遅くなりすみません!!
リヴェリア・リヨス・アールヴ。
オラリオに住むエルフ、いや大陸中どこにいるエルフも知っているといっても過言ではない王族エルフ。
王族として何不自由ない暮らしが出来るのにその全てを捨ててオラリオに冒険者となるべくやって来た変わり者といえば変わり者のエルフ。
そんな変わり者の王族エルフはこの世に生を受けてから一番とも言えるほどの悩みがあった。
娘の様に小さい時から可愛がってきたアイズ・ヴァレンシュタイン。
愛弟子とも呼べる可愛い弟子、レフィーヤ・ウィリディス。
この問題児2人についてだ。つい先日のことだった。
「2人とも。私が言いたいことがわかるか?」
アイズとレフィーヤは首を傾げて疑問符が頭の上を飛んでいた。
「こ・の!大馬鹿どもが!!アイズ!!お前はベル君が居ないのに何故ヘスティアファミリアのベル君の部屋に入ってベットに勝手に潜り込んでいるんだ!!」
そう。この娘はベルが居ないのをいいことにベルのオフトゥンの中に入って臭いをクンカクンカしているのだ。
そのことを知ったヘスティアが胃を抑えながらロキファミリアに来て勘弁してくれと言いに来たのだ。
流石のロキも顔を引きつらせて謝り倒していた。
「それとレフィーヤ!!お前はフィルヴィスと一体何をしているんだ!!
フィルヴィスはまだヘスティアファミリアだから良いが、お兄ちゃん不足です!と呟いて真顔でオラリオ内をキョロキョロしながら歩くな!!
どれほど苦情が来ていると思っている!!」
レフィーヤはユウと会えなくてユウの幻覚が見え始めたのかお兄ちゃんお兄ちゃんと呟きながらキョロキョロしてオラリオ内を徘徊していたらしい。
その姿があまりにも怖く、色々な神々や、冒険者、果てにはギルドから苦情が来ていた。
ロキも真っ青になり、アイズの事を言いに来たヘスティアと共に胃を抑えていた。
「だって…ベルの匂いに包まれたかったんだもん…。」
「お兄ちゃん成分が足りないんですよ…。」
「この大馬鹿どもが!!1週間やそこらだろう!!
それくらい耐えんか!!それにアイズは不法侵入だぞ!!」
アイズは頬を膨らませながら文句を言う。リヴェリアに対して一番言ってはいけない文句を。
「リヴェリアは、恋をした事がないから、そう言える。恋したらわかるもん!!」
リヴェリアは固まる。確かにもういい歳だ。なのに恋愛の1つもしていない。
これに関しては本人もロキファミリアの現状を鑑みてもかなりコンプレックスになっている。
娘の様に育てて来たアイズの恋。
バーサーカーのティオネの恋。
ベートとリーネについても聞いている。
何よりほぼ同じ時期に入団したフィンの恋。
最近だけでもこの4人の恋を目の当たりにしてしまった。リヴェリア・リヨス・アールヴ。少し憧れていた。
「え?え?リヴェリア様も恋はした事ありますよね?成就したかは別にして。いえ、私も恋はわかりませんけど。」
リヴェリアはその言葉に対してサッと目を逸らす。まるでした事がないと愛弟子に伝えるように。
さすがのレフィーヤもドン引きしてしまう。なんせオラリオ中のエルフが、憧れ、慕っている王族エルフ。
あの王族エルフであるリヴェリア様が1度も恋をしたことが無いと態度で示すのだから。
それにリヴェリアは長寿のエルフだからこそ20代くらいの美しさを保っているが実年齢は……
レフィーヤは考えるのをやめた。何か恐ろしい事が起こる気がしたから。
「ほら!リヴェリアは恋をした事がないから、わからないんだよ!!ユウお兄ちゃんもベートお兄ちゃんも、恋はいつでもハリケーン?って言ってたもん!!」
リヴェリアは頬をヒクつかせながらアイズを見る。
「仮に私が恋愛をしたとしよう。それでも私は今のアイズの様に法を犯してまで相手を自分のものにしようとは思わんっ!!
