってくれたの?ありがたやありがたや。」
「なんだいユウか。私の妹分がこれ好きなんだよ。ユウには感謝してるよ。あんな食べ物を開発してくれてね。」
「いやいや買ってくれる方が感謝してるよ。今度サービスするから俺が店に立ってる時に来てよ!」
「あー。そりゃありがたいね。でもしばらく行けないかもしれないんだよねぇ。ちょっとウチのファミリアでゴタゴタが起こりそうだからね。」
この時期ってなんかあったっけ?まぁ原作外の話かなんかかな?常連さんも大変だなーと思いながら別れた。
そのままヘルメスファミリアに向かう。門番がルルネさんだったので待つことなく一緒にヘルメスのところに向かう。
何やらヘルメスと誰か男性が言い合いをしているようだ。
ダイナミックお邪魔しますをする為に助走をつけてドアにドロップキックをかましながら「おっ邪魔しまぁぁぁぁす!!」と叫びながら入室するとヘルメスの後ろでアスフィが頭を抱えておりヘルメスはポカーンと口を開けなんとタケミカヅチ様が後ろを振り返って驚いていた。
「よーヘルメスとアスフィ。神の宴以来だな!それとタケミカヅチ様はいつもありがとうございます。レフィーヤも喜んでました。」
「ユウ。このドアどうするんですか。それと戦争遊戯見ましたがやり過ぎです。」
「や、やぁユウ君。久しぶりにダイナミックお邪魔しますを見てビックリしちゃったよ。」
「ゆ、ユウ君か。敵襲かと思ったぞ。千の妖精か。彼女は筋がかなり良いぞ。それにユウ君からお給金貰っているから当然のことだ。」
三者三様の返事がきて満足するユウ。んでなんか言い合いみたいになってたけどタケミカヅチ様が声を荒げるって珍しいと思うんだけどなんかあったの?面白い?と野次馬根性丸出しのユウ。
「いやね、タケミカヅチが情報が欲しいって言うから情報は金が無いと渡せないって言ったんだよ。」
ふんふんと頷きタケミカヅチ様にグーサインを出す。
「ヘルメス。団員のレベル詐称してんのバラすぞはよ情報よこせ。面白そうだろう。」
「だよね。ヘルメス知ってた。ユウ君が来た時点で情報渡す事になるの知ってたよ。」
ヘルメスは遠い目をして語り始める。
「とりあえずタケミカヅチ。イシュタル様のところの狐人までは俺は知らない。申し訳ないけど。でも歓楽街に狐人がいるって話は聞いたことがある。それと…殺生石を求めてきた。金が良かったから運んだけどタケミカヅチが関わるならユウ君も関わるだろうから先に伝えとく。イシュタル様はフレイヤ様に戦争を仕掛けるつもりだ。」
タケミカヅチは絶句する。戦争もそうだが殺生石だ。あのアイテムは狐人の魂を封じ、壊されると廃人になってしまう。
「んでヘルメスはどーすんのさ。中立気取ってるけどイシュタル様寄りじゃん。フレイヤちゃんがブチ切れても俺知らないよ?丸くなったとはいえフレイヤちゃん子供をめっちゃ大切にしてるんだから。」
「ユウ君情報代ってことでフレイヤ様に会いに行くの一緒に行ってくれない?」
「やだ。足りない。アスフィに3日間休みをあげる。それが条件。その休みの間アスフィに仕事させてたらその髪の毛坊主にする。」
「わかったよ。アスフィ今のゴタゴタが片づいたら休んでいいよ。なんなら3日間ヘスティアファミリアで過ごしてもらって構わない。」
契約も結んだのでタケミカヅチ様は帰り、俺はヘルメスと共にフレイヤちゃんのところに向かう。
「フレイヤちゃーん!いきなりごめん!至急話たいことあるから入れて!」
「あらユウとヘルメス?どうしたの?別に構わないわよ?」
