ベルの兄は異世界人   作:ごーたろんす

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はい初回クノッソス進行にユウ君が参戦します。

可愛い妹の為ならどこにでも顔を出しますよー!!


クノッソスさんこんにちは。ダイナミックお邪魔しまぁぁぁぁす!!

イシュタルに聞いて原作を思い出したユウはまずディアンケヒトファミリアへ全力で走る。

まだ夜とはいえ開いている時間なのでアミッドに話をしたい。

 

「はぁはぁ。アミッドさん!!小太りジジイ!!悪いが急用だ!!」

 

2人は驚いた顔でユウを見る。口は悪いがこんなに息を切らせて真剣な表情をしているユウを見て本当に急用なのがわかり尋ねる。

イシュタルから聞いたことを伝えてカースの解呪薬を作ってくれと頼む。

 

「ユウよ。解呪薬は任せておけ。それより早くロキのところに向かえ!解呪薬は後で持って行く!それとエリクサーとハイポーション、マジックポーションを詰めるから持って行け!」

 

「私も今からすぐに解呪薬を作ります。二本程ならロキ様のところに説明に行っている間に作れるので持っていきます。」

 

「2人ともすまん!助かる!後日礼はする!」

 

ユウはバックパックとホルスターを受け取り走って出て行く。その姿をディアンケヒトは眩しいものを見るかのように目を細める。最初の会話は最悪だった。だが交流を深めるうちにユウがどういう奴かわかってきてよく話すようになった。普段おちゃらけている分真剣になったユウは眩しい。それもユウが真剣な表情を作るのはいつだって人の為だ。そのユウが最初に頼ってきたのだから半端な仕事はできない。

 

「アミッド。滅多に頼らないユウの頼みだ。儂も手伝うから全力でやるぞ。」

 

アミッドも頷き手早く作業をしていく。

 

ユウはロキファミリアに着きロキへの面会を求める。それも至急の要件だと伝える。門番はいつものユウと違うことに気づきロキの許可も取らずに行けと言う。ユウは礼を言ってロキの執務室に直行する。

 

「ロキ様!!ユウです!至急の要件があってきました!」

 

「ユウたん!?どないしたん?てか門番は?」

 

「ロキ様。落ち着いて聞いてください。」

 

イシュタルから聞いた情報を全て提示する。そしてカースの話で既にディアンケヒトファミリアに行って解呪薬の作製を頼んだこととポーション等の詰め合わせを貰って来たことを伝える。

 

「それほんまか。いやユウたんが嘘ついてないのはわかる。それにクノッソスの鍵か。扉がオリハルコンやとぉ!?しかも穢れた精霊やと!?フィン達がダンジョンで交戦したっちゅうやつか!!あかん完全に後手に回っとる。」

 

「ロキ様。俺が行きます。おそらくロキファミリアといえど今の状況的に最悪の一歩手前です。イシュタルが情報をくれたのでギリギリ一歩手前なだけです。エンチャントを使えばだいぶ時短できますし薄く電磁波を広げれば索敵もできます。俺が1番この状況を打破できる可能性を秘めてると自分でも思います。」

 

「いやでもやな、ユウたんは別のファミリアやしなんぼ強い言うても死ぬ可能性もあるんやで?そないなところに自分の子供を助けてくれって1人で行かせれるかいっ!!」

 

「ロキ様!!ロキファミリアには俺の妹がいます。親友がいます。ファミリアなんて関係ない。俺が俺であるために行くんです。それに俺は妹と弟を置いて死にませんよ。」

 

ロキはユウの真剣な眼差しと1つの気負いもしていない姿をみて大きく息を吐く。

 

「わかった。ユウ・クラネル。ウチの子供を助けてやってくれ。ヘスティアにはウチが連絡しとく。」

 

ユウは頷きロキファミリアの外に出る。少し待つとアミッドさんが二本解呪薬を持って来てくれた。お礼を言い雷を纏う。すぐさまダイダロス通りに向かう。サーチを広げると壁の向こうに広い空間があるところを見つける。入り口を見つけるのが面倒なので刀で一気に切って行く。壁を貫通させて中の様子を探る。

 

「ちっ。やっぱ原作通りに分断されてんのか。とりあえず近くにいる奴らからだ。」

 

