ベルの兄は異世界人   作:ごーたろんす

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とりあえずの投稿。

次から本気出す!じゃなくて完全オリジナルになりますのでよろしくお願いします!


みんなー!お礼と謝罪に行くから待機しとけよ!!

地上に戻るとまずギルドの医務室にベルとリューを押し込む。ハイポーションで怪我を治したとはいえ、ダンジョンに何日か潜っていたみたいなので回復させる為だ。

 

ユウはとりあえず豊穣の女主人のメンバーと一緒にミア母さんに挨拶とお礼、そして謝罪をするべく店に向かう。

 

「ミア母さん。久しぶりー!なんか色々と機転を利かせてくれたみたいでごめんね?ベルもリューも無事だよ。俺もロキファミリアとの作戦の後、救援に向かったから!」

 

「ミア母ちゃん聞いてくれニャ!ミャー達がダンジョンに行ったらユウはもう2人を助けてて、37階層の白宮殿で2人を鍛えてたニャ!!リューはへとへとだったニャ!!」

 

「そうかい。ユウ。ベルとリューは無事なんだね?それなら良い。それと、あの馬鹿娘は前を向けたかい?」

 

ミア母さんは優しい笑みを浮かべ、リューの事を聞いてくる。俺は笑いながら答える。

 

「うん。後ろ向いてたら死ぬ状況に追い込んでやったよ。途中から必死で生きる為に俺らの技術を習得してた!それにリューには俺がいるからね。超怖い師匠がね。」

 

ミア母さんはその言葉を聞いて、そうかい。と一言だけ言い大爆笑していた。

 

「そうだ。ユウ。あんたも大変だったみたいじゃないか。元気そうにしてるけどかなり疲れてるんだろう?やる事やって早く休みな。あんたは人の為には他人を頼るけど自分の為には頼らないからね。そこは直していきなよ?弟と妹に格好つけたいならあたしでも良い。相談はちゃんとしな。」

 

ミア母さんには見透かされていたみたいだ。ミア母さんの言葉を心に留めて頷く。

 

「あの…ユウさん。リューとベルさんは無事なんですよね?なのになんでここに居ないんですか?」

 

「おー。小悪魔アザトースのシルちゃん。ん?そりゃダンジョンに何日か潜ってたんだからギルドの医務室に放り込んで来たよ。心配ならお見舞い行ってあげな?リューはずっとシルに感謝してたぞ?」

 

「そうなんですか。わかりました!それよりユウさん!!なんでリューを呼び捨てにしてるんですか??」

 

「そりゃ弟子だからな。リューは料理もそこそこ上手くなったよ。母さんたまに使ってあげてよ。結構使えるようになったと思うよ??」

 

シルはいつからですか!?リューは料理できるようになったんですか!?私にも教えてください!!とかうるさい。嫌だよめんどくさいの一言だけ伝えておいた。

 

「なんでですか!リューは良いのになんで私はダメなんですか!!」

 

「リューは真面目。素直。小悪魔アザトースは?」

 

「可愛い!素直!」

 

「テメェ自分で可愛いって言うなよ…。シルちゃんはうちの弟に近づきたいんだよね。わかるわかる。」

 

「むー!!ユウさんのいじわるっ!!あ、そういえば!商店街の噂でベルさんはアイズ・ヴァレンシュタインさんと付き合ってるって聞いたんですけど。どーいう事ですか!?」

 

「付き合ってるかは知らんけどデートは行ってたぞ。俺とベートさんで煽るだけ煽っといた☆」

 

シルは涙目だ。ユウの攻撃はシルに大ダメージを与えた。こうかはばつぐんだ。

 

「わーたーしーもーベルさんとデートしたいです!!」

 

「ほーん。頑張れよ。応援だけしとく。」

 

「セッティングくらいして下さいよー!!」

 

「んじゃ母さん!また今度来るわ!今回は本当にありがと!バイバーイ!」

 

普通にめんどくさくなったので無視してロキファミリアに向かう。シルすまん。俺はベルの味方なんだ。

 

