魔法少女リリカルなのは 魔法と未来を繋げる者たちの物語   作:ソーナ

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事後と秘密、そして・・・・・・

~零夜side~

 

「結局、僕らはどうなるのクロノ?」

 

僕はアースラの医務室でベットに横になりながら見舞いに来たクロノに聞いた。

 

「シグナムたち守護騎士の面々は、まあ、人命がかかっていた事もあるからな。そう重い処遇にはならないだはずだ。守護騎士達はある程度の保護観察で手が打てる」

 

「そう、よかった」

 

「だが、問題は零夜、君だ」

 

「やっぱり?」

 

「ああ」

 

クロノは苦虫を噛み潰したような表情をとった。

 

「前回のJ・S(ジュエルシード)事件で君の名前は管理局の一部の上層部に知れ渡ってしまってるんだ」

 

「もしかして、そいつらが身柄を引き渡せとか?」

 

「ああ」

 

予想通りの返しにか僕はため息が漏れた。

 

「しかも、その連中は管理局の中でも良くない噂を聞く一派なんだ」

 

「なるほどね」

 

僕はアーティファクトカードの一つを出して。

 

来たれ(アデアット)―――世界図絵(オルビス・センスアリウム・ビクトゥス)

 

世界図絵を展開する。

 

「なるほどね。ほんと、なんでこうもまあ腐ってるんだろうね」

 

僕はそう呟くと。

 

「クロノ、デバイスをだして」

 

「なにするつもりだ?」

 

「僕の身柄を引き渡せって言ってるその一派のデータを送るから、あとは執務官の出番でしょ?」

 

「なに?」

 

怪訝そうに眉を浮かばせるクロノに僕は、その一派が今まで行ってきた犯罪を全て送る。

 

「見ていてわかったけど、これでもまだほんの少しなんだよね」

 

「お、おい零夜、これはほんとなのか?」

 

「ホントだよ。まさか管理局の上層部がこうもだとは・・・・・・認識を改める必要があるかな?」

 

クロノはデバイスに送られたデータを見て驚愕の表情を出していた。まあ、仕方無いかな。管理局上層部の連中が犯罪に加担していたんだから。しかもそのことは巧妙に隠されていた。ま、僕が明莉お姉ちゃんから貰ったアーティファクトたちには隠せないけど。

 

「ほかにも管理局のネットワークを調べれば出てくると思うけど?」

 

「いや、いい。取りあえずはこれだけでもかなり重要なデータだ」

 

「そう」

 

「ああ。これで、恐らく君の身柄は管理局本局預りになると思う」

 

「そっか」

 

「一応、僕も君の処遇に関してはなにかと言うつもりだ」

 

「ありがとうクロノ」

 

「いや、父さんを助けてもらったからな。また、家族でいられるというのは嬉しいんだ」

 

「そっか・・・・・・」

 

クロノの家族、という言葉に僕は少し影を募らせた。

今の家族も大切だけど、前世での家族が心残りだから。

 

「それより、そろそろ行かなくていいのか?クリスマスパーティーがあるのだろ?」

 

「あぁ、そう言えばそうだった」

 

「おいおい」

 

クロノの苦笑いに笑みを浮かべると、世界図絵を閉まってベットから降りる。

 

「歩けるか?」

 

「大丈夫、歩けるぐらいまでは回復してるから」

 

クロノにそう返して、両足でアースラの床を踏みしめる。

 

「クロノも行くでしょ?」

 

「まあな。フェイトとアリシアから誘われてるから」

 

「ふふ。なんかお兄さんみたいだよ?」

 

「よしてくれ。君はあの子のお兄ちゃん、なんだろ?」

 

「まあね。家族が増えて嬉しいよ」

 

「零夜、君は・・・・・・」

 

「ん?」

 

「いや、なんでもない。行くぞ零夜」

 

「ああ」

 

僕とクロノは軽口を言いながら海鳴市へと転移していった。

これからもよろしくね、クロノ。僕の親友。

転移しながら僕はクロノに声に出さずにそう告げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

クリスマスパーティーの翌日、僕の家、天ノ宮家では僕となのはとフェイト、はやては関係者、つまり、なのはの家族とアリサとすずかの家族に僕たちのことを話していた。

その場には、クロノやユーノ、リンディさんやクライドさん、プレシアさんやグレアム叔父さんたちもいた。リンディさんたちはなのはの魔法関係者として、プレシアさんはフェイトとアリシアの、グレアム叔父さんははやての保護者として。

