ベルの兄は異世界人   作:ごーたろんす

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イシュタル編はっじまっるよ〜!!

原作読みながら書くから更新遅くなっちゃうけど許してください。

なるべく早く書きます!


イシュタル?劣化版フレイヤちゃんだろ?

フィルヴィスが照れながら兄君また来ても良いだろうかと言う姿をみて血を吐きそうでした。

弟と妹2人なんであんなに可愛いの?爺ちゃん俺やっぱハーレムより弟と妹さえいればそれでいいや。

 

フィルヴィスには今度はデュオニュソス様も連れておいでと言っておいた。一応他派閥だし話は通しておいたほうがいいからね!

 

さてさて前置きはこのくらいにしてやっぱミコっちゃんが怪しいってか怪しんで下さいと言わんばかりの行動をしてる。歓楽街に行くのはいいんだけどベルが心配なんだよなぁ。あいつ原作より純粋だし。爺ちゃんの洗脳<お兄ちゃんになってっからなぁ。

 

とりあえず全員で集まってミコっちゃんに話を聞く。安定の狐人の春姫って子の話でした。タケミカヅチ様も桜花も動こうとするがミコっちゃんとちーちゃんが止めてるらしい。まぁ場所が場所だからね。

 

歓楽街の事を聞いてベルはどんなとこか分かってないみたいでヴェルフに聞いていたがヴェルフも流石に言葉を濁していた。

 

「さて話は出尽くしたけどどーする?ベルが団長なんだからベルが決めなさい。お兄ちゃんに頼ってくれるのは嬉しいけどお兄ちゃんも心を鬼にして厳しく言うよ?ベルが考えてこうするんだって行動しないとね?」

 

「兄ちゃん…わかった!えっと僕はあんまり考えるの得意じゃないけど今回の事は命さんがダメ!命さんはもちろん期限付きの移籍だし昔からの付き合いがあるからタケミカヅチファミリアを頼るのはわかるけど今はヘスティアファミリアで僕達の家族なんだからまず僕達を頼らないと!」

 

命はハッと息を飲む。リリ、ヴェルフは頷きユウはベルの頭を撫でている。

 

「申し訳ありませんベル殿、皆様方も。私は間違っていました。その上でどうか、どうか力を貸していただきたい!お願いします!」

 

ベルもうんうんと頷き、どうするか考える。リリはイシュタルファミリアは大手なのであまり正面から事を構えるのはやめた方がいいと。

ヴェルフは身請けとかか?と。

ベルはイシュタル様に会いに行ってお願いすれば。と。可愛いからいけるかもしれない←ブレない兄馬鹿

命は今までやった行動やタケミカヅチ様の案を言うがどうにも纏まらない。

 

「ユウはなんかねーのか?正直リリ助とユウ以外自分で言うのもなんだが考えるの得意じゃねーからな。」

 

「んー。ベルの案がいいんじゃね?ぶっちゃけどうしようもこうしようもねーだろ。とりあえず真正面から行って話聞いてまた考えればいいんじゃね?任せろ。俺に策がある。」

 

常連さんは歓楽街の人と行っていたのでお好み焼きをたくさん持って行けば通して貰えるはずだ。なんてガバガバな策なんですか!?その常連さんがイシュタルファミリアかもわからないでしょう!とリリが言うので動きを見て戦闘力は高かったと伝えた。

 

そのままベルとユウはお好み焼きを作ってパックに入れまくり両手でビニール袋を持って行く。ベルに絶対俺から離れるなと言っておいたのでニコニコしながら横を歩く。あら可愛い。俺の神はヘスティアじゃなくてベルだな。

 

歓楽街に着きキャッチっぽいやつにイシュタルファミリアの本殿の場所を聞く。着いたので門番に常連さんの特徴を言うとすぐわかったのか呼んでくれることになった。

 

中に通されたので椅子に座って待っていると常連さんが来た。

 