「うぃーす!ラウルさんまたなんかやったんですか?毎回門番してるじゃないっすか。」

 

「ゆゆゆユウ君!?違うっすよ!?ユウ君が来たらそのまま案内する為に門番してたんすよ!!でも本当に生きててくれて良かったっす。ロキと団長のとこに案内するっす!」

 

ラウルさんはどうやら俺を待っててくれたらしい。こういうところがラウルさんの良いとこだし俺の好きなとこだ。

 

フィンさんの執務室に入ると幹部全員とロキ様、それにヘルメスとアスフィ、小太りジジイとアミッドさんもいた。

 

「ユウ・クラネル只今戻りましたー。お騒がせしました!申し訳ないです!流石にみんないるとは思ってなかったですけど。」

 

レフィーヤとアスフィがいきなり抱きついてきた。2人とも泣いてくれてる。

 

「「ユウ(お兄ちゃん)が無事で本当に良かったです。」」

 

2人を抱きしめ返し、頭を撫でてやる。

 

「ったくよぉ。あんま心配させんじゃねぇよ。まぁ無事でよかったわ。」

 

ベートさんも心配してくれてたみたいだ。

 

「うん。ごめんね。なんか身体が勝手に動いたんだよね。ロキ様もご心配をおかけしました。すみません。」

 

「ええよええよ。ユウたんがこうやって笑いながらここにおるだけでウチは満足や。ほらレフィーヤとアスフィちゃんも離れ。話できひんやろ?」

 

ロキ様の言葉で2人も離れる。

 

「うん。ユウ君。まずは無事でなによりだよ。お帰り。いきなりで悪いんだけど飲み込まれてからの話を聞いても良いかい?」

 

「うっす。ただいまです。んーと胸ある方を蹴り飛ばして飲み込まれたんですけど雷を纏ってて、それが予想以上に威力あったみたいで肉壁が焦げて蒸発していったんですよね。んで雷を止める事も出来ないんでそのまま纏ってたらクノッソスの最下層まで落ちました。

そこからダンジョンの18階層に出てベルとリューの危機を聞いたんで手持ちのハイポーションとエリクサーを持って救援に行って、25階層でアンフィス・バエナの首を1つ切り落として37階層までベルとリューを迎えに行きました。

んで、弟と馬鹿弟子があまりにもその前の戦闘で無様を晒してたみたいだったので説教して、白宮殿の闘技場で鍛錬させてました。

それからオッタルさんとかが来たので帰ってきて今ここにいます。」

 

全員顔引きつってるけどなんで??あれ?俺おかしな事言った??

 

「うん。ベル君の救援は手紙で読んで知ってたけど…。なんで闘技場で鍛錬??」

 

「ベルは複数を相手にする時にまだ動きが甘いので。それとリューは真面目なんで鍛えたら伸びると思いまして。」

 

違う。そうじゃない。救援に向かったんだからとりあえず地上に戻ってこいよ!!全員の気持ちが1つになった瞬間だった。

 

「あ、そうだ。フィンさん達こんなモンスター知ってる?魔石無くてアストレアファミリアを全滅させたモンスターらしいんだけど。」

 

ベルを追いかけてきたモンスター。骨の蜘蛛みたいなやつを絵にしてみんなに見せる。

 

「ベルが粉々にしてたけど魔法反射使えて機動性の高いモンスターだったよ?まぁベルがやられたのは蜘蛛嫌いだから近づきたく無くて魔法ぶっ放して反射されたからなんだけど。追っかけてきた時はボッコボコにしてたけどね。」

 

全員見たことが無いようだ。これは去勢ジジイに聞きに行かないといけないな。

 

「それにアンフィス・バエナもインターバルにまだ半月あったらしいんだよね。みんなの話を聞いたら23から25階層を火炎石で闇派閥のアホがぶっ壊したらダンジョンが哭いたらしいくってそれからそのモンスターが出てきたんだって。多分ダンジョンを痛めつけるとその原因。まぁ冒険者を排除する為に変なモンスター産み出すんじゃない?

