ラブライブ!サンシャイン!!~俺、参上!~ 作:パピー@ウルトラブライバー
今回です!
翌朝、良太郎は旅館の玄関でホウキを持って掃除をしていた。
ウラタロスと曜を会わせる作戦を朝から決行するためだ。
良太郎「掃除は終わりだね。あ、しいたけの朝ごはんがまだだった。」
しいたけとは高海家が飼っている大型犬である。大人しい性格で、人懐っこい。
良太郎「しいたけ、朝ごはんだよ。」
しいたけ「ワンッ!」
持ってきたドッグフードを食べるしいたけ。ちなみに、しいたけは雌犬である。
良太郎「しいたけはさ、Aqoursのこと覚えてるかい?」
しいたけ「ワン?」
良太郎「って聞いても、答えが返ってくるわけないか...。」
朝ごはんを食べるしいたけを観察していると、近くのバス停に1台のバスが停車して、1人の少女が旅館に向かってくる。
その正体は曜だ。
良太郎「ウラタロス、曜ちゃんが来たよ。」
ウラ「了解。」
ウラタロスが良太郎に憑く。
U良太郎「準備完了。」
曜「あ、りょう兄! おはヨーソロー!」
U良太郎「曜さん、おはよう。」
曜「しいたけもおはヨーソロー!」
しいたけ「ワンッ!」
曜「千歌ちゃんの部屋に行くね~。」
颯爽と現れて、すぐに居なくなった。
U良太郎「あれは気付いてないね。(うん。僕もそう思うよ。)」
お役目終了でウラタロスが離れようとした時...
「いってきま~す。」
隣の家から女の子が出てきた。
U良太郎「(あ、梨子ちゃんだ。)あの娘もAqoursのメンバーかい?(そうだよ。)」
新たなターゲットのため、ウラタロスは留まることにした。
梨子はこちらに向かってくるので、観察することにした。
梨子「りょう兄さん、おはようございます。」
U良太郎「おはよう、梨子さん。」
梨子「梨子さん??」
U良太郎「えっ...あぁこれはっ...!!」
ウラタロスは女性をさん付けで呼ぶため、その癖が出たのだ。
U良太郎「さ...さん...サンドイッチが食べたいなぁなんて...。」
咄嗟に浮かんだ言い訳をしてみた。
梨子の反応を待つ。
梨子「なぁ~んだ、そういうことなの。じゃあ、今度私が作ってあげるね!」
U良太郎「た...楽しみにしてるよ。」
そう言った梨子は千歌の部屋に行った。
U良太郎「ふぅ~...。(なんとかなったね。)ゴメンよ良太郎。」
朝だけでは相手を知るには情報不足のため、放課後にエンカウントを試みることにした。
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ウィーン
ウラ「ふぅ...。」
リュウ「カメちゃんだ。おかえり~。」
ナオミ「曜ちゃんって子はどうでした?」
ウラタロスが戻ってきたので、成果を聞く。
ウラ「まだわからないね。僕が憑いてることなんか気付かなかったよ。」
モモ「鈍感すぎるだろ。」
ウラ「ただ、別の1人のメンバーとも会えたよ。」
キン「その子はどないや?」
ウラ「勘が鋭かったよ。って言っても、半分は僕のミスなんだけどね。」
一応、収穫した情報を共有する。
ウラ「今日の夕方、またアプローチする予定だよ。」
ナオミ「頑張ってね、ウラちゃん!」
ーーーーーーーーーー
「あいつらとあの娘たちが接触したか。こっちも行動開始かなぁ。」
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夕方、良太郎は浦女に向かっていた。
バイクを使っているため、10分ちょっとで着いた。
放課後のようで家に帰る生徒や部活をしている生徒が居る中、校門でダイヤに会う。
ダイヤ「あら? りょうお兄様?」
良太郎「やぁ、ダイヤちゃん。」
ダイヤ「なぜ浦の星に来られたのですか?」
良太郎「千歌ちゃんに迎えを頼まれたんだ。」
ダイヤ「そうでしたのね。それでしたら2年生の教室にご案内しますわ。」
経緯を話すとダイヤは了承してくれて、中に入ることができた。
しばらく歩くと、2年生の教室に着いた。
ダイヤ「ここですわ。」
良太郎「案内ありがとう。」
ダイヤ「私は生徒会室に居ますから、何かあれば言ってください。」
良太郎「うん、そうするよ。」
ダイヤを見送った良太郎は扉に手をかける。
ガラララッ
良太郎「失礼しま~す。......あれ?」
教室に入ったが、誰も居ない。
と思ったが...
