IS  復讐のデウス・マキナ   作:ぷらもん

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お久しぶりです。

各キャラがSなのかMなのか読み返していました……。




セシリアの憂鬱

「あ、俺明日誕生日だったわ」

 

そう言った男子が一人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それだけ。

 

 

 

 

「………えー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャノンボール・ファスト前日。

 

IS学園はすでに戦場であった。

 

 

準備で。

 

 

 

「会場に持っていく機材のチェックは済んでる!? まだ!!? 急いで!!」

 

「専用機持ちは外に出すな!! 体調管理に徹底して! 本番にポシャったら面子立たないわよ!!」

 

「お客さんに配るパンフはもう会場に届いてる!? 最低でも二万人が集まるんだから段取り間違えないでね!!」

 

「会場の警備に持てるものは全部持っていくんだって!! ISにはIS用装備じゃなきゃ対応できないでしょうに!!」

 

 

生徒会室を起点に、運営委員や実行委員がせわしなく走り回り、整備科が機材を乗せたカートを運び続ける。

 

キャノンボール・ファストはIS学園が主催で行う地域イベントである。会場は市内のISアリーナ。なんで作った? と市民の皆様から大変不評の施設でのイベントである。

 

「説明に悪意を感じるわ…」

 

「だってIS関係者以外に利用者がいないから…」

 

生徒会室で書類に向かっているのは更識姉妹。専用機持ちだとか明日のレースの注目選手だとか関係ないとばかりに、手首が腱鞘炎になりそうな勢いで書類にサインをしキーボードを叩く。

 

二万人が収容できる巨大アリーナ。しかもISという超兵器がレースをするほどの。そうなると当然施設は巨大なわけで。海沿いに建っているのがせめてもの救いである。

 

なのにほとんど使われない。例えばアイドルのライブに貸し切ったとしても広すぎて客を満員にするのも難しく、維持費だけが税金で飛んでいく。

 

「いや、そのアイドルが無名だっただけでは?」

 

「それ以上はいけない」

 

二万人の観客を集めるとかアイドルをマスターしたような少女でもプロデュースしてみせろというのだ。客が入らないのを施設の広さのせいにしないでほしい。

 

閑話休題。

 

「あー、せめて真季奈ちゃんがいれば手伝ってもらえるのにー」

 

「……手伝ってもらえるかな?」

 

「………報酬をちらつかせれば」

 

「何を?」

 

「一夏くんの……ナニかを?」

 

何を取引するつもりだろうか。

 

書類の山が机に乗っかっているが、その処理ももうすぐ終わる。終わるはず。終わってくださいお願いします。

 

そこでふと思う。

 

「真季奈ちゃんがいないと、平和ねー」

 

「束の間のね」

 

真季奈とシャルロットの二人は今ごろ遠い空の彼方だ。機密やらなんやらで詳しいことは聞かされていないが、大会当日は直接会場に降下してくるらしい。

 

「失敗したら大惨事なんじゃ……」

 

「真季奈ちゃんがやることはいつだってそうじゃない?」

 

ただでさえ今回の大会は失敗できないのだ。これまで散々、散々邪魔ばかりはいってきたIS学園の行事。文化祭では誤魔化しきったが、それはIS学園の敷地内だったことも利した。

 

しかし今度の会場は市内のアリーナだ。一般の観客もそうだが、会場から離れたすぐ側は市街地である。

 

何かあったら誤魔化しきれない……ッ!!

 

「それでお姉ちゃんはいつまで生徒会長続けるの?」

 

「なに!? 今期が問題だらけだから解任しろと!? リコールなの簪ちゃん!!?」

 

くわっ! と目を見開く姉に、やれやれと妹が肩をすくめて言う。

 

「違うよ。お姉ちゃんも二年生でしょ? 三年生も生徒会長続けるのか、引退して受験か就職活動するのかな?って」

 

「あぁ。それならまず私より強い人がいないとね。生徒会長はIS学園最強!だし」

 

「だからそれだと真季奈なんだってば」

 

「……私の代で改正しようかな、選考方法」

 