「あ、あんた何してるんだい!?なんでお好み焼きもこんなに…」

 

「いや常連さんゴタゴタでしばらく来れないって言ってたから。それに妹分がこれ好きなんでしょ?俺もお兄ちゃんなんでね。妹や弟を大切にする人に悪い人はいないんで宅配したんですよ!あ、こっちが弟のベルです。ベル・クラネル。」

 

「ふっ。全くありがたいよ。ん?ちょっと待ちな。クラネル?あんたユウ・クラネルかい?愛狂兄貴の?」

 

「常連さんにまで知られてるとは嬉しいですね!そうですよ!こっちは炎雷兎のベルです。」

 

「あたしはアイシャ・ベルガだよ。イシュタルファミリアのレベル4さ。それよりあんたらアホか!早く帰りな!イシュタル様に見られた「誰に見られたらだって?」」

 

奥から褐色のその服意味あんの?みたいな痴女が出てきた。イシュタル様かな?

 

「イシュタル様ですか?こんばんは。出張お好み焼きのウサギお好み焼きの店主ユウ・クラネルです。こっちは「ベル・クラネルです!!お兄ちゃんの弟です!」」

 

ベルの頭を良くできたなーとなでなでする。

 

「そ、そうかい。そういえばお前神会に参加してたな。フレイヤのことをフレイヤちゃんと呼んでいたな。」

 

「あーそうっすね!フレイヤちゃん弄るとすっごい楽しいんで!友達っすね!イシュタル様も美と豊穣を司る女神様なんでやっぱ仲良いんですか?」

 

イシュタルは嫌な笑みを浮かべてこっちを見る。

ベルの頬に触れようと手を伸ばすのでやんわりと止める。

 

「ベルは純粋なので手を出さないでもらえませんか?」

 

「イシュタル様?美の女神?兄ちゃん美の女神ってフレイヤちゃんじゃないの?」

 

ベルゥゥゥ!その言葉はあかんってぇぇぇぇ!!完全に喧嘩売っとるやないかーい!!

周りの戦闘娼婦も固唾を飲んで見守る。

 

「な、なぜお前たちには魅了が効かない!?こんな下界の子供があの女狐と私を比べるだと!?」

 

「うわぁ何千歳のババアが痴女みたいな格好してると思ったらヒステリックもあんのかよ。しんどいわぁー。」

 

その発言で周りの空気が死ぬ。アイシャにいたっては冷や汗をかいて足をガクガクさせている。

 

「き、貴様今なんと言った?もう一度言ってみろぉぉぉ!!!」

 

「妖怪ヒステリック痴女ババア。」

 

イシュタルは糸が切れた人形のように椅子に座り込む。他のメンツは誰一人として動かない。

いやベルが動いた。

 

「イシュタル様?大丈夫ですか?気分が悪いならこれ食べるといいですよ!僕と兄ちゃんで作ったんです!」

 

ベルはお好み焼きを開けてヒステリック痴女ババアにあーんと言いながら一口サイズのお好み焼きを食べさせる。大人しく食べるイシュタル。

 

「う、美味い。あーベルだったか?これは何という食べ物だ?」

 

「えっとお好み焼きっていうんです!商店街でウサギお好み焼きって屋台で作ってるので食べに来てくださいね!」

 

「そ、そうか。今度行くとしよう。おい貴様。お前の不敬は弟をイシュタルファミリアに移籍で許してやる。」

 

「寝言は寝て言え痴女ババア。同じ美の女神って聞いてたから面白そうと思って来たのにただの精神年齢ガキな痴女ババアじゃねーか。もう帰るけどよ。ヘスティアファミリアや俺の関係者に手出したらこのファミリアすり潰してやるからな。」

 

殺気を馬鹿みたいに出してベルを抱えて帰る。イシュタルは殺気で気絶し、アイシャもガタガタ震えていた。

 