フィンさん達も奥深くまで潜るんだし頭には入れといた方がいいよ?」

 

全員が頷く。そこからは他愛ない話をしていた。レフィーヤもアスフィも笑顔になっていたので良かった。

するとおっぱいデカい方が話し掛けてくる。

 

「あ、あの。ユウ。レベル6なのに足引っ張ってごめんなさい。あれくらい自分でどうにかできる筈なのに。本当に危険に晒してしまってごめんなさい!!」

 

「え?なんの話??おっぱい…ティオネなんかしたっけ?え?ごめん。本当に意味わかんない。」

 

「え?え、えっと、ユウが最後飲み込まれる前に助けてくれたじゃない。」

 

「あーなるほど!いやあれはティオネが悪い訳じゃねーよ?誰が悪いって犯人探しになるから嫌だけど正直に言うとあのポンコツ共だよ?恩恵があっても無くてもあの状況でティオネが担がないであいつらが逃げ切れたと思う?

無理無理。だから足手まといになるって入る前に言ったのに。まぁあの場に助けれる人数が揃ってたから頼んだけどさー。

ティオネ1人だったら食人花も蹴飛ばしてたと思うよ?だからティオネが謝るのは筋違いだよ。

あのポンコツ共を頼んだ俺が自分で自分のケツを拭いただけ。気にするなよ。」

 

ユウの言葉に全員が納得し、理解する。

ティオネはそれでもユウに言葉を伝える。

 

「そう。ユウはそういう奴だものね。でも私は、それでもあの状況を自分で打破できる力が欲しい。だからごめんなさい。ユウに助けられなくても良いようにもっと自分を鍛えるわ。」

 

ユウはティオネのその言葉を聞いて満面の笑みを浮かべ、頭を撫でてやる。

 

「それでこそロキファミリアのレベル6だぜ!ティオネお前良かったな。妹と違って考える脳みそあって。」

 

その言葉に全員が噴き出してしまう。あんな感動の場面でこんなに空気を壊せるやつがいるだろうか?

ユウが帰ってきたなと思う一面だった。

 

それからユウはさすがに疲れたのか一回眠りたいと伝えてホームに戻ることにした。

 

ホームに戻ると新しく移籍した我が妹のフィルヴィスがウィーネとお好み焼きを食べていた。

 

「おう。最愛の妹達。ただいま!」

 

「「ユウお兄ちゃん(兄上)!!おかえり!!」」

 

2人の頭を撫でてやる。それから少しだけ話をして眠いから寝ると伝えてベットに入った。

 

 

ーロキファミリアサイドー

 

ユウが帰った後、解散したがロキファミリアの面々はそのまま残っていた。

 

「ティオネ良かったね!ユウ君は何とも思ってないみたいだったよ!!あたしもあの時はびっくりしたなぁー。」

 

「ティオナ。あんたねぇ。だからユウに脳みそが無いって言われるのよ。ユウが私を許してくれたのは私の為よ。」

 

ティオナは姉の言う事が良く分かっていないのか首を傾げる。それを見て全員ため息を吐く。

 

「ティオナ。ティオネが言っているのは、あのままユウ君が何も言わずにいたらティオネが自分を責め続けるとユウ君が思ったから口に出して許したんだよ?」

 

「え?どういうこと?んん??」

 

「おい。まな板馬鹿ゾネス。お前がティオネに庇ってもらってティオネが大怪我をして意識不明が続いたらお前はどんな気持ちだ?」

 

「誰がまな板だ!!馬鹿ベート!!えっと、それは目が覚めるまで心配だし自分でどうにかしたかったなって思う…あっ!そういうことか!!」

 

馬鹿ゾネス。その通りだと思う。と全員の頭によぎる。

 

「ユウは良い男ね。良い男というか、うん。レフィーヤの気持ちが今なら良くわかるわ。あいつは本当に生粋のお兄ちゃんね。」

 