え、その最強ってマジなの? と簪が慄く。立候補とか選挙とか、そういうのじゃなくて本当に実力重視? この学校はそこまで脳筋思考だったのかと嘆くべきだろうか……。

 

「まぁ簪ちゃんが残念に思うのもわかるけどね、一応ちゃんとした理由があるのよ」

 

これよこれ、と生徒会長の机の引き出しから現生徒会長の姉が取り出した物。

 

それは少し大きめの鍵だった。

 

サイズは太目のシャープペンシル。とても携帯できそうにない大きさだが、それはこの鍵がおいそれと持ち出せないような重要なものだと思わせるに十分な物々しさだった。

 

「……これは?」

 

「これはIS学園生徒会長に代々伝わる、学園最強のISの起動キーよ!」

 

「へぇ? 第四世代ISや真季奈の最凶ISや各国の最新型ISよりも最強なんだ? そんな何年も前に作られた旧式が?」

 

「簪ちゃん、それ以上はいけない」

 

造られた当時は最強だったんです。当時は。

 

「あの篠ノ之博士手製の作品で、性能は当時最先端、だったんだけどねー。しかも、誰も起動したこともないし」

 

「ダメじゃん」

 

しかし、旧式になったら最強と呼べないISを、『あの』篠ノ之束がそう名付けるだろうか?

 

どんなISなんだろうか?

 

そう、ちょっぴりと。IS学園最強の生徒会長を目指す理由が増えた……かもしれなかった。

 

簪がちょっとした興味をわいたその鍵を楯無が引き出しの元の場所にしまうまでじっと見ていた。

 

……しかし、その引き出しの中で青い雷光を放っていた瞬間を、二人は見逃していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セシリア・オルコットは自室で一つの報告書を眺めていた。

 

それはとある二人の、夫婦の身辺調査の詳細だった。

 

「……そういうことですの」

 

一通り目を通し、内容をかみ砕き、心で整理する。それをたっぷりと時間をかけて終わらせると。

 

「……ははっ」

 

乾いた笑みしか浮かべられなかった……。

 

手にした書類を放り投げ、ベッドへと飛び込む。ぼふんっと柔らかい寝具が身体を包み込み、クッションが衝撃を和らげてくれる。

 

それでも、セシリアの降下した気分までは優しく受け止めてはくれなかった。

 

「お母さま……お父様も……そう、そういうことですの………アハハ、ハハッ……」

 

三年前に事故で死んだ両親。自分が、子供の身で生き方を決めざらなければいけなくなった二人の、知らなかった事実。

 

 

自分が、子供だからと知らされなかった事実がそこには記されていた。

 

 

セシリアにとって両親とは歪な存在だった。

 

父をいつも見下し、蔑んでいた母。

 

そんな母に逆らえず、声高に声を上げることさえしなかった情けない父。

 

名家に婿入りした引け目だらけの父と、そんな姿を鬱陶しく感じていた母だった。父はいつもオドオドとしていたし母はそんな父を視界にも入れたくないと感じられていた。

 

セシリアはそんな二人を見て、幼心にあぁはなるまい、と思っていたのだ。特に、父を通して男を見る目が厳しくなったほどに。

 

なのに二人は死んだときまで一緒だった。一緒にいたのだ。思えば普段別々に生活していた両親だったが、そんな光景を覚えているほどには共に過ごす時間もよくあった。

 

何故? と疑問を挟むこともあったが、そんなことに時間をさける余裕は当時にはなかった。他界した両親の、主に母の営む企業の残した莫大な遺産を守るため、親族や企業に関する者共との闘いの連続だったのだ。

 

 

……きっかけは学園でいつも見かける光景だった。

 

 

ある二人の姿が、幼いころに見た記憶に残る両親を幻視したのだった。

 

あれ? と思った。いやいやまさか、と否定したものの、しきれずに背中に嫌な汗が出た。

 

それは想い人の男子と、絶対的王者の独裁者。

 

いつも踏みつけられて、罵られているにもかかわらず、しかしそれはご褒美のようで……いや何を言ってるんでしょうかわたくしは……う、ううーん?

 

そこで気づいた。気づいてしまった。

 

まさか両親は……あの二人の関係は……!?

