IS  復讐のデウス・マキナ   作:ぷらもん

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どうも、お久しぶりです。

今回で四巻も終わりとなります。

それでは。


休暇の終わり

デウスは言った。

 

『いいか真季奈? 織斑一夏はな。殴られたい、蔑まれたい、言葉攻めが大好きと三拍子揃った特殊性癖の持ち主のドM野郎でな。以前から真季奈との付き合いでも物足りなさを感じているみたいなんだ』

 

「いやいやいや!! 何を馬鹿なことを! 何を根拠にそんなことを言っているんです!?」

 

流石にわたしも戸惑いを隠せません。なんというか、許容範囲を軽くオーバーしちゃってるカミングアウトです。えぇびっくりですとも。

 

『しかしお前も見てるんじゃないのか? 一夏の様々な変態行動を?』

 

「う」

 

まぁ、その、見てない、とは言い切れません。

 

だって食堂で自ら椅子になったり、殴ってくれと言い出したり……他にも数多くのへんてこな行動があったような。そういえばやたら土下座が嫌に様になってましたね。しかも頭の位置が実に踏みやすそな位置にありましたし……はっ!? わ、わたしは今何を!?

 

『と、言うわけでだ。明日から一夏がこの家に来るから、手厚く歓迎してやれ。手厚くな?』

 

「なんですかその含みのある言い方は? わたしに何をしろと?」

 

デウスに訪ねます。

 

『もちろん、織斑一夏がヨロこぶことをさ!!』

 

えーーーーーー? 

 

ガックリとわたしは肩を落として愕然としてしまいます。何それ酷い。わたしにSになれと? 織斑くんがドMだから? そんなの出来る訳が……ん?

 

「あの、そういえばデウス……昨晩は織斑先生とどこへ?」

 

「『ギクッ!!』」

 

玄関でいるわたしの目の前にいる二人。織斑先生と人間形態のデウスに訪ねます。二人して連絡もせずに一晩帰ってこなかったのはどういうことなんでしょうねぇぇええええ!!?

 

「あ、いや、真季奈、その」

 

『あーーーー、なんだ、いや、な?』

 

何が、な? で す か !!!

 

「デウス、それに織斑先生………ちょっとそこに正座してください」

 

「『え、あ、あの』」

 

「いいから正座!!!!!!」

 

「『は、はいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!』」

 

あ、S、やれるかも……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おはようございます。シャルロット・デュノアです。

 

僕は今日織斑家に前まできております。そう、一夏の家です。

 

「こ、ここに一夏と、真季奈が住んでいるんだよね……?」

 

こういうとき、「ここがあの女のハウスね!?」というのがこの国の習わしらしいんだけど一夏の家でもあるんだよねぇ。

 

そう、二人は今同じ家に一つ屋根の下で暮らしている。

 

志波真季奈。僕たちの恋敵でライバルで強敵の彼女をなんとあの鈍感を絵にして美術館に展示できるほどのレベルの彼を落としてしまった彼女だ。でもそれも最近まではなんとか脅威にならないレベルだった。なにせ、真季奈自信が一夏のことを恋愛対象に思っていなかったからだ。……まぁだからってサンドバックと公言していたのはどうかと思うけど…。

 

しかしそれも昔の話。今の真季奈は違う。

 

彼女は一夏のことが好きだ。

 

だって、

 

一夏のことをサンドバックにしていた『志波真季奈』は消えてしまったから。

 

記憶喪失になって。

 

そしたら一夏の発する謎の女の子落としパワーであっさり陥落しちゃった。……勘弁してよもぉ。

 

「それで相思相愛カップルになられたら勝ち目ないよぉ……。なのに同じ家に住むなんてますますリードされちゃう。これはもう何がなんでも二人の間に入らないと!!」

 

とまぁ玄関の前でブツブツと言うこと長いこと。いつまでたっても門のインターホンが押せず膠着していた。

 

いやだって、ねぇ?

 

「こ、こわいよぉぉ」

 

家のベルを鳴らして家人を呼ぶ。それは来客である者として当然のこと。しかもアポはとってない。これが一夏だけなら「来ちゃった☆」で済ますところだがここには『あの』真季奈もいる。

 

志波真季奈。改めて述べよう。彼女はまさに恐怖の象徴。一年一組の姐さんにしてIS学園の裏番的存在。噂ではIS学園の生徒会長は学園最強の証なんて言われているけど、それなら真季奈が生徒会長になれるんじゃないのか、という意見もあるらしい。真季奈が生徒会長? 何それ恐い。確実にIS学園を乗っ取られる。牛耳られる。支配される。しかも忠実な配下として織斑先生もいる。あ、駄目だ詰んだ。

 

『インターホン』。もはやそれは魔王召喚のアイテムにさえ思えてくる。これを押せばもう後戻りはできない……ッ!! でも!!

