ミクノポップ!!   作:YoShoki

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毎度相変わらず、遅くなってしまって申し訳ありません…;

さてさて、今回も前回のコラボ作品の続きです。長いです、役14000文字…いつも通り、お時間のある時にお読みください;
来週も一応今回の旅行話の延長上になりますが、次回からは私単独の作品になりますのでよろしくお願いします。


第27話 湯煙の歌姫達《後編》

「ごちそうさま。さて…っと部屋に戻るか」

「私も戻る!」「僕も戻る!」

「私は…どうしましょうか。あちらのミクさんとお話したいですし…」

「なら、俺達は先に戻ってるよ。奏達はどうするんだ?」

「俺は…別に何も考えてなかったな。風呂にはもう入ったし、適当に部屋に戻ってゴロゴロするつもりだ」

「私も、今はお風呂は入るつもりは無いので、マスターと一緒に戻ります。里香さんはどうします?お風呂まだ入ってませんよね?」

「ん~…でも私も優希さんにミクさんとお話してみたいから、一回部屋に戻ろうかな。お風呂はまたあとで入ればいいし」

「…まぁそんなわけで俺達三人は部屋に戻るから、お前も一緒に俺達の部屋に来るか?」

「あ、はい。そちらの皆さんがよければ。お願いします」

「そうだ、どうせ一緒にお話しするなら、何かゲームしながらお話しようよ」

「ゲームって…何かいいゲームあったっけ?俺達別に何も持って来てないけど…旅館に何か置いてあるかな?」

「確か遊戯室に色々置いてありましたね。卓球、ド○ジャラ…」

「話をするのに卓球は向いてないだろうから…ドン○ャラ辺りがいいんじゃないか?皆でできるし」

「私はそれでいいよ?」

「私も特に異論はありません」

「…ま、とりあえず後片付けの邪魔になるから移動するか」

 

こうして夕食は終わり、優希のミクは奏達の部屋に移動してそれ以外の面子は自分の部屋に戻った。

 

♪ ♫ ♬

 

「そういえばお兄ちゃん、さっきからちょっと気になってたんだけどさ」

「ん?」

広間で食事を終えて部屋に戻る途中、里香が思い出したように声をかけてきた。

「『ドン○ャラ』って何?」

「…お前知らないで付いて来てたのかよ」

「いや、何かしらの遊びって言うのはわかるんだけど。どういう遊びなのかなって」

「マスター、私にも教えてください」

「…お前も知らないのか」

「だ、だってボーカロイドには必要ない知識ですし…」

「まぁ要するにドン○ャラって言うのは…あれだ、簡単になった麻雀だ」

「…私麻雀のルール知らない…」

「…私も…」

「…そっから説明するのかよ…?」

「奏さん、よろしければ私が解説しましょうか?」

「え、お前は知ってるのか?」

「私達が持ってきたわけですしね。それに、私はインターネットに繋いで詳しい解説も出来ますし」

「へぇ、便利なもんだな…じゃあ頼むわ」

「わかりました。コホンッ…『ドン○ャラ』というのは実は正式名称ではなくて、登録商標の名前なんです。正式名称は『ポンジャン』といって、簡単に言えば子供向けの麻雀です。『ギャンブルとして遊ばれる事もある麻雀を子供に遊ばせるのはあまり好ましくない』という理由で考案されて、ルールも麻雀よりかなり簡略化されています。お二人とも麻雀をご存じ無いとの事なので簡単に説明すると、まず最初に場にある82枚の駒…正式名称は『牌』というのですが、その中から自分の『手札』となる牌を9個、順番に手元に持ってきます。その後『親』である人物から反時計回りに牌を一枚ずつ引いていき、気に入れば手札の不要な牌と交換、気に入らなければそのまま捨ててしまいます。これを何度も繰り返し、最終的に一番先に役を揃えた人物が勝利となります。ちなみに役のほとんどは本来の麻雀でいう刻子(コーツ)…つまり、同じ牌を三枚集めた一組で構成されています。つまり大雑把に言ってしまえば、同じ絵柄の牌三枚、というグループを三つ揃えることが出来れば役が完成し、相手プレイヤーからポイントを奪えるという事です。以上、色々と引用させて頂きながらの『ドン○ャラ』の解説をさせていただきました」

「…すげぇな」

「「…」」

俺が優希のミクの高性能っぷりに感心しつつ、残りの二人に目をやると…案の定というかなんというか、二人共頭の上にはてなマークを浮かべていた。

「…もうちょっと噛み砕いて説明を…」

「これ以上噛み砕いたら逆に何もわからないってくらい丁寧な説明だったがな」

「そうですね、習うより慣れろといいますし、実際にやってみればある程度はルールを体感できると思います」

「そ、そうですよ!きっと目の前にある状態で色々と説明されたら私達だって…!」

「…ふーん」

「…な、何ですかその目?」

「いや別に?そこまで言うなら説明一回だけで全部理解できるんだろうなぁって」

「ぐっ…い、いいですよ、理解してやろうじゃないですか。それでもし私が勝ったら…な、何か言う事一つ聞いてもらいますからね!」

「…何も思いつかなかったろ今」

「と、とにかくです!いいですね?」

「…まぁいいけど。その代わり俺が勝ったら…お前脱げ」

「ぬっ…!?脱ぎませんよ、何で初心者に脱ぎ要求なんてしてるんですか!?」

「いや、せっかくだから何かしら罰ゲームをつけるのも面白いかなと」

「重過ぎます!そんな軽いノリでつけるには罰が重過ぎますっ!」

「これくらいの方が張り合いがあって面白いだろ?」

「面白くないですから!」

俺とミクがギャーギャー言い合ってるうちに、いつの間にか部屋の前に戻ってきた。…その間ずっとげんなりとため息をついているものの口を出さなかった里香はまぁ慣れてるからともかくとして、俺達のやり取りはほぼ所見のはずの優希のミクが始終くすくす笑っていたのには少し驚いた。自分で言うのもなんだが、今の会話って普通の人が聞いたら引くんじゃないかと思うんだが…まぁいいか。引かれないなら引かれないに越したことはないし。