少しぼやきながら人が集まっている場所に行く。何階か降りたらリヴェリアさん達を見つけた。

 

「リヴェリアさん!!助っ人に来ましたよ!!」

 

「「「ユウ(君)!?!?」」」

 

「とりあえず1人ですけど援軍です。これハイポーションとエリクサーです。んで?分断されてんすか?」

 

「あ、ああ。闇派閥の奴らと怪人がいる。そして今は凍らせているがこのオリハルコンの扉が厄介だ。」

 

「あ、これ鍵っす。あとこの扉壊せるか試していいですか??」

 

「は?鍵?いや有難いんだがこれはオリハルコンといってだな…壊せるのか?」

 

荷電粒子砲をオリハルコンの扉にぶつけてみるとチリになった。壊せるみたいっすねと笑いながら言うユウを見てロキファミリア全員が遠い目をする。

 

「とりあえず俺の魔法で残ってるやつを回収してきますわ。誰が残されているか教えてもらえますか?」

 

リヴェリアさんから残されているメンバーを聞く。レベル6組は放置してレフィーヤとフィルヴィス、それからリーネ?とかいうやつのグループとラウルさんのグループを回収することにする。とりあえず1番弱いらしいリーネって子のグループを索敵すると7人いるグループを発見する。状況的にみておそらく当たりだろう。雷を纏い全力で駆ける。

 

「すみませんリーネさんですか?ヘスティアファミリアのユウ・クラネルです。救援にきました。これハイポーションですので怪我人に飲ませてあげて下さい。」

 

「え、あ、あの、はい。あ、ベートさんのご友人の…」

 

そうですよーと言い全員リヴェリアさんのところに連れて行くと説明をする。現状を聞くとフィンさんが速攻で怪人にバチコンされて扉が降ってくるわカースがあるわで動けなかったらしい。

なるほどと頷き一緒に行く。途中扉が降ってきたので全部荷電粒子砲でチリにしてやったら扉が降ってこなくなった。

リーネさん達はドン引きしてたけどね。リヴェリアさんにリーネさん達を引き渡す。リーネさんからの情報を加味して死にかけとる電磁波を探す。見つけたのでマジックポーションを飲んでまた雷を纏う。すぐに見つけたがなんかファンキーな感じの女もいた。んーと名前なんだっけ?ヴァ・ヴァ・ヴァニラさんだっけ?とりあえず声かけるか。

 

「どもー。うわっフィンさん死にかけとるやないかーい。全く団長がなんで死にかけてるんすか。ほら治しますよ?」

 

「おいちょっと待て。お前誰だ?つーかフィンはあたしの獲物なんだからよぉぉ。邪魔するんじゃ「うるさし!うるさしうるさし!ていっ!」ガフっ」

 

とりあえず雷流して頭におもくそゲンコツしといた。

 

「え?え?ゆ、ユウ君っすよね?なんでここに?それより倒し方が雑過ぎっすよ!!」

 

「おー!ラウルさん。生きてましたか!あ、アキさんも!皆さんも生きてて何よりっす!」

 

フィンさんに解呪薬をかけてエリクサーを口に突っ込む。ゴホゴホとむせながら言葉を発する。

 

「ユウ君助かったよ…でもなんで君がここに?」

 

「とりあえずリヴェリアさんとこ行きますからついて来てください。フィンさんは血が戻ってないからアキさんがお姫様抱っこして下さい。団長なのにすぐさま戦線離脱した罰っすw

ちと情報が入りましてすぐにロキ様に言って駆けつけたわけっすわ。詳しいことは外で話します。まだここは敵の本拠地っすからね。」

 

ユウの言葉にはっとして全員警戒を始める。そのままリヴェリアのところに向かう。レフィーヤとフィルヴィスの電磁波を見つけるがより強い電磁波と交戦しているようだった。

 

「なんかめっちゃ強い電磁波とレフィーヤとフィルヴィスが交戦してる。俺そっちに行くんでこの道を真っ直ぐに行って突き当りを右に真っ直ぐいけばリヴェリアさんのところに着きます。これ鍵なんでかざせば扉上がるんで持って行ってください。」

 

それだけを言い雷を纏って全力でレフィーヤとフィルヴィスのところに向かう。ちょうど赤髪のボンキュボンのねーちゃんにレフィーヤが切られそうになっていた。その映像を見たユウは瞬時にブチ切れ横から思いっきりドロップキックをかます。

