魔法少女リリカルなのは 魔法と未来を繋げる者たちの物語   作:ソーナ

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雷刃の襲撃者(レヴィ)優しき雷光の少女(フェイト)

 

~フェイトside~

 

 

レヴィと名乗る女の子と姉さんと私二人で相手して既に数分が経過していた。

 

「イヤッホーイ!」

 

「ああ!もう!」

 

私と姉さんのアリシアはレヴィを追って、昼間に来た水族館にいた。辺りはレヴィの攻撃や余波でガラスが割れた水槽がある。

 

「フェイト、私が周囲に障壁を張るからあの子をお願い!」

 

「うん!お願い姉さん!」

 

姉さんに水槽などを任せ、私はバルディッシュの代わりのAEC武装のフォートレスの汎用デバイスを使ってレヴィを止める。

 

「物を壊さない!ここは遊んじゃいけない場所です」

 

「ええ?なんで~?」

 

「なんでも!どうしても!」

 

「ふっ!」

 

「ああ!また、こんなに水槽が・・・・・・!」

 

私の忠告に、レヴィは無視してさらに水槽を破壊する。破壊された水槽からは昼間に見たお魚さん達が水とともに水槽の中から流されてきた。姉さんが障壁を張っているのに、と思っていると。

 

「ごめんフェイト!その子手加減無しでやってるから障壁貫かれちゃう!」

 

すぐ近くから少し苦しそうな姉さんの声が聞こえてきた。

 

「そんな!」

 

姉さんのその言葉に私は辺りを見渡す。

幾ら結界を解除したら戻るとはいえ、ある程度は修復をする必要があるのだ。もっとも、別次元の結界。零夜の広域結界型アーティファクトなら問題ないけど、零夜曰くあれはかなりの魔力を必要とするらしく、零夜以外関東全域にまでは広げられないとのことだ。その為、本局から結界魔導師十数人とユーノが張ってくれてる。

私は姉さんの負担を少しでも減らすためレヴィに近づき、破壊を止めるように説得する。

 

「この辺の物、壊しちゃダメなの?」

 

不満げのレヴィは納得いかないのかそう訊いてきた。

 

「ダメなの!みんなが一生懸命作ってる途中なんだから!」

 

「よっ」

 

「うっ!」

 

「フェイト!」

 

レヴィの一撃を受け、水槽の水であちこちが水浸しの水族館の床を滑るように後ろに下がった私に、姉さんが心配そうに声を掛けてくる。

 

「大丈夫!」

 

フォートレスの汎用デバイスを握り直して姉さんに返す。

その私にレヴィが。

 

「それ、なんかボクに関係ある?」

 

「それは・・・・・・」

 

レヴィの言葉に、私は口が淀んだ。

確かに、私たちの事情にレヴィが関係あるがないかと言われれば、無いだろう。それでも、私はレヴィにこの場所の物を壊して欲しくなかった。

 

「まあ、狭い場所だとやりづらいっちゃあそうだけど・・・・・・場所変えようか」

 

「え・・・・・・」

 

そう言って目を閉じたレヴィは。

 

「―――いい場所、みーっけ!着いてきて!」

 

そう言うと、何処かに飛んでいった。

 

「あ、ちょっと!」

 

「追ってフェイト!」

 

「姉さんは?!」

 

「私もすぐに追いかけるから!早く!」

 

「・・・・・・うん!」

 

姉さんに任せ、私はレヴィを追いかける。

やがて、私はレヴィを追い掛けるようにして水族館の地下エリアから、地上エリアに出た。

 

「ここ、ここ!」

 

辺りはなんかの水族館のアトラクションで使うステージがあり、まだ建設中なのかクレーン車が数台止まっていた。

 

「場所はいいけど、暗くてつまんないね」

 

レヴィの言う通り、ここはまだ電気が通ってないのか暗くて見づらい場所だ。そう思った次の瞬間。

 

「な、なに!?」

 

空から蒼い雷がクレーン車に当たり、そこから辺り一面にパッパッと、電気が点いていった。

 

「できたぁ~!ここならいいでしょ?綺麗で楽しぃ~!」

 

