I am fed up with superficial relationship 作:phジャンプ
まあ、処女作なので下手くそですので改善案などはどしどし応募します。
俺は木村雅紀という来年から高校生になる者だ。
今はこれから3年間通う高校のある街に行くために電車に乗っている。
「木組みの家と石畳の街」と呼ばれる街のはずれに俺の通うことになる学校はある。
「腹減ったー」
昨日の晩に家を出て、現在の時刻は昼の12時ちょうどで、家を出てから何も食べていないのでかなり空腹なのだ。とりあえず、街についたら下宿先を探す前にお昼ご飯にしよう。
電車から降り、歩いて数分。この街には似つかない感じの甘味処に昼食を取るために入店したのだが、お品書きがぶっ壊れてるのか、それとも俺の目がぶっ壊れてるのか分からないがとりあえず一言。
「海に映る月と星々を一つ」
いろいろ聞きたいことがあるがあえて聞かないことにした。それに、何が出てくるか分からないのも面白いし。
「おまちどうさまー」
なるほど、白玉栗ぜんざいだったのか。
「すみません、香風さんの家ってどこですか。」
お金を払うついでに迷わないように下宿先の場所を尋ねる。
「ごめんなさいわからないわ。でも、地図ならあるわよ。」
そう言って地図をくれた。
「此処か。ラビットハウス? 名前からして店員がうさ耳でもつけているのだろうか。なるほど此処には男のロマンがあるのだな。」体中のいろいろな興奮を抑えていざ入店。
「いらっしゃいませ」
中に入ると中学生ぐらいに見えるうさ耳をつけてない長い青い髪の少女が席に案内してくれる。
「うさ耳をつけてない!?」
「何を言っているんですか。ご注文は?」
「バニーガールでいいです。」
「うちはそういう類のお店ではありません。ご注文は?」
「じゃあ、ナポリタンとどんな銘柄でもいいからコーヒーを一杯。」
注文をうけると青い髪の子は厨房?に入っていった。
「うっさぎ、うっさぎ~」
高校生と思われる女の子が謎の歌を歌いながら入ってくる。女の子は店内をキョロキョロ見回したかと思うと席に座らず机の下や椅子の下を見て一言
「うさぎがいないっ!?」
その声と同時にナポリタンとコーヒーを持って青い髪の店員が厨房からでてくる。
「なんだ、この客... 」
俺もそう思います。たぶん、店名から勘違いをしたのだろう。
「もじゃもじゃ」
「....は? ああ、これですか? これはティッピです。一応うさぎです」
「ご注文は?」
店員が俺の前にナポリタンとコーヒーをおいて、知らぬ間に俺の前に座っている客?の注文をとる。
「じゃあ、そのうさぎさん!」
「非売品です」
即答かよ。あれでも客なんだからもう少しやんわり断ってやれよ。
「じゃあ、せめてもふもふさせて!」
「コーヒー1杯で1回です。」
「じゃあ、3杯!」
大丈夫か?コーヒー3杯も飲んだら腹壊すだろう。まあ、俺は受験勉強をほとんど人のいないマクドでやってたから1日Mサイズのコーヒーを3杯飲むこともザラだったので大丈夫だが。
「そんなに飲んで大丈夫か?」
一応心配なので一声かけておく。
「背に腹は変えられないよ!」
「おおげさすぎるだろ。それにうさぎなんてこの街にはいっぱいいるだろ」
「あのうさぎもふもふしたら気持ち良さそうだったからつい 君ももふもふしたら」
「動物はあまり好きじゃないし遠慮しとく」
そんなどうでもいいような話をしていると、コーヒーが3杯女の子のテーブルの前に置かれた。
「3杯頼んだから3回もふもふする権利を手に入れたよ!」
置かれたコーヒーを見て女の子は自信満々に言う。
「ちゃんと飲めよ」
「分かってるって! この上品な香り! これがブルーマウンテンかー」
いや、それは香りからしてコロンビアだろ!