 

「う、うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

押す、押すんだぁああああああああああ!!! 一夏を奪い返すために!!!

 

注:織斑家の住人を呼んでるだけです。けして魔王城に捕らわれたヒロインを助けに来たとかそういうわけではありません。

 

『ワン! ワンワン!! ワン!!』

 

「ひゃぁ!? ごめんなさい!!」

 

近所の犬に吠えられた。うるさくしすぎたようだ。

 

え……? 近所の犬? ち、違う!

 

「で、デウス!?」

 

『ワン!』

 

目の前に黒い柴犬がいた。ご存知、我らの機械犬デウスだった。アニキともいう。

 

「や、やぁデウスこんにちは。遊びに来たんだけど、一夏はいるかなぁ?」

 

『ワン! ワン! ワン!』

 

「はは、デウスったら。そんなホントの犬みたいなマネしなくていいから」

 

『ワン! ワン! ワン!』

 

……え。いや、ちょっと。

 

『ワン! ワン! ワン!』

 

デウス!?

 

『ワン! ワン! ワン!』

 

「どうしたのデウス!? いつもみたいに喋ってよ!?」

 

目の前のよく知る柴犬が一心不乱に吠えてくる。まるで本当の犬みたいだ。それはそれでショックだけど……。

 

「あらまぁ? デウスちゃんが吠えるから誰かと思えばシャルロットさんじゃありませんか。インターホンで呼んでくれればよかったのに」

 

魔王降臨! じゃなかった、真季奈が玄関から出てきた!

 

「大変だよ真季奈! デウスの様子がおかしいんだ!! もしかしたら壊れちゃったのかも!!」

 

「え? デウスちゃんが? ……ふぅむ」

 

『ワン! ワン!』

 

真季奈が家から出てきたとたんデウスが尻尾を振りながら彼女に飛びつく。真季奈はそれをガシっと受け止めるとデウスの顔を覗き込むようにして観察していた。

 

あれ?

 

「あの、真季奈? デウスの首、首輪ついてないかな?」

 

「犬なんだから当たり前でしょう?」

 

「首輪に鎖ついてない?」

 

「犬なんだから繋いでおくのは当然でしょう?」

 

「じゃぁあの犬小屋は何!!?」

 

「犬なんだから住まいは当然犬小屋でしょう?」

 

なんか庭先に犬小屋があった! そこから鎖が伸びててデウスの付けてる首輪に繋がってた! いやちょっと!!

 

「ま、真季奈、これは流石に酷いんじゃ……」

 

「さて、お客様にはお茶を出さないといけませんね。どうぞ中に入ってくださいシャルロットさん」

 

「スルー!?」

 

別にこれといっておかしなところがなかったのか、デウスの様子を見るのをあっさりとやめた真季奈はシャルロットを玄関へと招き入れる。それに戸惑いながらも彼女も続く。

 

『ワン! ワン! ワン!!』

 

デウスも後に続こうと真季奈の後を追う。しかし、

 

ビン!

 

『キャン!?』

 

繋がれた鎖がビーンと張り、その行く手を阻む。

 

「ま、真季奈……デウスの鎖を外してあげなと中には入れないよ?」

 

「? 何を言っているんです?」

 

え?

 

「犬は外で飼うものでしょう?」

 

「ハイオッシャルトオリデス」

 

ね? なんて笑顔で言われたら頷くしかなかった。足が震えてるって? はは、ナニヲイッテイルノカナ?

 

「あれ? シャルじゃないか。どうしたんだよ突然?」

 

玄関をくぐると僕の想い人、織斑一夏が出迎えてくれた。うん、今日もかっこいいよ一夏!

 

「た、たまたま近くで用事があって……き、来ちゃった!」

 

「? はは、変な奴だなぁ。まぁいいや、上がれよ。今お茶出すからさ」

 

「うん!」

 

変な奴と言われた。そう思いつつも家に上がることを許されたことを心の中では万歳三唱で喜びに内震えるシャルロットだった。

 

「………たまたま、ねぇ?」

 

「!!? は、ははは……」

 

ボソッと真季奈が呟いた言葉が背筋を震わす。駄目だ、見抜かれている。でも、一夏は気づいてない。だって鈍感だから! あ、やばい泣きそう。

 

「織斑くん、お茶ならわたしが用意しますからお茶菓子を出してくれます? たしか買い置きがあったはずです」

 

「うん、わかったよ。じゃぁシャル、そこに座って待っててくれ」

 

「あ、うん。どうぞおかまいなく」

 

リビングに案内されると二人がテキパキと動く。僕もさりげなく用意された座布団に座らされて持て成しを受けている状況だ。

 

(二人とも息が合ってるなぁ……まるで長年連れ添った夫婦みたい……な、なんてことない! ないからね!!?)