「あー常連さん改めアイシャさん。また来てくださいね。次は是非妹分の子と。俺も妹分が2人いるので可愛くて仕方ないんすよ。手出したら神でも殺すレベルで。何かあれば相談乗りますよ!それじゃ!」

 

ユウはベルを脇に抱えて堂々と帰っていく。その後ろ姿をアイシャは呆然と見送った。あれ程弟の為に怒る男で妹分も可愛がっている発言をしていた。二つ名も愛狂兄貴である。ユウに相談すれば春姫を助けてくれるんじゃないだろうかとどうしても考えてしまう。

兎にも角にも今は気絶してるイシュタル様を布団に運ぶのが先かと切り替え、指示を出した。

 

とりあえず喧嘩売ってきたとヘスティアに伝えるとヘスティアは胃を抑え、もう好きにしていいよ…行動する時はフレイヤとロキにもちゃんと伝えるようにね…そう言って部屋に戻っていった。ミコっちゃんが胃薬持って行ってたけどw

 

ロキ様に伝えようと思い黄昏の館に行くが門番の人にメロンだかメレンだかの都市外に行ったとのこと。居ないから仕方ないよね?と思いお好み焼き屋台に行く。その途中でアイシャさんを見つける。アイシャさんは横を通り過ぎる時ダンジョン5階層のルーム番号を呟いていく。

こりゃなんか面白そうと思い行くことにした。

 

「悪いねユウ。こんなところに呼び出して。多分イシュタル様はベル・クラネルを捕らえようとする。あの方は蛇のようにしつこい。私達も兵隊だから逆らえないんだ。」

 

その話を聞き、もう動いちゃおうかなーとか思うがまだ続きがあったので黙って聞く。アイシャさんの妹分の春姫ちゃんのスキル。前に一度助ける為に殺生石を壊して骨の髄まで魅了されてしまったこと。色々聞いてあのヒス痴女ババアを天界にお返しすることを決意する。

 

一度ベルをアイシャさんに捕らえてもらって大義名分を作って真正面からイシュタルファミリアを潰すことにする。ベルとファミリアのみんなには先に伝えて混乱が起きないようにしてアイシャさんには演技をしてくださいと伝える。

アイシャさんにダンジョンには俺がついていかないことをそれとなくヒス痴女ババアに伝えてもらいクエストを発注してもらう。

捕らえた後は任せといてくださいと言い、商人からのクエストが行動開始の合図ということにする。

 

ダンジョンで別れた後ホームに戻り作戦を伝える。リリはベルの身を案じていたがそれは一先ず置いとく。ベルもやる気になっているので頭を撫でてやる。商人からのクエストが来るまでは全員自由にしてもらう。

 

「フレイヤちゃーん!話あるから来たよ!あ、これお土産ね。オッタルさん。悪いんだけどフレイヤファミリアの幹部全員集めてくんない?伝えることあるし」

 

「わかった。前に貰ったドライフルーツとやらは美味しかったぞ。あれがあればダンジョンに長期間潜っても問題ないな。アレンも喜んでいた。出来れば多めに貰いたい。」

 

「いいですよー!色んな種類あるけどマンゴーとプルーンが肌にも良いし健康にもいいからそれ沢山あげますよ!」

 

「感謝する。フレイヤ様。ふっ。アレン達を呼んできます。」

 

「オッタルゥゥゥゥゥゥ!!あなた今鼻で笑ったわねぇぇぇ!?何に優越感を感じてるのよっ!?私より先に美肌効果の物食べたからかしらっ!?ってもう居ないわ。ユウ。私にもそれちょうだい!」

 

フレイヤちゃんにマンゴーのドライフルーツを渡すとパクパク食べていた。うーん。ほんと黙ってりゃ可愛いのになぁ。」

 

「ユウ。あなた声に出てるわよ。だいたいあなたの前で猫かぶっても仕方ないじゃない。」

 