♪ ♫ ♬

優希のミクが部屋から実物を持ってきた後、改めてルールの説明を受けた二人はそれなりにルールをしっかりと理解することが出来たらしい。早速ゲームを始めるべくセットアップを、途中で「あ、私これ知ってる、○ラえもんでしょ?」とか里香がもろに言ってたので注意すつつ、分担作業でサクサク進める。

あらかた準備も終わっていざ始めようと全員が配置についたその時、部屋の前から仲居さんの声が聞こえてきた。返事をしてから外に出てみると、仲居さんが白く濁った液体の入った容器が四つのっているお盆を持っていた。

「はい、何ですか?」

「食後の甘酒をお持ちしました」

「あぁ、わざわざありがとうございます」

仲居さんから甘酒のお盆を受け取って中に戻る。すると案の定、興味がこっちに移った二人が俺のほうに寄ってきた。

「マスター、それなんですか?飲み物…ですよね?」

「あぁ、甘酒っていう飲み物だよ」

「酒?お酒って日本だと子供も飲んでいいんだっけ…?」

「だめだけど、甘酒は子供でも飲めるくらい弱い酒だからいいんだよ…確か」

「ミクさん、そうなの?」

「私に聞かれても…」

「いや、こっちのミクさんじゃなくて、優希さんのミクさん」

「あぅ…」

「そうですね、入っているアルコールの分量にもよりますが、元々甘酒って言うのはそれほどアルコール度数が高くなかったはずですし。それに、今持ってきてくれた仲居さんも私達が未成年って事をわかっていると思いますから、問題ないと思いますよ?」

「あ、そっか子供飲めなかったらそもそも持ってこないもんね」

「そういうことです」

「マスター、これっておいしいんですか?…正直、あまり飲みたいと思える見た目じゃないんですが」

「飲んでみりゃわかるだろ?一杯飲んでみ?」

「…ま、まぁ物は試しですよね…」

そう言って甘酒と睨めっこを始めたミクを傍目に、せっせとそれぞれゲームが開始できる位置に移動する。俺達の行動に気づいたミクも慌てて自分の開始位置に移動し、ようやくゲームが始まった。

♪ ♫ ♬

「あ、これ結構おいしいですね」

「ちょっと粘り気というか、何かありますが問題ありません。おいしいです」

「ほら二人共、雑談ばっかしてないで順番回せー」

「む、わかってますよ。ちょっと考えてただけです…けふっ」

「…お前、まさかとは思うが今げっぷしたか?」

「し、してないれすっ!」

「…れす?」

「ほ、ほら、捨てましたからっ!マスターの番れすよ!」

「あ、それロン」

「ええぇぇぇっ!?」

ミクが捨てた牌をロンして上がり、ミクからポイントを奪い取る。まぁでも一応初心者に対する手加減的な意味で、あまり点数が高い役ではない。

「はい毎度ー」

「うぅ…しょうがないれすね…」

そう言ってミクはため息をついた後、点数を俺に渡した後上着に手を掛けそのまま上に…。

「って待て待て待て待てぇ!」

「わっ、な、なんですか?」

「こっちの台詞だ、何やってんだお前!?」

「何って…マスターが言ったんじゃないれすか、脱ぎ麻雀らって…。まぁ、麻雀じゃなくてドン○ャラれすけど…」

「いやいやいや、冗談に決まってるだろ!?お前だってさっきあんなに反対してたじゃん!?」

「まぁでも、楽しそうらしいいかなぁって、えへへ…」

…やばい、もしかしてこいつ酔ってんのか?こんなアルコール度数低いはずの甘酒で?マジで?

でもそれくらいしか考えられない。何かさっきから呂律が回ってなくて某メイドロボみたいな口調になってるし、心なしか目がトロンとしてるし…何か雰囲気もフワフワしてるし。『えへへ』が凄い可愛かったし。

…しかし、これはまずい気がする、色々と。あれか、ボーカロイドだから少量のアルコールでも酔うのか?…マジで?

