魔法少女リリカルなのは 魔法と未来を繋げる者たちの物語 作:ソーナ
転生です!
~???side~
「んん・・・・・・」
目元に光が入り、うめき声を出して目を開ける。
「ここは・・・・・・」
体を起こし周りを見渡す。どうやら家の中の部屋のようだ。
そして僕が今いるのはベットの上らしい。
「そうか・・・・・・たしか僕、転生したんだっけ・・・・・・」
僕はアマテラスさんとのやり取りを思いだし呟く。
「よっと・・・・・・」
身体を起こしベットから降り立ち上がった。
すると。
「ん・・・・・・?」
立ち上ると視界の端から黒く長い髪が垂れた。
近くにあった鏡に自分の身体を写して自分の身体を見る。するとそこには。
「な、なにこれぇぇえええええ!!!?」
一人の美少女がいた。
「え!?ちょっと待って!これ僕!?もしかして女の子に転生したの!?」
5歳くらいの身体に線の細く肌の白い、長い黒髪の姿に僕は戸惑った。
取り敢えず落ち着こうと机に手をつく。
「ん?」
机の上になにかがあるのに気がついた。
「これは・・・・・・手紙と・・・・・・デバイス?」
そこには一通の手紙と白銀に煌めく宝石のペンダントと蒼白色宝石の入ったブレスレット、そして黒と白の色の宝石のネックレスがあった。
手紙を開くとそこにはアマテラスさんからのメッセージが書かれていた。
【目は覚めましたか?そちらが≪魔法少女リリカルなのは≫の世界となります。なお時間軸の関係で、あなたの年齢は5歳となっています。容姿に関しましては男子なので気を付けてください。そちらの家はあなた個人の家となっています。地下にシミュレーションルームなどがあるので活用してください。置いてあるデバイスはわたしからの贈り物です。ペンダントのデバイス名は〈リンカーネイト〉、ブレスレットは〈ステラメモリー〉ネックレスの方は〈レイオブホープ〉で、どれもインテリジェントデバイスです】
「〈リンカーネイト〉に〈ステラメモリー〉、〈レイオブホープ〉・・・・・・」
僕は手紙に書かれているデバイス名をデバイスを持って言う。
【あなたのこれからの活躍を天界から期待して見ています。なにか困ったり相談したいときはこちらに連絡してください】
手紙の最後の部分にメールアドレスと電話番号らしきものが綴られていた。
それを見た僕は少し苦笑を浮かべた。
「ありがとうございますアマテラスさん。アマテラスさんにもらった二度目の人生。精一杯生きていきます」
僕は読み終えた手紙をしまい、デバイスを身につけて下に降りる。
「ところで僕の戸籍とかどうなってるんだろう」
手紙に書かれていなかったことを思いだし僕は首をかしげたが、すぐにそれは解決した。
何故なら下のリビングのテーブルの上に僕の戸籍や銀行口座、カード類が置いてあったのだ。
「僕の名前は・・・・・・」
戸籍が書かれた紙を確認する。
そこに書かれていた名前は。
「――――――天乃宮零夜・・・・・・」
と書かれていた。
続いて預金通帳を見ると。
「うわっ!すごっ・・・・・・」
0の桁が結構あった。
これもアマテラスさんがしてくれたのかな?
「それにしてもここに僕1人で暮らすのか・・・・・・まあ、慣れてるからいいかな」
僕は時間を確認して手っ取り早くお昼を済ませ、家の地下に向かった。
地下には広大なトレーニングルームがあった。
「かなり広いな~。耐久性はどうなんだろ」
一応アマテラスさんが用意してくれた家とはいえちょっと気になり僕は早速試すことにした。
「えっと確か・・・・・・こうするんだっけ?」
僕は首から下げているペンダントをとり掲げ唱える。
「リンカーネイト、セットアップ!」
唱えるとペンダントの白銀の宝石が光り、僕の身体も光った。
光が収まり、目を見開くと純白の服装とコートに包まれた僕の姿があった。そして手には錫杖のデバイスが。
「これが僕のバリアジャケット・・・・・・。えっと、それじゃあ・・・・・・」
僕はリンカーネイトを構え詠唱する。
「リク・ラク・ヴィシュタル・ヴォシュタル・スキル・マギステル。光の精霊11柱。集い来たりて、敵を射て。
リンカーネイトの周囲に光の球があらわれ、矢となって飛んでいった。
壁に魔法の射手が当たると衝撃の煙がたったがキズは全くついてなかった。
「耐久性はいいみたいだね」
バリアジャケットを解除しリンカーネイトを待機状態のペンダントに戻して僕はそう言う。
「耐久性も確認したし、明日からの予定はどうしようかな・・・・・・」
僕は1人いるリビングでそう呟いて、明日からの予定を立てた。
数カ月後
僕がこの世界に転生してすでに数ヵ月が過ぎた。
僕の住んでいる市の名前は海鳴市だと言うそうだ。
海鳴市は近くに海があり、自然豊かな場所だ。
そして、今僕の目の前には一人の少女がいた。
「どうしたのキミ?」
「にゃ!?わ、私のこと?」
「うん」
僕はただ1人ブランコに座り、哀しげの表情を浮かべて
顔を俯かせていた少女に声をかける。
これが転生した僕、天乃宮零夜と≪魔法少女リリカルなのは≫の主人公、高町なのはとの出会いだった。