曜「あ、りょう兄!」
突っ立っていたら、曜が教室にやって来た。
良太郎「曜ちゃんが来てくれて助かったよ。」
曜「そうなの? あと、なんでりょう兄がここに?」
良太郎「千歌ちゃんにお迎えを頼まれたんだけど、見事に居ないね...。」
すっからかんの教室を見渡す。
曜「じゃあ、千歌ちゃんを一緒に探そうよ!」
良太郎「ありがとね曜ちゃん。(ウラタロス、準備できてる?)」
ウラ「いつでも大丈夫だよ。」
良太郎「(僕が合図を出したら来ていいよ。)」
ウラ「了解!」
曜と並んで歩きながら、ウラタロスに確認を取る。
そして千歌を探し始める。
校内を探していると...
~~~♪
良太郎「ピアノの音...。」
曜「梨子ちゃんだね。音楽室に行ってみよう!」
2人は歩みを音楽室に向けた。
音楽室に着くと、廊下の窓から梨子がピアノを弾いている姿が見えた。
演奏が終わるまで外で待つ。
数分経って、ピアノ演奏が終わった。
外で待っていた曜と良太郎は音楽室に入る。
曜「梨子ちゃん!」
梨子「曜ちゃん? それにりょう兄さん?」
良太郎「ピアノ、素敵だったよ。」
梨子「そ...そんな~///」
曜「梨子ちゃんが弾く演奏、大好き!」
梨子「ありがとう...。」
感想を述べてから本題に。
良太郎「あ、梨子ちゃんさ、千歌ちゃんを見なかった?」
梨子「千歌ちゃん? 見てないわ...。」
良太郎「そっか。」
曜「どこに行ったのかな?」
梨子「2人は千歌ちゃんを探してるの?」
良太郎「うん。迎えを頼まれてここに来たんだけど、教室に居なくて。たまたま教室に来た曜ちゃんと一緒に探してるところなんだ。」
経緯を一通り説明した。
すると...
梨子「私も千歌ちゃんを探すの手伝うわ。」
良太郎「でも、ピアノ弾いてたんじゃ...。」
梨子「さっきの演奏で終わるつもりだったから大丈夫。」
曜「梨子ちゃんありがとう!」
梨子も加わり、千歌捜索隊(仮)は3人になった。
ーーーーーーーーーー
校舎内を隅々まで探したが千歌は見当たらず、残すは屋上か体育館かの2択になった。
曜「どっちに行く?」
梨子「そうねぇ...。」
屋上と体育館の距離はそこそこある。
どうするか決めかねているが...