「『えへへ』じゃねぇ!とりあえずそれ着なおせ!って言うか里香もそっちのミクも何とか言ってくれよ!?」

「…んぁ?なぁに、おにぃちゃん?」

「…まさかお前もか…ミクさん、頼む…」

「あぅ…ちょっと体が暑く…オーバーヒート…ですかね…?あ、はい何ですか?」

「ってお前もかよっ!?」

恐れていた事が現実に…何かいつものパターン的にもしかしたらとは思ったけど、やっぱ俺以外全員酔ってやがる…しかしこれは、いつも以上にやばい…。

いや、そりゃ確かに厄介ごとにはある程度慣れてるさ。だけど今回はどっちかって言うと被害者は俺じゃなくて酔っておかしな事をしてしまいかねないこいつらで…しかもそれに加えて今回の場合は扱い方がいまいちわかってない優希のミクもいるせいで、あまりこの先の展開が読めない事もあってものすごい不安だ…。

「と、とりあえずミク!お前は服脱ぐのやめろ!」

「え~?れも負けたんらから脱がないと…」

「そんなルールに従う必要ないから!」

「…マスターが言ったくせに…れもやっぱりルールれすし、脱ぎますね」

「だぁからやめろって!…じゃ、じゃああれだ、せめていきなり上を脱ぐな!」

「…じゃあろうしろって言うんれすか?」

「ぁ~…さ、最初だし、靴下とかから脱げば?」

「…なるほろ、その方が面白いかもれすね」

自分でも意味不明なことを言ったと後悔しそうになったのだが、何故かミクはそれに納得して一旦服を下ろしてくれた。…が、事態は全然改善されてない。脱がない事を拒否されたという事は、要するに「これ以上点なくなったらまた脱ぎます」って言ってるようなもんだ。…数十分前、アホな事を言って自分を恨みたい。っていうか恨む。

「…おにぃちゃん」

「…」

俺が解決策を打開しようと思考を巡らせていると、背後から…なんていうんだろう、何かものっ凄い甘ったるいというか何というか…とにかく、今までにあまり聞いたことの無いトーンで『誰か』が話しかけてきた。…しかし俺の事を「お兄ちゃん」と呼ぶのはこの世に一人しかいないわけで…つまりは嫌な予感しかしないわけで。

恐る恐る振り向く。するとそこには、予想以上に近い距離に、顔を紅潮させた里香の顔が。

「のわぁっ!?」

思わずそんな奇声を上げ後ろに飛びのく。…当然、後ろを確認する余裕なんて無かった。そのせいで…

「きゃ…?」

「痛って…!?」

飛びのいた先にいた誰かと激突してしまい、背後から小さな悲鳴が上がる。それとほぼ同時に右の指先…具体的には小指と薬指の付け根に鋭い痛みが走り、俺も声を上げてしまった。激突してしまった人物と痛みの正体を暴くため慌てて振り向く。

…そして、その正体に愕然としてしまった。

正体その一、激突してしまった人物は、まぁ当然ながらミク。しかし、彼女はさっきまでの服ではなく、いつもの「制服」に身を包んでいる。頭が軽くパニックに陥ってしまっているため「早着替え?」とかバカなことを一瞬思い浮かべたが当然そんなわけは無い。つまり、俺の目の前にいるのは…優希のミク。

正体その二、痛みの正体は…そのミクの胸元にあるネクタイの結び目の部分に…いったい何故こうなったのかはまったく持って不明だが、とにかくそこに俺の右手の指が二本入り込んでしまっている。そのままさらに体勢を崩してしまったので、そこを捻って痛みを感じてしまったらしい。

…しかしその二つの正体がわかった今、また新しい問題が生まれた。ズバリ、俺と優希ミクの体勢。俺もミクも仰向きで倒れているとはいえ、二人共床に転がってる上に俺の指の位置は彼女の服を脱がせようとしているように見えなくもなく…。

と、そこまで考えた時点で、ようやくショートしていた頭が再び働きだす。

「わ、悪いっ!わざとじゃ…ッ!」

…とはいえ、未だにパニック状態の脳では正常な判断を下せるわけも無く。ネクタイに指が引っかかったままの状態で自分のほうに引き寄せてしまったことによって、シュルッという音を立てながらネクタイが解けた。

「「あ…」」

俺の指に引っかかったネクタイを二人でたっぷり数秒間見つめてから、優希ミクが元々アルコールのせいで紅潮していた顔をさらに赤くして視線を俺に向ける。

「…これはあれですか、私にも脱衣ゲームに参加しろと言っているんですか?」

「へ!?い、いや、そういうわけじゃ…!たまたまこうなっちゃっただけで…!」

「ふふっ…いいですよー、面白そうですし…それに昔はそれなりに罰として受けてましたし」

「人の話を聞けよ!?」

やばい、非常にまずい。事態が好転する所か、優希ミクまでゲームに参加する事になってる。どうしてこうなるの…。

「…おにぃちゃんゲームやるの?おにぃちゃんがやるならわたしもやるー!」

「やらんでいいからっ!」

こっちの気も知らないで能天気にはしゃぐ里香に一喝する。しかし俺の言葉に耳を貸す気はないのか嬉々として靴下を脱ぎ始めている。…靴下だからまだよかったものの、いきなり服とか脱ぎ始めてたらと思うと…ミクがもうやってたとはいえ、恐ろしい。…それにしても何で酒飲んで酔って幼児化してんだこいつ?

