ジークバルトは聖杯戦争で悩む   作:ロッキード

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いやぁ、なかなか書いてても楽しいです。
ジークバルトは好物ってなんでしょうね。
エストスープは一体何を材料にして作ってるんでしょうか。


第4話 篝火

ようやく帰宅した。

「ジークバルト、お前強いんだな……。」

「妙な技を持ってはいなかった故、戦闘に支障はなかった。体が燃えていたり、何かを飛ばしたりしてくるのが、当然のような世界だった為な。」

「あれより強いのがうようよ……。」

「巨人の方が厄介だったからなぁ。戦闘方法が似ていた為、ヘラクレスとやらとは戦いやすいものではあった。」

「凄いな…。そういえば、ジークバルトの言う「古き友」ってなんだ?」

「巨人ヨームだ。ガハハ、良い友だ。」

「強いのか?ヨームというのもさ。」

「あぁ、彼は王としても、1人の戦士としても強かった。彼は「薪の王」という存在になれるほどだからな。」

つい勢いで難しい話をしてしまった。

彼には着いていけないだろう。

やはり、士郎の雰囲気が彼に似ているせいだろうか。

「難しいことは良い。さて、どうするか?」

「あぁ、風呂だけ入らせてくれ。」

「なら待つとしよう。」

士郎が風呂へと向かう。

ふと、私が初めて来た時のあの蔵へと向かう。

そこには螺旋の剣がある。

疲労などが癒えていく。

ここにもあるとは。だが、休息場所としてはとても良い。

流石にあの者のように、復活は出来んものだが。

エスト瓶の中が満タンになる。

しかし不思議なものだ。ここにもあるとは。

さて、戻るとしよう。

 

士郎が風呂から既に出て、寝る準備をしている。

「士郎、貴公の睡眠中は私が護衛するとしよう。」

「大丈夫なのか?寝なくても。」

「暇さえあれば寝ているため問題は無い」

「はは…、みたいだな……。」

士郎が苦笑いする。

そして士郎は眠る。

「ヨーム、人生というものは奇っ怪なものだ。あの者と同じ目をする人間と会うことになろうとはな。火の中の灰と呼ばれていたあの者とは、少し違うが、彼はきっと…」

彼は重大な使命があった。

そういえば、私も使命があった。

使命というより、約束なのだが。

その為にも今死ぬ訳にはいかん。

だが、今与えられている使命も果たさなければ。

 

 

そして朝になる。

うむ、ここの太陽も大きいものだ。

ここには太陽の宗教なんかないのだろうか。

「おはようジークバルト。」

「おはよう、今日はどうするのだ?」

「今日は学校だ。うーん、着いていくのは難しいし、適当に家で暇つぶししててくれないか?」

「うむ、その辺の書籍でも漁っていよう。」

「文字は読めるのか…?」

「なんとか解読してみせる。ガハハ」

そうして、士郎は学校とやらに行った。

私が護衛するのも考えたが、彼一人でもなんとかなるだろう。

無力だろうと、彼のような者は切り抜ける力を持つ。

信じて待つしかない。

彼の暇な時は剣術の鍛錬でもしよう。

彼はきっと困難を切り抜く力がある。




時間軸的にはヨーム戦前なので、うっかりヨーム戦の話を出さないように気をつけてます。
ジークバルトさんが学校に行ったら、保護者扱いですね、完全に。
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