ベルの兄は異世界人   作:ごーたろんす

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遅くなってすみません。

月初めなので仕事が忙しくって…

またちょくちょく書いてるので出来次第投稿していきます!


異端児?闇派閥?うるせー!!弟と妹以外くたばれぇぇぇ!!

ゾロゾロと歩きながらギルドを目指す。ロキ様とフレイヤちゃんが話をしている中俺とオッタルさんは小顔ローラーをゴロゴロしていた。ぶっちゃけ意味はないと思っている。ヘスティアといーちゃんもやりたいと言うので新しく出してあげる。

小顔ローラーって意味無さそうだけど目の前に置いてると何も考えずに使っちゃうよね。

 

ギルドに着いて受付に行く。あーあ。またエイナさんじゃん。あの人苦労の星の下産まれてきたのかなぁ?とりあえず手を振っておく。いーちゃんの時に言い合いになった小太りエルフが急いでやってきて案内してくれることになった。過ぎ去り際に小顔ローラーをエイナさんにあげる。エイナさんパニクってて可愛かったです。

 

地下に行くと椅子に座ってる厳つい顔をした爺ちゃんがいた。

 

「おい小太りエルフ。お前ら本当に最低だな。こんな爺ちゃんを地下に幽閉してるだと??同じ下界の子供として許せん!!商店街に噂を流してやる!!」

 

神様全員必死で笑いを堪えている。ぷるぷるし過ぎだから。

 

「ま、待て!ユウ・クラネル!この方は主神のウラノス様だ!!ダンジョンに祈祷をする為にここにいるのだ!誤解だ!」

 

「なんだと!?確かに誤解していたようだ。ギルドは主神を幽閉して名前だけ借りているのか。やっぱり最低じゃねーか。」

 

ここで神様全員が大爆笑。ロキ様といーちゃんに関してはヒィヒィ言っている。

 

「ロイマン…。揶揄われているだけだ。もうお前は良い。下がれ…。」

 

ウラノス様がそう言うと小太りエルフは頭を下げて帰っていった。

 

「お前が異端児を妹と言っているユウ・クラネルか。」

 

「そうですよ。んで麒麟叩き込んでいいの?返答次第ではギルドの上に雷雲待機させてるから。神様なんだから分かるでしょ嘘じゃないの。あ、こっちの連れてきた神様には一切のダメージがいかないように出来るから安心してね。」

 

「私がいなくなればダンジョンへの祈祷はどうする。モンスターが溢れ出るぞ。」

 

「んなの簡単だろ。入口で、ずっと俺が見張っとくよ。死ぬまでずっとね。その間に祈祷出来る神様が来るかもしれないしダンジョンを全階踏破して大人しくさせることが出来るかもしれないしね。つかアンタらがダンジョンに蓋したんだろ?そんで最下層まで行って欲しいっつってんだからクソジジイも業が深いね?だから去勢されるんだよ。」

 

ウラノスは驚いた顔で聞いてくる。

 

「な、何故それを知っている…。」

 

「え、それマジなん?嘘やろ?特大ネタきたー!!これ次の神会で言うたろ。」

 

「なんで知ってるかって?俺の地元じゃ有名だったぜ?ガイアとの子供が醜くてタルタロスに幽閉してガイアにブチ切れられてクロノスのアダマスの鎌でちょん切られたらしいじゃん。これが本当なら自分勝手にも程があるわな。そんなクソジジイに使われたくない俺は間違ってねーよ。つかフェルズが可哀想。賢者の石は壊されるわ去勢ジジイに駒にされるわ。死ねない身体になるわ悲惨過ぎて同情もできねーわ」

 

ウラノスは固まったまま動かない。コイツは神の遣いなのか?何故自分の黒歴史とも言える事実を知っている?冷や汗が頬を伝う。

 

「え、ウラノスの反応これマジなんや。しかもガイアて。こらまた大物の名前出てきたな。つかユウたんよくタルタロスとか知っとるな。あれ冥界より下層んとこで神も近づかんとこやで?」