「いいえ、コロンビアです。」
やっぱりな。次は当たるのか?
「この酸味...キリマンジャロだね」
外れだな。それがブルーマウンテンだ。
「それがブルーマウンテンです。」
最後ぐらいは当ててくれよ。なんとなく心の中で応援してみる。
「安心する味! これはインスタントのー」
あいつめやりやがったな。喫茶店のオリジナルブレンドをインスタントと言うとは失礼極まりないぞ。
「うちのオリジナルブレンドです。」
店員の体が震えている。たぶん怒りに耐えているのだろう。まあ、これは完全に店員じゃなくて客が悪い。
「どれも美味しいから大丈夫だよ。」
「はぁ~、もふもふ気持ちいい~」
「のおおおおお!」
抱かれているうさぎがものすごくダンディな声をだしたのだが、中に人でも入っているのか?極めて謎である。
「あれ、いまこのうさぎ叫ばなかった?」
「気のせいです」
いや、絶対なんか隠してるだろう。後で確かめよう。
「そっかぁ~、それにしてもこの感触癖になるなぁ~」
「ええい、早く離せこの小娘が!!」
またか。なんなんだこれは。なぜうさぎが喋るのだ?
「なんかいまこの子にダンディな声で拒絶されたんだけど!?」
「私の腹話術です」
「いや、でも...」
「腹話術です。それより、早くコーヒー全部飲んでください」
店員がそう言ったあと目の前の女の子はコーヒーを全て飲みきった。
「私、春からこの街の高校に通うの」
「はぁ...」
「でも、下宿先探してたら迷子になちゃって」
「そうなのか 俺も春からこの街のはずれにある高校に通うために香風さんという下宿先を探しているところだ」
「私も、香風さんちを探しているの! これは偶然を通り越して運命だよ!」
「....うちです。」
「私はチノです ここのマスターの孫です」
「私はココアだよ よろしくねチノちゃん」
「俺は木村雅紀だ すきになように呼んでくれ」
こうしてひととおり自己紹介を終えるとココアが口を開いた
「学校の方針でね下宿させて頂く代わりにその家でご奉仕しろと言われているんだよ」
「俺もそう言われている」
「うちで働くということですね といっても家事は私一人で何とかなっていますし お店も十分人手がたりてますので 何もしなくて結構です」
「そういうわけにもいかない なにか手伝えないか?」
これは学校の方針だ俺には守る義務がある。しかし、無理も言えないのでこれで断られたら諦めよう。
「そこまでおっしゃるのなら喫茶店の仕事を手伝ってもらえますか」
「ありがとう。 なら早速働くか」
「ところでチノ、マスターに挨拶したいんだけど今は留守なのか?」
マスターという言葉にチノが少し反応する。なにかあったのだろうか?
「....祖父は..去年..」
そういうことか、この歳で祖父をなくすというのは辛いだろうな。チノの前では祖父に関する話はしないように気を付けよう。
「そっか今はチノちゃん一人で切り盛りしてるんだね」
「いえ 父もいますしバイトの子がもう1人...「私を姉だと思って何でも言って!」」
なぜかココアがチノに抱きついた。いったいココアは何がしたいんだろう。
「だからおねえちゃんって言って」
いや、どういうことだよ。なんで今の流れからおねえちゃんって呼ぶことになるんだよ。
「じゃあ、ココアさんと雅紀さん早速働いてください。更衣室に案内します。」
完全に無視するなんてチノって意外と容赦ないな。
「おねえちゃんって言って」
「ココアはまだアホなことやっているのか。早く更衣室に行くぞ」
「じゃあ、雅紀くんがおねえちゃんって呼んでよ」
「わかったよ ココアおばあちゃん」
悪意を込めてココアの耳元でささやいた
「ヴェアアアアアア」
電子機器は家のルールで使える日が少ないので更新ペースは遅いと思います。