「さてと…それじゃあ早速、第二回戦と行きましょうか」

「負けませんよー!マスター全裸にするまれ続けますからね!」

「何その嫌な最終目標!?って言うか第二ラウンドとか無いから!脱衣ってルールが定着した時点でさっきのが最終ラウンドだ!」

「いくぞッ!『ザ・○ールド』時よ止まれッ!」

「言ってたけど違う!いちいちそんなネタに反応してる余裕無いから黙ってろ!」

「わたしもぬぐー!」

「脱ぐなっつーの!っていうか目的逆転してんじゃねーか、脱がないように頑張るんだろ!?」

「そうですよ、だから早速ゲームを続けましょう。罪作りなマスターさん」

「『そうですよ』って言っときながら何もわかってないだろお前!」

「…おにぃちゃん、おふくぬげない…せなかのボタンはずすのてつだって?」

「む…じゃあマスター、わたしの服もてつらってくらさい!」

「えー、わたしがおにぃちゃんにさきにおねがいしたのに…おにぃちゃん、わたしをてつだってくれるよね?」

「順番なんて関係ないれすよ!マスターは私をてつらってくれますよね!?」

「どっちも手伝わねーよ!」

…最早ゲームとか関係なく、皆何故か服を脱ぐことに躍起になっている。…どうしてこうなった?

 

♪ ♫ ♬

 

その後。

散々騒いだ挙句、結果的にはゲームはその場で中断、お開きとなった。というのも、ミクが二人共、急に「眠くなった」とか言い出して寝てしまったのだ。アルコールを摂取した副作用なのかなんなのか知らないが、二人共同じようなタイミングで寝てしまった。今、俺のミクは布団に入って爆睡しており、里香はアルコールを抜かせるために風呂に向かわせた。その時にもまたバタバタとしてしまったせいで、途中で優希のミクは目を覚ましてしまい、少し眠ったおかげで酔いも少し覚めたのか今は居間で大人しくしてもらっている。

しかし、そこまでがまた色々大変だった。酔いが回ってきてテンションが上がったのか里香とミクは俺に抱きついてくるし、優希ミクはミクで「暑くなってきた」とか言って服脱ぎだそうとするし…いっその事俺も酔えれば幸せだったのかもしれないが、残念ながら普通は甘酒なんかで酔えるわけが無いわけで。…お酒って怖い、楽しかったはずのゲームが一気に地獄と化してしまうなんて…。

まぁその辺は、思い出したくも無いので割愛。ぶっちゃけ同じようなやり取りを何度も繰り返してただけだし、いつも通り俺が大変な思いしたってだけで特に代わり映えもないし。…今結構な数の呪詛が聞こえたような気がするが、何の事だかわからないな。

というわけで大変な経験をした俺は、現在優希達の部屋の前にいる。こっちのミクはこっちで様子を見るから問題ないが、優希のミクはこっちの一存でどうするわけにもいかないし、こういう時は本人に知らせるのが得策だろう。…こっちのせいでとんでもない事になってしまったのを伝えるのは気が引けるが、まぁ知らせないわけにもいくまい。

軽く2、3度ノックをした。

 

♪ ♫ ♬

 

奏の考えで奏のミク・里香・ミクはドン○ャラをすることになったが、

俺はあまり興味がなかったので、自分達の部屋に戻ってリンレンを見ることにした。

 

「マスター、トランプしよー?」

「するにしても何をするんだ、色々あるぞ」

「ポーカー!」

「普通にババ抜きとか大富豪とかもあるが…まぁ、いいか」

「一応、ジョーカーも入れてファイブ・オブ・ア・カインドもありでいこ」

(通称ファイブカード。フォー・オブ・ア・カインドとワイルドカードで構成される)

「了解」

 

本来は賭け事なんだが、この二人がそんなことを知るはずもなく。

俺はリンから配られた5枚のカードを受け取り、確認する。

 

「(ダイヤとハートの5のペアに、クラブのA、ハートの6にスペードの10…最初からペアがあるのはありがたいな…)」

「マスター、交換する?」

「ああ」

 

ペアを除いた3枚のカードをすべて交換して、スリー・オブ・ア・カインドを狙う。

出なかったら出なかったで、ペアが残っているし問題ないだろう。

勝てるとは到底思わないが。

リン自身は2枚交換、レンも同じく2枚交換していた。

 

リンから渡された3枚のカードを確認。

ハートの9にスペードのAと6。

まぁ、仕方がないか。

 

「じゃあ皆出して」

 

いっせーのーで、のタイミングで手札を見せる。

リンはとハートとスペードのK、ダイヤとスペードの7、クラブの2。

レンはクラブとダイヤのJ、ジョーカーでスリー・オブ・ア・カインド。ほかの二枚はハートの3とダイヤの9。

 

「これでだと、レンの勝ちだな」

「あーあ、Kと7でツーペアだったし勝ったと思ったんだけど…」

「最初にジョーカーが来て助かったよ」

「やっぱりこういうのは勝ち負けがはっきりしてていいな」

 

リンが手札をすべて回収して、レンが山札を切りそして俺とリンに配る。

手札を確認。

クラブ、ダイヤ、ハートの10でスリー・オブ・ア・カインド。ハートのAにスペードの8。

ある意味配られた時点で勝ちが決定しているも同じだと思うが、ここは無難にスペードの8を交換に回す。

リンは4枚、レンは1枚交換。

 

もらったカードを確認。ハートの2。やはりフルハウスとはいかないな。

 

「「「いっせいのーで(!)」」」

 

リンの手札はクラブとハートの3のペア、クラブのK、ダイヤのQと7。

レンはクラブの6、ハートの4と5、ダイヤの8、スペードの7。

 

「……あれ? まさかこれは」

「ストレート!?」

「ちょっとこれはランクは……ちょっと待て、調べる」

「あ、それなら私検索かける!」

「ん。なら頼んだ」

 