 

「んーまぁ俺の魔法に関係してるとだけ言っときますね。」

 

「あぁなるほどな。他にもなんか無いん?ってそれはまた後で教えてや。それよりウィーネたんのことやな。おいウラノス。どないすんねん。」

 

「あ、ああ。すまないが一度ダンジョンにいる異端児達に会ってほしい。そのウィーネも一緒に。」

 

「それをしなきゃいけない理由は?ギルドが情報を掴んでるか知らないけど今ウィーネとベルっつーかヘスティアファミリアはイケロスファミリアに狙われてる。危険を犯してまで異端児に会わなけりゃならない理由を教えてほしいんだけど。」

 

ユウの発言に驚くウラノスとフェルズ。ウラノスは目を閉じて何かを考え、ユウに伝える。

 

「闇派閥は異端児達を捕らえて都市外の貴族に売っているそうだ。それをさせない為に異端児には伝えて複数名で動くようにしてもらっているが数が圧倒的に少ない。だからこそウィーネを家族だと保護しているヘスティアファミリアに頼みたい。」

 

「はぁ。ウラノス。ギルドからクエストをウチに出せ。その異端児が拠点にしてる階層と場所に向かえってな。ウィーネも連れていくが最後に決めるのはウィーネだ。残っても俺らと一緒に居ることになっても文句は言うなよ?それと異端児の事はベル達に任せる。俺はロキ様とクノッソスにいる引きこもりどもの殲滅に向かうからな。」

 

「ああ。それで良い。フェルズ。」

 

フェルズは頷き俺に何かを渡してくる。聞いたら携帯電話みたいな魔道具だった。ロキ様はええなーほしいなーと言っていたが数も少ないので無理だったみたいだ。

 

それからヘスティアといーちゃんはウラノスと話を始める。もう関係なさそうだったのでフレイヤちゃんとロキ様とオッタルさん、フェルズとお茶をしていた。椅子が足りないのでフレイヤちゃんを膝の上に普通に乗せているのを見てロキ様がまた爆笑していたが。

 

「フレイヤあんたユウたんとおったら美の女神形無しやな。どんだけユウたんに気ぃ許してんの。」

 

「う、仕方ないじゃない。この子無意識に出る私の魅了も効かないし、普通に接してくれるんだもの。イシュタルもそうみたいだけれど下心が無い子供なんて早々いないもの。」

 

「下心って言われてもなぁ。俺からしたら神様って爺ちゃん婆ちゃんだもん。いくら綺麗でも恋愛や肉体関係は絶対に無理。」

 

「ほーん。ユウたんはその辺の線引きしっかりしとるんやなぁ。やからフレイヤもイシュタルもユウたんを気に入ってるんやろーけどな。」

 

フレイヤちゃんの頭を撫でつつ口にドライフルーツを放り込んでいく。フレイヤちゃんはモグモグと口を動かす。

 

「あー今のフレイヤとユウたん見とったらうちもはよウィーネたんに会いたなってきたわ。ウィーネたん見た目もやけどめっちゃ可愛ない!?あんなん反則やで。」

 

「ロキ様大好きになってたからなぁ。俺以外の膝の上に座るのはじめて見たよ。あーそれと異端児達に会いに行くのは俺もベルと一緒に行くからもし何かあればこの魔道具1つだけロキ様に渡しとくから連絡してよ。いいだろ?骨?」

 

「ああ。構わないよ。ウィーネはこんなにも神や地上の人間に好かれてるとは思わなかった。ウィーネ自身が可愛いのもあるんだろうが。」

 

「アホゥ。ウチらがなんで会って話そうとしたかまで考えてみぃ。ユウたんが妹やって言うし、ユウたんの並々ならん覚悟を知ったからに決まってるやろう。そーでなきゃ可愛いモンスターで喋りますよーって言われても誰がコンタクトなんざ取るかい。」

 

「神ロキ。そうですね。ユウ・クラネル。本当に感謝する。ウィーネがダンジョンを出た時は流石に焦ったけどね。」

 

