ベルの兄は異世界人   作:ごーたろんす

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とりあえずエピローグってことで!

ロキファミリアの面々とヘスティアファミリアの面々の後日談になります!

これで原作11巻は終わりです!


エピローグ!そして楽しい祭りに行くぞオラァ!!

ベルとアステリオスの戦いが終わり、狂乱の戦闘事件は幕を下ろした。

それからロキファミリアの面々と別れてベルを回収してヘスティアファミリアのホームに戻った。

 

ーヘスティアファミリアー

 

「みんなお疲れ!大手に一泡吹かせてやったな!ヒリュテ姉妹とか落ち込んでやんの!爆笑してやったぜ!!ベルはベルでアイズに勝ったらしいじゃん!お兄ちゃんは鼻が高いぜ!リリもフィンさんが今度是非会って話したいってよ。指揮系統をボロボロにされたの死ぬほど悔しかったみたいだぜ?それも同じ小人族の女の子にしてやられたのが。しかもお姫様抱っこの事バラされて心折れてたわw」

 

ベルがアイズに勝ったことを知らないヘスティアファミリアの全員が驚く。誰が聞いても偉業中の偉業だ。

だがベルの表情は明るくない。

 

「うん。僕はアイズさんに勝てたけどあれは最初力を抜いてくれてたからなんだ。それに魔力強化も待っててくれたし…。それよりアステリオス。リリは知ってるけど僕がレベル1の時に倒したミノタウロスの生まれ変わりなんだって。彼と決着をつけれなかった方が心残りなんだよね。去り際にお兄ちゃんに感謝してたよ?あと次はダンジョン内で決着をつけることにしたんだ。だから浮かれてる暇は無いよ。」

 

全員ため息を吐く。

 

「あのなぁベル。そんなに肩肘張ってどーすんだよ。今回勝てた!やったー!でいいじゃねぇか。今日この騒動が終わったんだぞ?なのにすぐ次の事考えてどーすんだ。実家まで走って帰って着いてすぐにオラリオに戻るって言ってんのと一緒だぞ?」

 

「あ、ごめんなさい。爺ちゃんと話したいよね!少しは立ち止まらなくちゃ!」

 

その例でわかるお前ら兄弟はどーなってんだと思った一同だった。

 

「とりあえずウィーネおいで!!はい。みんなウィーネはウチに住む事になりました。俺がテイムして言葉教えたら話せるようになったと明日の神会で言いふらしてくるんで安心してください!もしウィーネを狙ってくるファミリアがあれば俺の愉快な仲間達とロキファミリアが粛正するので大丈夫です。てことで新しい家族に乾杯するぞー!!」

 

みんなご飯を思い思いに食べ、酒を飲み楽しむ。みんな笑顔で良い。

 

「ねぇユウお兄ちゃん。ウィーネみんな大好きっ!!」

 

このウィーネの笑顔を守れただけで満足だ。

 

 

ーロキファミリアー

 

「さて。ベートとレフィーヤもいることだし今日の反省と改善点を話し合うよ。流石に今回の結果はロキファミリアの団長として申し訳が立たない。みんな信じて着いて来てくれたのにすまない。」

 

「団長!!そんな、頭を下げないでください!!それよりベートとレフィーヤよ!なんで家族よりヘスティアファミリアを「ティオナ。それはベートとレフィーヤが居ないと何も出来ないと認めているのか?お前がフィンを慕っているのはわかるが、その言葉を認めることはできない。」リヴェリア…。ごめんなさい。」

 

ベートは無視。レフィーヤは何言ってんのこいつ?みたいな顔をしている。

 

「ベートとレフィーヤから見て今回ロキファミリアの改善点がどこか意見はあるかい?遠慮はしなくていい。」

 

「あー。ある程度しか知らねぇから俺の意見の後にすり合わせしてくれ。まずはフィン。フィンは自分で気づいてるだろうがユウの言葉を鵜呑みにしすぎたんじゃねぇか?んでユウだけを意識しすぎた。だから各戦場にヘスティアの主力メンバーが現れてホッとしてユウの行動ばかりに気を取られた。いつものフィンなら助っ人くらい考えがよぎる筈だろ?それはユウも言ってた。」

 

「返す言葉もないよ。その通りさ。そして気づいた時には全てが終わってたよ。」

 