リン・レンは共に何故か内蔵されている機能の一つとして、インターネットサーフィンができる。

動画は見れないらしいが、文字は見ることができるのそうだ。

電子の集合体であり、情報の集合体である彼女達だからできること。

構造がアンドロイドであるミクは、どうなのかは知らない。

 

「解った! スリー・オブ・ア・カインドの上がストレートだって」

「なら今回もレンの勝ちだな」

「やったぁ!」

「因みにストレートの上がフラッシュ、その上がフルハウスなんだって」

「リン、その上の組み合わせわかる?」

「ファイブ・オブ・ア・カインドが最高だねー。フルハウスの上がフォー・オブ・ア・カインド。その上がストレートフラッシュ、その上がロイヤルストレートフラッシュ」

「もう未知数だな。ロイヤルストレートフラッシュなんて見たことないぞ」

(10・J・Q・K・Aで構成されたストレートフラッシュのこと)

「でもマスター、ゲームの最高ランクの相手にストレートフラッシュ出されてたよね?」

「それは関係ないだろう」

「失礼いたします。お茶とお菓子の交換に参りました」

 

そんな話をしていると、仲居さん(旅館や料亭などで給仕や接待をする女性)が訪ねてきた。

 

「ん? 誰か呼んだのか?」

「あ、うん。お茶菓子二人で全部食べちゃったから、それで呼んだの」

「間に晩御飯が入っちゃったから、遅くなっちゃったんだね」

「二人ともよくそれであの量食べられたな」

「お菓子とご飯は別腹なの」

「うんうん」

 

リンはともかく、レン。お前もか。

かなり説得力がありそうでないような、微妙な答えだ。

とりあえず待たせているので上がってもらう。

 

淡い紫色の、もみあげを胸の下ほどまで伸ばした、同じ淡い紫の瞳の女性。

浴衣姿だったから一瞬誰かわからなかったが、その特徴的な髪で誰か再認識できた。

 

「もしかして、私のことをご存知ですか?」

「よく知ってる。こうやって見たのは初めてだけどな」

「とりあえず、お話は後にしましょう。私も仲居としての仕事がありますし」

「ああ、すまない」

 

お盆を持って入ってきた彼女の姿を当然リンもレンも見るわけで。

 

「あ、れ……?」

「え、っと……?」

 

突然の事で二人も流石に目を丸くしている。

しかし、その名前を言わない。言葉が出てこないのか、それとも。

 

「リン、レン。彼女の名前は解るか?」

「えっと、誰だったっけ…」

「VAWCでもなかなか…ううん、全然見ないから」

 

…流石にお前達では出てこないか。

やれやれと俺は手の腹を額に当てる。

 

「結月ゆかり、だろ?」

「ご名答です」

 

手を前に出してお盆を持った彼女は、こちらに変わらぬ表情で俺の方を見ている。

 

元はVOCALOIDとVOICEROIDが同時に開発され、世に送り出されたイメージキャラクター。

結月という月、そしてフードの兎耳のような部分から兎というキャラクターが確立されつつある。

が、言うならば『最近出回りだした面子』である故かそもそもの知名度が低い。

因みに俺はトークロイドを巡回してるときに見つけた。それも割と発売当初。

 

「でもなんでゆかりさんがここで働いてるんですか?」

「VAWCの系統の仕事にこんなの無かったよ?」

「そのお仕事ではありませんよ。年末年始はお客さんの書き入れ時なのでお手伝いに呼ばれただけです」

「でももう二月だよ?」

「多分慣れてきたから、そのままここで働いてるんだろう」

「はい。ですが今日で私達も帰りますので、最後にご接待するお客様となります」

「あれれ、帰っちゃうんだ」

「私達にもマスターはいますからね。マスター自身もお店を経営していらっしゃいますし」

「ん、私達…?」

 

ゆかりの言葉に少し違和感。

 

「私以外にもあと一人いますよ。彼女の方はまだ接客等目に余りますが」

「……あれか、お盆ひっくり返したり皿割ったりするのか」

「いえ、そのようなことはありませんが」

「失礼します。甘酒を持ってきましたー」

 

と、噂をすれば影。別の仲居さんがやってきた。

 

「リン、レン。甘酒なんか頼んだのか?」

「ううん、頼んでないよ?」

「そもそも甘酒ってなーに?」

 

リンの言葉にああそうか、二人は知らなかったな。と思う。

説明をするのも何なので、実物を見せることにしよう。

 

「甘酒とは、麹または酒粕を使って製造される甘いお酒の事です。お酒といっても20歳未満の方が飲んでも大丈夫ですよ。

 しかし態々、それも彼女がここに持ってくる必要があるのでしょうか……」

 

仲居さんに入っていいことを伝え、入ってきたその姿を見て驚く。

腰ほどまで伸ばした金髪、青緑色の瞳。もう一つ特徴があるのだが、俺は言わないことにする。

 

「えっとえっと、誰だっけー!」

「思い出せそうで思い出せないー…」

「Lilyじゃないぞ?」

「そうLilyさん! って違うの?!」

「違うでしょ…Lilyさんはもっと、スレンダーだし」

「あ、そうだね。この人は胸大きいし……ムムム」

 

胸の大きさが多少のコンプレックスになっているリンにとっては、あまり宜しくない話題だろう。

 