そんな話をしているとヘスティア達の話し合いも終わったみたいだ。いーちゃんはフレイヤの姿を見て気持ちはわかるが私たち美の女神も形無しだなと言っていたが。

 

 

ギルドから出てみんなバラバラに帰っていく。ヘスティアはウラノスから直接クエストの手紙を貰ったようだ。

闇派閥がまだいるのでいーちゃんの護衛も兼ねてアイシャさんと同盟を結んでいるタケミカヅチファミリアにホームを任せることにした。

 

「はい注目!ウィーネおいで。ギルドからクエストで20階層のルームに行くことになりましたー。とりあえずそこにウィーネと同じ異端児達が隠れてるんだと。20階層とかお前ら行ったことないだろ?今回は急な話だから俺も一緒に行くから安心しろ。でも俺は基本的にウィーネ以外守らんからな。冒険者になってベルとずっとパーティを組んでるんだ。力を見せてくれよ?」

 

ウィーネを抱っこして挑発するように言うとみんな目に闘志を燃やしていた。

ウィーネを連れていくので深夜にダンジョンに向かうことにした。向かっている途中視線を感じる。これはイケロスファミリアかな?

 

そのままダンジョン内に入ると視線がなくなった。そのまま真っ直ぐに20階層に向かう。

ウィーネを抱っこしていたがその場に降ろしてある一点を見る。コンコンと叩いた後、この裏かと思い異端児いたらのいてろよ!切るからなー!と刀で斬ろうとする。魔道具からフェルズの焦った声が聞こえてきて、行き方を教えてもらう。

 

広い空間にヘスティアファミリアは行き着くと真っ暗で何も見えなかった。

 

「ベル。前教えたロマンがある技出来るか?」

 

「うん!兄ちゃんに教えてもらって魔力操作練習したら出来るようになったよ!ファイアボルト!ファイアボルト!」

 

ファイアボルトがベルの手の上でずっと留まりつづける。魔力で炎の周りを覆っているようだ。それに魔力を直接送るとどんどん大きくなっていく。

 

「兄ちゃん!できたよ!炎帝!」

 

おお!あの兄弟愛の強い俺が尊敬する人の技だ!!カッケーな。さて周りを見るとリザードマンやアルミラージ、ハーピーなど色々な種族が集まって揃いもそろってアホ面している。

 

「はい異端児諸君。フェルズから話を聞いた筈なのに俺らを試そうとしていたみたいなのでこっちも俺らと戦う勇気があるのか試させてもらった。んでやる?やるならこの小さい太陽そっちにぶん投げさすけど?」

 

異端児全員がブンブンブンと首を横に振る。ウィーネを呼んで抱っこする。

 

「俺はユウ・クラネルだ。ウィーネのお兄ちゃんだからよろしくな。んでリドってやつはどいつだ?噂じゃかなり強いらしいじゃないの。」

 

「あ、はじめましてだなユウっち!俺がリド!フェルズから聞いてたけどホントに容赦無いんだな。俺ら全員死んだと思ったぞ。」

 

リドと普通に握手する。すると異端児達はざわつき始める。ヘスティアファミリアの面々は首を傾げているが。

 

「…ユウっちは嫌悪しないんだな。俺達はモンスターだ。しかも喋れるからよく嫌悪されるんだが普通に握手されたのは初めてだよ。」

 

握手したままリドに頭突きする。イッテェェェ!!こいつ鱗あんの忘れてた!超痛え!!