 

だから調べさせた。調べさせてしまった。

 

そして結果は無情にも出てしまった。あぁ、無情だったのだ。

 

……………止めときゃぁよかったなぁぁぁぁ………。

 

などと口汚く、淑女にあるまじき言葉が心に漏れる。

 

調べは簡単についた。両親の死因、越境鉄道の横転事故。その行先はどこだったか。それを調べなおしたのだ。

 

元々、それは両親が他界した三年前に調べつくしたことのはずだった。なにせ、多額の保険金や会社の遺産相続などという巨額の富が動いた事故だったのだ。陰謀論だって囁かれた。

 

しかし、事件性のない事故。そして忙しい毎日がその追及を緩めた。それどころじゃなかったし、仲の悪かった両親の心境の変化などに気をかけたくもなかった。……考えたくもなかった。

 

自分が苦労しているのは両親のせいだ、などと思いたくはなかった。だから、忙しさにかまけて考えることを放棄した。

 

だからこそ、今の自分は心に余裕ができたのだろう。機体のデータ取りのためだけに入学した学園での楽しい(?)毎日。好きになった異性。切磋琢磨しあえるライバルであり友人たち……毎日が充実していたし、幸せだったのだ。

 

今の自分は幸せだ。だから、過去の両親のことも知ってみよう。知るべきだろう。うん、知っておいたほうがいいですわ!! 

 

などと自分に言い聞かせて調査させた結果が、これである。

 

 

『SMクラブ 夜の蝶』

 

 

そのプレミアム会員を示す会員証に記された両親の名前。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっぁぁぁあ!!!!!!!!!!」

 

何のことはない。

 

母はSで父がMだった。

 

それだけの、それだけのことだったのだ。

 

つまるところ、自分が見ていた二人の姿は、まさしく愛の行為だったのだ。父にとってのご褒美で、母にとっては愛情表現だった………ふざけんな。

 

「そりゃぁ周りも口を閉ざしますわぁぁぁぁぁ!!!!」

 

淑女の体裁も保てない、それほどの笑劇、否、衝撃だった。

 

「アブノーマルな夫婦の営みを、娘に隠してただけって、そんな……そんなことでわたくしはぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

なんというか、台無しである。知りたくもなかったし、調べなければよかったと後悔していた。

 

思えば、両親の仲の悪さを周囲の人間、メイドや執事に尋ねてもはぐらかされていたような気がする。てっきり雇い主の不興を買わないように言葉を濁していたのかと思っていたが、単に未成年の娘に変態夫婦の痴態を包み隠さず話すべきか言葉に困っていただけに過ぎなかったのだろう。

 

財産を狙う親族たちもそうだ。彼らの中には会社の資産や相続する遺産以外に、両親の私物まで欲しがる輩もいた。最初は、そこまで毟り取るのか! と嫌悪していたが………?

 

報告書にはこう記されたいた。

 

『アダルティな行為に扱う器具の回収と処分を画策していた模様』

 

はい、親族の、少女を思いやった隠蔽工作でしたーーーー。畜生!!!

 

そういば、両親の私室や私物とか、あまり興味も持ってませんでしたから詳しくはなかった……知らなくて本当に良かった。

 

どうやら両親は、実家とは別の場所に、その、特別なプレイルームを確保していて、『行為』に及んでいたらしかった。

 

「どおりで一緒にいる姿を見ないと思いましたわ!!!! 見てないところで密会していたんじゃないですか!!!」

 

枕を殴る、振り回す、放り投げると暴れに暴れた後、肩で息をするほどに疲れを感じていた。主に、精神の割合多めで。

 

なんというか、裏切られた気分である。

 

自分が男性不振になったり、オルコット家の遺産を守るため壮絶な闘いを決意した人生の根幹がこれとか……えぇぇぇ?

 

でも。

 

でも。

 

でも。

 

「だったらわたくしも………いいですわよね?」

 

両親の愛の姿。

 

志波真季奈と織斑一夏の愛?の姿。

 

どちらも普通じゃない、しかしおかしくとも確かな愛が形となってそこにあった。

 

ノーマルが正しいのか、アブノーマルはいけないのか。

 

愛とはなんだ。純愛とはなんだ。不純? 爛れた関係? 清い交際が推奨されてそれ以外は認められない? 