「ババアなのに猫かぶるとかやめて。吐き気がする。」

 

「ほんと真顔で言うのやめてくれないかしら。いくら私でも泣くわよ?」

 

すぐにオッタルさんがアレン君と小人4人衆ことガリバー兄弟とヘグニさん、ヘディンさんの白黒エルフコンビを連れて来てくれた。

 

「皆さんわざわざすみません。椅子用意したんで座ってください。フレイヤちゃん。椅子足りなくなるから退いて。みんなで座れなくなっちゃう。」

 

「ねぇユウ?ここ私の部屋よ?私主神よ?泣いちゃうわよ?」

 

「ヘグニさん、ヘディンさん。今こそイケメンエルフの出番です。泣きそうになってるおばあちゃんをイケメン笑顔で助けてあげてください。」

 

白黒エルフコンビはアタフタしている。それを見てオッタルさんは身体を震わしながら笑うのを我慢していた。

 

「さて茶番はこのくらいにしますか。皆さんに来ていただいたのはイシュタルファミリアについてです。ほらそこ。いじけてないで話聞きなさい。ちょ、フレイヤちゃん。マンゴー投げないで!口でキャッチするの、もぐ、難しいんだから!もぐもぐ。」

 

涙目のフレイヤちゃんを膝の上に乗せて話を続ける。オッタルさん以外のメンバーは頬を引きつらせながら見ている。オッタルさんはまだ笑いを堪えている。

 

「とりあえずイシュタルファミリアのアイシャ・ベルガさんから聞いた話とどういう作戦かお伝えしますね。」

 

フレイヤちゃんの口にドライフルーツを放り込みながら今までの情報を伝える。

 

「おい。テメェとあの弟だけでどうにかなんのか?あそこにはレベル5のガマガエルがいるぞ。テメェの話だとランクアップブーストでレベル6になるんじゃねぇのか?」

 

「うん。アレン君の言う通りだと思うよ。そのガマガエルってのが面白そうで凄い気になるんだけど今はいいや。そもそもアレン君さ、戦う時に時間制限付きでランクアップって必要?」

 

「ああん?そりゃレベル1つ上がればステイタスも軒並み上がるんだから良いことだろーが。」

 

「これだから馬鹿猫は。この辺アーニャと似てるよね。馬鹿なところ。そもそもランクアップってどういうことか考えてみて?オッタルさんは言ってる意味分かってるみたいだけど。」

 

オッタルさん以外が真剣に考えている。てかフレイヤちゃん頭撫でてると大人しくなるんだね。ちょっと可愛いから餌付けしちゃうぞ☆

 

「器が昇華されて1つ大きくなるのがランクアップだろう。」

 

「うん。ヘグニさん正解。そこのドライフルーツ食べていいよ。ダークエルフがエルフと一緒か知らないけどフルーツだから美味しいと思うよ?つかアレン君以外食べていいからね?

んでおバカ猫のアレン君。今のヘグニさんの答えを踏まえて説明するよ?器が昇華したら感覚の齟齬ができる。レベルが上がれば上がるほどだ。その感覚が5から6なんてバカみたいに大きい差があるでしょ?俺ですらそうだったんだから。それをブーストで無理矢理レベルを上げてしかも時間制限ありだよ?もうステイタスに振り回されるだけのアホでしょ。それこそ戦闘経験値が膨大なオッタルさんクラスならどうにかなるかもしれないけどね。」

 

アレンは意味がわかったのかチッと舌打ちをする。オッタル以外の面々もなるほどと呟く。

 

「ねぇユウ?それはわかったのだけれど、どうしてみんなを集めたの?その説明で手を出すなって話なら私とオッタルに伝えておけば良かったと思うんだけれど。」

 

「いやぁ新しい技作ったんであの趣味の悪い宮殿も消しとばしてやろーかなって。んでその技めっちゃ危険だから見てもらって使っていいか判断して欲しくてさー。」

 