 

「くそ。鱗モグぞこの野郎。俺はウィーネを妹だって言ってウチのファミリア全員も家族だと思ってんだよ!なのにてめーらに嫌悪してたら自分自身とウィーネを裏切ることになるだろうが!」

 

縮地でリドの背後に回りこみそのままリドを抱えてジャーマンスープレックスをかます。

ヘスティアファミリアはおお!ユウの大技が決まったぞ!などと盛り上がっている。あいつらにプロレス技教えたの失敗だったかも。

 

「い、痛い。ユウっち!いきなり何すんだよ!」

 

「頭突きでダメージを負った俺の怒りだ。ありがたくもらっとけ。つか宴会するぞ宴会!何のためにこんな大量の食料持ってきたと思ってんだよ。リリ!春姫ちゃん!」

 

リリ、春姫ちゃん、俺の背負ってきたバックパックからしこたま料理の入ったタッパーが出て来る。

 

「え?え?そのめっちゃ大きいバックパックの中身って全部食料!?」

 

「地上のお方。はじめましてですね。ハーピィのフィアと言います。よろしくお願いしますね。」

 

「おお!よろしくなー。フィアは美人さんだな!ダンジョンにいるハーピィの顔ときたら見たくねーもん。ウィーネ!フィアお姉ちゃんだってよ。ほら挨拶。」

 

「え?え?ウィーネだよ!ベルがつけてくれた私の名前!ユウは私のお兄ちゃん!フィアお姉ちゃんよろしくね!」

 

フィアの羽とウィーネが握手をしている。無言でフィアの後ろに行き、羽をモフモフする。

リド達はドン引きしているが。

それからイケロスファミリアの事を伝えながらご飯を食べる。ウィーネは安定のユウの膝の上だ。

 

「まさか俺達みたいなのを家族と扱ってる冒険者を見るとは思わなかったぜ。本当に嬉しいぜ。」

 

「んーモンスターつっても知性あるんだしこんな可愛いんだ。そりゃ敵対してくるんならいくら知性があってもチリにするけどな。それこそ闇派閥なんか良い例だろ。知性あるけど俺らと相容れないからチリにする。つか地上でもヒューマン、アマゾネス、エルフ、獣人、神っていうバラバラの種族が暮らしてるんだ。なんで暮らせてる?知性と理性があるからだろ。それとお前らは何が違うの?まぁモンスターと冒険者って溝が邪魔してるかもしれねーけど少なくともヘスティアファミリアは気にしてねーよ。ウィーネも珍しい獣人だと思ってるからな。」

 

異端児達は何か思うことがあるのか全員黙っている。ウィーネはニコニコして俺に抱きついている。うん死ぬほど可愛い。

 

「ユウっち達の考えは分かった。その上で聞かないといけない事がある。ウィーネ。地上にいると、ユウっち達と一緒に俺らがいると迷惑がかかるかもしれない。今は俺達が地上にいけば争うことになると思う。こんなに俺っち達に友好的なヘスティアファミリアに迷惑をかけたくねぇ。だから俺達と一緒にダンジョンで暮らさないか?」

 

ヘスティアファミリアの面々にはウィーネに決めさせると伝えているので全員黙っている。

ウィーネは涙を溜めながらリドに言う。

 

「ウィーネは邪魔なの?ウィーネユウお兄ちゃん達と一緒にいたいよ…ロキ様とまた一緒にご飯食べるって約束したもんっ!でもお兄ちゃん達が大変になるのはもっと嫌!」

 

「い、いやウィーネが邪魔なんじゃないぞ!?今は地上にいる人間と仲が悪いからでだな。ユウっち達ともダンジョンにいれば会えるし迷惑もかからないからそっちの方がいいかなと思ってだな…。頼む!泣かないでくれ!ユウっちの目が怖すぎる!!ユウっち!刀に手を掛けないでくれ!!」

 

「リド。オレノカワイイイモウト、ナカシタ。オニイチャン、リド、キル。」

 

ヒィィィィと言いながら頭を下げるリド。周りの異端児もビビってリドからそっと離れる。

 

「わかった。ウィーネお兄ちゃん達に迷惑になると嫌だからリド達といる。」

 

「ん。そうか。ウィーネ。いつまでもウィーネは俺の妹だからな?何か困ったことがあればこの魔道具ですぐに連絡するんだよ?おいリド。もしウィーネになんかあったらウチで即座に保護してここには返さないからな。あとお前の尻尾切り落とすから。」