 

ならば、だからこそ、両親の愛に気づかなかった? わたくしに気付かせないようにしていた?

 

だったら堂々と振舞っていればよかった? 学園のあの二人のように? それを子供のころからわたくしは見ていればよかったのだろうか。

 

………いえ、それは駄目でしょう。やはり。

 

「どう思います? デスサイズさん」

 

『いや、俺も子育てはしたことあるけど……子供の教育に悪いものは見せちゃダメでしょう』

 

「ですよねぇ」

 

そう自分のISも言ってくれる。

 

つまり、両親なりにわたくしに気を使ってくれていた、配慮してくれていたということなのだろう。

 

ならば、こういうことだ。

 

「節度ある愛こそが大事……ということでしょうか?」

 

『まぁ、人様に迷惑かけなきゃ何やってもいいと思うぞ?』

 

「それだと真季奈さんはアウトだと思いますが………」

 

『あの人はなんかオカシイからなぁ……』

 

しみじみと実感をもってそう思う。この学校に入学してからというもの、わたくしも、その周りの人たちも。彼女には振り回されっぱなしで、でもやられてるばかりじゃなくて。

 

「自分のしたいことを、したいようにやればいい……」

 

『それが人の生きる道ってもんさ……間違ってたら死んだときの道すがらに笑い話にして聞かせてやんよ』

 

「酷い死神さんですこと」

 

でも、それなら後悔しなくていい。例え失恋しても、何もせずに諦めていた方がやるせなくなる。

 

 

そんなのは、セシリア・オルコットにはお断りですわ!

 

 

わたくしの人生は両親の死から始まったのかもしれない。なら、その人生の先導を死神と歩んで見ても悪くないかもしれない。

 

このお人好しな死神さん。

 

わたくしが嫌いだった、お父様と同じで違う。『父親』の経験のある死神さん。

 

「お父様とは呼びませんよ? 死神さん」

 

『子育てはあの小僧だけで十分さ、お嬢さん』

 

いきなり現れてブルー・ティアーズの中に住み込んだ『死神さん』に、セシリアは微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャノンボール・ファスト当日。

 

「ハッピ、バースデー、トゥーユー! ハッピ、バースデー、トゥーユー!」

 

彼女は宇宙にいた。

 

「ハッピ、バースデー、ディア」

 

漆黒の世界。輝く星々。足元に浮かぶ青い星と、世界を照らす大きな太陽。

 

「いーちか~~」

 

遥かな天の高みから、金髪の少女二人が地球を見下ろしていた。

 

「ハッピ、バースデー、トゥユゥ~~~」

 

パチパチパチとシャルロットは手を叩く。無論、ここは宇宙。叩いた手の音など響かず聞こえない。しかし、通信越しに彼女の歌声はちゃんと聞こえていたのだからこそ。それを送らない道理などないのだった。

 

「本人に直接言ってあげればいいのに」

 

「ぜっっっったいに! 嫌です♡」

 

満面の笑顔で、志波真季奈はそう言った。

 

宇宙に上がる。それはISの本来の使用方法。しかし、それを行う技術はIS単体にはない。過剰すぎるほどの推力を生む巨大なブースターと、それを射出するマスドライバー。それをいかに小さく、低コストで生み出せるか。

 

その為の研究。その為の実験。そして、実現させる費用と利益。

 

それを得るための資産こそが企業の乗っ取りで一番欲しかったもの。

 

叶えてしまえば用済みとなる代物だ。

 

ならば、この実績を残してわたしは良しとしよう。

 

ISは、インフィニット・ストラトスは兵器以外の使い道は確かにあるのだと、世界と『あのバカ』に殴りつけてやるのだ。

 

 

わたしはやった。

 

貴方はいつまでそんなところで足踏みをしている?

 

 

そう言ってやるのだ。

 

「おじいちゃん達とデュノア社の生産性。噛み合ってしまえばこうも簡単にできるもんなんですねぇ」

 

「いや、あのおじいちゃんたちは色々とおかしいと思うよ?」

 

確かに。

 

ひょっとしたら、あの老人たちならデュノア社なしでも小さな町工場で単機で宇宙に飛べる代物を作れたかも……いやいやまさかね?