フィンは肩を落としてベートは頷く。

 

「次はジジイ。ババアはレフィーヤに聞け。ジジイはまぁ相手が俺だったからな。子供の成長を見たかったとかそんなんだろ。だから何言っていいかわからねぇ。だがユウも俺もクノッソスでの冒険を知ってる。だからよ、あー。俺はガレスを戦場では誰よりも信頼してる。そんだけだ。」

 

頬を染め、そっぽを向くベート。ガレスはそんなベートの頭をガシガシ撫でる。

 

「ベートさんがあれなので次は私が。リヴェリア様は分かってらっしゃると思いますが近接戦がレベル6にしては拙いかなって思いました。その辺の冒険者や遠征なら他の人もいますし問題無いと思いますが、そのぅ。うぅぅ。」

 

「構わん。続けてくれ。弟子から教わって改善する器量はお前の師匠にはある筈だぞ?」

 

「はいぃぃ。クノッソスで私も怪人と戦闘しましたが私の近接戦闘でも長く戦えば殺されてました。お兄ちゃんが助けてくれましたけど!お兄ちゃんが!!かっこ良かったなぁ。えへへ。あっ、すみません。もしリヴェリア様が1対1になると瞬殺されます。だから避ける技術と自分の間合いを把握すべきかなと思いました。近接戦での間合いが分かっておられないのか所々ぎこちなかったので。」

 

「ふむ。なるほどな。確かにレフィーヤの動きは相手の力を利用したり人体の急所をついて隙を作る戦い方だったな。我々は魔法が主体だからな。近接戦で敵を倒す事にこだわる必要は無いということか。勉強になる。」

 

リヴェリアもレフィーヤの頭を撫で、愛弟子の成長と共に自分がまだ上を目指せる余白に気づき人知れず嬉しくなっていた。

 

「ったく髪ボサボサになったじゃねーか。ユウにせっかく熱風の出し方教えてもらって乾かしてきたのによ。んで次は凸凹アマゾネスか。ユウからの言葉でもいいか?」

 

2人は頷く。

 

「お前ら2人とも本能に任せすぎ。技術が無いから癖多過ぎて次の行動が何したいかすぐわかる。それと頭の中スッカラカンだから相手が何しようとしてるか考えてねーだろ。モンスターは単純だから本能でどうにかなっても俺らが今から戦うのはクノッソスにいる闇派閥連中と怪人だぞ?そのまま行ったらレベル6だけど確実に足引っ張るだとよ。」

 

「そんなこと言われてもこんな戦い方しかしてこなかったから他の事を考える余裕なんてないわよ。」

 

「そーだよー。今までこれでどうにかなったんだから大丈夫だって!!ユウ君は考えすぎなんだって!」

 

ベートはため息をつく。

 

「それで今回レベル2主体のチームにボコられてお前らだけレベル6なのに気絶してたんだろーが。」

 

その言葉に2人は黙る。

 

「フィン。お前ならわかるだろ?考え過ぎと言われるくらい考えないと勝てないって。バカは戦えるけど勝てないよな?」

 

「その通りだよ。ティオナ。ユウ君が考え過ぎと言っていたがその考えられた策にやられたのは誰だ?僕達だろう?僕も考えが足りなかったから負けた。戦いにおいて考え過ぎなんて言葉は無いよ。遠征の時、僕は考えに考え抜いて誰も命を落とさないように策を練るからね。キツイ言い方かもしれないけどティオナが今までどうにかなっていたのは僕の指示と中衛をしてくれてるベートのフォローのおかげだよ。」

 

ティオナはがっくりとし、ティオネは頷き何かを考えている。

 

「とりあえず俺が思うのはテメェ等は考える事に慣れてねぇ。今それを練習しても身体がうまく動かねぇ筈だ。それにテメェ等の本能もたまには役に立つ。だからまずは戦いに使える技術を習ってこい。タケミカヅチ様に金払って教わってきやがれ。あの武神はマジでえげつねぇから。生身で技術だけでレベル3くらいまでなら倒せる。」

 

2人は頷く。まだまだ荒削りなのがわかったし何よりも家族の足を引っ張りたくなかった。

 

「あとはアイズか…。いやアイズに言うこととかねーんだけど。レフィーヤはなんかあるか?」

 

「え、アイズさんですか!?いや特に何も思い浮かぶことがありませんが。」

 