良太郎「2手に別れようか。僕は屋上に行くから、曜ちゃんと梨子ちゃんは体育館をお願いしていい?」
梨子「そのほうが良いかもしれないわね。」
曜「ヨーソロー!」
良太郎「もし屋上に居なかったら体育館に行くから、僕が行くまでそこに居てね。」
曜&梨子「はい!」
良太郎の提案通りに行動する。
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ようりこSide
梨子「まったく千歌ちゃんは...。りょう兄さんを困らせるなんて...。」
曜「千歌ちゃんのことだから忘れてるかもしれないね。」
体育館へ行く道中、梨子はお小言を発し、曜は苦笑いを浮かべながら歩いていた。
しばらく歩くと体育館に到着し、中に入る。
曜「あ、居た居た。千歌...ちゃん?」
先に中に入った曜が千歌を見つけるが、途中で千歌を呼ぶ声のトーンを落とした。
梨子「曜ちゃん、どうしたの?」
少し遅れて入った梨子が疑問を浮かべた。
曜「梨子ちゃん、ステージ見てよ。」
梨子「ステージ?」
曜の言う通りに目を向けると、ステージの上で踊る千歌の姿があった。
千歌「イチ...ニ...サン...シ...イチ...ニ...サン...シ...。」
梨子「近くまで行って声をかけてみる?」
曜「そうだね。」
完全に集中しているのだろうか、近づいてくる曜と梨子に気付かない千歌。
2人がステージの下にやってくる。
千歌「ふぅ...。」
曜&梨子「「千歌ちゃん。」」
千歌「曜ちゃん? 梨子ちゃん?」
声をかけられてようやく気付いた。
曜「何してたの?」
千歌「ダンスをちょっと...。」
曜「あれ? 千歌ちゃんってダンス始めたっけ?」
千歌「ちょっとやってみたいなって思ったんだ~。(スクールアイドルって言っても、曜ちゃんと梨子ちゃんには記憶が無いんだよね...。)」
ステージから降りた千歌は、それらしい理由を付けて曜の疑問に答えた。
隣に居る梨子は...
梨子「でも、誰か忘れてないですか?」
千歌「え?」
心当たりが無いような感じで、梨子はため息をついた。
梨子「りょう兄さんって言えばわかるわよね?」
千歌「あ.........あぁぁぁ!! 忘れてた!」
梨子「千歌ちゃん...。」
曜「あはは...。(^^;)」
完全に思い出した千歌は慌ててL○NEを確認すると、良太郎からの通知が何件も入っていた。
千歌「りょうちゃんは今どこ?」
梨子「屋上に居るわ。」
曜「屋上に千歌ちゃんが居なかったらすぐに体育館に向かうって言ってたから、このままで居てって。」
千歌「そっか。りょうちゃんが来たら謝らないと...。」
入れ違いを防ぐため、体育館に残る2年生3人。
しかしそこへ...
「取り込み中のところを失礼しますよ。」
2年生「「「...っ!」」」
明らかに良太郎ではない声がした。
2年生3人は抱き合いながら周りを警戒する。
すると、ステージに1人の男が現れた。
男「お前の望みを言え。どんな望みもコイツらが叶えてくれるよ。」
男の周りには黄色の浮遊体がたくさん存在している。
千歌「あの時の...。」
男「君とは久しぶりと言ったところだね。他の2人とは初めましてだ。」
いかにも怪しい雰囲気と男に対する恐怖で後退りする3人。
男「逃げられると厄介なんだよなぁ。ねぇ、ちょっと手伝ってよ。」
その一言で、数ある黄色の浮遊体の1つが男の体内に進入。
砂が巻き上がると、イマジンが1体現れ、即座に3人の背後を取る。
男「僕さ、君の記憶と時間が欲しいんだよね。」
千歌を指差す。
男「あの日、君以外のとある記憶と時間を奪ったけど、君だけうまくいかなかったからさ~。またこうしてやって来たってわけ。だからさ、頂戴。」
この説明に曜と梨子は着いてこれてないが、千歌だけは違う。
千歌「あなたが私と...私たちの大切なAqoursとスクールアイドルの記憶と時間を奪ったの...?」
男「そうだけど?」
千歌「返してよ...。」
男「ん?」
千歌「大切なものを返してよ!!」
勇気を振り絞って男に言葉をぶつけた。
男「はぁ...。なんか面倒臭くなってきちゃった。強引にでも君の記憶と時間を貰うから。」
すると男は水色と桜色のカプセル状のものを取り出した。
そこへ黄色の浮遊体が幾つも付着し、やがて実体を形成した。
敵イマジン「大人しくしていれば良かったのにな。」
水色イマジン「グウゥゥ...。」
桜色イマジン「ヒッヒッヒ...。」
2年生「「「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
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良太郎Side
曜と梨子が体育館に行った裏で、良太郎は屋上にやって来たのだが...