 

「みんな、黙っていてごめんなさい」

 

「ごめんなさい!」

 

「ごめんなさい」

 

「ごめんなさいみんな」

 

僕となのは、アリシア、フェイトはアリサとすずかたちに頭を下げた。隠し事をしていたのだから。

 

「いや・・・まあ、リンディさんたちから事情を聞く限り仕方がなかったからしょうがないが・・・・・・」

 

「出来れば話してほしかったわね」

 

「うん」

 

「まったくだな」

 

「ごめんなさい、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん」

 

「申し訳ありませんでした。こちらとしても、機密事項が多すぎたものでして」

 

桃子さんたちになのはとリンディさんが謝る。

そこに士郎さんが。

 

「いえ、こうして話してくれたのでよかったです。それになのはがこうして無事なら構いません」

 

「そう言ってもらえると私たちとしても助かります」

 

リンディさんと士郎さんの会話が一段落したところに。

 

「アリサ、すずか」

 

僕がアリサとすずかの顔を見て呼ぶ。

 

「なあに?」

 

「なに零夜くん?」

 

「二人に言うことがある。アリサとすずかの中にはリンカーコアがある」

 

「「え?」」

 

僕の言葉にアリサとすずかはともかく、その場の全員が僕を見た。

 

「どういうこと零夜くん?」

 

「あのときの闘いで張られた結界。絶界は、リンカーコア持ちじゃないと入ってこられない結界なんだ。例え、アリシアと手を繋いでいたとしても、それだけでは絶界に入ってこられない」

 

僕は全員に、アリサとすずかについて話した。

 

「つまり、私たちにそのリンカーコアってのがあるからあの空間に入れたってこと?」

 

「そういうことになるね」

 

僕のその言葉にアリサとすずかは驚いたように見てきた。

 

「それで、アリサとすずかに聞きたいんだけど」

 

「「?」」

 

「二人はどうする?」

 

「どうするって?」

 

「僕やなのはと同じように魔導士になるか、そのまま過ごすか。もちろん、二人が魔導士になってもそのまま過ごしても僕が二人を守るよ。けど、ここは管理外世界、他の世界から来た人がアリサとすずかの中にあるリンカーコアを狙わないとは言い切れない」

 

僕の言葉にアリサとすずかは目を見開き、デビットさんたちはそんな、とでも言う感じだった。

そこにすずかの母親の春菜さんがリンディさんたちに視線を向けて訪ねた。

 

「それは本当なんですか?」

 

「はい・・・・・・。零夜君の言う通り、無いとは言い切れません」

 

「何時何処で時空犯罪者に目を付けられるかわかりませんから」

 

春菜さんの問いにはリンディさんとグレアム叔父さんが答えた。

管理局の艦長と特別顧問という立場の二人はよく知っているからだ。

 

「だから二人に決めてほしい」

 

僕は真剣な眼差しでアリサとすずかを見る。

アリサとすずかは、しばらく互いの顔を見合いそれぞれの家族を見た。

やがて。

 

「零夜」

 

「零夜くん」

 

二人は僕を見て告げた。

 

「私も零夜たちと同じ魔導士になる!」

 

「私も、零夜くんたちと同じ魔導士になるよ!」

 

「・・・・・・・・・いいの?」

 

「もちろん!」

 

「うん!」

 

二人の答えに、リンディさんたちを見るとリンディさんたちは軽く頷き、二人の両親に、お願いするよ、と言われた。

 

「わかった。二人の魔導士としての訓練は僕が付けるよ。いいですよねリンディさん?」

 

「ええ。なのはさんをあそこまでの魔導士として育て上げた零夜君なら大丈夫でしょう」

 

「それにこの中で最強の魔導士は零夜、君だ」

 

「え?」

 

クロノの言葉に僕は変な声を出してしまった。

 

「それにそろそろ話してくれないか零夜」

 

「なにを?」

 

「君の魔法について」

 

「!」

 