レヴィの言葉から今のは彼女がやったみたいだ。

これほどの技量を持ちながら、何故レヴィがここに居るのか気になり私は再度問い掛けた。

 

「ねえレヴィ、あなたどこの子?」

 

「どこの子って、ボクは王様の臣下でシュテルンのマブだち!王様がね、キミらをなるべく足止めして、出来ることならやっつけて来い、って言うからボクとシュテルンは頑張るの」

 

「王様っていうのは、キリエさんの関係者?」

 

「王様は王様だよ!」

 

レヴィの言葉から察するに、どうやらレヴィとシュテルンというのは王様?という人の臣下で、キリエさんとは無関係らしい。

そう今の会話から推察してると。

 

「もういい~?ずっと眠ってて退屈だったからさ、いい遊び相手が見つかってボクは結構ご機嫌なんだ。遊んであげるから、かかってこい!」

 

「っ!」

 

私はレヴィから発せられた魔力に息を飲んだ。魔力ランクでなら、軽くAランクはいってる。

 

「レヴィ、遊ぶのは後じゃダメ?」

 

レヴィと戦いながら、私はそう問いかける。

 

「なんだよ、しつこいぞ!」

 

「今キリエさんを中心に事件が起きてて、たくさんの人が困ることになるかもしれないの!私は、それを止めたくて」

 

「ダメだってば。ボクは王様に君をやっつけろって、命令されてるんだし!」

 

「だけど!」

 

「だいたい、人が困るって言ったって、ボクの知らない人だし、ねっ!」

 

「っ!」

 

レヴィの放った戦輪(チャクラム)のような魔力輪刃をフォートレスの汎用デバイスで対応し、全部を打ち消す。

バルディッシュがいてくれたら何とかなったのかもしれないけど、今手元にあるのは汎用デバイスだ。壊れないようにしないといけないから全力では戦えない。

 

「はあっ!」

 

「おぉ~!」

 

私の動きに、レヴィは歓喜の声を上げた。どうやら私の対処にレヴィは楽しいみたいだ。私は煙が晴れるのを待って、レヴィに。

 

「今は知らない人でも、何時かレヴィと出会うかもしれない。大切な人になったりするかもしれないよ」

 

「・・・・・・その発想はなかった。う~ん、大切な人が困るのは困るねぇ」

 

私の言葉に、レヴィは、あ!というような表情を浮かべ頬を軽くかいた。

 

「そう!人に迷惑をかけたり、物を壊したりするのは悪いことなの!」

 

「う~ん」

 

「例え、それが命令されたことでも・・・・・」

 

「ん~・・・・・・お。ちょい、ちょい待ちフェイト。それってさ、ボクの王様が悪い人だって言ってるの?」

 

「え、いや、違っ・・・・・・」

 

「王様はさ、ボクは良い子だって言ってくれた。ご飯もおやつもくれたし、うんと優しくしてくれた・・・・・・一緒に眠ってくれた!」

 

「っ!」

 

「ボクが世界中でたった一人、この人に着いていくって決めた人だ。そんな王様を、悪い人だとか言うヤツは、ボクがこの手で、ブチ転がす!」

 

「レヴィ、待って!」

 

レヴィから感じられた魔力が急激に高まっていくのが分かり、私はレヴィに今言った言葉の意味がそういう意味じゃないと説得しようとする。

 

「レヴィ違うの!そうじゃなくて!」

 

「違わない!王様をディスるヤツは悪いヤツ!ボクはそれぐらいシンプルで良いってシュテルンが言ってくれたもんね!」

 

「っ!雷盾(ライトニングシールド)!レヴィ、私は・・・・・・!」

 

激怒して突っ込んで来たレヴィのテバイスを、雷盾で受け止める。

雷盾と併用して、汎用デバイスを横にして受け止める。

しかし。

 

「っっ!うっさい!!」

 

「うっ、あ・・・・・・っ!」

 

レヴィの再度強攻撃に私は思い切り後ろに吹き飛ばされた。

とっさに自身に魔力の膜を作り、衝撃を緩和させる。

 