良太郎「居ないね...。」
ウラ「当たりはあの子たちが引いたようだね。」
良太郎「じゃあ体育館に行こうか。」
体育館に向かっていると...
モモ「おい良太郎、イマジンだ。」
良太郎「イマジン...。場所は?」
ウラ「マズイな。体育館だよ...。」
良太郎「そんな!? 急ごう!」
体育館には曜と梨子、そして千歌が居る。
良太郎は走って体育館を目指した。
もうすぐ体育館というところで...
「「「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
良太郎「今のは千歌ちゃんたちの悲鳴だ...。」
悲鳴を聞いた良太郎はさらにスピードをあげて走った。
入り口が見えたため、そこへ駆け込む。
良太郎「みんな!!」
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ALL Side
良太郎「みんな!!」
千歌「りょうちゃん!」
曜「りょう兄!」
梨子「りょう兄さん!」
敵イマジン「チッ...特異点...。」
千歌,曜,梨子が体育館の隅っこに追いやられていたが、間一髪で良太郎は滑り込み、3人をイマジンから庇うように立っている。
男「あ~あ...もう来ちゃったの?」
良太郎「あの時の...。やっぱり君が犯人なんだね。」
男「そうだよ。君がこの世界の特異点...野上良太郎か。」
良太郎「そうだけど...。」
男「僕にとっては君は厄介な存在なんだよねぇ。消えてもらえるかな?」
良太郎「生憎とそれはできないよ。僕は戦う。千歌ちゃんたちを守る!」
そう宣言した瞬間、良太郎の左手に変身ベルト『デンオウベルト』が現れる。
それをかっこよく腰に装着する。
モモ「よっしゃあ! 俺様の出番d...。」
ウラ「ゴメンねセンパイ。今回は僕にやらせてよ。」
モモ「なっ! 亀! 美味しいところ取りやがって!」
良太郎「千歌ちゃん,曜ちゃん,梨子ちゃん。3人とも必ず守るから。」
優しい口調で、3人が抱いている恐怖を取り除くのに充分すぎる言葉をかけた。
3人は頷いて意思表示した。
良太郎「行くよ、ウラタロス。」
ウラ「待ってたよ、この時を。」
腰に巻いたベルトのバックル左側にある赤色,青色,黄色,紫色の4色のフォームスイッチがあり、青色のスイッチを押してフォームを選択する。
~~~♪ (←変身待機音)
良太郎「変身。」
《ロッドフォーム》
さらに、右手に持っていた『ライダーパス』を、中央部のターミナルバックルにセタッチ (Set and Touch) する。
すると、良太郎の全身は黒いオーラスキンと灰色のオーラアーマーをまとった。
直後にウラタロスが憑依し、新たなパーツが加わり、『仮面ライダー電王 ロッドフォーム』となる。
電王「お前たち、僕に釣られてみる?」
続く。
電王ストーリーは令和初投稿となります。
やっと変身しました!
モモタロスごめんね(^^;)
モモタロスにも美味しいところがあるからね。
それまでお待ちください!
それから、以前からご指摘が1件ありますので、ここで私の考えを述べさせていただきます。
現在、ウラタロスが『さん付け』でAqoursメンバーの名前を呼んでいますが、あえてそうしています。
ご指摘内容は「ちゃん付けのが良い」とありますが、今後のストーリー展開で『ちゃん付け』にしていくことをかねてより計画しています。
電王本編でも、「ハナさん」と呼んでましたよね。
現在はそれと同じです。