クロノの言葉に僕は衝撃が走った感じに陥った。

 

「そう言えば零夜くん、お母さんとかは?」

 

「そう言えばそうやな、私も零夜くんが一人暮らししているということしか聞いてへんし」

 

「今まで会ったことないわね」

 

「うん。学校の授業参観とかにも来てなかったよね」

 

なのはとはやて、アリサ、すずかの言葉に僕は口が淀んだ。

両隣に座る凛華たちを見て、頷いたのを確認して僕は話した。

 

「そうだね・・・・・・そろそろ話してもいい頃だったのかも知れないね」

 

僕の言葉になのはたちは首をかしげていた。

僕はそんななのはたちを横目にスマホを取り出して、電話を掛ける。

掛けた相手は。

 

『どうかしましたか零夜くん?』

 

「明莉お姉ちゃん、今からこっちに来られる?」

 

『ええ。ちょうど私もそっちに行くところでしたから』

 

「そうだったんだ。それと、なのはたちに話してもいい、かな」

 

『信用できる人たちなんですね』

 

「うん」

 

『わかりました。私が直接話しましょう』

 

そう言うと明莉お姉ちゃんは通話を切り、画面がブラックアウトした。

それと同時に、僕の後ろの空間に白い扉が現れた。

その白い扉を見たなのはたちは一斉に警戒体制を取った。

 

「大丈夫だよ、警戒しなくても」

 

「け、けど・・・・・・」

 

「僕の家族だから」

 

「家族?」

 

なのはが疑問符を浮かばせながら言うのと同時に、扉のノブが回り、扉が開きそこから明莉お姉ちゃんが出てきた。

 

「初めましてみなさん。私の名前はアマテラス、この世界では天ノ宮明莉と言う名前です。零夜くんの保護者です」

 

出てくるなりいきなり自己紹介した。

 

「ごめんなさい明莉お姉ちゃん」

 

「いいえ、零夜くんのことだからいづれ話さないと思っていたのでしょう?」

 

「うん」

 

「なら、私はそれに答えるだけですよ」

 

「ありがとう明莉お姉ちゃん」

 

僕は出てきた明莉お姉ちゃんにそう言って謝った。

 

「れ、零夜くん今この人アマテラスって言わなかった・・・・・・?」

 

なのはが震えた声で聞いてきた。

それによくみるとなのはだけでなく、僕や凛華、澪奈、星夜以外全員が怯えている感じだった。

 

「言ったよ、なのは」

 

「アマテラスって確か、日本神話の天照大御神やよな・・・・・・」

 

「う~ん、日本神話の天照大御神・・・・・・なのかな?」

 

明莉お姉ちゃんを見て少し考えた。

思い返してみればそれは聞いてなかったのを思い出したからだ。

 

「一応日本神話に語られてる天照大御神は私のことですね」

 

「あ、やっぱりそうだったんだ」

 

明莉お姉ちゃんの言葉に僕はそう返した。

 

「う、嘘やろ・・・・・・」

 

はやては明莉お姉ちゃんに驚きをだしていた。

 

「今から話すことは零夜くんに関することです。絶対に他言しないということを誓いできますか?」

 

明莉お姉ちゃんは僕の横に座ると、なのはたちにそう言った。

 

「零夜くんが信用できる、というあなた方だからこそ私は話せる事です。誓えないと言うのであれば、私はあなた方に話せません」

 

明莉お姉ちゃんの言葉に、なのはたちは一斉に顔を見合わせる。しばらく相談したのか、全員がこっちに向き士郎さんが言った。

 

「わかりました。この場で聞いたことは他言無用とすることを誓います」

 

士郎さんに続いてなのはたち全員がうなずいて肯定した。

 

「わかりました。もしその誓いが破られた際は私自身がそれ相応の罰を与えます、よろしいですね?」

 

明莉お姉ちゃんの更なる言葉にもなのはたちは無言のうなずきで返した。

明莉お姉ちゃんがうなずいて、僕を見たのを確認して僕はみんなに告げた。

 

「僕は本来この世界の人間じゃありません」

 

『『『『『!?』』』』』

 

「僕の名前の天ノ宮零夜、と言うのは前の世界での名前です。この世界でも天ノ宮零夜という名前ですけど」

 