 

絶望的な光景を見て焦る。思った以上に状況は深刻なようだった。

 

「あれ? 志波さん、この間買ったお菓子どこに置いたっけ?」

 

「は? そんなこともわからないんですか? どれだけ愚図なんですか織斑君は!」

 

パァン!! お盆による遠慮ない一撃が一夏の後頭部を襲う!

 

「ありがとうございます!!」

 

「まったく、お菓子はこっちの棚です。もう忘れたんですか?(本当はこっそり別の場所に移動しておいたんですけどね)」

 

「ご、ごめん。あ、あったあった」

 

(………………いやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!!)

 

あれ? 何だか懐かしい光景のような!? なにこれどういうこと!?

 

「ま、真季奈! もしかして記憶が戻ったの!?」

 

「いえ? 残念ながら戻っていませんよ」

 

「そ、そうなの………?」

 

でも今のはどう見ても昔の真季奈だったよ!? やばい、一夏のMまで攻略されちゃう!! こうなったら僕も一夏を殴るくらいしないと……いや、いっそのこと『リヴァイヴ』で追い詰めるくらいしないとISのない今の真季奈には勝てない!?

 

そんなことを考えている時点で末期だと思う。

 

そんな時。

 

ピンポーン! というインターホンの音が聞こえた。

 

「? またお客さんですかねぇ? 織斑くん、ちょっと見てきてくださいな。それぐらい出来ますよね?」

 

「うん、なんでできないと思われているのかを後でゆっくりと話し合おうか。じゃぁ見てくるよ」

 

「あ、織斑くん………襲っちゃダメですよ?」

 

「なんで!? 俺がお客さんを襲う理由とかあるの!?」

 

「………え? 玄関先のエロリストと呼ばれた貴方が何を今さら」

 

「誰に!? ねぇそれ誰に言われたの!? まさか近所の人じゃないよね!!」

 

「い、一夏……僕、信じてるからね!」

 

「だったらなんで壁際に逃げるんですかシャルさんよぉおおおおおおおおおおおお!?」

 

うーわー。一夏が真季奈に振り回されていた。どうやらIS学園を離れた自宅でも一夏の安息の地はなかったらしい。一夏、不憫な子!

 

「とにかく、俺は誰か来たか見てくるからな!」

 

「さっさと行きなさい」

 

「……はは。真季奈達っていつもこうなの?」

 

玄関に向かう一夏を見送ってから僕は真季奈に聞く。

 

「まぁ、織斑くんがこの家に来てから一週間、こんな感じですね」

 

い、一週間……毎日かぁ。一夏はなんで耐えられるんだろ?

 

「なぁ志波さん。お茶なんだけど、四人分追加してくれないか?」

 

「はい? 四人分ですか?」

 

? 一夏が玄関から帰ってくるとお茶の追加を真季奈に言う。どういうことだろうと彼の姿を追うとその後ろから……、

 

「お、お邪魔しますわ」

 

「ちょっと一夏! さっさと歩きなさいよ!」

 

「し、失礼する!」

 

「姐さん。第一の舎弟ラウラ、ご挨拶に伺いました!」

 

何か増えてるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ千客万来ですねぇ」

 

「お前ら来るなら先に言っとけよ。連絡って大事だぜ?」

 

「「「ははははははははははは」」」

 

笑って誤魔化すなと言ってやりたい。いえ、言ってやりましょうか。

 

「おや? お茶菓子が足りなくなりそうですねぇ? 今日来ると連絡してくれさえすればもっと準備できたんですけどねぇ?」

 

「「「うぅうっ!!?」」」

 

おやおや、皆さんどうしたんです? 見るからに狼狽えてますねぇ? あぁ愉快愉快。……あれ? なんでわたしこんなに楽しいんでしょう?

 

自分の感情に疑問を覚えながらもわたし、志波真季奈は思います。彼女達、絶対に織斑くんとの関係を進展させようと来てますよ? ちょこざいな。

 

彼女達というのはご存知、まず先に来ていたシャルロットさん。そして後から連れ立ってきたオルコットさん、箒ちゃん、ラウラちゃんに鈴ちゃんです。

 

アレですね。皆さんいつも一緒で仲がよろしいこと。いっそ五人で戦隊でも組めばいい。ちょうどISのカラーで五色いるし。織斑君は謎のお助けキャラでいいんじゃないですか? わたし? もちろんラスボスですが何か?