ユウは勝手に紅茶を入れ、フレイヤちゃん、オッタルさん、ヘルメスに渡す。ついでに魔法で出したクッキーも置く。
ヘルメスはポツポツと語る。それを黙って聞くフレイヤ。オッタルはユウにクッキーの種類を聞いて食べてみたいと言っている。
ユウもいろんな種類のクッキーをオッタルに渡してこれが美味いやこっちが紅茶には合うなど話ている。
「オッタルあなた本当に黙ってなさい。ユウ私にも色々な種類ちょうだい。で?ヘルメス。あなたは私にイシュタルの行動を伝えてどうさせたいの?」
「あーフレイヤ様。どうさせたいとかじゃなくてユウに中立気取ってるのにイシュタル様に肩入れしてるように見えるよ?って言われたんでフレイヤ様にも伝えとこうと思っただけなんですよね。」
フレイヤはため息を吐く。クッキーを食べようとすると皿の上には1枚も無くオッタルが口をモグモグ動かしていた。
「ねぇ?オッタル?黙ってなさいと言ったけど主神のクッキーを黙って食べるのは違うのじゃないかしらっ!!」
「もぐもぐごくん。」目逸らし
「オッタルゥゥゥ!!あなた今の話聞いてた!?戦争になるかも知れないのよ!?」
「お任せくださいフレイヤ様。フレイヤ様には指一本も触れさせませんし即時殲滅いたします。アレンも久しぶりに暴れれるので喜ぶでしょう。」
「その事を言ってるんじゃないわよ!!真面目な話をしている時に馬鹿するのをやめなさいと言ってるの!!」
「オッタルさん。アレン君今日連れ出して豊穣の女主人でシルとアーニャに挟まれながら嬉しそうに話してたから置いてきたよ。多分幸福を味わったからストレス無くなってるはず。」
フレイヤは頭を抱え、ヘルメスは苦笑い。オッタルさんはほほう。と口角を上げる。
「あーフレイヤちゃん。うちにタケミカヅチファミリアの子が移籍したの知ってるよね?その狐人がなんか関係者っぽいんだよね。それでウチのファミリアにイシュタル様んとこがなんかしてきたら俺も介入するから。俺暴れる時気をつけるけどもし大きな魔法使って巻き込んだらごめんね?なるべく刀でやるけどね」
フレイヤももちろん戦争遊戯を見ていたのであんな魔法を落とされたらたまったものじゃないので子供達にしっかり伝える事にする。それから少し話して別れる。
さてさてこれから晩御飯までどうしようと思ったら身体に衝撃が走る!なんだ!敵襲か!?であえであえーなどアホな事を内心で思いながらいきなり抱きついてきた可愛い妹を見る。
「お兄ちゃん!!えへへお兄ちゃんだー!」
やだ何この子。可愛い天使!レフィーヤの頭を撫でつつ後ろで唖然としている黒髪エルフを見る。
「はじめまして。レフィーヤの言ってた友達のフィルヴィスさんかな?レフィーヤのお兄ちゃんのユウ・クラネルです。どうぞよろしく。」
「あ、ああ。あなたがレフィーヤの言っていた兄君か。フィルヴィス・シャリアだ。よろしく頼む。」
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!フィルヴィスさんは凄いんですよ!デュオニュソスファミリアの団長さんなんです!」
ほうほうと頷く。何をしていたか聞くと一緒に出かけてケーキを食べていたようだ。妹の友達だしと思い晩御飯に誘った。本当に行ってもいいのか?私は死妖精だからなど言ってくるのでグチグチうるさい。妹の友達やってるんだから問題ねーんだよと首根っこを捕まえてそのままホームまで連行した。半泣きになりながら降ろしてくださいって言われたけど楽しかったからそのまま連行しちゃった☆