ティオネはそう言って満面の笑みを浮かべる。頭を撫でてもらい、許してもらった時からそう思った。レフィーヤがお兄ちゃん子になるのが良くわかる。

 

ロキは大爆笑し、フィン、ガレス、リヴェリアも笑う。姉であり、姉であろうとし続けてきたティオネがお兄ちゃんと言ったのだ。こんなに面白い話は無かった。

 

 

 

次の日ユウはフレイヤのところに向かう。オッタルとアレンをダンジョンに寄越してくれたお礼をしに。

 

「フレイヤちゃん!ユウだけど入るよー?はいお邪魔しまーす!」

 

「あら。おかえりユウ。大変だったみたいね。元気そうで良かったわ。オッタルは何も言ってなかったけどアレンは助ける必要が無かったって言ってたわよ?」

 

「んーまぁ正直必要は無かったかな?でも心配して来てくれた事はすげー嬉しかったよ!オッタルさんは飯の事しか言って無かったけどねwあ、これ一応お礼。フレイヤちゃんにはアロマとハンドジュエルね。アロマは部屋に置いとけば良い香りがするよ。んでハンドジュエルは手に塗るんだけど今使ってみる?」

 

フレイヤはハンドジュエルを使うとその香りと手がすべすべになる事に驚き、ものすごく喜ぶ。

アロマの香りも気に入ったようだ。

 

「これは見事ね。どうやって作ってるか教えて欲しいくらいよ!女性なら全員欲しがるでしょう。」

 

「いーちゃんも愛用してるよ。いーちゃんはいつも仕事頑張ってくれてるからね。たまにマッサージもしてあげると喜ぶよ?あ、オッタルさんにはこれ。ラーメンって食べ物なんだけど簡易的に作れるやつだよ。今から食べてみる?気に入ったらいっぱいあげるよ」

 

オッタルはすぐに作って食べる。よほど好みだったのかガツガツ食べて満足していた。醤油、味噌、豚骨の袋ラーメンを大量に渡し、刻みネギ、もやし、煮卵、チャーシューをタッパーに分けて渡した。

 

「感謝するぞユウ。いつでも救援要請してくれ。すぐに駆けつける。」

 

「オッタルゥゥゥ!!その食い意地張るのをやめなさいと前も説教したでしょう!!」

 

「しかしフレイヤ様。フレイヤ様は今貰った物が無くても大丈夫ですか?私はユウのご飯が無いと嫌なんですが。それに今回はフレイヤ様のご飯を横から食べてません。」

 

「横からも何もそのラーメンに触れさせようともしなかったでしょうが!!私の分なんて作っても無いでしょ!!」

 

オッタルはフレイヤの言葉をついに無視してユウとラーメンについて語り始める。フレイヤは呆れつつも楽しそうな自分の息子を見て笑う。

 

「あ、そーだ。俺そろそろ爺ちゃんに顔見せに行くからしばらくオラリオからいなくなる予定なんだけど。」

 

フレイヤとオッタルは固まる。

 

「待て。ユウ。早まるな。俺のご飯はどうすれば良い。」

 

「ミア母さんにレシピ渡しとくから食べに行きなよ。そこまで面倒見れないよ。実家について来てもいいけど爺ちゃんゼウスだよ?大丈夫?」

 

フレイヤは口を開けて固まる。オッタルはご飯に夢中でゼウスに気づいていない。

 

「ちょ、ちょ、ちょっと待って。ユウ。それ本当?いえ、嘘はついてないのはわかるんだけれど。」

 

「そだよ?俺とベルはゼウスの義孫だよ?ベルは気づいてないみたいだけどね。あ、これ内緒ね?ロキ様にもヘスティアにも言ってないから。だからオラリオに来る前からヘルメスとアスフィと仲良かったんだよ。」

 

「ユ、ユウ。あの。その。貴方のお爺ちゃんのファミリアをオラリオから追放したの私とロキなの。ご、ごめんなさい。」

 

「んにゃ。気にしてないよ?つかギルドの資料室勝手に入って調べて知ってたし。そのおかげでって言うと変だけどそれで俺は爺ちゃんの義孫になれたから。それに俺がいない間の出来事まで文句を言うつもりもないよ?」