「いいから黙って!やっつけられろぉ!」

 

「うっ・・・・・・!」

 

追撃としてきた下からの一撃に私は上に飛ばされる。が、すぐに体勢を直しレヴィを見る。

 

「えっ!!」

 

レヴィの持つデバイスの刀身が伸びたのを見て私は驚愕に目を開く。あれはバルディッシュのザンバー形態(フォーム)に似ていたからだ。レヴィのデバイスの長さは既にもとの長さの10倍以上はある。

 

「蒼刃!極光斬!」

 

「っ!!最大障壁(バリエース・マーキシム)!」

 

レヴィから放たれた、一刀両断の攻撃に私は直ぐにムンドゥス・マギクス式の防御魔法を最大で張った。普通なら、ある程度は拮抗するはずが、威力がかなり強いのか一瞬でデバイスごと叩き割り、私をそのまま押し込んだ。

 

「ドオッッセェェェイッ!」

 

~フェイトside out~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~アリシアside~

 

 

「ドオッッセェェェイッ!」

 

フェイトから幾分か遅れて追い付いた私が目にしたのは、レヴィという女の子がフェイトを汎用デバイス事、ステージの海に叩き込んだところだった。

 

「フェイト!」

 

レヴィの繰り出した攻撃の余波で、あちこちが破壊されてる惨状の中、私は降り注ぐ水しぶきを受けながら妹のフェイトの名を呼んだ。

 

「ふ~。スッキリした~」

 

声が聞こえ、上を見るとそこにはスッキリした表情のレヴィが浮かんでいた。手に持つデバイスは元の大きさに戻り、フェイトのバルディッシュと同じ形態になっていた。

 

「フェイト、どこ~?死んじゃった~?」

 

レヴィのその声に私もすぐにフェイトを探す。

少しして、破壊されてるステージに横たわっているフェイトの姿を見つけた。

 

「フェイト!」

 

横たわっているフェイトの姿を見て急いでフェイトの元に向かう。

その直前。

 

「あ、まだ生きてる」

 

レヴィもフェイトを見つけた。

 

「レヴィ!」

 

「ん?あれ?フェイトが二人いる!?」

 

目を大きく開いて私を見るレヴィに。

 

「フィルス・ラ・ステイル・フェイルタス!連槍・雷の35槍!」

 

略式詠唱で発動させた連槍をレヴィに向けて牽制のつもりで放つ。

 

「え!?ちょ!まっ!うわぁ!」

 

術式解放(エーミッタム)!魔法の射手・連弾・雷の53矢!」

 

立て続けに魔法の射手を放ちフェイトから遠ざける。

けど。

 

「もおぉ!!邪魔しないで、よっ!」

 

「っ!きゃあ!」

 

レヴィの薙ぎ払いに私はとっさに障壁を張ったけど、後ろの方に吹き飛ばされた。

元々私はフェイトみたいに攻撃力が高いという訳では無い。私たちの中で一番攻撃力が高いのは零夜と誰もが口にすると思う。それは魔法だけでなく、確かソードスキルというものも強力だからだ。次に高いのは誰かと言うと夜月。まあ、二人を除いてだと、フェイト、アリサ、はやて、なのは、すずか、私の順になる。逆の防御でも、6人だと、なのは、すずか、はやて、私、アリサ、フェイトとなる。フェイトは高機動移動攻撃型(スピードアタッカータイプ)。対して私は高機動拡張支援型(サポートタイプ)だ。なのはは高機動砲撃型(フォートレスタイプ)。アリサは高機動高火力型(パワーアタッカータイプ)。すずかは高機動支援防御型(サポートディフェンスタイプ)。はやては万能型(マルチティカルタイプ)。と、私はどうしても他のみんなより火力が足りないのだ。

レヴィに吹き飛ばされ、フェイトから離されフェイトが横たわっている場所を見ると。

 

「もお、邪魔が入った!先にあのフェイトに似てるのを・・・・・・ああ、いやいやいや。王様のため、シュテルンのため・・・・・・先にこっちを。フェイトに一応トドメをね」

 