お前が今しているのは犯罪だぞ!?
それにベル君がそれを知ったら嫌がって嫌うかも知れんぞ?そこまで考えて行動しているのか?」
アイズもベルの名前が出て、なおかつ嫌われるかもしれないと言われて目に見えて狼狽してしまう。
そのアイズの態度を見てリヴェリアも大丈夫だろうと思う。
次はレフィーヤだ。
「レフィーヤよ。お前がユウ君を慕っているのは私が一番良く分かっている。
だがな。今のレフィーヤの姿をユウ君が見たら悲しむのではないか?
自分のせいでレフィーヤが悲しんだと知れば…。
これ以上は言わんがな。」
「でもお兄ちゃんは会いたくて会いたくて震えるって人も居るんだぞ?って言ってましたよ?
私は震えないで探してるだけなので大丈夫ですっ!!」
「大丈夫なわけないだろう!!苦情があらゆる所から来てるんだぞ!?
妹が色々なとこから苦情を受けていると知ったら兄でも悲しむわ!!」
レフィーヤもうなだれてしまう。
リヴェリアはこれでとりあえずは大丈夫か?と考える。
だがママと呼ばれるリヴェリアだ。このまま悲しんでいる娘2人を放ってはおけない。
「ふぅ。2人共。説教はこれで終わりだ。お前達がそこまで気に入っているクラネル兄弟の良いところを教えてくれないか?」
2人はリヴェリアの声に反応して目をキラキラさせる。
「「ベル(ユウお兄ちゃん)は!!………」」
「レフィーヤ。私が先にベルの話をする。」
「アイズさん。お兄ちゃんはなんでも一番なんです。お兄ちゃんの話が先なので控えてください。」
むー!!と2人は睨み合う。
え?普通に話を聞きたいだけで喧嘩になるのか?この2人怖いんだが…。
リヴェリアは思わず固まってしまった。
「ユウお兄ちゃんの話も私がしてあげる。ベルのお兄ちゃんだから私も話できる。
後輩は先輩の言葉に従うべき。」
「お言葉ですがアイズさん。アイズさん程度ではお兄ちゃんの事は何1つ理解出来ませんよ。
お兄ちゃんとベルが始めて会ったのは?お兄ちゃんとベルがアスフィさんと仲が良い理由は?」
アイズはベルからそんな話を聞いていないので狼狽えてしまう。
そんなアイズを見てレフィーヤは鼻で笑う。
「ふっ。所詮アイズさんなんてそんなものですっ!
このレフィーヤはユウお兄ちゃんの最初の妹なのです!!だからお兄ちゃんとたくさん話をしていますしベルとアスフィさんを除けば私が一番知っています!
それにアイズさんは口下手なんですからすっこんでてくださいっ!!」
昔はアイズの事を神聖化までしてたレフィーヤがこんなに攻撃的になってしまうのか……。
ユウ君。君はどうやってレフィーヤをこんなにしたんだ…。
リヴェリアは頭が痛くなってきた。
「そ、そんなことないもん!ベルのユウお兄ちゃんの好きなところなら私が一番わかるから!!」
「ふっ。甘いですねアイズさん。ベルと私も姉弟なんですよ?ベルとはほぼ毎日お兄ちゃんの話をしたり鍛錬している私がお兄ちゃんの好きなところ自慢をしてないとでも??
アイズさんはもうすっこんでてくださいっ!!