 

「じゃぁさっさと行きましょうか! 目指すは真下! 日本へ向けて急降下! 摩擦熱で死んだら勘弁、ごめんなさいね!!」

 

「いや、普通に安全コースでお願いします!!」

 

「大丈夫です! 機体がバラバラになりながらの大気圏突入はすでに経験済みです!! もはや同じ失敗はありえないと断言しましょう!」

 

「わざわざ危険な方法を取る必要はないと断言してくれないかな!?」

 

まぁそれも随分と昔の話で、

 

日本のIS技研が造った機体とわたしが組んだプログラムを突っ込んだ宇宙用パック、そのテスト中に起こった墜落事故。

 

その結果、わたしはアメリカに墜落して機体は全壊。デウスの入ったISコアの残骸を抱えてヒッチハイク(強奪)しながらあちこち(中国)を旅して自力で帰還した経験が……いや、別にこの話はいいですね。

 

幸いまだ時間はある。そんな切羽詰まった時間制限もないのだ。悪ノリなんかせずに安全に降下すればいいでしょう。

 

本来なら。

 

「それで、あの大きな四つ葉のクローバーは何なのかな?」

 

「ふざけてますねぇ?」

 

 

自分たちが事前に確認した航路には絶対に存在しなかった浮遊物。

 

その大きさは飛行機よりや貨物船よりも巨大な機械の造花。

 

八面体を中央に四つのひし形が集まったそれが二人の行く手を遮っていた。

 

「あんなのを造れるのって、あの人しかいないよね?」

 

「造るのに使った資材をどっから持ってきたのかとか言いたいことは山ほどありますが、そうでしょうね」

 

またか。やっぱりか。まぁやるだろうなぁ。

 

どっからどう見ても宇宙戦艦ですありがとうございます。あの駄兎が!

 

また篠ノ之束のイベント潰しが始まった。そう思う二人を誰も間違っているとは言わなかった。場所的にも、これまでの経験からも。

 

「わたし、四つ葉のクローバーって拾ったことないんですよね」

 

「僕もないなぁ」

 

微妙に幸薄い二人である。薄幸の美少女といえば聞こえはいいが、儚げさは欠片もないところがまた微妙。

 

目の前の宇宙戦艦が砲塔をこちらに向けてくる。当然、どんな威力かは分からない。ISのシールドを抜いてくるのか、それとも受けても問題ないレベルなのか。

 

地球への降下を考えると、こちらのエネルギーは少しも無駄にできない。戦闘などもってのほかだ。

 

だというのに、こいつはやる気満々で逃がす気はないらしい。

 

「これはもう大会は出場できないかなぁ…」

 

「こっちは前菜で主菜は大会っぽいんですけどね」

 

暴れるならここではなく会場でだろう。

 

つまり、ここにこの『四つ葉のクローバー』がいるのはこれから始まるイベントのビックリ箱か、もしくは万全を期すための敵対勢力の排除要員か。

 

「それではやることは決まってますね」

 

「うん」

 

これから大きなイベントが始まるのだ。景気づけに『幸運』を摘み取ってやろうじゃないですか。

 

「「クローバー狩りじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

 

『近衛騎士リーブラ』が現れた!!

 

 

 




カードダスの新作でバロックガンの治めてた世界の話が出ましたね。

まさかスぺドラ様がまた関わっていたとは……時系列も最新ではなく実は後付けの挟み込み……実にSDクオリティ。

人間族が騎士ガンダムに変身するのって徐々に増えてきましたね。

仮面枠でキョウジとか新生アルガス騎士団とかありましたが鉄華団のメンバーはヒイロやゼクスと同じ変身枠でいいのかな?

人間がガンダムに変身するというネタで、昔『黄金神話』×『ハイスクールD×D』のクロスオーバーを考えてみたこともありますが……ハイスクの知識がアニメしかないので……でも竜族と天使と悪魔が出てきて天使側がトランプの絵札で……うぅむ。
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