フェイトに向けてデバイスの光刃の切っ先を向けているレヴィの姿があった。

 

「そんじゃ。バイバイ、フェイト」

 

「ダメぇ!」

 

私がそういうのと、レヴィがデバイスの切っ先をフェイトに向け刺したのは同時だった。

レヴィのデバイスの切っ先がフェイトを貫くと、小さな煙が巻き上がった。やがて、煙が晴れ目にしたのは。

 

「ん?」

 

「え」

 

フェイトの姿がなく、レヴィのデバイスの切っ先がたった今までフェイトがいた場所を貫いている光景だった。

それと同時に。

 

「え!?あ?!なにこれ?!」

 

「え、バインド!?」

 

レヴィの手足を紫のリングがバインドした。

 

「あれってもしかして・・・・・・!」

 

レヴィをバインドした紫のリングを見てそう呟くと。

 

「アリシア、大丈夫ですか!」

 

「リニス?」

 

リニスがすぐ近くに来て、手を貸してくれた。

 

「フェイトは・・・・・・」

 

リニスの姿を見てステージを見ると、レヴィからそう離れてない場所に、フェイトと私服姿のママの姿があった。

 

「フェイト!ママ!」

 

私はすぐに妹とママのところに飛ぶ。

 

「フェイト!ママ!大丈―――!」

 

ママの背中を見て私は言葉をとぎらせた。ママの背中にはフェイトの変わりに受けたと思われる傷があり、そこから血が流れていたのだ。

 

「母・・・さん?・・・・・・っ!母さんその傷!」

 

「大丈夫よ、フェイト。この程度の傷・・・・・・あなたにした仕打ちに比べたらなんとでも・・・・・・ないわ」

 

ママのその途切れ途切れの言葉に、私は二年前のあの時期のことを思い返した。

 

「母さん・・・・・・」

 

「それに、また私の大切な娘を失うなんて嫌だもの。もう、二度と、あんな思いをしたくないの。フェイトにも、アリシアにも、私と同じ思いをしてほしくないから」

 

「ママ・・・・・・」

 

ママの言葉に私は何も言えなかった。

ママはあの時から、ずっと後悔していたのだ。フェイトにした仕打ちや、私のことを。今、私たちがここに居るのは零夜のお陰。零夜が私たち家族を救ってくれたから。

何も言えずにママとフェイトを見る。

 

「大丈夫だよ、母さん。私、今が一番幸せだから」

 

「フェイト・・・・・・」

 

「母さんがいて姉さんもいる。リニスとアルフと一緒に過ごせて、あんなに沢山の友達が出来た。だから、母さんが悔やむ必要なんてもう無いんだよ」

 

フェイトの言葉に反応するように、ママが持ってきたと思うシルバーのアタッシュケースの鍵が開き、そこから金色の輝きが溢れ出た。やがて、完全に開いたアタッシュケースから、一つのデバイスが浮かび上がり、フェイトの手元に収まった。

 

「だから、大丈夫。私はもう、幸せだから」

 

ママの背中の傷を治癒したフェイトはデバイスを持って立ち上がり、ママの前に出た。

 

「あの子を説得してくるから。アリシア、母さんのことお願い」

 

「うん、わかった」

 

「フェイト」

 

「大丈夫だから。行ってきます、母さん」

 

フェイトは私たちにそう言うと、ママのバインドを解き、抜けなかったデバイスを抜いたレヴィの前に移動した。

 

「レヴィ、お待たせ」

 

「待ってないし、なんだよもお!仲間の手を借りるとか、ずるっ子だし!」

 

「レヴィもロボット使ってたから、おあいこ」

 

フェイトの言葉に、私はあれはロボットなのかな?と思った。

そう思いつつ、フェイトとレヴィを見ると、レヴィの視線がママに向いているのに気付いた。いや、正確には私たちかな?