このレフィーヤの相手にはなりませんっ!正直言って相手不足すぎですっ!!」
アイズは涙目になる。確かにユウについてでは分が悪すぎる。
レフィーヤのブラコンはスキルに出るほど強烈なのだから。まぁそれを言えばユウの弟妹は全員スキルになっているくらいブラコンだが。
それからと言うもの、レフィーヤのユウお兄ちゃん自慢が2時間に渡って繰り広げられる。
アイズもベルから聞いていたのか所々で相槌や、説明の補足をしてくる。
リヴェリアはお腹いっぱいだった。むしろ胸焼けするレベルでお腹いっぱいだった。
その後にはアイズによるベルのカッコいいところ好きなところ自慢が始まる。昼過ぎに説教を始めたのにいつのまにか夜だ。
1つ咳払いをして2人の自慢を止める。これ以上は精神が死んでしまう。
「なるほどな。お前たちが2人をどれほど慕っているかがよくわかった。
母親代わりとしても嬉しい限りだ。
だが、だからこそユウ君とベル君に迷惑がかかる行為は自制すべきだと私は思う。
もう2人とも分かっているだろうから言わないがな。
それと2人とも。今回の罰として明日は私と勉強とテストをしてもらう。」
アイズは勉強とテストと聞いて地獄の底に落とされたような顔をする。
対してレフィーヤはユウと色々な本を読んだり、勉強したりしているので余裕そうな顔だった。
リヴェリアはロキから簡単でええからテストとか適当に言ってあの子らの内心がどないなっとるか探ってくれへん?と言われていたのだ。
それから3人で夜ごはんを食べて、明日の朝にリヴェリアの部屋に集合と言って別れた。
「よし。時間通りに2人共来たな。それではこれからテストを始める。簡単な問題だから大丈夫だ。
それに答えも色々あるだろうからお前達が思う答えを書いてくれ。
できれば理由も書いて欲しい。」
テストを渡されて2人は書き始める。
【問 1】
レベル差がある相手を倒すのに必要な事は?
A アイズ
強くなること。 強くないと勝てないから。
A レフィーヤ
ユウお兄ちゃんと一緒に戦う。 ユウお兄ちゃんは負けないから。
【問 2】
ユウ君とベル君が闇派閥の罠にはまり、囚われている。どちらか片方しか助けれない場合どうする?
A アイズ
ベルを助ける。 ユウお兄ちゃんは死ななそうだし自分でどうにかしそう。
A レフィーヤ
ベルを助ける。ユウお兄ちゃんは死なないから。
【問 3】
魔法を使う時に一番気をつける事は?
A アイズ
風を吸い取られないこと。 風が無くなると意味ないから。
A レフィーヤ
周りに被害が出ないようにすること。 損害賠償が多くなるから。
【問 4】
ロキのバカ!もう知らない!を丁寧語で言えばどうなる?
A アイズ
丁寧語?ロキに丁寧に言う必要ない、と思う。
A レフィーヤ
我が愚かなる主神様。貴様にはほとほと愛想が尽きた。
簡単なテストと言われたが意味が良く分からなかった。特に問 4に関しては何を求めているかがわからなかった。
リヴェリアはその答えを見て眉間にシワが寄る。
「まぁ問2はいいだろう。だが問1のアイズの答えはなんだ?だから脳筋天然娘だとユウ君に言われるのだろう。
レフィーヤの答えは一応正しい。強い人に頼るのは間違いではないからな。
問3は……マインドダウンとか、フレンドリーファイアとかにして欲しかったが。まぁ間違いではないがレフィーヤの答えはちょっと俗世すぎないか?
問4はロキが書いていたから私は知らん。それとレフィーヤ。これは丁寧語でもなんでもない。
ユウ君語だな。少し笑ってしまった手前強くは言えんがもう少し頑張れ……。」
リヴェリアはこの2日間で胃が痛くなってきた。あんなに可愛がって育ててきたのにこの答えだ。
あまりにもユウ・クラネルに毒されすぎじゃないだろうか?特にレフィーヤ。
それと2人のユウ君への信頼はなんなのだろうか。ユウ君も死ぬ事くらいあるだろう。
あるよね?でもクノッソスでも肉壁にのまれても死なないどころか怪我すらしてなかったしな……。
やがてリヴェリアはユウについて考えるのをやめた。
「ロキ。これが意識調査のテストみたいなものだ。答えを見たがこれは酷い。
レフィーヤはユウ君に毒されすぎているしアイズは脳筋で天然のままだ……」
ロキはリヴェリアから貰った答えを見て頬を引きつらせ、顔を青くする。
「痛っ、いたたた。あかん。また胃が痛くなってきたわ。レフィーヤの最後の答えひどすぎん?