「ど、どういうこと?」

 

「僕はアマテラスさん・・・・・・明莉お姉ちゃんによってこの世界に転生した人間です」

 

僕の告げた言葉に、なのはたちは息を呑んで衝撃を受けていた。

そこにすずかが。

 

「転生、って?」

 

「死んだ人間がまた、別の世界で生きられること。輪廻転生って言ったらはやてやクロノたちはわかるかな?」

 

「うん・・・・・・」

 

「ああ・・・・・・」

 

はやてとクロノは理解したようにうなずいて返してくれた。

 

「つまり零夜、君は・・・・・・」

 

「うん。僕は本来この世界にはいない存在、イレギュラーな人間なんだ」

 

「私が零夜くんをこの世界に送り込んだ時点で、この世界は本来の時間軸とは違う時間軸になっています」

 

「違う時間軸?」

 

「ええ。本来の時間軸の世界線ではプレシア・テスタロッサさんやアリシアさん、リニスさんは存在していません」

 

「「「ッ!?」」」

 

「さらに言いますと、クライドさんとリインフォースさんもいないんです」

 

明莉お姉ちゃんの告げた言葉にアリシアたちは驚愕の表情で衝撃を受けていた。

 

「さらに、聖良ちゃんという存在も本来の時間軸には存在していません。これらは零夜くんによって本来の時間軸の世界線から違う世界線になったからです」

 

「それはつまり、零夜が私やお母さんを助けてくれたから?」

 

「はい」

 

明莉お姉ちゃんの言葉に辺りが沈黙を貫いた。

 

「これが僕にお母さんやお父さんがいない理由。そしてクロノ、君が聞いた質問に答えられるよ」

 

「君の魔法か?」

 

「うん。あの魔法は前世で知った魔法なんだ。そして、あの剣技もそう」

 

正確には明莉お姉ちゃんから転生特典として貰ったんだけど、それは話さないことにした。明莉お姉ちゃんもこの事は知っている。

 

「そして、あの魔法と剣技は僕のお姉ちゃんと幼馴染みを繋ぐ大切なものなんだ」

 

僕は眼を沈みがちにして膝元に座ってる聖良の頭を撫でる。頭を撫でられた聖良は気持ち良さそうに笑顔で僕の方を向いてニコッと笑ってくれた。

 

「もう、会えないけどね」

 

僕の沈んだ気持ちの含んだ言葉になのはたちが戸惑っていた。少し、悲しげな僕に隣に座る明莉お姉ちゃんが優しく頭を撫でてくれた。

 

「大丈夫ですよ零夜くん。私たちがいます。零夜くんは一人ぼっちじゃないんです」

 

「そ、そうだよ零夜くん!」

 

「そうや!私は零夜くんのお陰で今までこうして生きてこられたし、みんなと出会えたんや!」

 

「零夜は私たち家族を救ってくれた。そして、姉さんと私にとって大切な友達だ」

 

「フェイトの言う通りだよ!」

 

「そうよ!あんたがいなかったら私たちが今こうしていられるなんてないはずよ!」

 

「そうだよ零夜くん。私たちは友達だよ。だから零夜くんは一人じゃないよ」

 

明莉お姉ちゃんに続いて、なのは、はやて、フェイト、アリシア、アリサ、すずかが必死になって言ってくれた。

 

「僕も、同年代の子と友達なんていなかったから、零夜と友達になれて嬉しいよ」

 

「僕は同世代の親友とかいなかったからな。いるとしてもエイミィだけだし。零夜、君と言う親友が出来て嬉しいんだ」

 

さらにユーノとクロノも言ってくれた。

 

「零夜くんにはこんなに触れあえる人がいるんです。だから大丈夫ですよ」

 

「そう・・・・・・だね。ありがとう明莉お姉ちゃん。みんなもありがとう」

 

そのあと、明莉お姉ちゃんが翼お姉ちゃんたちを呼んだりしてそれに驚いたなのはたちが固まったりと、色々一悶着あったが、結果として以前と変わらない形で接してくれた。

そのあと。話が終わった翌日、僕はなのはたちとはやてのお見舞いに行き、はやてが退院する日を石田先生から伝えられた。その時はみんな嬉しそうに、特にヴィータが嬉しそうにはしゃいでいた。