「あ、ゆかりちゃん。ここにいたの?」

「私はお茶とお菓子の補充の後、少し雑談にふけていただけですよ。貴女こそもう一組のお客様の仲居ではありませんか。どうしてこちらに」

「女将さんにお願いされたからね。それにしても珍しいね。ゆかりちゃんを知ってるお客さんなんて初めてじゃないの?」

「まぁ、そうですね」

 

彼女は頼んでもいない甘酒を机の上に置いて、ゆかりと話していた。

リンは相変わらず、彼女の胸を見ている。レンは会話している二人を見て首をかしげている。

 

「弦巻マキ、って呼んだ方がいいか? それとも民安ともえの方か」

「マキの方でお願いします。って、え! 私のことも!?」

「まぁ、私のことをご存知でしたらある意味当然とも思いますが」

「有名なVOICEROIDではあるからな。そうだな、暇があるなら俺達と何か話すか?」

「…そうですね。私達をご存知のお客様は優希さんが初めてですし、VOCALOID持ちでいらっしゃったのも彼方と奏さんが初めてでしたし」

「だね。私達ももう休憩の時間だし、女将さんにちょっと連絡してきます」

「私は既にそのつもりでしたからマキちゃんは一人で行ってきてください」

「えぇ?!」

 

そもそもゆかり自身俺と話すつもりでここに来たという、『知ってた』口調で話す彼女の雰囲気は流石彼女とも思えた。

というか、マキ自身の接客態度はそれなりに問題ない。言うならば、ちょっとフレンドリーということだけか。

ゆかりの目がかなり厳しい、のだろうか。

対照的な二人がよく馴染んでいる。

 

「マスター! この白くてドロッとしてて甘くて熱いのなにー!」

「それが甘酒だ。うまいかどうかは、お前達に任せる」

「うぇええ、複雑な味……」

「無理して飲まなくてもいい、俺が飲んでやるからな。ところでマキ」

「はい?」

「どうして甘酒を持ってきたんだ?」

「食後酒です。どうしても作るのに時間がかかっちゃうんですよね。因みに奏さんと里香さん、二人のミクさんには既に渡してますからご心配いりませんよ」

「マキちゃん、それより女将さんに連絡したんですか?」

「ああ! ではちょっと行ってきます!」

 

風のように飛んでいった彼女。……まぁいいか。

彼女らしいといえばそうだ。

 

それから、ゆかりと暫くして戻ってきたマキ、リンレンと一緒に雑談にふけった。

 

♪ ♫ ♬

 

ゆかりとマキとの雑談の後、俺とレンは温泉に入り浴衣に着替えて部屋に戻る。

するとどうしたことか、奏が俺の部屋の前でノックしていた。

そのある意味奇怪ともいえる行動に俺は突っ込む。

 

「横に呼び鈴あるぞ」

「…中の奴らが気づきゃ同じだろ」

「はーい、どちら様ですかーって隣のマスターさん」

「で、どうした。何かあったか?」

 

俺はジト目で見返してくる彼の言葉と出てきたリンをスルーしながらも質問を飛ばした。

 

「…一から説明すると長くなるから結論だけ言うと、ミクが酔って寝てるから迎えに来てくれ」

「なるほど了解した。…そっちの二人は大丈夫なのか? このままお前の部屋に入って行ったら色々失いそうなんだが」

「こっちのミクは一応布団に寝かせてるし、里香は風呂でアルコール抜かせてるから、今部屋にいるのはそっちのミクだけだよ」

「あれ? でも酔ってる状態でお風呂ってまずかった気が…」

「リン、お前まだ風呂行ってないだろう。ついでに見てきたらどうだ」

「はーい」

 

リンが浴衣を持って足早に温泉に向かい、俺はもう一度奏に許可を取って彼の部屋に行くことにした。

因みにレンは部屋に戻ってお菓子をつまむらしい。どんだけ入るんだか。

 

ノックなしで扉を開けて入る。無礼かもしれないが、逆にノック等で奏のミクが起きる可能性もあったからだ。

部屋を見渡せば、布団が敷かれておりその一つが膨らんでいる。奏のミクだろう。

 

「優希さん」

 

声のした方を向くと、顔を赤くして何かと肌蹴た格好をしているミクがいた。

 

「ミク。大丈夫か。顔が赤いぞ」

「……すみません、奏さんいわく、酔ってるらしく…申し訳ないです…」

「気にするな。とりあえず部屋に戻るぞ」

「…はい」

 

彼女の手を引いた時。

パタリと、機械にあるまじき音を立てて倒れた。

 

俺はすぐさま駆け寄って、ミクの額に手を当てる。

手が焼けるような音して、すぐにひっこめる。

やけどをしたようだが、重要なのはそこじゃない。

 

俺がやけどをするほど彼女の額が熱いという事実。

 

「……!」

 

俺はすぐにミクを背負って部屋に入れる。とりあえず仲居であるゆかりが引いていったことに感謝しながらも、その布団にミクを寝かす。

 

「レン! 氷を準備してくれ! 調達できなかったらゆかりに頼め!」

 

レンは素直に言うことを聞いてすぐに受話器を取る。多分俺の顔を見て察してくれたのだろう。

そのことに感謝しながらも、俺は置いてあった洗面器に冷水を貯める。

何かとミクの方を見ながらも、だ。

 