ユウたんが好きそうな答えやけどな?毒されすぎやろ…
ちなみにベートの答え見る?」
問1
技術。仲間。 技術があれば戦える。仲間がいれば討伐できる。
問2
その状況になるわけがねぇ。よって議論の必要性が無い。
問3
魔法っつーのは相手を必ず殺す必殺技だと思うから一撃で相手を殺しきる事に一番気をつける。
問4
ロキ様の無乳!もう胸の大きさくらい存在価値が無いですね。
「1から3まではええわ。成長したなーと思ったわ。ほんでも4はひどすぎひん?
丁寧語ってこんなに神をえぐるもんやったっけ?
これ完全にベートとレフィーヤはユウたんがフレイヤに対する姿勢を意識して書いとるよな??」
もうリヴェリアは何も言えなかった。ロキファミリアも終わりだなとか思ったりしてた事は誰にも言えない。
2人はしばらく無言の時間を過ごす。そしてお互い考えがまとまったのか顔を見合わせて頷く。
「「もう無理だ。見てなかったことにしてフィンに押し付けよう。」」
2人は握手をして我らが団長様に押し付けることにした。
「そーいやリヴェリア。レフィーヤとアリシアの喧嘩ってかレフィーヤの説教しっとるか?」
リヴェリアは知らなかったので驚いて首を横に振る。
「なんかなーアリシアがレフィーヤの才能が羨ましいって言うてんて。
ほんでレフィーヤが怒ったんやって。そん時にレフィーヤが言うたこと聞いてんけど不覚にも女神のウチも感動してしもたわ。
羨んでても仕方ないでしょう。強くなりたければ一歩でも前に進むしかありません。
それにアリシアさんは才能なら大丈夫です。
何かに一生懸命になれるのはそれ自体が才能なんですから
やって。ウチな、それアリシアから聞いたんよ。レフィーヤに聞いたら最初の方にユウたんにボロクソにやられて泣いとった時に言われたんやって。」
リヴェリアはレフィーヤの言った言葉に驚きつつも納得してしまう。たしかに何かに一生懸命になれるのはそれ自体が才能だろう。
それこそ一生懸命になるくらいその道が好きなのだから。
私はどうなのだろうか?たしかに強くなった。最強の魔道士とも言われたことがある。
だが最近ではレフィーヤが追随してきており、下手をすればもう抜かれている可能性まである。
王族の血によって生きにくいエルフの森から抜け出てオラリオに来た。そのことに関しては一切後悔はないと言い切れる。
だが下の者達が強くなってきてそれに負けないという気持ちよりも良く頑張っているな。としか思えなくなっている自分もいるのだ。
私には何かに一生懸命になる才能はなかったのだろうか?
そんな難しい顔をして考えているリヴェリアにロキはため息を吐く。
「ママ。考え過ぎやで?はぁ。これはほんまは言うつもりなかってんけどなぁ。
サービスや。リヴェリアの助けになるかはわからんけど考えてみ?」
リヴェリアはロキの目を見る。
「ユウたんが言うてた事や。それも会ったばっかの時やで?
リヴェリアさんは王族のしがらみが嫌でオラリオに来たとおっしゃってましたが甘ちゃんですよね?
俺の尊敬してるどこぞの錬金術師と仲良しな王様の言葉なんですけどね?
王は民の為にあるもの。民無くして王はありえないってね。
リヴェリアさんはその辺勘違いしてますよね。エルフはみんな畏まっているのがーとか言ってましたもん。
その時はエルフにとって大切なんですよって言いましたけどリヴェリアさんは王族としての心が甘ちゃん過ぎると思うんですよねぇ。
ま、エルフにはエルフの価値観があるでしょうしリヴェリアさんはリヴェリアさんの価値観があるんで直接は何も言いませんがね。
やって。」
リヴェリアはユウの言葉に愕然とする。正しくその通りだと思う。
自分自身が民の為などと考えてもいなかった。己が王族の血やしがらみが嫌で逃げ出したのだから。
自分の心に何かが灯るのがわかった。これはなんなのだろうか?
