ミクノポップ!!   作:YoShoki

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今回は「小説家になろう」に二次創作が投稿可能だった頃に、「ボーカロイド知らない人のための配慮」ということで執筆した話なので、ハーメルンに投稿している現在はほぼ必要ない話なんですが、一応完全再投稿ということで投稿しました。多分アレですよ、「加筆はしても削減はしない」みたいなテーマで行こうかな、みたいな感じで。
というわけで今回短いですが、どうぞー。


第11話 これがツンデレ?

演奏会の後、しばらく4人で適当にだべって5時半頃に解散した後、飯の準備開始。今日は葵やら海翔やらが来て疲れたので適当にカレー。野菜切って煮込んでルー入れるだけで完成。素晴らしすぎるなカレー、ビバカレー。

その後適当にだらだらと会話だったりテレビを見たりしつつ、風呂に入って現在9時ちょい前。俺が日課になりつつある調声勉強に励んでいると、風呂上りのミクが部屋に入ってきた。

 

「マスター、どうですか勉強のほうは?」

「相変わらず何とも言えない。理屈は頭に入ってくるけど、実際にどんな感じかは分からないからな。まぁ、こればっかりはしょうがないけどさ」

「その点に関しては私にも謝ることしかできませんが…でも知識として頭に入れるのも重要だと思うので、退屈かも知れませんが頑張ってください。…私が言うと頭に来てしまうとは思いますが」

「大丈夫だよ、分かってるさ」

 

うん、分かってる。…分かってるけどさ、やっぱり知識を得ているのに実践できないというのはなかなかにもどかしいわけで、イライラ…っていうのは適切じゃないな。モヤモヤというか、まぁ要するに確かに退屈ではある。

一つ小さくため息をついて、モニターの電源を切る。椅子を引いて立ち上がり、部屋を出ようとドアのほうに向かう。が、

 

「ちょっと、どこ行く気ですかマスター」

 

阻止された。ドアの前に立って小さな体を精一杯に広げて。足も目一杯広げているため背も小さくなって、そうなると必然的に上目遣いになってて、こいつはついさっきまで風呂に入っていたわけで仄かに肌は上気していて…何これ可愛い。…じゃなくて。

 

「…どこも何も、疲れたからテレビでもみてゴロゴロしようかと。あわよくばそのまま睡眠の世界へ」

「それさっきしたじゃないですか」

「…じゃあ本でも読むか。お前が来る前に買ってまだ読んでないラノベとか小説あるし」

「そうじゃなくて!」

 

突然怒鳴られた。…いや、まったく納得いかないんだが。

 

「何だよ、俺なんかやんなきゃいけないことあったっけ?まさかまだ勉強しろとか言う気か…?」

「…マスター、私が演奏会の時に言ったこと忘れたんですか?」

「演奏会の時?」

 

…そう言われてみれば何かとてつもなく嫌な予感がしてたような気がしないことも無い。

 

「…とにかく、パソコンの前に戻ってください」

「…わ、分かった」

 

何か有無を言わさぬ雰囲気を全身から醸し出してるもんだから、思わず弱気になって頷いてしまう。

正直言って今はホントにパソコンやるの疲れてたから勘弁して欲しいんだが、頷いてしまった以上仕方が無い。俺は言われたとおりパソコンの前に再び座り、モニターの電源を入れる。

ついさっきまで起動していたので数秒と待たずにスクリーンが映し出される。画面にはボーカロイドの調声技術をまとめたサイトが映っていた。

 

「新しいタブを開いて、『ニコニコ動画』って言うサイトにアクセスしてみてください」

「あ~、聞いたことあるなそのサイト。何か動画見るのか?」

「はい」

 

…なんかミクさんが冷たい気がする。

とりあえず言われたとおり検索エンジンで「ニコニコ動画」を検索し、一番上に出てきたサイトをクリック。

 

「そういえば動画見るならYoutubeとかじゃダメなのか?」

「ダメではないですけど、ここに一番色々あります」

「ふ~ん…」

 

…え、あるって何が?

 

「…なぁミク、俺達は今から何を見るんだ?」

「決まってるでしょう、世界での私の活躍です」

 

…あぁ、そういう話ですか。

要するに今行われているこれは、さっき俺が言った「ボーカロイドの曲なんて知らないし」と言う発言が癪に障ったか何なのか、とにかく俺に自分のことを知ってもらおうという企画らしい。

 

「まずとりあえずメジャー、と言うかこれは絶対に知っておいてもらわなきゃいけない曲から行きましょう。じゃあ手始めに…」

 

そう言って色々と彼女が歌う曲を教えてもらった。最初に教えてもらった「メルト」「ワールドイズマイン」「恋は戦争」ってタイトルの3曲は全部同じ「supercell」ってグループが発表した作品で、プロデビューしたらしい。その後の数曲も同じ「supercell」の作品で、なるほど確かに評価される理由も分かる、と言うか評価されて当然って感じのクオリティだ。

 

「…やっぱスゲェ人はスゲェんだな」

「何感心してるんですか、マスターもこれくらいを目指して頑張ってください」

 

…どうやらうちのお姫様(当然ミクさんの事)の志は相当高いらしい。俺にプロになれと申すか、無茶言うな。

その後も色々と曲を教えてもらった。テクノポップ系の作曲が得意な「livetune」ってグループの「Packaged」、「Last Night, Good Night」とか、ボーカロイドならではって感じの…というか人間には無理だろってくらい早い「初音ミクの消失(LONG VERSION)」とか、色々教えてもらった。

うん、どうやら彼女は本当に色々と活躍しているらしい。ちょっと見直した。見直したからそろそろ寝かしてくれ頼むから、気付いたらもう11時じゃねぇか。

 

「さてっと…今日はこれくらいで良いでしょう。少しは私の事も分かってくれたみたいですし」

「そりゃど~も…」

「…まさかこの程度で疲れてるんですか?」

「そりゃまぁ、結構がんばって勉強した直後のこの仕打ちだからな」

「仕打ちって…しっかりしてくださいよ、まだ初日ですよ?」

「第二回があるのかよ…」

 

ミクの許しを得て再びモニターの電源を落とし、部屋を出る。

まったく、確かに面白かったけど疲れた…。レッスン初日から飛ばしすぎだ、もうちょっと俺の体を労わってくれ。

そんな愚痴を頭の中でブツブツと呟いていると、

 

「おやすみなさい、マスター。お疲れ様でした」

 

扉越しにミクのそんな声が聞こえた。

俺も「あぁ、おやすみ」と返事を返し、リビングに降りる。何故だか、さっきの様に愚痴を言う気分にはならなかった。これが噂のツンデレというやつなのだろうか?だとしたらすげぇ、侮りがたしツンデレ。

…最近なんか俺の思考が末期になってきた気がしなくもないが…きっと疲れてるからだろう。今日はゆっくり休むとしよう…。

 




今週の面白い話…いや、面白い話はほぼ全く無いですね…;; 早くも大学生活がルーチン化してきちゃってて、なかなか話のネタが無い感じですw
あ、でもアレですよ。たまに行くアニメ関係のクラブでお絵かきコンテストがあって、ミクの絵描いて優勝してきました (*'∇')/゜・:*【祝】*:・゜\('∇'*)ヤッホウ
貰ったのは何かよくわからないアニメショップのギフトカードなんですが…ボカロ関連のものが少ない上に英語のものばっかという、かなり使い道が無いものでガッカリした作者でありましたとさ。
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