掛け布団をかけていないからよく解る。

苦しそうな呼吸に合わせて胸が上下している彼女を見ると、事態の深刻さが一層際立った。

タオルを水につけて絞り、額に置く。

とりあえず、現在の彼女の体温が解らないとどうしようもない、という点が厳しいのとこの状態になった原因が解らない、という点だ。

 

『大丈夫ですよ。コアは正常ですし、ここに来る前から少しだけ温度設定を上げておきましたから』

「……それに加えての入浴、酔いでの体温上昇…しかしここまで上がるものか…」

 

元々体温が高ければ、それだけ上がりづらくなると思う。

ただし、いわゆる臨界を突破してしまえば簡単に上がってしまうものでもあるだろう。

 

「マスター、代わりのタオル持ってきた! それにゆかりさんい頼んでおいたよ!」

「ん、ありがとう。そうだな、ミクの鞄の中に冷却用循環液の替えがあると思うから、それを出してくれ。後は服を脱がさないと体温が…」

 

しかしここには女性陣はいない。リンもさっきお風呂に行ってしまったし、里香も同様。奏のミクはもう寝ているからどうしようもないし、起こしたとて酔っているだろうから意味もないだろう。

そんなことを思いながら、茫然と俺達の様子を見ていた奏に目を向ける。

 

「…充電はちゃんとしてたのか?」

「充電? ああ、ミクは永久可動式のバッテリーに変えてある。俺のもしもがあっても自分で生きられるようにな。…話がそれた。いや、お前なら何か『間違い』でミクの着替えとか『慣れている』んじゃと思ってな」

「…どういうことだ?」

「すまん冗談だ」

「…お前の中で俺はいったいどんなイメージなんだよ…?」

「ご想像にお任せする。とりあえず俺が脱がすから奏はあっち向いててくれ」

「はいよ」

 

そんな反応するということは、あったんだろう。

そんな軽いジョークを挟む余裕もないのだが、自分自身の気を落ち着かせるためにも彼を利用させてもらう。

緊急事態なので、意を決し彼女の服を脱がす。下着は残し、露出した肌を冷やすために代わりのタオルを濡らして念入りに拭く。

 

「マスター、あったよ! ついでに排出剤も!」

「あんまりそれの名前を大声で言うもんじゃない」

「マスター。僕がお姉ちゃん拭くの変わるから、マスターはお姉ちゃん励ましてあげて」

「…いいのか? 疲れるぞ?」

「言っても僕達VOCALOIDだから。体力にはそれなりに自信はあるよ」

「解った」

 

しかし言っておいたはいえ、準備を怠らないミクもミクだな。

やはり主の命は絶対というのが抜けきってないのだろうか。

 

「…マスター」

 

閉じていた目が開き、おぼろげに俺の方を向く。

 

「ミク、何があった」

「すみません…コアの設定、戻すのを忘れてました…」

「やっぱりそうか…それより、大丈夫か?」

「…ごめんなさい、大丈夫じゃないです。視界に熱暴走のエラー画面が付いたり消えたり…」

「もうちょっと我慢…できないか、とりあえずお前の循環液を全部抜いてまた注入する。あの時と同じだ。解るな?」

「はい…こちらの対処でもその方法が推奨されてます…お願いします」

「あと…緊急時だから俺が脱がしたが…」

「大丈夫ですよ…優希さんは変なことしませんから…」

「…ありがとう。お前も出来ることがあるなら出来るだけやってみてくれ」

「はい、こちらも、体温設定を通常に戻しましたんで…」

 

彼女も彼女なりに頑張っているようだ。今の俺は彼女を励ますことしかできない。

 

「氷をお持ちしました」

 

と、ゆかりがやってきたようだ。

俺は簡単に事情を説明する。

 

「…なるほど、彼女はかなり構造が違うようですね」

「ああ、まぁ、その点は置いておいてくれ。とにかく、循環液は右手首のところにあるから頼む」

「それに排出剤ということは…やはり」

「ま、そういうことになる。これだけは俺がするわけにもいかないから」

「解りました。一応マキちゃんも呼んでおきます」

「なら頼む」

俺達はこれから行われる事を配慮して、部屋から出る。

 

「循環液、ねぇ…こっちのミクとは随分構造違うんだな」

「多分そっちの方が新型なんだろうな。それにこっちのミクに比べて何かと表情豊かだし、な」

「『表情豊か』か…そんな言葉じゃ片付けられないくらい人間に近い気もするけどな」

「なら、あいつの言う通りそっちのミクは幸せなんだろう」

「どうだかな…」

「こっちのミクは一回も感情を出したことがないんだよ。それに比べたら、主に対して素直になれるそっちのミクの方が幸せに思うがな」

「素直というか遠慮が無いというか…まぁでも、まるっきり幸せって訳でもないだろ。やりたい事ができないってだけでも、結構辛いんじゃないか?」

「やりたいことができない…歌えない、か?」

「…何とかしてやりたいとは思うけど、どうもしてやれないんだよな…」

「ならこっちのミクも同じだな。こっちも手詰まりだよ。あの『型』に合ったやつは生産終了、材料もない。依頼しても断られたよ」

「…そう考えるとこっちのミクは、まぁ少しは救われてるのかな」

「まぁ、やれるだけのことをやってやれ。VOCALOIDとはいえ、あいつらは『一人の人間』なんだからな」

「言われなくてもそうするさ」

 