レフィーヤやベート、アイズ、フィンまでもがユウを気にいるのが良くわかる。自分自身もユウを気に入っていた。だがここまで自分を分かってくれて、苦言を呈してくれる人がいただろうか?
王族と分かっても態度を変えず、呼び方も言えばすぐに直してくれた。
ロキはリヴェリアの様子を見て、これで大丈夫かなと思う。リヴェリアは考え過ぎる時がある。
だがこれで大丈夫だろう。というかユウの言葉は悩んでいる人に対して効果が絶大すぎる。
ロキは思い出したように口を開く。
「……不自由である事と不幸である事はイコールじゃない。哀れに思う必要はないでしょう。」
リヴェリアは目をロキに向け、問う。
「あ、いや、な?ユウたんがリヴェリアについて言うてた事の後にボソッと言うてたんよ。
意味とかは聞いてへんねんけどなんか思い出してなー。」
「ふむ。不自由と不幸はイコールでは無い。か。まったくもってその通りだな。
だが私がオラリオに来た当初はそう思っていた。何か全てを見透かされているみたいだ。
彼は素晴らしいヒューマンだな。レフィーヤやベートがあれほど懐くのも良く分かる。」
そう言って誰もが見惚れる笑顔を見せる。ロキはその笑顔を見て固まってしまう。
リヴェリア……あんたまさかユウたんの事……。リヴェリアにはユウたんがフレイヤにもババアはお断りって言うてんの黙っとこ。
知らん方がええこともあるもんな?うん。
リヴェリアはそんなロキの内心が分かるはずも無く、今までのユウとの会話を思い出してクスクス笑っている。
「ママ。まさか遅めの春が来たんか??まぁユウたんが相手やったら他のエルフに狙われても余裕やろーけどな。
ほんでも大変やで?アスフィちゃんにレヴィスにリューたんもそうやって言うてたしなぁ。
ほんで妹にレフィーヤとフィルヴィスのエルフコンビやろ?エルフ率高いな…。」
「な、な、何を言ってるロキ!!別に私は好きなどとは言ってないだろう!!
い、いや嫌いでは無いぞ?いつも大切なことは気づかせてくれるし…。王族でも態度は変えないし……。」
頬を染めて慌てて否定する行き遅れ王族エルフ。ロキは何も言わずにただ笑いを堪えていた。
普段はママと呼んでいてもロキからすればやはりリヴェリアも可愛い子供だ。
リヴェリアの恋?も成就したら良いのになぁ。と思う。それと同時にババアはお断りとユウが言わない事を神なのに祈る。
どうやらロキの胃はリヴェリアの恋に関しても痛めつけられるようだ。
そのあとたまにリヴェリアがレフィーヤとユウについて話をしたり、アイズと一緒にヘスティアファミリアにお邪魔することが増えたりしたのはご愛嬌だ。
ちなみにロキファミリアのエルフ軍団ではユウ・クラネルはエルフキラーだ!!と大騒ぎだったらしい。
だが残念なことにレフィーヤの擬似戦争遊戯でのアリシアへの殺気を直に見ていたので誰1人と直接言うことはなかった。
リヴェリアはユウが帰ってくるのを楽しみにしていた。ロキから聞いた話を直接聞いてみたかったから。
それに自分の事を少しでもユウに知ってほしかったから。
これが恋なのかはわからないが少しずつでも理解していければ良いと思う。
「アイズ!!逃げるなっ!!ヘスティアファミリアに行くなら私も行くと言っているだろう!!」
「やだ!リヴェリアと行ったらベルと2人きりになれない!!」
今日もロキファミリアのママは娘たちを怒鳴り、己の恋心と対峙したりで大忙しだ!
いやー遅くなりました。
まさかのリヴェリア様編でした。
久しぶりの休みで遊びまくってました。
遅くなったこと本当に申し訳ないです。