 

「さて、なんか皆集まっちゃったわけだし、なんかして遊ぼうぜ?」

 

「その前にそろそろお昼の時間です。なにか皆さんで食べられるものを用意しましょう。ふむ、この人数、確かそうめんが残っていましたね」

 

「「「そうめん?」」」

 

「おや? 食べたことがありませんか?」

 

シャルロットさん、ラウラちゃん、オルコットさんが聞き返してきます。そういえばこの三人、外国の方でしたね。そうめんを食べたことがないんでしょうか? あ、鈴さんは中国の方ですが日本生活が長いようなのでもちろん知っています。

 

「尚更そうめんにしたくなりました。織斑くん、準備しますよ」

 

「うん、分かった。志波さんはそうめん茹でてて。俺はおかずを作るから」

 

「………え? 夜の? 確かに箒ちゃん達の使った食器をすりかえれば……」

 

「うん、ちょっと話し合おうね志波さん」

 

おや恐い。どうやら身内の下ネタに走ると余裕がなくなるようですね。ふむふむ。

 

「ねぇ真季奈。僕たちも何か手伝うよ。ずっと座って待ってるのもなんだし」

 

シャルロットさんや他の子達が台所に集まってきてます。殊勝な心がけですね。しかし、狭いです。えぇ。この台所に七人も入るわけないでしょう!?

 

「えーと、そうですね。それではラウラちゃんとシャルロットさんはテーブルの周りを簡単に片付けちゃってください。鈴さんは食器の準備を。箒ちゃんはしょうがをすり潰しておいてください。あ、オルコットさんは一ミリたりとも動かないでください」

 

「「「了解!!」」」

 

「ちょっと! どういうことですか!?」

 

「「「いいから大人しくしてろ!!!」」」

 

「酷いですわぁぁ!!」

 

いえ、酷いのはオルコットさんの料理です。貴方を台所に入れたらわたし達のお昼ご飯が無くなっちゃいますので。

 

「と、ところで真季奈……アレは一体……?」

 

「はい?」

 

箒ちゃんが躊躇いがちにリビングの窓を指さします。そこいたのは、

 

『ワン! ワン! ワン!』

 

庭に面したリビングの窓に前足を付けて立って吠える黒い柴犬、デウスの姿がありました。うん。

 

「箒ちゃん、すいませんが鍋を見ていてください」

 

「あ、あぁ?」

 

わたしはそうめんを茹でた鍋を箒ちゃんに任せるとリビングの窓へと向かいます。それを他の方々も目で追っています。

 

「デウス! 無駄吠えをしない!!」

 

『キャァン!!?』

 

バァン!! と窓を叩きます。それにびっくりしたデウスが慌てて窓から離れます。あ、ほら! 肉球の痕が窓についてるじゃないですか! もう!!

 

「まままま、真季奈!? それはちょっと酷いんじゃないかな!? デウス怯えちゃってるよ!!」

 

「ふー、シャルロットさん。これはデウスの躾に必要なことです。犬にははっきりと上下関係を教え込んで群れの長を分からせる。基本です」

 

「し、しかし姐さん! デウスは既に人間以上に分別を理解できる頭脳が!」

 

今度はラウラちゃんですか。

 

「いいですかラウラちゃん。なんと言おうと、飼い主はわたしです。よろしいです?」

 

「は、はい……すまんデウス」

 

『クゥ~~~ン』

 

む、味方がいないからと今度は泣き落し作戦ですか? そうは問屋が下ろしませんよ? 

 

デウスは怒られたショックか、尻尾が垂れ下がって頭を下げて見るからに落ち込んでいます。

 

「ねぇ真季奈? デウスをさ、家の中に入れてあげなさいよ」

 

ほら釣れた。鈴ちゃん、貴方は犬は室内で飼う派の人間ですか? 

 

「いいえ駄目です。家の中に上げるなんてとんでもない。そんなことをしたら抜け毛は落ちるし家具に傷をつけられます……それに犬は外で飼う生き物ですよ?」

 

「いや、あのさ、デウスって一応人間の姿になれるわよね? それにそんな本物の犬みたいなことしないと思うけど?」

 

『クゥン! クンクンクゥン!!』

 

お座りの姿勢で窓から顔だけを覗かせてデウスが鳴く。というか泣く。その姿が余りにも哀れで、

 

「も、もう駄目ですわ!! デウスさん! どうぞお入りになって!!」

 

「「「あ!!」」」

 

ガチャ、窓の鍵が開け放たれてセシリアがそれを開け放つ。いや、少し開いて隙間ができた瞬間、デウスがその長い鼻を左右に開く両開きの窓の間に突っ込み一気に開く。

 

『ワフ!』

 

カチャ、と前足の爪がフローリングの床に擦れる音がした。デウス、室内への侵入に成功。

 

が、

 

「デウス!!!」

 

真季奈が、

 

「何度言ったらわかるんです!? 入ってきちゃ駄目でしょう!!!」

 

スパァァン!!! という音を出し、デウスの頭を強く叩いた。

 

『キャイン!? クゥン、クンクンクゥン!!』

 

デウスは驚いて逃げ出した。一目散に自分の犬小屋の中へと……。

 

「「「真季奈ぁぁぁ!!!???」」」

 

酷いよ! あんまりだ!! と口々に皆が言う。

 

「い、一夏……? お前も何か言ったらどうなんだ?」

 

箒が同じ家の住人である一夏にそう尋ねるが。

 

「あぁー、いや。デウスの面倒は志波さんに任せてるから……」

 

うわ、こいつ最悪だ!!

