ベルの兄は異世界人   作:ごーたろんす

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はい。ヴィーヴルのウィーネちゃん登場です。

多分ここから1話にはまとめられないので何話かに分けると思います。

1話1話の文字数はなるべく減らさないように頑張るのでよろしくお願いします!


え?喋るモンスター?ちゃんと散歩と餌やるなら飼ってもいいよ?

厨房でご飯の用意をしているとヘスティアとベルに呼ばれてリビングにいく。

 

「ユウ君ご飯作ってくれてるとこ悪いんだけど家族会議を始めるよ。これはヘスティアファミリアの存続がかかっている事件なんだ…」

 

ベルが申し訳なさそうにし、ヘスティアは顔を青くしている。いーちゃんは楽しそうに笑っているが。人語を話すヴィーヴルを見捨てれず連れ帰った事をショボンとしながら話すベル。可愛いから!兎耳もヘニョンってなってるから!!←馬鹿の妄想

 

「ふむふむ。事情はわかった。んでベル。その子がヴィーヴル?うーん。ヴィーヴルちゃん…ええい!めんどくせぇ!ベル!名前付けろ名前!」

 

アワアワしながらベルはウィーネと名付けた。ウィーネは自分の名前を嬉しそうに連呼してる。可愛いやないかーい。コミュニケーション取れて可愛いなら別に良いよね??

 

「それじゃウィーネ。俺はベルのお兄ちゃんのユウ・クラネルだ。よろしくな!んでウィーネちゃんはお腹空いてない?何か嫌いな食べ物とかある?」

 

「ベルのお兄ちゃん??ユウ?お兄ちゃん?ユウお兄ちゃん!!ユウお兄ちゃん!!あたし何でも食べれる!!」

 

「ユウお兄ちゃんでいいよ!ウィーネは可愛いなぁ。よしよし。それじゃぁお兄ちゃんが食べ物作ってあげるから待ってるんだよ??」

 

ウィーネの頭を撫でてやり美味しいご飯を作ろとするがベル以外からストップがかかる。

 

「んだようるせーな!俺には今からウィーネとベルにご飯を作る世界一大切なクエストがあるんだよ!!話せて俺をお兄ちゃんって呼ぶんだから家族でいいだろ!晩飯まで解散解散!」

 

全員が唖然とする。この男が妹と認めた時点でもう誰も何も言えなくなってしまう。特にヘスティアとリリは頭を抱える。イシュタルは大爆笑しているが。

 

「晩飯できるまでに風呂入れよ。リリとミコっちゃんと春姫ちゃんはウィーネを洗うこと。それができないならご飯は抜きだ。ウィーネはリリとミコっちゃんと春姫ちゃんの言うことをちゃんと聞くこと!アイシャさんが帰ってきたら飯にするから行動開始!」

 

その言葉で女性陣は飯抜きは本当に嫌なのかすぐにウィーネを連れて風呂に行く。ヘスティアとイシュタルは話し合いをして、男性陣は男性陣で話をしている。

 

しばらくするとアイシャさんも帰って来てご飯にする。ウィーネを横に座らせ、爪が長いのでご飯をあーんして食べさせる。

 

「ユウお兄ちゃん!これおいしいね!あたしこのご飯大好きっ!」

 

頭を撫でながらご飯を食べさせる。この子可愛いー!!!もうユウはデレッデレだ。ヴェルフに爪を切らせてウィーネを寝かしつけると全員でリビングに集まる。

 

「んでどーするよ。俺としちゃ可愛いしそのまま面倒見ても良いんだけど。まぁ神様連中からしたらモンスターだし嫌だろうけど。それに一般人からすればモンスターは恐怖の象徴だわな。怪物趣味だのなんだの言われても仕方ねーわ。」

 

「そこまでわかっていながらなんであんな対応だったのですか!?ユウ様はお兄ちゃんと呼んでもらえれば誰でも妹や弟にするんですか!?」

 

「何言ってんだリリ。お前にお兄ちゃんとか言われても無視だわ。俺はな弟と妹センサーがついてるんだよ。この子なら大丈夫ってセンサーがな!!」

 

ドヤ顔で意味のわからないことを言うユウを見ると全員が頭を抱えてしまう。イシュタルが言葉を発する。

 

