ちょっと原作よりはっちゃけるかもですがよろしくです!
アスフィとの絡みをもっと増やしたい作者です。
大きな城門と城壁に囲まれた都市オラリオについた。
え?道中?ゴブリンをベルがフルボッコした以外なんも無かったよ?いやほんとに何もなかったから語ることはないですはい。
「うわーお兄ちゃん!オラリオだよ!大きいね。ここで爺ちゃんにまで届くくらい頑張るんだよね!」
「おうおう。ベルは可愛いなぁ。爺ちゃんにまで届くくらいならベルの言う英雄くらいにならねーとな!とりあえずアスフィに聞いた通りにギルドってとこに行ってファミリアに入らねーとな」
「そーだね!でもホントにヘルメス様のファミリアじゃなくていいの??アスフィお姉ちゃん期待してると思うんだけど・・・」
「あーヘルメスんとこ探索系じゃねーだろ?ベルが英雄になるんなら探索系の方が良いだろ。それに入ってから1年は移動もできねぇらしいからなー。とりあえずギルドで聞いてファミリア見つけてからアスフィと飯食いに行こうぜ。」
ヘルメスんとことか暗躍しかしねぇしそれも爺ちゃんの指示だから入る旨みが一切ねぇんだよな。アスフィがいるから入りたいのはあるけどロリ巨乳んとこでもいいんだよなぁ。
とりあえずベルにファミリアは丸投げしとくか。
内心ではロクなことを考えてないユウだった。
それはともかくユウとベルはジャガ丸くんを買い食いしながらギルドを探す。
ベルは都会にはじめてきたので歩くだけでも嬉しそうだ。
ウチの弟世界一可愛いと思いながら歩く兄はギルドっぽい建物を見つける。
「ベル!あれ冒険者っぽい格好の奴等が入って行ってるからギルドじゃね?」
向かいの大きい建物を指差しベルと一緒に入ってみる。
受付で名前とファミリア探しを伝え、椅子で待っていると呼ばれたので2人で向かう。
「はじめまして。エイナ・チュールと申します。今回お2人の担当となりましたのでよろしくお願いします。ユウ・クラネル氏とベル・クラネル氏はファミリアをお探しでよろしいですか?」
丁寧な言葉と態度で対応してくれたのは原作でも有名なエイナさんだった。
スパルタ講義されんの嫌だなぁと思いつつも返答する。
「はじめまして。ユウ・クラネルです。ベルの兄で17歳です。ベルも僕も探索系ファミリアを探しているので良ければリストなんかを貰えればと思いギルドにきました。」
ベルも挨拶をしてリストを取りに行ったエイナさんを待つ。
ベルから綺麗な人だねと言われ頷くがベルよ。スパルタ講義と説教されるんだぜ?ある業界ではご褒美だぞ☆
エイナさんからリストをもらい、決まったらまた来る様にと言われギルドを出る。
楽しみなのかソワソワしているベルを横目に門前払いされるんだろうなーと思っているユウ。
ベルは見た目がモロ兎でユウもユウで黒髪のショートで身長は180あるものの見た目はヒョロい。
そして何よりもイケメンではあるが童顔である。
日本人は外人から見れば童顔だし・・・との事らしい。
案の定リストにあるファミリアは全滅。
ロキファミリアでは兎ともやしは要らないと言われ刀で斬ろうかと思ったくらいだ。
ベルは意気消沈し、噴水の淵に腰掛けながらジャガ丸くんをモキュモキュしている。
うん可愛い。さてそろそろずっとついてきてるロリ巨乳と接触するか。
「ベル。そんな落ち込むな。あんなクソみたいなことしか言わないファミリアなんかこっちから願い下げだ。
その辺にいる神様探して突撃するか最悪ヘルメスに紹介状書かせて無理矢理面接行くから問題ねぇ」
そう言って立たせて頭を撫でてやる。
ベルも笑顔になったのでロリ巨乳に接触する。
「ところで俺たちの記念すべき18件目のお断りされたとこからずっとついてきているそこのロリ巨乳を司る女神様はなんか用か?」
「え、えええ!バレてたの!?しかもなんで下界の子がロリ巨乳ってあだ名知ってるんだよ!てかロリ巨乳司るって何さ!僕はヘスティア!竃を司る女神だよっ!」
ツインテをうにょんうにょんさせながら怒ってる女神様。ヘスティアが現れた!
仲間にしますか?