 

この部屋の女子は思った! この男、育児は奥さんに丸投げする旦那だ! 子育てに興味ないタイプか?! うーわーサイテー。

 

織斑一夏の好感度が予想外のところで下がっていた。皆さんも、結婚相手の男を選ぶときは間に立つ子供のことも話し合って決めましょう。いやホント。

 

「ま、真季奈どうしちゃったの……ん? あれ、この本……?」

 

リビングの片付けを行なっていたシャルロットがふと手にしていた本のタイトルを見やる。そこには。

 

『駄犬のしつけ方 ~調教プレイ編~』

 

……………………………………………………………………………。

 

無言。まさにその場の来客たちの思いがひとつになった瞬間だった。

 

こいつはヤベェ!!

 

「あの、真季奈さん? 真季奈様? 女王様? こ、この本は一体?」

 

手にしていたシャルロットが代表して言う。できれば聞きたくなかった。

 

「あぁ、その本ですか。それは織斑くんにため……デウスの飼い方の参考にしたんですよ」

 

「今なんて言った!? ちょっと志波さん!? ねぇ!!」

 

話を聞いていた織斑君が必死に聞いてきます。むぅ、聞き耳を立てていたとは小賢しい。そんなにわたしのことが気になりますか? きゃっ!

 

「さて、なんのことでしょうか?」

 

「この状況でしらばっくれるのって逆に凄いですねぇ!!?」

 

はっはっは、織斑くん。その慌てっぷりも見ていて楽しいですよ。

 

さて、みなさんどうでしょう? わたし、上手く織斑くんを悦ばしていますかね?

 

それにしてもデウスめ。まだ反省が足りないようですね。

 

わたしはなんであんな我侭で自分勝手な人口知能なんて造ったんでしょう?

 

『志波真季奈』なら知っているんですかね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は篠ノ之束。完璧にして十全たる科学者。故に、私が手がけた全てのものもそうでなくてはならない。

 

だというのに、今私は理解できないものの研究をを手探りで行なっている。この世界が認めた『天才』篠ノ之束が、だ。

 

私は今から十年前、十六歳の時にIS(インフィニット・ストラトス)を開発して世界に発表した。その時はこれで世界が変わると思っていた。その為に織斑千冬、当時唯一いた家族以外の接点、友達いいや親友を巻き込んでまで強行した『白騎士事件』。

 

だというのに世界は私の思うようにはならなかった。

 

実のところ、私が世界に与えた影響はそう多くない。両手で数えることができる程度だった。

 

私がやったことは男女の上下関係を変えたこと。戦争の方法を変えたこと。他にも色んな細かい『結果』があるが、大きく集約していくとこの二つに絞られる。

 

そう、あくまでも『結果』だ。

 

私が『望んだ』ようには世界は『結果』を見せてはくれなかった。

 

私は世界に一人ぼっちだった。

 

父がいた。母がいた。妹がいた。親友がいた。その弟がいた。

 

だけど、私の『仲間』は一人もいなかった。

 

初めに違和感を感じたのは幼稚園だった。私は自分以外の園児たちが酷く馬鹿に見えた。頭が悪いと言ってもいい。とにかく話が通じない、理解できなかった。これには苦労した。むしろこんな頭の悪いガキ共の面倒を見なくてはならない保母さんに同情した。だからその旨を伝えたら気味悪がれた。私はただ彼女たちが可哀想だなと思っただけなのに……。

 

唯一の救いは絵本だけだった。特に原作小説のある作品は楽しめた。絵本から入って元の小説を読む。原本を読んでついでに他国の言語も習得できた。一番のお気に入りは不思議の国のアリスだった。今着ている服だってその本の登場人物アリスを模した青と白のエプロンドレスだ。今にして思えば、このときから私はこの作品に出てくる『不思議の国』に興味津々だった。

 

小学校に上がった頃で違和感はますます大きくなっていった。とにかく周りの全てが幼稚なのだ。クラスメイトも、教師も、学校においてある遊具や図書室の本も。自分はなんでこんなところに六年間も通わなくてはいけないのか? 試しに一年生から六年生までの全ての教科書を集めて読んでみた。一時間で全てを理解してしまった。ページをめくり、見ただけで内容が理解できたのでこの一時間はほとんどが教科書を開いていくのに費やした時間だった。つまり、私の六年間はこの一時間で終わったのだ。それからは卒業までの間まるで牢屋にでも収容されたような気分だった。馬鹿な生徒に馬鹿な教師、用済みの勉強。まさに苦痛だった。