 

リドはビビりながら頷く。ベルと春姫ちゃんは涙を堪えながらウィーネとお別れの挨拶をする。リドにイケロスファミリアには気をつけるようにいって別れる。

 

地上に戻ってからベルと2人で視線を感じるので別行動をする。すると神が話しかけてきた。

 

「ひひっ。はじめましてヘスティアファミリアのクラネル兄弟。俺はイケロス。なんか噂だとモンスターを囲ってる怪物趣味って聞いたから面白そうで話聞きに来たんだけど。」

 

「はじめまして。闇派閥イケロスファミリアの主神のイケロス様。てめーらの狙いなんかこっちは全部知ってんだよ。弱小だと甘くみたな?生憎だが俺は別に神殺しをなんとも思ってないんでね。ここでお前を殺せばクノッソスに引きこもってる奴らは恩恵も無くなるし殺しやすくなるなぁ。」

 

全て筒抜けになっており、ユウの言葉に嘘が一切無い事がわかり冷や汗を流すイケロス。このまま天界に送還される可能性もあるのだ。

 

「それが嫌ならクノッソスに引きこもっている闇派閥を教えて俺らの前から失せろ。まぁどの道クノッソスにいる限り俺が潰しに行くけどな。」

 

イケロスはとんだやつに話しかけてしまったと後悔する。もう逃げようがないので素直にタナトスファミリアの事を伝え逃げ帰った。

 

タナトスファミリアについて魔道具でロキ様にすぐに伝える。今からフィンさんと相談するみたいだ。

 

ホームに戻りイケロスと邂逅したことを伝えて次の日の相談をする。ベル達はダンジョンに行くらしいので俺はロキファミリアに向かうことにし、眠りについた。

 

 

「さてロキ様。昨日言った通りイケロスが接触してきました。俺が闇派閥の動きを掴んでいることを知らなかったみたいですけどね。おそらくクノッソス内部での前回の戦闘はイケロスファミリアではなくタナトスファミリアが主体だったみたいです。イケロスファミリアは異端児達を外に売って金策をしてたんですかね?」

 

「なるほどなぁ。ヴァレッタとかいうやつもタナトスファミリアやったっちゅーわけか。たしかに闇派閥やのに1つだけって決めてたらあかんかったな。めんどくさい奴らやでほんまに。そんでフィン。これからどないすんの?」

 

フィンさんはある程度構成を練っていたのか簡潔にわかりやすく説明してくれた。まずはクノッソス内部のマッピング。部隊を分けて1階層ずつマッピングしていく。それと同時に鍵の奪取。この2つを最優先させる。即時撤退も視野に入れるみたいだ。

俺は個人として動く方が駒として生きるらしいので先行して敵戦力をベートさんと狩りにいくことになった。

 

第一級冒険者で揃えられたメンバーにリヴェリアさんの部隊であるエルフ軍団。今回は内部攻略を主とした作戦ではないのでバックアップメンバーらしい。

 

全員でダイダロス通りに向かい、フィンさんの演説を黙って聞く。

それが終わってから開戦の狼煙と言わんばかりに荷電粒子砲をオリハルコンの扉にぶっ放す。消滅した瞬間電磁波を飛ばして敵の場所を特定する。

 

「ベートさん!この階層にいる生き物は捕捉したよ!そんなに数はいないからすぐに殲滅しに行くよ!」

 

ベートさんと一緒に雷を纏い全力で敵を殲滅して回る。ベートさんの魔法便利過ぎるでしょ。ちょいちょい雷を渡さないといけないけど軽い魔法で良いから楽ちん。どうも時間制限があるみたい。強めの雷を渡しても痛いだけで使用できる時間は変わらなかった。

 

「この階層は終わりだね。つかマッピングだけど電磁波で見てそれを教えていけば良かったんじゃないかなーとか今思ったり。」

 

「おせーよ!!気づかなかった俺らもあれだがテメェの魔法なんだからテメェで最初から気づけよっ!!」

 