 

「てめぇぇぇぇぇ!!俺の可愛い妹達に何してくれとんじゃぁぁぁぁぁ!!」

 

赤髪は壁にめり込んでいた。抜けだそうともがいている。

 

「「お兄ちゃん(兄君)!!」」

 

2人は抱きついてくる。頭を撫でて大丈夫だったかを聞く。頷く2人にハイポーションを渡し離れておくように言う。

 

「おいナイスバディのテメェ。ボンキュボンだからって許されると思うなよ?テメェは俺の可愛い妹達を殺そうとした。ならテメェが殺されても文句はねぇな?」

 

刀身を赤髪に向ける。赤髪は眉をしかめる。

 

「貴様、そいつらの兄か。エルフではないようだが?」

 

「義理だバカ野郎。義理でも可愛い妹なんだよ!テメェはここでくたばれ。」

 

雷を纏った状態で縮地を使い懐に入る。そのまま身体の正面を袈裟斬りする。赤髪は驚いた表情をするがすぐに距離を取る。

 

「貴様何者だ。レベル7か。ちっこんなところにオラリオ最強が来るとはな。」

 

「おい赤髪。俺をあんなアンチエイジングにハマってる猪と一緒にすんな。俺はレベル3のお兄ちゃんだ。」

 

赤髪はめんどくさいと呟きながら攻撃してくる。振り下ろし、躱す。横薙ぎ、刀を斜めにして受け流しカウンターで腹を切る。刺突、避けながらクロスカウンターで顔面に雷を纏ったパンチを食らわす。

 

「んー赤髪。お前弱くね?フィンさんがやられたって言うから期待してたのに。すげーの身体能力だけじゃん。」

 

思わず感想を言ってしまう。こいつ技術と駆け引きが全くダメダメ。ボクシングで今から右ストレートしまーすって言ってから殴るくらいだめだめ。

 

赤髪は眉間にシワを寄せ動かない。しばらくして武器を下ろす。

「貴様は覚えた。だが今のターゲットではないからここは逃げさせてもらう。次会った時には貴様を殺す。」

 

「え?殺す?一撃も与えられないでボコボコにされて逃げるのに?レベル7か・・キリッとかカッコつけてレベル3相手にボコボコにされてるのに?」

 

「貴様だけは絶対に私が殺す!!私はレヴィスだ。貴様の名は?」

 

「恥ずかしいの?図星さされて恥ずかしいの?髪真っ赤になってるよ?あ、元々真っ赤か。オッケー赤髪!俺はユウだよ。もう行きなよ。俺らも残ってる連中回収したら今日は帰るから。」

 

「次会うときは決着をつけてくれる!!なんなんだ貴様は!!ちっ。ユウか覚えたからな。私はレヴィスだからな!!」

 

そう言って背を向けて通路の奥に消えていった。そんなに名前覚えてほしかったのかな??

 

「「お兄ちゃん(兄君)!!」」

 

「おー可愛い妹達よ。とりあえずリヴェリアさんのところにいくぞー!詳しい話はまた後でしような。外に出たらウチのホームに泊まりにおいで。いっぱい話できるからね。」

 

2人は頷き手を繋いでくる。あぁ可愛い。妹がエルフ。エルフが妹。俺今を生きてる!!

 

リヴェリアさんのところに着いたので2人を置いて残ってるレベル6軍団を探す。ん?天然娘んとこに赤髪がいるな。ニヤァと笑い天然娘のところにダッシュでいく。

 

「赤髪ぃぃぃぃぃ!!ほら次会ったぞ!?どうする!?決着つける!?ねぇねぇどーする!?」

 

「何故貴様は邪魔ばかりするんだっ!!さっきの今で決着つけたら私が殺されて終わりだろうが!!」

 

「え?逆ギレ?殺されたらあんたが弱かったで終わりの世界でしょこれ。」

 

真顔でド正論を言われて静かになるレヴィス。アイズは理解できていないのかアタフタしている。

 

「なんで、ユウがいるの??それにその人と知り合い??」

 

「お前らを助けに来たんだよ。俺と赤髪?知り合いだよ?激しい運動(殺し合い)をさっきした仲だよ?」

 