アイズは何か自分もアドバイスもらえるかなーとソワソワしていたので2人の言葉を聞いてガーン!!となる。

 

「えっと、私ベルに負けちゃったよ?」

 

「ああ、あれは気にすんな。マジでユウの余計な入れ知恵だから。ユウも本当にエアリアルの風を無効化できると思ってなかったみてぇだし。だってアイズはベルの技術を盗もうとして盗めてたみたいだしなぁ。」

 

「ですよね。お兄ちゃんもアイズさんのことは天才じゃ生温いレベルだって言ってましたし。」

 

アイズは少しがっかりしてしまうがあることに気づいて相談する。

 

「オッタルさんが、言ってたしゃんぷー?の事教えてください。ベルにそれで、嫌われないって言ってました。」

 

フィン、リヴェリア、ベート、レフィーヤはずっこける。この天然娘はここでその話題をブッ込んできたかぁ。

 

「アイズ。後で私が貰ったやつを貸してやる。それを毎日使うようにしろ。」

 

「あーリヴェリア。それ俺が受け取ってきたわ。それとベルは髪が綺麗なやつが好きらしいぞ?シャワー上がりに熱風使って乾かすと綺麗になるらしいけどな。」

 

「ベートさんっ!それ今すぐ、教えてください!」

 

今まで見た事のないくらいキラキラした目でベートを見るアイズ。ベートはこんな奴を俺は好きだったのかと意識が遠のきかける。するとロキが入ってきた。

 

「おー。やっとんなぁー。ん?アイズたんどしたん?ベートの頭見つめて。あ、ベート。今日も風呂上がり頼むわ!ヘアパックして熱風で乾かしたら神の髪も綺麗になるわ!なんつって!」

 

「ロキ。それ本当?本当に髪綺麗になる?」

 

アイズはロキに詰め寄る。

 

「お、おう。ウチのボケは無視かい。ん?アイズたんも髪気になっとんか?アイズたんはそのままでも綺麗やけどもっと綺麗になるやろなー。ユウたんの持ってくるやつにハズレはないからな!んでなんでそない髪気にしてんの?」

 

「ベートさんが、ベルは髪綺麗な人が、その、好きって言ってたから…」

 

可愛いぃぃぃぃぃ!!アイズたんマジ天使!!ん?ベル?ベルたんのことか?

どーいうことや?とベートを見る。

ベートはアイズを指差して、口パクでベルに惚れたと伝える。

ロキはニンマリする。

 

「ほーん。ベルたんなぁ。でもアイズたんはウチのお気に入りやしなぁー。でもベルたんもお気に入りやしなー。アイズたんが頑張ってベルとデートしたりしてたら許しちゃおうかなー。」

 

アイズは目をパチクリさせ想像したのか顔を真っ赤にする。みんな暖かい目で見守る。ひたすらモンスターを倒し、一時期は人形姫と呼ばれていたアイズがこんなに表情を変えるのだ。可愛くて仕方がない。

 

「あー。なんだアイズ。もし頑張れそうなら俺かレフィーヤに声かけてくれ。一緒にヘスティアファミリアいこうな?ベルは俺の弟子だし2人にするくらい簡単だから。」

 

ベートはユウの言っていた妹は世界一可愛く見えるし世界一可愛いと言っていた意味がわかった。凶狼シスコンの目覚めだった。

 

それからはロキにも話した内容を説明し、ロキも納得していた。ロキファミリアもヘスティアファミリアの様に仲良くなっている。

 

ーユウサイドー

 

次の日、神会があるということなのでバベルの塔にヘスティアと向かう。何故なら呼ばれているからだ。

 

ドアをバーンッ!!と開ける。神様方の目線が集中する。

 

「男神女神の皆様待たせてしまいましたな!!オラリオ1のアイドル!ヘスティアファミリアの愛狂兄貴ことユウ・クラネル只今参上!!」

 

「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!ユウ君キタァァァァ!!」」」」

 

「うわ!俺今日参加しててマジで良かった!」

 

「オラリオの狂気が参戦とは今日の神会ひと味違いますなぁ。ふひひ」

 

うん。大体の神様は受け入れてくれてるな。司会はヘルメスか。よし。

 

「皆様お座りください。円卓会議、あ、間違えた。神会を始めます。ん?ヘルメス君。君なんでそこに座ってるの?早く正座しなさい。」

 