フレイヤはなるほどと呟き許可を出す。ダンジョンに行くか?と言われたのでこの場でも威力弱めたらわかるから大丈夫!そう言って両手を突き出す。

パリッパリッっと上下に出された手の間に球体が形成され始める。その球体を椅子に近づけると背もたれの部分に触れた瞬間その部分だけ球体の形に抉り取られる。

 

「これ荷電粒子砲っていって今は危ないからしないけどこれをもっと大きくしたやつを撃ち出す技なんだよね。当たったら目に見えないくらい細かく消滅するんだよねぇ。そしたらゴミも出ないしいいでしょ?」

 

フレイヤファミリアの幹部全員がヤバすぎるだろう。そんなの使ったらダンジョンも粉々になるじゃねーかと戦慄した。フレイヤも流石に頬を引きつらせ使わないように注意する。

 

「んじゃーやめとく。とりあえず俺の本分は近接戦闘だし刀で向かってくるやつ全員斬り伏せてあのヒス痴女ババアは椅子にでも括り付けて宮殿から落として天界に送っとくわ。」

 

いやいやいや神殺しそんな感じでやっちゃダメだからと全員で止める。フレイヤちゃんが頃合いを見て参戦してヒス痴女ババアを天界に送ってくれることになった。

 

そんなこんなでついに商人からのクエストがあった。予定通りベルは捕まってくれたみたいだ。まずはギルドに行く。

 

「エイナさん久しぶり。ちょっと話があるんだけど。俺ブチ切れてるから余裕ないんでごめんね。ギルドのお偉いさん呼んでくれる?」

 

「ど、どうしたのユウ君?それにギルドのお偉いさんって…何かあったみたいだし呼んでくるからちょっと待っててね?」

 

何も聞かずエイナさんはすぐに小太りエルフを呼んできてくれた。

 

「なんだ?何か用か?私は忙しいんだ。用件があるなら早くしてくれ。」

 

「はじめまして。ヘスティアファミリアのユウ・クラネルです。今朝ダンジョンで戦闘娼婦の連中にウチの団長のベル・クラネルが拉致されました。ほぼ間違いなくイシュタルファミリアですので戦闘許可をいただきたい。」

 

「なんだと!?証拠はあるのか?ギルドとして街中に冒険者同士の戦闘は認めれるわけないだろう!ギルドが確認を取るまで待っていろ!」

 

「なるほど。ギルドは冒険者1人の命の危険より街の人々の不安を取ると。わかりました。それほどまでにギルドは冒険者からの信頼は必要ないと。街中で今日言われたことを色々な人に聞いてみますね。ついでにロキファミリアやフレイヤファミリアの主神様にも良くしていただいてるので相談しておきます。もうギルドには頼りません。」

 

「なっ!待て!待ってくれ!すまない。謝る!私の一存では決めかねる。今ギルドの主神のウラノス様にお伺いを立てるから少しだけ待ってくれ!!」

 

少しだけならと椅子に座って待つ。エイナさんはベルを心配してくれる。エイナさんごめんこれ出来レースなんだわ。今度飯作ってあげるから許してと思いながら慰めとく。

 

「ウラノス様が一般市民に危害がいった場合は賠償金を請求するがそれ以外は許可するとのことだ。戦争遊戯の時みたいな魔法は使ってくれるなよ?」

 

了承し、ギルドを出てすぐに歓楽街に向かう。イシュタルファミリアの宮殿のドアを吹き飛ばし中に入る。

 

「おい。イシュタルファミリアとヒス痴女ババア!!テメェ等誰の弟に手出したかわかってんだろうなぁぁぁ!!全員叩き斬ってやるから死にたいやつからかかって来やがれぇぇぇ!!」

 

殺気全開で突撃する。レベルの低い連中はそれだけで気絶していく。これ覇◯色の覇気やん。めっちゃ便利やん。とかは断じて思っていない。

 