「は?お、お前何を!?殺し合いしただけだぞ!?勘違いするなよアリア!!」

 

「「え?それ以外何かあるの?」」

 

天然娘は純粋に、ユウはニヤニヤしながら問う。レヴィスは顔を真っ赤にしてしまう。

 

「ほほーうほうほう。赤髪は怪人でナイスバディなのに耳年増ね。ギルドに伝えておきますねキリッ」

 

「や、やめろ!!それだけは本当にやめろ!!くっアリア邪魔が入ったな。」

 

ベートさんと凸凹姉妹にガレスさんが来た。

 

「「「ユウ!?!?」」」

 

「ユウなんでテメェがここに?」

 

「ロキ様からの救援活動中。今何してたかはそこの赤髪をいじり倒してた。いいとこだったのにベートさん達来ちゃうからさー!」

 

あぁまたこいつおもちゃ見つけたのかと同情の視線をレヴィスに送ってしまう。

 

「ちっ。邪魔が入りすぎだ。アリア今回は置いておこう。ユウ!貴様は必ず私が殺す!」

 

ここはあれだな。あのセリフを言うしかない!

 

「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ。ギルドに報告して情報を貼り出してもらうぞ。」

 

「それはやめろ!!なんなんだ貴様は!!まぁいい。ではな。」

 

赤髪は振り返り帰ろうとするがすぐ横の壁を破壊して何かが突っ込んできた。それに巻き込まれているのを見てコントかよと思ったのは内緒。

 

「アリア!アリア!イッショニナリマショウ?」

 

牛みたいなのの上に上半身だけ生えている女の子が言葉を発する。あーこいつ、あれか。雷使うやつかー。同じ属性として負けらんねーな!と思いながらジッと見る。

 

穢れた精霊が動き始める。想定外のスピードで突進するデミスピリット。完全に物理特化だなぁ〜。ユウは雷を纏っている為動体視力も上がっているので余裕で対応して足を切り刻む。

こけてアダマンタイトの壁に本体とも言うべき上半身の精霊が突っ込んで行く。

 

「ユウおまっ!あのスピードにカウンター食らわしたのかよ!」

 

「うん。雷纏ってるから動体視力も桁違いに上がってるからね。それよりこいつどーするの?ガレスさん指示欲しいんだけど!」

 

「むう。こやつは物理特化型じゃのぉ。生半可な攻撃は効かんの。ベート。お前は疲弊しとるアイズを連れてフィンとリヴェリアのところに戻れ。ティオナ、ティオネは儂と一緒に殿じゃ。

ユウ。お前さんは救援に来てくれただけでもありがたい。じゃがのぉ。儂らも大手ファミリアと第一級冒険者の意地とプライドがあるんでの!!お前さんもベート達の案内でついて行ってくれい。」

 

「おい!ジジイ!全員でやりゃいいじゃねぇか!ユウは強え。足を引っ張ったりしねぇよ!!」

 

「バカモン。お前は少し大人になったかと思っとったがわかっておらんの。ベート。冒険者とはなんじゃ!!これは儂らの冒険じゃろうが!他のもんの手を借りるのが儂らの冒険か!?これ以上ユウに助けられて儂らは胸を張ってオラリオを歩けるんか!?答えてみろベート!」

 

うわガレスさんあんまり話したことなかったけど死ぬほどカッコいい。みんな頷いて強い意志を目に宿してる。すげぇ!!

 

「ロキファミリアでこいつを討伐する。その為にベートとアイズは戻れぃ!!ティオナ、ティオネついてこい!!ロキファミリアの誇りを見せてくれるわぁぁぁぁ!!」

 

ガレスさんと凸凹姉妹が突撃していったのを見送りベートさんと天然娘とリヴェリアさんのところに一緒に行く。

 

「ベートさんマジでガレスさんカッコいいっすね。正直ガレスさん達の冒険を間近で見ときたかったっす。あ、扉がある。喰らえオラァァァ!!」

 

昂ぶる気持ちをオリハルコンの扉にぶつける。扉が消滅したのを見てベートさんは遠い目を、アイズさんは驚愕に目を見開く。

 

「おいユウ。なんだその魔法。俺知らねーぞ。飯食いに行った時説明しろ。」

 