「ユウの言っておることはひとまず置いておこう。私は屋台ができればそれで良いがどうするのだ?お前達は本当におもしろいな。見ている分には喜劇で良い。だが住む場所とユウのご飯が無くなるのはいやだぞ?」

 

「うん。イシュタルとさっき話してたんだけどみんながどうしたいかだと思うんだよね。僕の立場とか考えなくていいからみんなの考えを聞きたいな。」

 

「リリは正直反対です。わざわざ厄介ごとを背負う必要は無いと思います。」

 

「俺はどっちでもいいぞ。ウィーネの爪を切るときに話をしたがなんていうか純粋な子供みたいだったしな。でもモンスターだ。だから俺はベル達で決めた事を全力で手伝うさ。」

 

「自分は少々戸惑っています。リリ殿の言う事はもっともだと思います。ですがお風呂を共にした時のウィーネ殿を見ているとどうしても…。」

 

「私はウィーネちゃんを助けてあげとうございます。何も出来ない身で都合の良いことを言っているかもしれませんが…。わたくしも籠の鳥となっていてユウ様やベル様に助けていただいたのでどうしても自分と重なって見えてしまいます。」

 

「あたしゃ反対だね。チビ助が言った通りだ。そもそもオラリオでモンスターとの共存を理解してもらえると思わない。チビ助の言った通りありゃ厄介ごとだよ」

 

「さて。みんなの意見が出たわけだが自他共に俺の発言は結論として左右されやすいから今は黙って団長の!可愛い弟の!ベルの意見を聞こう。ベル。お前の想いをみんなに伝えてみな?」

 

 

「ぼ、僕は…ワガママかもしれないけど、みんなに迷惑かけるかもしれないけどウィーネを助けたい!!僕が連れて来たんだ。最後までウィーネの面倒見るからお願いします!!ここにウィーネを置いてください!!」

 

全員呆れつつも納得し、頷く。そこでユウはドアに向かう。するとウィーネが涙を流しながら立っていた。ユウはウィーネを抱っこして連れてくる。

 

「ほらウィーネ。みんなウィーネはモンスターだけどここに居て良いって。何かあればお兄ちゃんも勿論守るしみんなも守ってくれるからな。泣くな泣くな。ウィーネはウチの家族だ。末っ子だからみんな甘やかすぞー。」

 

「お兄ちゃん。ウィーネここに居てもいいの?みんなに迷惑かからない?」

 

「バカだなぁウィーネは。家族はな迷惑をかけて良いんだよ。それにワガママを言っても良い。でもな?一番最初に大切にしなきゃいけないのも家族だからな?何かあったならあそこの神様達に相談してもいいし俺らに相談してもいい。だから勝手に居なくなったりしたらダメだぞ?」

 

ウィーネは胸板に顔を擦り付けながら頷く。そんなウィーネをみんなが優しく見守る。ウィーネをベルに任せ、お茶とクッキーを用意する。春姫ちゃんはウィーネが可愛いのか横に座ってクッキーを食べさせている。

 

「リリとアイシャ様だけが悪者じゃないですか。もぉー。でもいいです。確かにこっちの方がヘスティアファミリアらしいです。でもベート様、レフィーヤ様、フィルヴィス様が明日からまた来ますが大丈夫なんですか?」

 

「リリとアイシャさんが悪いなんて誰も言わねーし言わせねーよ。あの意見は間違いなく常識的に考えて普通のことだ。まぁ俺らクラネル兄弟は普通じゃねーからな。あの3人は大丈夫だろうけど一応ヘルメス、ロキ様、フレイヤちゃんには伝えとく。特に冒険者なんてのは職業柄モンスターにやられて死んだやつなんてそれこそ星の数ほどいて恨み憎しみを持ってるやつもいるからな。」

 

「そうだねぇ。まっ、ユウとベルが決めたんならあたし達はついていくだけさ。それにあのモンスター、ウィーネだったかい?可愛いじゃないかい。話してみないと分からないもんだねぇ。」

 

そんな話をしつつ全員の注目を集める為に手を叩く。

 

「はい注目。ウィーネちゃん。今からルールを決めます。これが守れない場合ここにいることができなくなるかもしれないしご飯は抜きです。」

 

「え。嫌だ!ウィーネはここに居たいよ!それにお兄ちゃんのご飯無くなるのはもっと嫌だよぅ!ルール守る!」

 

「うんよろしい!それじゃルールだけど1人でこの屋敷から出ないこと。屋敷から出る時はお兄ちゃんが一緒に行ってあげるからね。それと春姫ちゃんと一緒に毎日お風呂に入って身体と髪の毛をキレイにすること!