多分かかって来ないで小さくグーサインくれる奴らはアイシャさんの仲間かな?その人達はスルーして他の奴らは峰打ちで気絶させていく。広場にいた敵対者は全員気絶させたのでグーサインしてくれてたアマゾネスに宮殿から出て気絶した奴らを安全なとこに運ぶように伝える。

その際にベルと春姫ちゃんの場所を教えてもらった。

 

上を見上げると渡り通路が見える。時短の為に雷を纏い壁を走って上に到着する。アイシャさんがいて横に狐がいるのであの子が春姫ちゃんだろう。

 

「ブ、愛狂兄貴(ブラコンバカ)!?早すぎる!ここを守らないとイシュタル様に何を言われるかわからないよ!かかれー!!」

 

なんかリーダーっぽいアマゾネスが指示をしてこっちにいっぱい走ってくるので雷を纏ったまま峰打ちで地面に叩きつけていき気絶させる。するとおかっぱのどう見てもカエルが出てきた。

 

「げげげげ。あんた強いねぇ。強い男は大好きだよぉ。私に抱かれなよぉ〜」

 

「え?なんでモンスターが喋ってんの?知性のあるモンスターとかいるの?あーいや知性ねぇか。欲求に従ってるただのカエルだったわ。カエルと交尾するのは気持ち悪いしごめんなさい。」

 

「あんた私の美しさがわからないのかい?美しすぎるってのも罪だねぇ〜アイシャ。あんたは石とそこの狐を守っとき、「ていっ」」

 

カエルのモンスターをやっつけた!テッテレー!ユウはレベルが上がった!上がるわけねぇな。うん。

 

「アイシャさんなんすかこのモンスター。やっぱモンスターって感性おかしいんですね。この顔で美しいって言ってましたよ?まぁモンスターなんでいいんすけどね。」

 

「あ、あんた容赦ないね。気持ちはわかるけどフリュネまだ喋ってる途中だっただろ。モンスターと言いつつ気絶だけにしてるのは優しいね。」

 

「いや刀が汚れるの嫌だったんで。なんか油っぽいし生理的に無理だった。」

 

アイシャさんは頬を引きつらせ、春姫ちゃんは現状を理解していなかった。アイシャさんに説明を任せて殺生石を荷電粒子砲でチリにする。

 

「そろそろフレイヤちゃんとオッタルさん達も来るからとりあえず気絶してるガマガエル以外を宮殿の外の安全なところに運んどいてください。俺ベルとヒス痴女ババアんとこ行ってくるんで。妹さん大切にしてあげてくださいね」

 

そのままヒス痴女ババアのところに向かう。ドアを切り刻んで中に入るとヒス痴女ババアがうなだれていた。横でベルはワタワタしているが。うん可愛い。

 

「あ!兄ちゃん!!イシュタル様なんか落ち込んじゃった。なんでだろ?」

 

ベルに話を聞いてわかりやすくするとヒス痴女ババアはベルを魅了しようとする。でもベルには効かない。しかも目の前に美の神たる自分がいるのに兄ちゃんまだかなーとずっとソワソワしてるベルがいる。1ミリもベルの瞳に映らない美の神(笑)のプライド粉々。結果落ち込む。

 

うんベルって本当に可愛いし無自覚にヒス痴女ババアを再起不能レベルに追い込んでるな。

宮殿の外にアイシャさんがいるからそこで待つように言いベルを部屋から出す。ちなみにヒス痴女ババアの側近のタイムズ?はベルにボコられて気絶していた。

 

うなだれているヒス痴女ババアを眺めながらガマガエルに座ってポッキーを食べ、フレイヤちゃん達を待つ。ヒールの音がして後ろを向くとフレイヤちゃん達が到着した。

 

「うげ。ユウテメェ無傷でガマガエル倒したのかよ。」

 