「おお!今日もエンジン全開だな!」

 

「円卓会議。なんかこう心に響くな。」

 

「ヘルメスほんとに正座してて草。」

 

冗談は置いといてヘルメスを立たせて司会をしてもらう。ユウ君が司会で良いと言ってくれる神様も多かったけどめんどくさいのでヘルメスで。と伝えておいたら爆笑された。

 

「えー何か変わったことあったかい?」

 

この質問に色々意見が飛び交う中手をピーンッと上げてアピールする。

 

「え、えーとユウ君。」

 

「はい。昨日、一昨日にモンスターを巡ってロキファミリア対ユウ君と愉快な仲間達の擬似戦争遊戯があった模様です。」

 

「「「な、なんだってぇー!!!」」」

 

「本人がリークする辺りユウ君さすがだな。」

 

「あーそれ知ってるわ。ダイダロス通りのやつだろ?」

 

「あれ?バベルの塔前でユウ君の弟が黒いミノタウロスとやり合ってなかったっけ?あの黒いミノタウロスってロキファミリアの子供?」

 

ざわついているところで手を叩いて注目を集める。

 

「その話をしとかないとオラリオに住んでおられる神々に筋が通らないと思い今日は参加させていただいたんですよ。まず何故そうなったかなんですがウチのファミリアでヴィーヴルをテイムして飼ってるんですよ。その子がまた可愛くて可愛くて。ヴィーヴルが人型になれるの知ってる神様います?それでなんか懐かれちゃって。んでその子。ウィーネって言うんですけど共通語教えてたら覚えちゃって喋れるんですよ。」

 

「「「はぁ!?マジで!??」」」

 

全神様が驚く。

 

「今度いーちゃん、えっといーちゃんってなんだっけ?名前。ああ、イシュタルのやってる屋台に連れて行くんで危険ないので見てもらっても大丈夫ですよ。んでその可愛いウィーネが闇派閥のアホどもに奪われて額の石取られて暴走したんですよね。あ、暴走はゲンコツしたら治りましたんで。ついでにイケロスんとこのレベル5もウチの弟が蒸発させたみたいです。その暴走してるウィーネを見て僕らがモンスターを庇ってる怪物趣味だー!って勘違いしてたんでめんどくさくなって擬似戦争遊戯をしたってわけです。」

 

「説明すればユウ君ならわかってもらえるのにあえてしないでロキと喧嘩するのに憧れない。」

 

「うん。ツッコミどころが多いけどユウ君だからで納得する俺らがいる。」

 

「そーいや商店街でハーピィが歌ってたけど上手いしそれもユウ君がギルドに申請した帰りだったらしいな。ガーゴイルの羽に子供のせてたのは笑った。」

 

うむうむ。上手いことまとまったな。ロキ様も質問に上手く答えてくれてるしこれでウィーネを外に出せる。

 

「ユウ君!それは全然面白いから良いし今度イシュタルの屋台見に行くけどさ結局どっちが勝ったの??」

 

この質問にロキ様は顔を歪める。俺は満面の笑みで答える。

 

「もちろんユウ君と愉快な仲間達ですよ!ロキ様のトリックスターの称号は俺のものになりました!」

 

え?ロキ負けたの?あのロキファミリアが?という空気になる。ロキ様は机を叩いて立ち上がる。

 

「あんたらに忠告しといたる。マジでユウたんをなめとったらあかん。普段はええ子やし一緒におったら楽しいわ。ほんでも絶対に敵対はすんな。この子と弟はマジで敵に容赦ないで?さっきイケロスんとこのレベル5の話出たやろ?蒸発ってどっかに行くって意味やないで?大火力で文字通り蒸発させたんや。ほんでユウたんやけどな。トリックプレーはウチもウチのフィンもボロクソにやられた。しかも戦闘もエグい。オリハルコンあるやろ?魔法でチリにしとったで?」

 

全員ドン引きである。この兄弟怖すぎるんだけど。そこに1人の男神が立ち、口を開く。

 

「俺が!ガネーシャだっ!!」

 

「すいません警備員さんここに民衆の変態の神がいます。捕まえてください。」

 

全員ドン引きしてたのに大爆笑だ。それでもガネーシャ様はうろたえない。

 