 

中学に上がった頃も勉強面での不満は変わらなかった。変わるはずがなかった。なぜならば、既にパソコンでインターネットを扱うことを覚えていた私は世界中の知識を集め終わっていた。中学の勉強どころか、世界レベルの知識を得ていた。

 

また牢獄生活か。そう思っていたときに彼女と出会った。

 

織斑千冬。後に『親友』と呼ぶことになる彼女は頭脳の面においては凡人よりも少し上といったところだったが、肉体面では私と同等だった。小さい頃から細胞レベルで高スペックだった私と唯一対等に渡り合える彼女の存在は……救いだった。

 

ようやく『仲間』を見つけた。そう思った。………そう思いたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも違った。

 

 

違った。違った!! 違った!! 違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!! 違った!!違った!!

 

 

 

 

違ったんだ!!

 

ちーちゃんは結局、凡人だった! 私と同等の肉体を持っていても、頭のつくりが唯の人のそれだった。初めのうちは楽しくおしゃべりもできた。なのに開発中のマルチパワードスーツ、いずれISと呼ばれるものとなったソレの話になるといつも眉をしかめていた。

 

そんなものがなぜ必要なんだ? そんなものを作ってお前はどうしたいんだ? 世界にどんな混乱が起きるのか、ちゃんと理解しているのか? と。

 

知ったことか! 私は篠ノ之束だ! 私の創るものは全て完璧であり十全な作品。故に間違いなどある筈がない!! なのに何故それを理解できないんだ! この凡人共!!

 

そんな時、私は見つけた。いいや、巡り会ったとも言える。

 

志波真季奈。私と同等の存在。私に匹敵する頭脳と肉体を持ち、ある分野では私以上の『天才』である少女。

 

だからいつしか私達はこう呼ばれていた。『ハードのタバネ』、『ソフトのマキナ』と。

 

私はISというマシンを一人で作り上げた。志波真季奈は「ALICE」という人口知能を一人で構築してみせた。

 

私にはどう頑張っても志波真季奈が作った人口知能を超えるものを作れなかった。彼女はこう言った。

 

「他人を理解しようとしないアンタじゃぁこんな『木偶人形』しかつくれない」

 

まさにその通りだった。

 

私に理解できるのは『私』のことだけだった。いつも自分以外の人間を低能で、愚かな存在と見下して生きてきたのだ。そんな奴らのことなど理解できるはずがない。

 

つまり私に作れるのは私のコピーだけだった。そんなもの、人口知能とは言えない。志波真季奈が作り上げたアリス・ワン、デウスのような人間と見間違うほどに感情豊かなプログラムなど組めるはずがない。

 

だから解らなかった。

 

なぜ彼女はあれほどまでに高度なプログラムを組めたのだろう?

 

彼女は私と同等にして同質の存在だったはずだ。自分以外の全てが愚者で、無駄に二酸化炭素を排出するだけのタンパク質の塊にしか見えてないはずだった。

 

なのに何故? どうして彼女は他者を理解できる? どうしてこんな歪で、未完成な世界を許容できるのか?

 

不思議でたまらなかった。だから彼女の元へ行った。そしてその作品、アリス・スリーを貰っちゃった。

 

彼女はこれで『友達』を創りたいと言った。私は『仲間』が欲しかった。

 

ほら、やっぱり私たちは同じものを求めていた。なのに何故こんなにも違うのかな?

 

私はこんな世界が退屈でしょうがない。

 

彼女は世界を大いに楽しんでいる。

 

私は他人なんてどうでもよかった。

 

彼女は家族や友達を失うことを極端に恐れていた。

 

だから奪ってやった。私と同じにするために。

 

私のように世界が退屈になるように、楽しいもの全部奪ってやりたかった。

 

私のように一人ぼっちにしてあげたくて、彼女のIS適正をいじってIS委員会に拘束させた。

 

誤算だったのは彼女の母親が死んだ事。父親が私のもとへ現れたこと。

 

そして、彼女。志波真季奈が予想以上にタフだったこと、だ。

 

マッキーはこんなつまらない世界で一人ぼっちになっても生きていた。それどころかデウスという『友達』を完成させ、ちーちゃんを師匠とし、それからどんどん色んな人間達と関わっていった。

 

信じられなかった。理解できなかった。

 

だからだろうか? 私に「ALICE」が扱いきれなかったのは。私に出来たのはコピーだけ。それと研究途中で知った、自分が作ったISコアの中に自我のようなものが芽生えていることだけだった。

 

皮肉なことに、私は一番身近なところに自分が求めていたものがあったことを知ったのだ。

 

ならば取るべき行動はひとつだった。

 