「あ、あの私も。ユウさんのご飯食べたいです…。あとベルにも会いたい。」

 

ほほーうとニヤけるユウとベート。ユウはとりあえずあの3人以外の団員は全員回収したことを伝えリヴェリアさんの場所に急ぐ。

そこでガレスさん達の現状を説明し、先に撤退してもらう。闇派閥のレベル5と戦ったのにほぼ無傷のベートさんと余ってるエリクサーを持ってガレスさん達の冒険を見届けに戻る。

 

戻ると戦闘は佳境に入っていた。原作通りにボロボロになりながら綱引きしてるのを見て現実で見るとぶっちゃけドン引きした。横でベートさんも脳筋軍団かよと呟いていたが。

 

精霊にトドメの一撃をガレスさんが叩き込み戦闘終了する。マナイーターとヤンデレの口にエリクサーの入っている試験管を押し込む。

 

「ガレスさんマジでカッコ良かったです。あ、これエリクサーなんでどうぞ。とりあえずフィンさん達には先に撤退してもらいましたんで帰りましょう。俺が案内しますんで。ベートさんその凸凹姉妹のどっちか背負って。俺も背負うから。」

 

「あー私ユウ君が良いー!あと大双刃の残骸ガレス持ってきてー。」

 

「えー。マナイーター背負うの?俺ヤンデレの方が背中にいい感触ありそうだから良いんだけど。」

 

「あたしは団長が良かったなぁ。ユウには助けられたから別に胸の感触くらいなら良いわよ?」

 

「ぶっちゃけマナイーターを弄りたかっただけなんでマナイーターを背負うよ。ほら帰ろー!」

 

全員でクノッソスを脱出する。その際に扉が全て上にあがったのにベートさん以外は疑問に思っていたが。

そんなこんなで黄昏の館に到着する。そのままロキ様に執務室に来るように言われたのでお邪魔する。

フィンさんをはじめ幹部全員とレフィーヤとフィルヴィスがいた。レフィーヤとフィルヴィスは抱きついてきたので死ぬほど可愛かった。黒いゴライアスのパンチの200倍くらいのダメージだった。

 

「ユウたん。今回はホンマに助かった。ありがとうな?ユウたんの情報と救援が無かったらウチの子でも何人かは死んどったかもしれん。ほんまありがとう。」

 

「よしてくださいよロキ様。たまたま俺が情報を知って、たまたま今回の件では俺の適正値高かっただけなんですから。それより仲良くしてくれてる人達、その家族がいなくなる方が嫌ですって。」

 

ロキ様だけでなく他のメンバーも口々に感謝を伝えてくる。少しくすぐったいな。

それから情報のすり合わせをおこなう。なんせオラリオの危機の話であり、ロキファミリアの大半の戦力を費やしてもあの惨状だったのだから。

 

「なるほどなぁ。こりゃ一筋縄ではいかんな。クノッソスもそうやけど穢れた精霊とレヴィスっちゅーレベル7相当の怪人か。闇派閥もおるみたいやし。フィンはそのヴァレッタって奴知っとんか?」

 

「うん。ヴァレッタ・グレーデ。ヒューマンのレベル5だよ。27階層の悪夢で自分の死を偽装して生き延びていたらしい。あの件の指揮は僕がしたからね。逆恨みされてるみたいだ。」

 

「あーあのラウルさん達と合流した時の女か。喋り方がウザかったから喋ってる途中にぶん殴って気絶させたまま放置してきちゃったな。捕まえとけば良かったね。」

 

ロキとフィンは苦笑いする。その通りなのだがやってる行動が鬼畜すぎる。

 

「それよりや。ユウたんがその面倒な扉の鍵を持ってきてくれてラウル達も1つ奪ってきたらしいやん。これ使ってどうにか出来そうかフィン?」

 

「それだ!そーいやユウ。お前あの魔法なんだよ!オリハルコンの扉が消滅するとか意味わかんねーぞ!?」

 

そのシーンを見ていないロキ様、凸凹姉妹、ガレスさんは驚き俺を珍獣みたいに見てくる。荷電粒子砲の説明をするとリヴェリアさんは魔導師としての誇りがチリになりそうだよ。と呟き妹達はお兄ちゃんすごいと褒めてくれる。

 