最後に何かあれば絶対にこの家の誰かにすぐに相談すること。いいね?」

 

「うん!えっとお兄ちゃん以外とお外に行かない!春姫とお風呂に入って洗ってもらう!みんなに相談する!」

 

うんうんと頷く。みんなも異論は無いようだ。

 

「そしたらウィーネはお布団に入って寝てきなさい。すぐにお兄ちゃんも行くから。」

 

「わかった!みんなおやすみなさーい!!」

 

ウィーネはトテトテと部屋に帰っていった。それからみんなも各々で話をしている。

 

「すまんがベル達は明日1日ダンジョン禁止な。明日中にウィーネ以外のモンスターは全部敵と思い込め。つか早々に他の知性あるモンスターに出会うとは思わんが戦闘時にウィーネを思い出して動けなくなるとか致命的だからな。ウィーネは珍しい獣人って思っとけよ。あと悪いけど明日ヘスティアといーちゃんは付き合ってもらうよ?」

 

全員がその問題を思い浮かべたのか苦い顔をする。ベルだけは普通の顔をしているが。まぁそりゃそうか。ベルのその辺の意識の切り替えは爺ちゃんと居た時から教え込んだからな。

ヘスティアといーちゃんはため息を吐きつつも頷く。それを見てウィーネが寝ているベットへと向かい一緒に眠った。

 

ウィーネに良い子で待ってるように言い、ヘルメスとロキ様を呼びに行き、バベルに向かう。

 

「お好み焼きひっくり返せなくていーちゃんに正座させられた美の女神様入りますよー??お邪魔しまーす。」

 

「ユウゥゥゥ!!それはもう蒸し返さ…ないで…。あ、あら他の神もいたのね。みんな元気だったかしら?」

 

「フレイヤあんたマジか。お好み焼きもひっくり返されへんってやばない?イシュタルほんまなん?」

 

「ああ。私のいる屋台でな…そのなんだ。働いてないと猛者に言われたというかユウが煽ったというか。それで働くと手伝いに来てくれたのはありがたいんだが5枚程ぐちゃぐちゃにしてしまってな。私も仕事として屋台を任せて貰ってるから少し怒ってしまった。」

 

「僕もその日の夜イシュタルが嫌いとかそーいうのじゃないっ!頼むから二度とフレイヤをお好み焼き屋台に呼ばないでくれってユウ君に涙目でお願いしてるのを見てさすがに同情したよ。」

 

ヘルメスは女神達の会話を聞いてすごい顔をしてる。イケメン台無しだなおい。

 

「そ、その話はもういいじゃない。というかもうやめて…あれからオッタルに1日でクビになるとは流石ですフレイヤ様って何回も言われて少し泣いたのよ…」

 

「少し?次の日枕カバーをお変えさせていただく時に広い範囲濡れてましたが?」

 

「オッタルゥゥゥ!!もうその話はやめなさいっ!!そ、それで今度はどうしたのよユウ?」

 

皆が席に着き、紅茶とケーキを渡す。オッタルさんにはいろいろな種類のサンドイッチを渡す。甘いデザートみたいなサンドイッチはこれで他のは普通のやつと説明しといた。

 

「えーと。とりあえず忙しいロキ様とヘルメスは来てくれてありがとうございます。ここは他のやつの耳に入らないのでちょうど良かったです。それでですが今ヘスティアファミリアで爆弾を抱えてまして。その報告だけしておこうかと。」

 

「爆弾?ユウたん大丈夫なんか?うちらにも協力してベートの件も世話してもろたし。」

 

「ぶっちゃけこれが外に漏れたらマジでヤバいっす。なので保険として皆様にお話しとこうかなと。今ヘスティアファミリアのホームにヴィーヴルがいます。」

 

フレイヤちゃん、ロキ様、ヘルメスが紅茶を吹き出す。フレイヤちゃん。美の女神がそれをやっちゃダメでしょ。だから美のニート女神ってオッタルさんに言われるんだよ。

 

「は?はぁ??ヴィーヴルゆうたらあれやろ!?竜種で全然見つからんやつやろ?なんでそないけったいなモンスターが地上におんねん!!」

 