それからすずかとアリサの魔法練習のために僕の家の地下のトレーニングルームで特訓したり、基礎トレーニングをしたりした。この中にはアリシアやクロノやユーノ、ヴィータたちもいつの間にか入っていた。一度全壊になりそうになったときは冷や汗が出たけど。それと、なのはたちに僕の魔法。【ムンドゥス・マギクス式】と簡単な剣技、ソードスキルを教えることにした。まあ、習得にはかなり時間がかかりそうだけど。今時点でのムンドゥス・マギクス式の使用者は僕だけだ。

そして、アリサとすずかのデバイスは僕が作成することになった。少し時間はかかったが問題なく出来た。その時にクロノやリンディさんたちが唖然としていたのは気のせいだと思う。それに、明莉お姉ちゃんたちがよく僕の家に泊まりに来るようになったのと家族が増えた。

それと僕となのは、フェイト、アリシア、はやて、アリサ、すずかと守護騎士たちは管理局に入局した。それと同時にユーノは管理局の無限書庫の司書になっていたりする。

そんなこんなで時間が過ぎていき―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二年後

 

 

 

「あれからもう二年も経つんだ・・・・・・」

 

僕は海鳴市の高台にいた。

長い黒髪は変わらず、体型も背が伸びたぐらいであまり変わってない。

そして。

 

「うん。お兄ちゃんたちと出会えてもうそんなに経ったね」

 

「ですね」

 

「こうして家族が増えて、ね」

 

「変わらない日々ですけど」

 

「それがいいです」

 

僕の手を繋いでいる聖良と、楽しそうに微笑みながら言う凛華、聖良とは反対の手を繋いでいる澪奈、凛華と同じように微笑ましそうに言う星夜、そして聖良と澪奈を羨ましそうに見る紅葉。

さらに。

 

「零夜くん~!」

 

「待ちなさいよ零夜!」

 

僕の後ろから駆け寄ってくる、なのは、アリサ、すずか、フェイト、アリシア、そして元気になって自分の両足で歩いているはやて。そのはやての肩にはリインフォースによく似た小さな子が。

 

「大丈夫か、リイン?」

 

「大丈夫ですよはやてちゃん!」

 

「そっか。そらよかった~」

 

彼女の名前はリインフォース・ツヴァイ。リインフォースの二代目にして、夜天の魔導書の管制融合騎。リインフォースの妹だ。

 

「みんなもそろったことだし、行こうか」

 

集まったなのはたちを見て僕はそう言った。

 

「うん!」

 

「ええ!」

 

「そうだね!」

 

「もちろん!」

 

「いくよ!」

 

「そうやね!」

 

「はいです!」

 

順になのは、アリサ、すずか、フェイト、アリシア、はやて、リインが元気よく答えそれぞれデバイスを握り締める。

 

「いくよ、凛華、澪奈、星夜、聖良、紅葉」

 

「はい!」

 

「うん!」

 

「ええ!」

 

「もちろん!」

 

「はい!」

 

僕は傍にいる凛華たちに。

 

「レイジングハート!」

 

《Yes Mymaster》

 

なのははペンダントの宝石型のレイジングハートに。

 

「バルディシュ!」

 

《Yessir》

 

フェイトは手甲の待機形態のバルディッシュに。

 

「いこか、リインフォース」

 

「はい、はやてちゃん!」

 

はやては夜天の魔導書を持ってリインフォース・ツヴァイに。

 

「いくよフレイムハート!」

 

《Yes Master》

 

アリサは腕に付けているブレスレットのフレイムハートに。

 

「お願いねスノーフェアリー!」

 

《Sure》

 

すずかは指に嵌めている指輪のスノーフェアリーに。

 

「ヴォルテックス、いくよ!」

 

《OK Master》

 

アリシアは首から下げているペンダントのヴォルテックスに。

そして同時に。

 

「「「「「「「セーット、アーップ!」」」」」」」

 

僕らはデバイスを起動して大空へと駆け抜けていった。

 

「行こう!」

 

「「「「「「うん!(ええ!)」」」」」」

 

 

それはたった一つの物語。

魔法と剣。そして固い絆で結ばれた僕らの物語。

 

 

 

 

 

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