「俺はガネーシャだっ!!変態ではない!!」

 

「そんな変な仮面被って筋肉モリモリで大声で叫ぶやつは変態なんですよ。ガネーシャのガネーシャがパオーンってか?」

 

「ガネーシャにちゃんと対応してるだと!?」

 

「よく聞け。ガネーシャのガネーシャがパオーンって言ってるぞww」

 

「くくっガネーシャのぷっ。ガネーシャww」

 

全員笑いを堪えながら下を向いて震えている。

 

「お、俺がガネーシャだ…」

 

ガネーシャが負けたぁぁぁ!!あんなガネーシャ始めて見たwwと大好評である。

 

「そ、それでだな。ユウ・クラネル!!君がテイムしたというヴィーヴル「ウィーネ」ウィーネくんを見せて貰いたい!!」

 

「え?嫌ですよ。なんで可愛いウィーネに変態を見せなきゃいけねーんだよ。寝言は寝て言え。」

 

おい見ろよ。ガネーシャがパオーン↓↓になってんぞ。でもユウ君の気持ちはわかる。俺もウィーネちゃん気になるもん。

 

「ユウ君。ガネーシャのとこはテイムが上手いから怪物祭もやってるんだしウィーネ君を見せてあげなよ。ガネーシャは馬鹿だけど良い奴さ!」

 

「ヘスティアがそう言うなら…。おいパオーン。ウィーネをその大声でビビらせたらその仮面の鼻切り落としてやるからな。」

 

「う、うむ。善処しよう。あとで日程は教えてよう。俺が!ガネーシャだ…」

 

ガネーシャあんだけ自己紹介してんのにパオーン呼ばわりじゃんww

俺も今度からパオーンって呼ぼ。

 

 

「それじゃヘスティアファミリアには敵対しない!ウィーネちゃんに会いたいなら屋台に行く!誰かがウィーネちゃんに危害を加えようとしてたら俺達が守るで良いかい?」

 

「「「おっけぇー!!」」」

 

「よーし。オラリオ1のハイセンス。ユウ君もいるし命名式を始めます!」

 

「「「いえーーーい!!!」」」

 

「それじゃ最初は……」

 

時々意見を出しつつ知ってる神様のところが話題に上がり始める。

 

「次は、お、ロキのところは4人か。ベート・ローガとヒリュテ姉妹とレフィーヤちゃんかぁ。」

 

「うわロキんとこすげぇな。レベル6が3人と4が1人かよ。」

 

「せやろ?せやろ?ほんまにウチの自慢の子供やねん!あ、あとレフィーヤやねんけどユウたんの妹やからあんたら気をつけときや?」

 

え?と言う言葉と共にシーンっとなる会議室。前回の事件を思い出したのかディアンケヒトは汗をかき始める。

 

「この!可愛い!レフィーヤ・ウィリディスは俺の妹です。もちろん変な名前なんて。ねぇ??」

 

神々は全員高速で首を縦にふる。

 

「つーか無理に変えなくて良くない?凶狼だけ弟君の師匠で炎と雷を脚に纏わせてたらしいし似せて「炎雷狼」とかにすれば?」

 

「うわそれめっちゃかっこええやん。ウチ気に入ったわ。ユウたん。ベルたんとほぼ一緒になるけどええか?」

 

「お兄ちゃんポイントプレゼントしちゃうレベルでオッケーです。いーちゃんあの男神様屋台きたらタダで食べさせてあげて。」

 

みんないい名前だとお好み焼きがタダで食べれると聞いて張り切り始めたww

ユウ君なんかインスピレーションをくれと言われたので答える。

 

「ティオナは大切断だっけ?大平原で読み方をマナイーター。ティオネは怒蛇はそのままで読み方をヤンデレ。」

 

全員大爆笑の上納得している。ロキ様納得してグーサイン出してる場合じゃないからこのまま決まったらやべぇから!!

 

「ま、まぁあの2人とレフィーヤはそのままで良くないですか?変えて恨み買いたくないですし」

 

と言うことで保留。

 

次はウチかぁ。ウチはヴェルフとクラネル兄弟だ。

 

「えーとユウ君?ユウ君とベル君この前の神会でレベル2になってたよね?なんで1つ飛ばしてレベル4になってんのぉぉぉ!?」

 

「だってベルはベートさんと毎日手合わせして怪我を負わせるようになってレベル3になって擬似戦争遊戯でアイズとタイマンして勝ったらしいですし。俺もレベル2から闇派閥とか闇派閥とかウラノス引っ叩いたりしたら上がりました。」

 

神々全員がん???となる。今ユウ君ウラノス引っ叩いたって言わなかった???