 

フレイヤはユウの割り切り方に呆然としてしまう。祖父を愛しているのは愛を司る女神故に凄くわかっていたからだ。

 

「もちろん爺ちゃんも大好きだけど俺はフレイヤちゃんも大好きだよ?キスして…オェ。あげても…オェ。いいくらいだよ!」

 

「ちょっと待ちなさい。今なんでオェって2回も聞こえたのかしら?それに神が嘘わかるの分かってて言ってるでしょう。」

 

「うん。ババアとキスとか無理無理。オッタルさんがしてくれるからそっちでいいでしょ。」

 

「む?俺も嫌だぞ?フレイヤ様は母上だ。母上とキスなんぞラーメンが食べれないくらい嫌だ。」

 

フレイヤちゃんはオッタルさんの髪の毛を握りしめる。

 

「ねぇオッタル?私は美の女神なのよ?なぜその私とラーメンが同列になってるのかしら?」

 

「フレイヤ様。髪の毛は掴まないでいただきたい。ユウに言われ、完璧なケアをしているので。それにフレイヤ様の勘違いです。私はラーメンとフレイヤ様を同列にしておりません。ラーメンの方が大切です。」

 

あーあ。この猪、断言しちゃったよ。これでオラリオ最強なんだもんなぁ。

 

「ユウ。とりあえず実家に戻る前にまた会いに来てちょうだい?ゼウスに手紙も渡してほしいし。今から息子の調教をするから。指導ではなく調教をするから帰りなさい。」

 

うん。今回フレイヤちゃんがブチ切れるのはよくわかる。さて撤退撤退。さらばオッタルさん。お元気で。

 

 

そのままバベルの塔を降りてギルドの医務室に向かう。ベルに漫画を持って来てやった。が、チラッと覗くとアイズが横に座って笑顔で話をしていたので入るのをやめてリューの部屋に向かう。

 

「よう。リュー。調子はどう?ほれ、ケーキ。」

 

「ユウさん。こんにちは。ありがとうございます。怪我自体はユウさんのハイポーションとエリクサーで問題なかったので。明日の朝には退院できます。」

 

「ん。そりゃ良かったわ。なぁリュー。アストレア様に会ってみない?俺とベルはそろそろ実家に顔見せに帰るつもりだから一緒に来るか?ヘルメスもアスフィも来るだろうからアストレア様の場所分かると思うぞ?」

 

リューはユウの言葉に固まる。アストレア様に会って今の自分の思いを伝えたいと思う。だが本当に会ってしまっても良いのだろうかとも思う。

 

「まぁ今すぐってわけじゃ無いから考えといてよ。それにそろそろ決着をつけたいだろ?」

 

目の前の尊敬し、ほんの少しの恋慕をいだくヒューマンはどれ程自分の心を見透かしているのだろう。

 

リューは微笑みながら頷く。しっかり考えてみよう。そして自分も前進しよう。そう思った。

 

それからは料理の話などをして2人は別れた。

 

 

ユウはそのままバベルの塔を出て、ディアンケヒトファミリアに向かう。

 

「小太りジジイ。アミッドさん。今回は本当にありがとな!あと心配もかけて申し訳ない。これ謝罪と感謝の気持ち!ケーキ色々持ってきたからみんなで食べて!」

 

「おお。ユウか。体調は大丈夫か?ケーキとな!アミッド。少し休憩にしよう。」

 

「ユウさんがご無事でなによりです。それにユウさんに私も助けられましたから。解呪薬を服にかけていて正解でした。」

 

ネタでやったのにまさかの結果に逆にユウが驚いてしまう。それでもアミッドが無事で良かったと思う。

 

「小太りジジイがデブジジイになるのも時間の問題だな。カロリー高いケーキばっか選んでやがる。」

 

「うるさいわい!好きなものくらい食べさせろ!」

 