 

「―――あれ、フェイトのお母さん?」

 

「うん。私のお母さん。そして、大切な家族」

 

「・・・・・・」

 

フェイトの言葉に、少しだけレヴィが顔を緩ませて羨ましそうにみたのに気付いた。しかし、すぐにレヴィは顔を引きしめ直して。

 

「子供の喧嘩に親を呼ぶとはますます卑怯な!僕が成敗してやる!」

 

デバイスを構えてそう言った。

レヴィの言葉に、ええ~、と思ってしまったのは仕方ないと思う。対するフェイトはというと。

 

「レヴィとお話するの楽しいな。王様と、シュテルン?」

 

微妙に抜けてる返事を返した。

 

「ああ、それはボクだけが呼んでいいあだ名!シュテルンはシュテル」

 

「シュテルたちと一緒にお話したいな」

 

「無理だね!何故なら、ボクがキミをぶち転がすからだ!」

 

「じゃあ、そうならないように・・・・・・頑張るよ!」

 

レヴィから蒼い雷が立ち上り、辺りに余波として凄まじい魔力が吹き荒れた。フェイトも新しい形をしたバルディッシュを両手で構える。

同時にぶつかりあった二人はそのまま空に上がり剣をぶつけていった。

 

「っ!?」

 

空に上がったレヴィの目に驚きの表情が見えたのを見て、私は視線をレヴィの持つデバイスに注目する。

 

「あれは・・・・・・」

 

デバイスを見ると、今の切り結びでできたと思われる傷があった。

 

「ふっ!」

 

「はあっ!」

 

二人の戦闘に、私はフェイトの考えを模索した。

 

「もしかして、フェイト・・・・・・」

 

「なるほど、フェイトはあのデバイスの機能不全を狙っているんですね」

 

私の言葉を引き継ぐようにリニスがママの傷の手当をしながら言う。

 

「機能不全?」

 

「はい。アリシアも考えてる通り、デバイスとは一つ一つが繊細です。特定の部分が破損したら、動かなくなります。そのため、デバイスには基本そうならないよう、強固な障壁が張られています。しかし、これにも例外があります」

 

「コアと、機関部の破損・・・・・・」

 

「その通りです。デバイスにはある程度破損しても持ち主の魔力で修復する機能が付いてます。ですが、修復機能でも、機関部やデバイスの心臓部であるコアは修繕出来ません。もちろん、修復することは可能ですが、コアの傷具合によって時間が掛かります。もし、それを無視して使用し続けば場合によっては暴発し大変危険な恐れすらあります。今回、フェイトが取っている策は恐らく機関部への攻撃によるデバイスの機能不全でしょう」

 

リニスのその説明を聞きながらフェイトとレヴィの戦闘を見る。

やがて、リニスの言葉通り。

 

「こっの!ブレイバー!」

 

レヴィのデバイスがカチンカチンとなるだけで、動かなくなった。

どうやら、デバイスの機関部がダメージを受けて可変機能が動かなくなったのだろう。そして、そこに。

 

「えぇ?あ、あ!もう!縛るやつ、これ嫌いぃ!」

 

レヴィの両手足にフェイトのバインドが現れ、レヴィを身動き出来ないようにした。

 

「いくよ、レヴィ」

 

「え?いくって?え?ええっ・・・・・・!?」

 

慌てふためくレヴィに、フェイトはバルディッシュの切っ先をレヴィに向け、槍の形に変え、先端部の下部から出た留め具で位置を固定し。

 

「受けてみて、これが私とバルディッシュの全力全開!ホーネットジャベリン!フルファイアー!!」

 

金色の砲撃の魔力流がレヴィを飲み込んだ。

バインドで身動きが取れないレヴィは為す術なく、そのままフェイトの砲撃に呑まれ。

 

「うっそおぉぉぉぉぉっ!!うわぁぁぁっ!」

 

やがて、気絶し目を回してレヴィが落ちてきた。

私はとっさにレヴィを受け止め。

 

「お疲れ、フェイト」

 

バルディッシュをさっきの元の片手剣の形態にしたフェイトに合流した。

 

「うん」

 

フェイトはやりきったような表情を浮かべて、私と一緒にママとリニス、そしてリンディさんと来たアルフの所へとレヴィを抱えて戻った。

 




些細なことでも構わないので、読んだ感想などよろしくお願いします!
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