「いやそれが人間形態でしかも人語しゃべれるんすよ。ちっちゃい子供みたいで可愛いですしお兄ちゃんって呼ぶし昨日も一緒におネンネしました☆」

 

「ちょっと待ってくれ。人語を話すモンスターだって?うわぁ。うわぁ。マジか…。」

 

「あん?ヘルメスどったの?」

 

「いやすまない。今ここでは言えない。俺のクライアントと話してくるからちょっと待っててくれ!!」

 

ヘルメスは本当に神様かよと思うくらいなりふり構わず走って出て行った。ポカーンと見送る女神様達。そこでオッタルさんが口を開く。

 

「神ヘスティアの前で言うことでは無いがあそこは無法地帯だな。神が二柱いて他派閥の者が食事をしに集まる。そこに喋るモンスターか。次は何が参加するんだ?」

 

オッタルさんの言葉を聞いて全員笑う。確かに無法地帯になっている。

 

「んでユウたん。その喋るモンスターはヘスティアファミリアで保護するつもりなん?」

 

「はい。昨日の話し合いでそーなりましたね。よくウチに遊びにくるメンバーは問題ないでしょうが思いつくだけで1番マズイのは脳筋天然娘と会う事ですね。あいつは本当にヤバいと思います。」

 

「せやろなぁ。ベートとレフィーヤは多分大丈夫や。あの子らはユウたんと関わってええ方向に変わっとる。でもアイズたんはなぁ…すまんけどユウたん。アイズたんには何としてもそのヴィーヴルと遭遇ささんようにして!」

 

「ユウ?確かにそれは爆弾よ?一般人に見られても噂が立つとヘスティアファミリアが悪く噂されてしまうわ。それでも保護するの?」

 

「その覚悟があるからみんなに話を通しに来たんだよ。この件でもしそっちのファミリアと敵対することになってもいいくらい俺はウィーネを大切に思ってるからね。」

 

そう。と呟き微笑むフレイヤ。ロキは頭を抱えているが。ヘスティアが口を開く。

 

「僕も子供達を信じてるしウィーネ君も大切に思ってる。だから君達も君達の子供達を最優先に考えて貰って構わない。敵対することになっても恨んだりしないよ。それにユウ君とベル君がいるからね。弱小ファミリアだけど簡単に潰されてやるもんか。」

 

「わーとるわ。そもそもの話やけどな他のやつ等は知らんけどうちもフレイヤもユウたんがおる時点でドチビんとこを弱小やなんて思ってないわ。ガチでやり合うことになったらレフィーヤは確実に、ベートも7割くらいでそっちにつきそうやし…。ベートとレフィーヤとユウたんが敵とか想像したないわ。勝てても被害が甚大すぎて漁夫の利狙う輩にやられて終わりや。」

 

「そうね。ウチは流石によっぽどの事がない限り寝返ったりはしないでしょうけどロキの言う通りになりそうだわ。それにシャンプーとか入浴剤がない生活は嫌よ。」

 

「フレイヤちゃんってほんと駄女神だよね。最後の言葉要らないでしょ。オッタルさんウチくる?女神の面倒見る必要ないよ?」

 

オッタルさんはサンドイッチを食べながら目を泳がす。

 

「オッタルゥゥゥ!!そこは否定しなさいよ!!なんで悩んでるのよ!!」

 

「オッタルさん風呂も檜の浴槽だしシャンプー、リンス、トリートメント、ボディソープ使い放題。ヘアパックや洗顔クリームも置いてあるし朝、夜ご飯は俺の手作り。ノルマとか一切ないから鍛錬もし放題だしなんなら俺やベートさんとの手合わせもできるよ?」

 

「よし移籍しよう。ユウの手作りご飯は格別だからな。フレイヤ様お世話になりました。」

 

「オッタルゥゥゥ!!あなた団長でしょうが!!何ご飯に釣られてるのよ!!あなたいくつよ!!」

 

ロキ様といーちゃんはゲラゲラ笑ってる。ヘスティアは顔引きつってるし。

 

「冗談です。フレイヤ様をお1人にはできません。この部屋がゴミ屋敷になってしまいますからね。ユウすまないがこの話は無かったことにしてくれ。」

 

「そうですね。ここ一応ギルドの持ち物ですからね。ゴミ屋敷はマズイ。オッタルさん暇があれば飯食いに来てくださいよ。ベートさんもオッタルさんと俺が仲良いの知ってるんでもう問題もないですし。弟と妹も紹介しますよ。」