ホームについてベルと天然娘が模擬戦をしていたのでレフィーヤにベルと組んで天然娘に突撃命令を出すとすぐさま参加しに行った。その動きを見てフィルヴィスは固まっていたが。
飯が出来たので止めると途中で止められて不機嫌そうな顔をしてる天然娘。
ここはヘスティアファミリアのホームでお前は客なのに文句あるの?帰る?リヴェリアさん呼ぶ?と言うとサッと席に座った。
ご飯が美味しかったのか天然娘とフィルヴィスはニコニコしていた。飯の後にみんなで模擬戦を始めたので丁度良いとフィルヴィスを呼んで椅子に座らせる。
「んで?何に悩んでんの?レフィーヤの友達だし相談に乗るよ?」
「う、む。兄君は死妖精の由来を知っているだろうか?」
フィルヴィスに説明してもらう。率直にそれなんか関係あんの?フィルヴィスのせいなの?つか他人に言われたこととか無視しとけよ。信じてる奴らにだけ信頼されてりゃいいだろ。レフィーヤなんかフィルヴィスのこと大好きだぞ?俺に話してくる内容ほぼお前のことだし。
フィルヴィスは頬を赤らめ俯く。
「テメェにレフィーヤはやらんぞぉぉぉぉ!!このムッツリエルフ!!レフィーヤで頬を赤らめんじゃねぇぇぇぇ!!」
「ち、ちがっ!ちょっと待ってくれ兄君!私は友達としてレフィーヤを気にかけているだけで!それに私はデュオニュソス様が…あっ。」
「ほほーうほうほうほほーう。」
ニヤニヤしながらムッツリエルフの肩に手を回す。
「デュオニュソス様ねぇ。ほーん。なるほどねぇ。そうだよね神様だもんね。カッコいいよねぇー。今度も神会呼ばれてるから行って話しちゃおっかな〜」
「ま、まさか愛狂兄貴とは兄君の事なのか!?あのデュオニュソス様が下界にあのような者がいるのかって遠い目をしてらっしゃったぞ!?」
「ありゃ今知ったのかい?そうだよ?レフィーヤとベルの兄でムッツリエルフの好きな人を知ってる俺が愛狂兄貴のユウ・クラネルでーす☆」
フィルヴィスは固まってしまう。しかも今気づいたが触られても拒否してない。不快感もない。どう言う事だと混乱する。が、言うべきことを言う。
「兄君。お願いしますどうかこの事はご内密にしてください。」
ユウはからかい過ぎたかなと思い頭をポンポン撫でてやる。
「冗談だよ。ちょっと意地悪し過ぎたね。妹の友達なんだ。フィルヴィスも妹みたいなもんだよ。それにフィルヴィスも素直で可愛いしね。」
フィルヴィスは死妖精と呼ばれ他者との関わりをなるべく控えてきた。だから余計だろう。人の暖かさが身に沁みたのは。そっと涙を流す。
「あーお兄ちゃんがフィルヴィスさんを撫でてますよベル!ずるいずるい!!」
「兄ちゃん!!僕もー!!」
レフィーヤとベルが天然娘を放ってこっちに走ってくる。フィルヴィスはアワアワしてベートさんはため息を吐いて天然娘は首を傾げている。
ベルもレフィーヤもフィルヴィスも全員頭を撫でてやり3人でベートさんに攻撃開始!と言うと全員がベートさんに突撃して行った。
ベートさんも獰猛な笑みを浮かべる。が、レフィーヤが詠唱を開始し始め、フィルヴィスが盾を張った時点で顔が引きつっている。
もちろんユウは大爆笑。天然娘もクスッと笑う。
こんな馬鹿みたいな日常が続けば良いのになと思う1日だった。
あれ?妹フラグもう一本立ったんだけど。
ソードオラトリアでフィルヴィス死んだのいやだったんで救済ルートも考えてます!
ソードオラトリアと原作の時系列を覚えてないから読み直さなきゃ!!
では次回もよろしくお願いします(`・ω・´)