はい←
いいえ
「僕がついて行ってたのわかっちゃってたかぁ。僕女神なんだけどヘッポコでさ。誰も眷属になってくれないんだ。僕は家族が欲しいんだ。だ、だから良かったら家族になってくれないかな?」
俺とベルは顔を見合わせて頷く。
「「よろしくお願いします!ヘスティア(ロリ巨乳)様!」」
ヘスティアの顔は半分がすごい笑顔で半分は引きつっていた。
それを見て大爆笑のユウ。
困った顔のベル。
やがて全員が笑顔になり、ヘスティアに言われて本屋に向かった。
そこで原作通りに恩恵を刻むことになったが、原作と違いベルにもスキルが発現し、もちろんユウにもスキルが発現した。
ベル・クラネル
レベル1
力:I0 耐久:I0 器用:I0 敏捷:I0 魔力:I0
魔法
スキル
一筋模倣 憧れを模倣し続けることによって成長速度が上がる。レベル又は技術が自分より上の目標を模倣し続ける限り成長は止まらない。
目標を越えた。又は目標が変わると成長速度はリセットされる。
現在 (ユウ・クラネル)
ユウ・クラネル
レベル1
力:I0 耐久:I0 器用:I0 敏捷:I0 魔力:I0
魔法
日本商店 日本の商品を買える。リストオンと脳内で唱えればリストが出てくる。他人には見えない。ヴァリス換算されるのでリストに入れればチャージされる。
ダンジョン内での使用不可。
スキル
超絶弟愛 弟(ベル・クラネル)に危機が迫ると全ステイタス超上昇。成長速度が早くなる。弟に対する愛情により成長速度、ステイタスの上昇率が変わる。
愛情が失われた時このスキルは破棄される。
刀神乱舞 刀使用時(居合に限る)に切れないものが無くなる。刀以外を使用した場合は使用不可。
ヘスティアはドン引きした。というより白目を剥きそうになった。
え?成長促進スキルが2人共?これ絶対レアスキルじゃん。というかユウくんの魔法なんだよ!日本ってどこだよ!と思いつつベルのスキルとユウの成長促進の部分だけ消して見せる。
「おお。魔法とスキル2つか。ベルも頑張ったらスキルも魔法もこりゃ出てくるな!なんたって俺の弟だからな!」
「流石兄ちゃん!羨ましいけど僕も頑張ったら出てくるよね!なんたって兄ちゃんの弟だもんっ!それより兄ちゃんのスキル!僕もスキルに出るくらい兄ちゃん好きなのになんで出ないんだろう・・」
「ふっ。ベルよ。これが兄の実力だ!弟好きなら世界の誰にも負けんっ!!ベルがスキル出ないのは俺のベルへの愛情の方がすごいからに違いない!俺の愛情を上回るほどになればスキルが発現するだろう」
ドヤ顔でユウが言っているのを横目にヘスティアは汗をダラダラ流す。
ごめんベル君。ベル君の愛情もスキルに出てるんだ。伝える勇気のない僕を許してくれぇぇぇ。
それにしてもユウ君のスキル怖すぎるだろ!ベル君好きすぎるでしょ!なんだよステイタスの超上昇って!上昇より上かよ!
そして3人はホームである廃教会に向かった。
うーわボロっ。と思わず呟いたのはユウ。
ベルは秘密基地みたいでワクワクしていた。
ユウは魔法のことを思い出しリストオンと脳内で唱えてみる。
すると目の前にパソコンの画面みたいなのが出てきた。
色々見ると味噌や醤油など色々あったので試しにオラリオに来る途中に狩りまくった魔石を換金した800ヴァリスを入れてみた。
買える様なので味噌を買うと虚空からスーパーに置いてある味噌が出てきた。
ベルとヘスティアが驚き、聞いて来るので魔法を使ったと答えて晩飯を作ることにした。
その間にベルにヘスティアへの説明を頼んだ。
ヘスティアは味噌汁の旨さに涙を流したのは蛇足だ。
とりあえず米が食いたくて仕方ないので明日はダンジョンでモンスターを狩りまくることにした。
ベルに明日の予定を伝えてベルはソファで、ヘスティアはベットで寝ることにし、ユウは教会の長椅子に横になることにした。
あ、アスフィんとこ行ってねぇ。
「おい!ベル!アスフィんとこ行ってねぇぞ!!やべぇよ!今日来てるのバレたら怒られるぞ!」
ベルも顔を真っ青にして外に出る。
ヘスティアに知り合いに会ってくると伝えてダッシュでギルドに向かう。
エイナさんがいたのでヘスティアファミリアに入った事を伝えてヘルメスファミリアの場所を聞く。
明日の朝ギルドに寄って詳しい話をすると伝えてベルとまたダッシュする。
ヘルメスファミリアに着いて門番の人にアスフィとヘルメスに会いに来たと伝えると不審げな表情をされるが話を通しに行ってくれた。
するとアスフィが小走りでこっちにきた!