 

「ちょっと待って?私女神よ?それも美の女神。なんでいつもこんな扱いなのよ!!あ、ユウ。喋るモンスターも見たいし私も行っていいかしら?」

 

「いいよ。いーちゃんとの屋台での出来事で美の女神は仲直りしてるって噂になってるし問題ない。ロキ様も今日このままウチくる?大幹部に報告する前に直接見といた方が良くないですか?」

 

ロキ様も来るみたいなのでみんなでヘスティアファミリアに行くことになった。ヘルメスを待ちながらサンドイッチの具材について話をしているとフードを被ったやつとヘルメスが一緒に来た。

 

「すまないみんな。待たせたね。横のやつがクライアントの駒の子供だよ。」

 

「ん?オッタルさん気づきました?」

 

オッタルも頷く。

 

「ヘルメス。そいつなんなんだ?そのフードの中骨だろ。肉体ならちょっとした動きでわかるがそいつはおかしすぎる。」

 

オッタルさんと俺は女神の前に立ち警戒する。

 

「ま、待ってほしい!私はフェルズ。「愚者」だ。この身体はもう800年も生きているからね。猛者と愛狂兄貴と敵対するつもりはこれっぽっちもないんだ。」

 

「愚者?ああ。なるほど。わかった。」

 

1人納得するユウにオッタルさんが目でどういう事か聞いてくる。普通にフレイヤちゃんも聞いてきたけど。

 

「フェルズの正体かな?ははっそんなにビビるなよ。骨がビクってなると面白いじゃん。さて、答え合わせかな?間違ってたら悪いけど800年も生きてて愚者?あり得ない。何故なら愚者は何も知らないから愚者だ。なら逆に考えよう。賢者だった者が愚者になったとしたら?それは何か禁を犯した者だ。800年以上骨になってまで生きてしまっているあんたは何をした?何故骨でも生きれる?というか死ねない身体と言うべきかな。なぁあんた賢者の石作って使っただろ。だから愚者なんじゃねーの?」

 

全員が俺の推測に驚愕し、フェルズを見る。ヘルメスもフェルズの横で固まっている。

 

「ふぅ。この二つ名だけで正体がバレたのは始めてだよ。その推測は全て正しい。正直お手上げだ。改めて神ロキ、フレイヤ、ヘスティア、イシュタル。それに猛者オッタル、ユウ・クラネル。賢者の石を作り、壊され使用した愚者のフェルズです。ギルドの主神、ウラノスの遣いでここにやってきました。」

 

「はぁ!?ちょい待てや!!ウラノスやて!?あんのクソジジイ!!ちゅーことはあれか?喋るモンスターのこと知っとったんか!!」

 

「ロキ様落ち着いてくだせぇ。多分今の話的にガネーシャ様のとこも噛んでるな?フェルズさん。」

 

神様軍団がなんでガネーシャ?あの馬鹿の名前が出てくんの?みたいな目で見て来る。

 

「いや、前からおかしいなー変なのーって思ってたんですけどモンスターは怖いって一般人は認識してるわけじゃないっすか。そんで不思議なのが怪物祭。わざわざダンジョンから地上に運んで民衆に見せる必要あります?しかもギルドが絡んでますからね。そりゃオラリオ来たばっかの俺は気になりますよ。んで喋るモンスターの件をギルドの主神様が知ってる。全部繋がりましたよ。」

 

「なるほどなぁ。怪物祭はモンスターの調教がメインや。仲良くしとるとこを見せるんが狙いか。そんでガネーシャは民衆の神。上手いこと本心隠してやっとるやん。」

 

フェルズさんはため息を吐いて肩を落とす。つか骨なのに人間味が溢れ出して止まらない状態だな。

 

「まさかガネーシャファミリアまで辿り着かれるとは。その通りだよ。前々から喋るモンスター、我々は異端児と呼んでいるが。異端児を確認し、会話を交わして友好的な関係を築いている。」

 

「んで?フェルズさんがここに来た理由は?」

 

「この事を地上の子供達に知らせるのはまだ早すぎる。だから黙っていてほしい。信用できる…そうだな。ロキファミリアの勇者などは大丈夫だが。それとヘスティアファミリアが保護したヴィーヴルだがダンジョンにいる同胞達の元に帰してやってほしい。地上だと危険が多すぎる。」