仕方ないじゃん。気づかなかったんだから。それより扉の奥にいた闇派閥のアホどもは鍵を持ってなかった。鍵を持っているやつは主力組なのかな?と思ったり思わなかったりする。

 

 

「ベートさん。これってさ多分魔道具かなんかで見られてて遠隔で扉の上げ下げしてるよね?俺が来るとすぐに扉上に上がるもん。」

 

「あーそういやそうだな。ユウがいるとオリハルコンも形無しだから壊されるくらいならって上げてんのかもしれねーな。」

 

次の階層で鍵を持っているアホどもがいたので即時殲滅して鍵を奪う。なんか山賊とか追い剥ぎみたいになってるけど見てなかったことにしてほしい。

 

それからその階層もマッピングが終わったので奪った鍵を持って撤退することにした。鍵を奪ったらすぐに撤退する

つもりだったしね。

 

撤退途中にフェルズから貰った魔道具が光る。なんだと思ってベートさんと立ち止まる。

 

「えーともしもし?ユウ・クラネルですけど?誰ー??」

 

「兄ちゃん!!ベルだよ!!ウィーネ達何人かが拐われた!!これウィーネのなんだけど落ちてて!!多分イケロスファミリアのやつだ!18階層からクノッソス?とかいうのに行けるらしいから僕たち行くね!ご飯までに帰れなかったらごめんなさい!」

 

ベルは言うだけ言って通信を切った。

 

 

ウィーネが拐われた??

 

 

 

俺の可愛い妹が???

 

 

 

イケロスファミリアぶっ殺す。

 

 

 

「ベートさん。悪いけど1人でフィンさんのとこに行ってもらえる?クノッソスにベルも来るみたいだし俺も行くよ。あいつらは俺の大切なものに手を出した。ブチ切れちゃったよ。全員殺してイケロスも殺す。」

 

ユウは今まで見たことのない速度で消えた。ベートは先程までの自分に向かってない筈の殺気に毛は逆立ち冷や汗をかいていた。

 

「あーあ。イケロスファミリア終わったな。つかクノッソスにいるのも危なそうだな。あいつキレてるしどんな魔法使うかも知らねーから早く撤退するようにフィンに伝えるか。」

 

ベートはフィンのもとに急ぐ。フィンに伝えてすぐさま撤退する。クノッソスの前で何かあったら動けるように待機することにした。

 

ユウは電磁波を最大限に広げる。途中強い電磁波を見つけてそこに寄る。

 

「んだよ!!赤髪かよ!!魔石食ってんのか。ほれ。ドライフルーツやるからそっち食べな?美味しいから。つかいいとこにいたわ。赤髪聞きたいことがある。」

 

「え?は?ユウ?なぜ貴様1人で…もぐ。うまいな。聞きたいこととはなんだ。」

 

ベルの容姿と異端児について話をして探してることを伝える。

 

「ふん。あのコソコソしていた連中か。ユウの弟とそのモンスターの妹はしらん。だがあのモンスター達を外に運ぶ通路なら知っている。あっちの方だ。」

 

「ありがと!レヴィス!愛してるぜ!ほらこのリュックに入ってるやつ全部食っていいぜ!んじゃまたなー!!」

 

愛してると言われ顔を真っ赤にして固まる怪人レヴィス。それからゆっくりとユウの置いていった食べ物を食べ、美味しいと呟く。

 

次会うときは気まずいんだろなぁ。そんなことを思うレヴィスだった。

 

 

レヴィスに教えてもらった方向に向かうと丁度運ばれているモンスターがいた。そいつを助け、周りにいる闇派閥のやつらを全て斬り伏せる。

 

ベル!ウィーネ!待ってろよ!すぐに助けに行くからな!

 

 

そう思って全力で走り続けるユウだった。




やばい。自分でも何書いてるかわかんなくなってきたw

異端児編とロキファミリア絡ますの難しいんですけどぉぉぉぉ!!

アイズさんの扱いが1番困る(´-ω-`)う~む

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