「なぁユウたん。悪いんやけどドチビここに呼んでもええか?正直ウチらの戦力だけやったらどっかで犠牲が出る。そりゃ甘いこと言っとるかもしれんけどそれでもウチは家族を失いとうない。ヘスティアが納得してくれたら協力してくれへんか?」

 

ロキ様は本当に良い神様で良い親だと思う。俺は頷くとヘスティアをロキファミリアの団員の人が呼びに行ってくれた。ついでにデュオニュソス様も呼んでもらう。

2神を待っている間に魔法で軽く摘める食べ物を出してみんなで食べる。すぐにヘスティアとデュオニュソス様がやってきた。

ロキ様が2神に現状の説明する。説明が終わると難しい顔をしたヘスティアが口を開く。

 

「ロキの言いたいことは分かったよ。僕も協力するべきなんだろうと思う。でもユウ君とベル君は初めてできた僕の命より大切な子供なんだ。その子供をわざわざ危ないところに行かせるのは頷けない。これは僕のワガママだ。ロキ。すまない。」

 

ロキ様はヘスティアの言うことがよくわかるのか揶揄うこともぜずに目を閉じて天を仰ぎ何も言わない。

デュオニュソス様も同様だ。

 

「ヘスティア。俺もベルもヘスティアは本当の母さんの様に思ってる。俺だって家族が1番大切だ。でもなそれと同じくらいロキ様も、ロキ様の眷属もそれこそオラリオで知り合って仲良くしてくれてるみんなが大切なんだよ。そのみんなが生活するオラリオが危機に瀕してるんだ。頼む母さん。俺をロキ様に協力させてくれ。」

 

ユウは本心を包み隠さずヘスティアに伝える。ヘスティアは涙を流しわかったと呟く。

 

「グスッ。ユウ君。約束だ。僕とベル君達を置いていかないでくれ。そして君の大切な人達を必ず助けてあげてくれ。ロキ。聞いた通りだ。僕も協力するよ。」

 

「ヘスティア。ホンマにすまん。それと心から感謝する。」

 

ロキはヘスティアの器の大きさと親としての優しさをはっきりと見た。そこにはいつもバカにしてくだらない事で喧嘩するヘスティアはいない。最大限の感謝と謝罪を込めて頭を下げる。

 

「やはりヘスティアは器が広いな。私も天界では世話になった。あの時の感謝をもう一度伝えよう。ありがとうヘスティア。そしてユウ・クラネル君。フィルヴィスの心を救ってくれてありがとう。」

 

「デュオニュソス様ですね。直接話すのは初めてですね。はじめまして。ヘスティアファミリアのユウ・クラネルです。フィルヴィスは俺の妹のようなものなのでそこに感謝は必要ありませんよ。俺は1つだけ決めていることがあって弟と妹は必ず守り通します。フィルヴィスに何かあれば神でも殺してやりますよ。あ、これは不敬か。」

 

最後の一言でみんな笑う。重くなっていた空気も多少は改善されたかな?あんなシリアスはオラ嫌だぁぁぁ!!

 

それから話を続け、基本はロキファミリアの方を優先してベルが本当にヤバくなればそっちを助けることにした。

 

「おそらくないでしょうがベルがどんな理由があってもロキファミリアと敵対することになったら俺レフィーヤとフィルヴィス連れてベルにつくんでよろしくお願いします」

 

ロキファミリアの面々は苦笑いして了承してくれた。

 

よしこれで異端児の時は大手を振ってベルの味方が出来るな。時系列的に次は異端児の筈だしなー。保険って本当に大切だよね☆

 

それから少し話をしてからクノッソスでみんな疲れているので解散した。帰りにヘスティアにありがとうと伝えると笑って僕の誇りの子供だからねっと言ってくれた。

 

原作とか色々あるけど頑張ろうと決意するユウだった。




やばい。シリアス書いてる。

これ後で読むと多分臭いセリフとかに気づいて悶えるパティーンだわ。

と、言うことで危険度が桁違いの対闇派閥の方にユウ君を放り込みました。
ベル君は原作より強いから大丈夫でしょ白目

読んでくださった方は本当にありがとうございます!
ストック無しで書いているのでたまに忙しいと書けなくなりますがなるべく早く更新していきますのでこれからもよろしくお願いします。
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