「最初モンスターが喋ってると思って見てたら美しすぎるとかわけわからんこと言い始めたから喋ってる途中にていってやって雷食らわした上に刀で頭ぶっ叩いて気絶させた。」

 

「それは良いわ。ユウなんでイシュタルはあんなにうなだれているの?」

 

ベルの話を説明すると流石のフレイヤちゃんもフレイヤファミリアの皆様も同情の目でヒス痴女ババアを見ていた。無理はない。俺ですら同情したもん。

 

「あなたを天界に送還しようと思ったのだけれど流石に可哀想だからやめておくわ。今後もし私のファミリアに「構わん。もう天界に帰る。」い、イシュタル?」

 

「笑えよフレイヤ。もう私は美の神であることをやめる。下界の子1人の瞳にすら映らないんだ。目の前にいるのに…」

 

フレイヤちゃんも流石に何も言えなくなる。

 

「なら明日ベルがお好み焼きの屋台立つしそれだけ食ってから天界帰れば?なんやかんやベルも待ってるし。」

 

イシュタルは未だにうなだれている。フレイヤちゃんは気まずいのかそ、それで良いわ。とだけ言って帰っていった。

 

「なーヒス痴女ババア。天界でも作れそうな飯のレシピやるからそんな落ち込むなよ。とりあえずお前んとこの子供は気絶させただけだからこのカエル以外起きてるだろうし天界に帰る説明だけしろよ。」

 

イシュタルをおんぶしてやり外に連れていってやる。そしてイシュタルはファミリア解散とだけ言う。仕方ないのでそのままヘスティアファミリアのホームに連れて帰る。

 

「ヘスティアー!ちょっとイシュタル精神死にかけてるから今日だけ泊まるってよー。あ、イシュタルファミリア解散したから。明日イシュタルも天界帰るってよ。」

 

「えええええええ!?何がどーなったらそうなるんだい!?」

 

とりあえずレシピにしてあるご飯をいっぱい作ってイシュタルに食わせる。少しずつ元気になるイシュタル。それから俺の部屋に連れて行き紅茶を入れてやる。

 

「ユウ。ご飯美味しかった。礼を言う。ところでお前ロキのとこにも妹がいるんだよな?」

 

「おー。いるぞ?千の妖精って呼ばれてんな。」

 

「そうか。もう天界に帰るから教えておいてやる。私はフレイヤを貶める為に少し闇派閥と繋がりがあった。今ロキファミリアは闇派閥とやり合ってるみたいだぞ。ダイダロス通りに闇派閥が作った人造迷宮クノッソスがある。そこには穢れた精霊と呼ばれるモンスターもいる。それに鍵がないとあそこはロキファミリアでもキツイぞ。」

 

「は?それマジ?1週間前くらいにはロキ様んところメレンだかなんだか言うところに行ってた筈なんだけど。」

 

「おそらくもうクノッソスに進軍しているかもしれん。これがクノッソスの鍵だ。持っていけ。飯代だ。」

 

「…そうか。ありがたくもらっとく。イシュタル様。あんたのこと少しは好きになったわ。」

 

フンっと言いつつ頬を染めるイシュタル。

 

そのあと闇派閥の情報を教えてもらい、カースの事を聞いて思い出す。原作でフィンさんが切られて何人かが死ぬことを。そうこの世界は本ではなく現実だ。気づくのが遅いと思いつつまだ間に合うと思い駆け出す。

友達と妹の為に全力で走る。




はい原作崩壊してしまい申し訳ないです。

ただレフィーヤとフィルヴィスを妹にしてベートさんを親友ポジにしてしまったのでソードオラトリアの方にも手を出したかったんや!!

報告ですが原作を読み返していて8巻が時系列戻ってしまうことに気づいたので日常回に盛り込んでいけたら盛り込んでいくつもりです。
なので次はソードオラトリアの7巻に相当するクノッソス編を書いて原作の9巻という形にしようと思います。

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