俺は彼女らを機械とはあまり呼ばない。

人に似た体を持ち、人と同じ心を持つVOCALOID。人間となんら変わりない彼女らを。

 

「終わりました」

 

その言葉を聞いて部屋に駆け込むと、呼吸の整った様子のミクが布団の上で座っていた。

まだ肌が赤いのは完全に正常な体温に戻っていないからだろう。

 

「優希さん、レン君。ごめんなさい。それに奏さんも、何かとご迷惑を御掛けしてすみませんでした」

「気にするな。困ったときは俺達を頼れ。それだけでいい」

「…正直もう二度とゴメンだが、まぁ気にすんな。何事も無くてよかったよ」

 

こうして、思わぬところから始まった小さくも大きな事件はこうやって幕を閉じた。




※前回と同じく、後書きも作者間の雑談形式でお送りいたします。

Yoshoki 「さて、二週に渡ってお送りした今回のコラボ、いかがでしたでしょうか?楽しんで頂けたのなら幸いです。さて、今回ももう一人の作者さん、kasyopaさんとの対談という形で後書きをお送りいたします」
kasyopa 「誤字が怖いです。色々な意味で。前回はぐだぐだの後書きだったので、早めに作品について書きましょう」
Yoshoki 「ですねー、今回はズバッと感想2、3個で終わりましょう。まず最初は…」
kasyopa 「貴殿話題出してくださるとありがたい。なんか俺ばっかりな希ガスです」
Yoshoki 「話題提供は苦手なんですがね…まぁ、頑張ります。さて、今回の共同作品ですが…とりあえず済みませんでした。色々と迷惑をおかけして…」
kasyopa 「コラボかどうか解らなくて混乱された方、二人の作者が書いた故に起こる誤字。これはよくあることですね」
Yoshoki 「そうですねぇ…まぁ『よくあること』で済ませちゃダメな気もするんですが、実際よくあることだから仕方がない…。一応読み返したりしたんですが、客観的に見てどうかは実際公開しないとわかりませんしね」
kasyopa 「ですねー。さて次に行きましょう」
Yoshoki 「おぉ、ホントにサクサク。さて次は内容に関して。実は今回の話、色々と大幅カットされております。理由は色々とあるんですが、大きいのは時間と文字数の有無ですかね」
kasyopa 「もうその話題はやめて、俺の精神メンタルは0……」
Yoshoki 「…と、というわけなので、この話題は終了。最後に…」
kasyopa 「登場キャラクターの感想コーナーに移ります」
Yoshoki 「じゃあそれで。最初は…まぁ一応主人公二人からですかね」
kasyopa 「いうて、そっちのキャラがこの小説の主役ですからね。奏さんからかな」
Yoshoki 「そういうわけだから奏、感想一つよろしく」
奏 「…とりあえず何かと俺を災難に巻き込むのはやめて欲しい」
kasyopa 「苦労人だから仕方ない。ではこちらの主人公より」
優希 「まぁ、色々言いたいが場が場だからな。簡潔にまとめると、何かと奏の家族と俺の家族は繋がってるってことだ」
Yoshoki 「…サラッと軽くネタバレされた気がする、と思ったが実際そうでもないですね。さて次、ミクさん二人」
奏ミク 「…全体的には楽しかったですよ、全体的には。ただ、あの最後の部分だけは世界中全員の記憶から抹消したいです…」
kasyopa 「まぁ、そこは勇者王みたいに、『光になれえええええええ!』って言っておけばいんじゃないかな。ではこちらのミクさんより」
優希ミク 「ここまでお付き合いいただきありがとうございました。何でも作者様曰く私の熱暴走は、優希さんが私に対する反応、対応を奏さんに見せることによっての違いを実感させるため、用意したそうです」
Yoshoki 「そんな意図があったとは…今後作中にそれを活かせるよう、頑張ります。最後、年少組三人」
里香 「…全体的に私の出番が少なかった気がする。あと私だけいわゆる『サービスシーン』が無かったのは差別なの?そういう需要だってあると思うの私!」
kasyopa 「まぁ、本来ならリンと里香の絡みでも書こうかなって思ったんですけどね。仕方ないね。なんならここで書くか」
Yoshoki 「やめてください死んでしまいます、私が」
kasyopa 「ではボカロ2名とゲスト2名を」
リン 「私たちの登場も実は! 伏「ダメだってリン! それはまだまだ先なんだから!」」
レン 「ま、まぁ、よかったと思うよ? でもやっぱり登場人物が多いと魅せるのが難しいよね」
ゆかり 「そもそも私達が登場した理由は、Yoshokiさんがゲストとして別のキャラクターを出すとのことだったそうで。それで意外性のあるキャラクターがいないかと作者さんが考え抜いて、登場させたそうです」
マキ 「結局不発で終わっちゃったけどね。まぁ、キャラ作りが大変だったみたい。某SkyBlock動画をひたすらみて作ったらしいけど。後はゆかりお母さん、かな?」
Yoshoki 「さて、そんなわけで総勢…約10人でお送りした今回のコラボでしたが、いかがでしたでしょうか?次回からは通常通り、私だけで書き上げる作品に戻る予定です。kasyopaさん、今回はコラボしていただき、本当にありがとうございました」
kasyopa 「いえいえ。こちらこそありがとうございました」
Yoshoki 「それでは、また次週お会いしましょう、ではではー!」
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