アミッドは呆れながらも日常が戻った気分になり嬉しく思う。それからポーションやエリクサーのおかげで弟と弟子を助けれたことも伝え、改めて感謝する。

 

「何を言うとるんだ。儂らは救う事を生業としとるんじゃ。お前の大切な人が助けられたのならそれは儂らにとって当然の事をしただけじゃ。」

 

「そうですよユウさん。私達は救います。医療的にですが。ユウさんは人の心を救っているのです。そこに私は尊敬を覚えてますよ?」

 

ユウは少し恥ずかしくなる。アミッドとディアンケヒトの言葉はより真っ直ぐに心に響く。それが数々の人々を助けてきた証なのだろう。

 

それから他愛もない話をして外に出る。最後に行くのはアスフィのところだ。

 

「うぃーす!ヘルメス!アスフィ!1日寝たら元気になったわ!しばらくは働きたくねぇや。とりあえず世話になったとこには全部顔だしたからここが最後だ。」

 

「お!ユウ君か。いらっしゃい。元気そうで良かったよ。クノッソスに飲み込まれたと聞いた時はさすがの俺もかなり焦ったよ。」

 

「ユウ。良かった。元気そうですね。本当にあの瞬間を見ていた私は血の気が引きましたよ。」

 

アスフィを抱きしめて頭を撫でてやる。

 

「ごめんなアスフィ。それでも俺は目の前の奴らを死なせたくなかったんだよ。まぁそれでアスフィ泣かしてたら世話ねぇけどな。あ、そうだ。ひと段落したし爺ちゃんに顔見せに帰ろうと思ってるんだけどヘルメス達の予定はどう?」

 

ヘルメスとアスフィは予定を考える。

 

「んーそうだな。二週間後からなら1ヶ月は予定無いよ?」

 

「んじゃ二週間後に一回ベルと俺らともしかしたらリューさんと一緒に爺ちゃんとこ行こうぜ。ついでにアストレア様の居場所もできたら調べといてくれない?報酬は旅の期間の飯で。」

 

「お!その報酬は魅力的だね。いいよ。アストレアの居場所も調べとくよ。」

 

「ゼウスのお爺様に会うのもなんだか久しぶりですね。リオンも前に進もうとしているんですね。」

 

3人で旅の予定を決めながら笑い合う。こんな日常を守れて良かった。オラリオ崩壊なんてさせない。そう強く心に誓った。

 

「んじゃ予定はそんな感じで頼むわ。ベルとリューにも伝えとくよ。んじゃアスフィ。ヘルメス。またなー!」

 

そう言ってユウはホームに戻る。晩御飯の時にユウはみんなに一度帰ることを伝える。ベルはもちろん賛成する。

 

「それではダンジョン探索は一旦休止しましょう。ユウ様の話では長くて1週間程度らしいですし、最近は色々ありましたからねぇ。」

 

「そうだねぇ。異端児にダンジョンでのイレギュラーの連続。ほんとアンタらと居たら楽しいよ。」

 

「そんなに休めるなら魔剣の改良もできるな!俺は賛成するぜ!」

 

各々が好意的に捉えてる中ユウは爆弾を放り込む。

 

「あ、明日レヴィスって怪人が飯食いにくるからよろしくなー。アビリティと胸の大きさがエグい怪人だから仲良くしろよ!あとすげぇおもろい。」

 

こんな事を言えばどのファミリアも空気が死ぬだろうが、哀しいかな。ヘスティアファミリアの面々はもう慣れてしまった。

 

「わかりました。リリは掃除をしておきますね。」

 

「「「了解。」」」

 

うむ。さすが変人奇人の集う場所と呼ばれるヘスティアファミリアだ。

 

ユウは頼もしい家族を見て笑顔になり明日レヴィスをどうやってもてなすかを考えながら眠りについた。




次回予告

レヴィスたんいらっしゃい。飯で泣くなよ。

え?なんでベットにアスフィとレヴィスがいるの??

そして女の戦い(女子会)が始まる!!


とかなんとか言って想像通りに進んだ事がないユウ君ですww
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