私は自分と同等の『仲間』を創るためにISを新たな機械生命体に進化させることにした。その為にISの持つ全機能と「ALICE」が必要だと言うことが判明した。

 

ISの『自己進化』、『情報の共有化』、『生命維持』。つまり肉体。

 

「ALICE」の『感情』と『成長』。つまり心。

 

その二つが合わせれば、生命となる。

 

その為に467機ものISを作り世界中にばら蒔いた。「ALICE」に適合できそうな個体をこっそり混ぜて。

 

でも志波真季奈の乗る『天蓋王』のISコアだけは全てにおいて『特別』だった。

 

ISの王。不思議の国の女王となるために開発したISコアNo.13のコア。

 

何故No.13だったのか。それは不思議の国のアリスに登場するトランプの兵をモデルにして選んだ。13。つまりキングだ。それ以外のカードは全て量産機、つまり兵隊だ。

 

その世界を統治するのはハートの女王だ。『天蓋王』はそうなるはずだった。

 

でもそうはならなかった。デウスがいたからだ。だからもう『天蓋王』はクィーンではない、キングだ。

 

キング・オブ・ハート。

 

それこそが今のデウスの、デウス・マキナの称号だ。

 

だから今度こそ私が女王を創ってみせる。

 

クィーン・オブ・ハートを。

 

アリス・マキナを。

 

その為の布石は既に打ってある。

 

………あとは彼女の覚醒を待つだけ。

 

それでもふと思うことがある。

 

 

なんで私はISなんてものを作ったのだろう?

 

 

別にISを作りたくなかったわけじゃない。ただ、気がついたら造っていたと言ってもいい。

 

いや、違う? 

 

………………そうだ。

 

………………声が聞こえたんだった。

 

 

 

 

 

 

「ふーーーー。よーーっし! ゴーレムⅢ、完っ成!!」

 

「お疲れ様です。束様」

 

久々のひと仕事を終えて体を猫のように伸ばす。そこへクロエ・クロニクル、くーちゃんと呼ぶ少女がよく冷えた麦茶を持ってきてくれた。

 

「うーん、気が利くね! ありがとくーちゃん!!」

 

「いえ、束様のためならば」

 

この子は私にとって娘同然。少し前まではそんな相手ができるなんて思いもよらなかった。自分の夢のために邁進し、周りのもの全て振り切って行く途中で知り合った彼女と彼、志波蒔春さん。

 

それから私達は三人で過ごしている。

 

くーちゃんは蒔春さんの連れてきた子供だ。ドイツで昔作った試験体を引き取ったらしい。というか拐ってきた? 今では蒔春さんよりも私に懐いているから不思議だったりもする。

 

「それで束様。ゴーレムの開発中に滞っていた志波真季奈の周辺情報の報告なんですが、よろしいですか?」

 

「あーうんうん! マッキーの情報ならいつでも大歓迎だよ!! ごめんねくーちゃん、せっかく集めてくれた情報、私の玩具作りで止めちゃってて」

 

「いえ、それではなんですが……」

 

うんうんと楽しみにしながらくーちゃんの言葉を待つ。わたしのささやかな楽しみの一つ。それは志波真季奈、マッキーの生活を『見知る』こと。

 

私と同等にして同質、同様の存在がこのつまらない世界でどう生きているのか。それが知りたかった。いや、知らなければならなかった。

 

多分それが、私の求める『不思議の国』の住人に欠けているものだと思ったから。

 

「まず、IS学園で新興宗教が二つほど立ち上がりました。どちらも志波真季奈が原因のようです」

 

「ファッ!?」

 

「続いて、暴動が起きたようです。盗撮魔が現れて鎮圧のために学園内で爆発物を使用したとか」

 

「oh!」

 

「それと、周辺で怪情報が飛び交っています。えーと、『エルドラ5が現れた!』『織斑一夏がドMになった』『強盗犯が謎のSM女王に捕まった』『織斑千冬がフライデーされた』『謎の変態仮面が夜の街を駆け回った』『化け犬が出た』『化け猫も出た』『マッキー商会万歳!』などと意味のわからないものも多いですが………」

 

「マッキーの周りはどうなってんの!?」

 

マジカオス! 送り込んだアリス、大丈夫かなぁ!?

 

あれ? なんだか楽しそう。私、こんなとこに引きこもってなにロボットなんて作ってるんだろう?

 

「くーちゃん……明日遊びに行こっか? 夏なんだし」

 

「……疲れてるんですよ。一緒にリフレッシュしましょう」

 

行くなら蒔春さんも誘って皆で行こう。『家族』揃って旅行にしよう。

 

「いつか、マッキーも入れて四人で行きたいなぁ」

 

そのためにも、『私達』の為の世界を創らなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『クゥーン、ピスピスピス』

 

狭い犬小屋の中で黒い柴犬、デウスは鼻を鳴らせながら泣いていた。完全にショックを受けているようだ。

 

『俺が、俺が何をしたって言うんだぁああああああああああ!? 神よ! どうか御慈悲をぉおおお!!』

 

犬小屋の中で手(前足?)を合わせて祈りを捧げるデウス。溺れる機械犬は神にもすがるようだった。

 

すると、

 

『よ!』

 

なんだか髭もじゃのおっさんが天より降臨した!