 

「あー!忘れとったぁぁぁ!!そやそや!あんたらに朗報やでぇ!!ウラノスおるやん?あのギルドの主神の。アイツガイアの旦那でいらん事して去勢されとるらしいでww」

 

ウッソだろおい!!マジかよ!!なんてネタだよ!!

 

「ロキそれ本当なのか?誰が持ってきたネタなんだ?」

 

「おう。ユウたんの地元ではアイツ有名らしくてな。ウチらが下界に降りてくる前から言い伝えであったらしくてな。ユウたんが直接聞きにいってウラノスめっちゃ焦っとったで!」

 

全員ニヤニヤし始める。特大ネタすぎて大興奮である。

話を元に戻す。

 

「ぷっ。なるほど。ウラノスぶふっ。をいじめてたらレベルが上がったと。うん俺らが認める。完全なる偉業だわ。」

 

「ぶふっ。確かに偉業すぎる。闇派閥を殲滅とかより偉業だな。んでもう1人は鍛治師のヴェルフってやつか。」

 

「ヴェルフはヘファイストス様に「あなたに鍛えられた俺の熱は冷めない」って遠回しにプロポーズした模様。させたのはわたくしことユウ・クラネルだった模様。その時ヘファイストス様は真っ赤に照れていた模様。以上現場から中継でしたー。」

 

「ユウ・クラネルゥゥゥ!!!あんたついに私にまで手を出しに来たわね!!」

 

「いや手を出すなんてそんないやらしい言い方止めてくださいよ。ヴェルフに失礼でしょう。それに俺ババアはお断りなんで。ヘスティアなんかこんなロリなのにババアですからね。これだから神ってやつは。」

 

ふぅ。やれやれみたいなジェスチャーをするユウ。男神様方笑いを必死に堪える。ここで笑うと全てが終わる。女神様方はフレイヤが笑いを堪えているのを見て、ああいつもこう言うこと言ってる子なのねと思う。

 

「あ、あなた今私をババアって言った!?」

 

「うん。え?ヘファイストス様いくつですか?35歳以下なら謝ります。教えてもらえます?」

 

え、あ、う。とオロオロし始めるヘファイストス様。そこでヘスティアは席を立つ。

 

「ユウ君そこまでだよ!ヘファイストスは僕の神友なんだ!!僕はババアって言われても気にしないけどこれ以上ヘファイストスをいじめないでおくれ!」

 

ヘスティア…と感動するヘファイストス様。

 

「っと、下界に降りてきた当初ヘファイストス様の脛をかじりまくって歯が骨まで達しそうになってもガジガジして放り出されるニートだった我等がヘスティアが言っておりますのでこの辺でやめときます。ヘファイストス様すんません。」

 

ゲラゲラと笑いに包まれる会議室に気まずい空気のヘスティアとヘファイストス。

 

「とりあえずヴェルフ・グロッゾは不冷に決定。次はベル君だけど、炎雷狼とセットにしたし変えなくていいだろ。最後にユウ君だけどどうする?」

 

「え?俺なんやかんや気に入ってたんだけどなぁ。なんか意見とかあります?」

 

ここぞとばかりにヘファイストス様とヘスティアが色々言うが哀しいかな。根が真面目すぎて全然面白くない。そのまま伝えると落ち込んでいて爆笑されていたけど。

 

 

ロキ様とフレイヤちゃんが決めた「雷帝(ライテイ)」となった。普通すぎてつまらなかった。

 

神々が玩具とかの方が良かったけどみんなに勘弁してくださいと言われたからやめておいた。

 

神会も終わり皆様に今度屋台行くねと声をかけてもらった。神様連中にはお世話になっているのでサービスしとくようにいーちゃんに言っておく。

 

ヘスティアとヘファイストス様に怒られたけど満足な1日だった!!




神会も入れちゃったよ!!

読んでくれてる方すみません!昨日は1話しか更新できませんでした!

1日2話を目標にしてますが忙しいと1日1話になるかも知れません!!

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