 

「お断りします。お帰りはあちらです。骨は墓の中に入って寝言も言うんじゃねーよ。ふざけんな。ウィーネは俺の妹でヘスティアファミリアの一員だ。ギルドから圧力かけたりクエスト出したりしてみろ。麒麟思いっきりギルドに叩き込んでやるからな。この前の戦争遊戯は死人出さないように4割の力で落としたからな。今回は灰も残らないと思いやがれ。」

 

「ま、待ってくれ。ちゃんと説明する!今闇派閥のイケロスファミリアがウィーネを探しているんだ。ウィーネと出会ったときのベル・クラネルを見ているからヘスティアファミリアが狙われる危険があるんだ!!」

 

「おーわかった。イケロスファミリア?あのゴミどもクノッソスにいる引きこもり集団だろ?ロキ様俺ダイダロス通りの横からクノッソスに荷電粒子砲全力でぶち込んでくるわ。オリハルコンも消滅させれるから問題ねーだろ。ねーよな?うちのベルとウィーネ狙ってるだと?絶対殺す。ファミリア全部粉々にしてチリも残さん。」

 

あ、ベル君とウィーネちゃん絡んだからユウ君ぶちギレたな。何やってんだこの骨。

神共通の思いだった。

 

「あーユウたん落ち着き?な?イケロスファミリア潰すんは賛成やねんけどやり方がヤバいわ。そのなんや?ウィーネちゃんにそのチリも残ってないとこ見られたらお兄ちゃん怖いとか言われるかもやで?」

 

「え?やめときます!」

 

「う、うん。せやな。やめとこか。んでフェルズやったっけ?ウラノスは祈祷して動けんやろーからこの後ヘスティアファミリアで全員で飯食ってそのあとそっち行くわ。話はそれからや。今ユウたんが言うてたの一言も嘘ないからそのままウラノスに伝えとき。」

 

フェルズは頷き帰っていった。フレイヤちゃんの部屋に居たみんなとアスフィを呼んでご飯を食べることにした。コミュニケーションお化けのロキ様はウィーネに気に入られて一緒にお風呂に誘われて風呂に行っていた。フレイヤちゃんも一緒に行っていたがあれは完全にウィーネより風呂のアメニティ目当てだな。

オッタルさんには備え付けているシャンプーではなく色んなシャンプーを置いてある俺の部屋に案内して匂いを嗅いでふむ。これだなと選んでいた。

ウィーネと遊ぶ時に使った小顔ローラーを持って使い方に首を傾げていたのには申し訳ないが大爆笑してしまったが。

 

ベートさんと妹エルフ達が来て事情を説明したら「「「まぁユウ(お兄ちゃん、兄上)だし。」」」の一言で終わった。解せぬ。

イケロスファミリアについてもヘスティアとロキ様が聞いていなかった全員に説明してくれた。

それからみんなでご飯を食べた。ウィーネは色々な人と話せて楽しいのか終始笑顔だった。

 

「ユウ。異端児に関しては私も何度か仕事であったことがあります。それにイケロスファミリアのこともあるので何か情報が入ればすぐに伝えますね。」

 

「悪いねアスフィ。最近ずっとなんかに巻き込まれてるからなぁ。お互い落ち着いたらまたデートしような。ずっと待たせてるままだからね」

 

2人は笑い合いご飯を食べた。ウィーネは余程ロキ様を気に入ったのかロキ様ロキ様と言い膝の上に座ってご飯を食べてロキ様にあーんをしていた。ロキ様。アイズたんもこんな素直な時あった…いや無かったわ。とか言わない。ベートさんとレフィーヤがすんごい微妙な顔してるでしょうが。

 

神様達はウラノス様のところに行くので用意していた。俺とオッタルさんは飯の後の風呂で酒飲みますかと風呂に向かおうとしたら女神軍団に説教されて一緒に連れて行かれることになった。

おのれウラノス様!!会ったら文句言いまくってやる!!

 

 

ウラノス様はその時寒気を感じてダンジョンへの祈祷を強めたようです。




あー話が纏まらないです。

多分ですが次は異端児と邂逅、仲良くなる。イケロスファミリアお疲れ様でした。になると思います。

ウィーネをダンジョンに戻すかめっちゃ悩む。
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