 

『おぉあなたが神か! どうか! どうか俺の待遇改善を真季奈にお願いできませんでしょうか!!』

 

『え? 無理。だってわし、地球上の生物の願いなら叶えるけど、お前さん機械だし? 専門外だし?』

 

『はぁ!? そんなお役所仕事な!?』

 

どうやら神様の世界も世知辛かったようだ。あっさりとデウスの願いは却下された。

 

『まぁまぁ、代わりと言っちゃなんだか、ちゃんとお前専用の神様を連れてきてやったからこれで勘弁せい』

 

そう言って髭もじゃの神? は去って行き、その場に残されたのは………黄金の竜だった。

 

『神様なのコレ!?』

 

竜じゃん! トカゲじゃん! 神様ぽくないし!!

 

『デウスよ、わたしの新たな操主となる者よ』

 

『え? 何言ってんの?』

 

『奴の復活に備えよ……決戦の時は近い』

 

『話聞いてくんない!?』

 

『全ては黄金魂(ゴールドスピリッツ)の導くままに』(スゥーーーーー)

 

『って、消えたーーーーーーーーーーーー!!! アンタ何しにきたの!? この迷惑神がぁあああああああああああああ!!!』

 

 

 

 

 

 

「デウス! 起きろデウス!!」

 

『はっ!? ド、ドリーム!?』

 

デウスは目を覚ました。どうやらいつの間にか眠っていたようだ。

 

辺りを見るとすでに真っ暗になっていた。どうやらもう夜らしい。

 

自分を起こしに来た人物、それは織斑千冬だった。

 

「なぁ、その、大丈夫か?」

 

今日初めてかけられる優しい言葉。それにデウスは、

 

『ち、千冬~~~~~!! 真季奈が恐いよ~~!! 許してくんないんだよ~~!!』

 

ひしっ! と黒い柴犬ことデウスはその前足を伸ばして後ろ足二本でしっかりと立ち上がると、織斑千冬の足へとしがみついた。ちなみに、瞳には洪水のような涙が流れていた。

 

えーんえーんとむせび泣くデウスの頭を織斑千冬は無言で撫でていた。

 

(あぁ、これが人間の姿だったらなぁ)

 

少しは様になる格好だというのに……。

 

『もう犬小屋は嫌だよ~。家に入りたいよ~』

 

「ぐすっ、そうだな。一緒に家で暮そうな……よし、真季奈が見てないうちに私の部屋に……」

 

デウスに釣られて涙ぐんでしまう。それでついデウスをこっそりと家にあげようとして、

 

「お り む ら 先 生 ~~~~」

 

「ま、真季奈!?」

 

玄関で愛する真季奈に見つかった。

 

「二人とも……ハウス!!!!!」

 

「『キャイン!!』」

 

二人して脱兎のごとく玄関から飛び出した。

 

ガッチャンコ。

 

あ。

 

「あれ? 真季奈? 開けてくれ真季奈! 私も中に入れてくれ~~~~!!」

 

ドン! ドン! と玄関を叩くが返事がない。

 

『クゥーン! クンクン、クゥーン!!』

 

 

 

 

「ふんだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけでこれにて四巻は終了となります。

デウスが不憫でした。真季奈が少しづつ元の真季奈に戻っています。

そしてデウスの扱い、あれは我が家の実話です。僕も愛犬を家の中で飼いたかったなぁ。おのれオカン。

そして篠ノ之束、まさかの登場。彼女の独白なんですが、あれはこの作品のかなり初期の頃から存在してました。福音戦の最中に入れようかなぁ? と思っていてのが、まだ早いか? と思ってこのタイミングに。

さて、今回色々と登場してもらったキャラがいますね。

あの天災もいました。デウスの神頼みで降臨した方もいました。こちらは元ネタがわかる方、どうぞご意見をおっしゃってください。ぶっちゃけ作者は原作漫画~スペリオルクロニクルまでの知識しかありませんので。

次話から五巻の話に入ります。

ところで、感想欄で一夏が嫌いというコメントが多くありました。これほどまでに読者に嫌われるラノベ主人公があっただろうか。あったんだろうなぁハーレム主人公。

まぁ僕もそんなに好きではありませんが。あの優柔不断男。

うちの主人公、ヒロインは即断即決な考えの奴ばかりなので逆に扱いづらいところもあります。

なんとかやっていきましょう。それでは次回!
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