「おーい!アスフィー!遅くなってすまん!今日来たけどファミリア探しが難航してな!」
「アスフィ姉ちゃーん!オラリオきたよ!」
手を上げて声をかけベルは手を振ってぴょんぴょんしている。あ〜可愛いんじゃぁ。
「今日来たのはお爺様から聞いて知っていましたが何かあったのかと思いましたよ。でも2人とも無事で良かったです。さぁ中に入ってください。ヘルメス様もお待ちしてますよ。」
「いやぶっちゃけヘルメスはどうでも良いんだけど」
アスフィは苦笑いだが自分に会いに来てくれたのを知って嬉しかった。とりあえずお茶でも出して話を聞こうと思いヘルメスの部屋まで連れていった。
「やぁ2人ともオラリオによく来たね!元気だったかい?色々話を聞かせてくれよ!アスフィも聞きたいだろうしね!」
「ようヘルメス!あ、そうそう聞いてくれよヘルメス!今日だけで探索系ファミリア30件回ることになったんだぜ!?しかもタケミカヅチ様のとこ以外全部門前払いだぜ?ロキファミリアとか門番やってるやつに兎ともやしって言われて刀に手かけそうになったわ!」
ヘルメスとアスフィは思わず笑ってしまった。
「しかしロキのとこが門前払いとは珍しいね?あそこは基本ロキか幹部のとこまで通されて面接のはずだけど・・ちょっと待ってユウ君。落ち着いて座ってお茶飲んで。刀置いて。」
「ユウ落ち着きなさい。良かったじゃないですか。ベルと同じファミリアに入れたんですから。それにロキファミリアに入れば他派閥のヘルメスファミリアに来れなかったかもしれないですよ?大手はちょっとした噂も嫌がりますからね。」
「ふう。あの門番ダンジョンで会ったら行方不明にしてやる。あ、ロリ巨乳ファミリアに入ったんだけど俺ら2人しか眷属いねーでやんの。しかもホーム廃教会。でも良い女神様だよ。ついでに俺魔法1つとスキル2つ出たわ。俺のベルへの愛情がスキルになっちまったぜ☆」
魔法1つとスキル2つのところで唖然とするヘルメスとアスフィだがベルへの愛情と聞いてうわそりゃ絶対スキルになるわと思って納得してしまった。
「てことでヘルメス金出せやゴラァァ。」
え?なんで俺カツアゲされてるの?とヘルメスは思うものの何か理由があるんだろうなとユウの性格を知っているので二千ヴァリスを渡す。
すると目の前でヴァリスが消え虚空から何か出てきた。
それに驚いていると魔法だと聞いてどんな魔法だよっ!とアスフィと共につっこんでしまった。
そして厨房を貸してくれと言われたので貸し、ベルと話をしているとユウが食事を持ってきた。
「ほれ。これが俺の最高傑作のオムライスだ。東で良く食べられる米を卵で包んだもんだ。」
丁寧にケチャップでアスフィと腹黒と書かれている。
苦笑いしつつ食べると2人ともガツガツ食い始める。
「これはもの凄く美味しいです!ユウありがとうございます!大好きです!」
「おう。俺もアスフィ大好きだぞー。また時間あれば作ってやるからウチのホームでも来いよ!こっちのホームも週2くらいで顔出すわ」
「僕もアスフィ姉ちゃん大好きだよ!今度はみんなで一緒に食べようね!」
アスフィのどさくさに紛れての告白はベルの大好きのおかげで家族としてになってしまった。
アスフィはユウの事が好きだがユウもベルも実家に顔を出してくれる従姉妹くらいになっている。
ヘルメスは我が子の恋愛は大変だなーと思いつつもユウならアスフィを任されると思っているしヘスティアファミリアなら特に問題もないのでアスフィ頑張れ応援してる!状態である。
そこから魔法について他派閥だがヘルメスとアスフィにだけは他言無用で詳しく教え、爺ちゃんに手紙を渡しに行く時に口頭で地元の美味い飯食わせてやると伝えてくれと言った。
ちなみにスパルタ教育を受けるのが嫌なのでアスフィにダンジョンについてユウとベルはあれこれ聞いて予習している辺りユウは腹黒いというか小狡い。
それからしばらくして解散することになりアスフィに明日は私がヘスティアファミリアに行きますねと上目遣いで言われドキッとするハプニングがありつつベルと仲良くホームに帰った。
ダンジョンまで遠い・・・
次は何としてもダンジョンに向かうぜ!
ではまた!