雪ノ下八幡の限界   作:ゼロ少佐

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7話

陽乃「八幡ありがとね」

 

彼女との情事を終え陽乃からお礼を言われた

 

八幡「いえ、俺としては役得なだけですので…

ただ本当にこれで良かったんですか?

陽乃には俺なんかよりいい人が見つかるかもしれないのに」

 

陽乃「いいの、私が選んだことなんだから。

それとも私が27年間も君の為に初めてを守ってきたのは間違いだったって言うの?」

 

そこが1番の驚きだ

彼女なら引く手あまただろうし、

経験も豊富そうだったから

 

でも、彼女の素顔を考えると 少し納得できた

ほとんどの人間は興味がないただの駒でしかない

そんな人が自分の体をその辺の男に捧げるはずがない

 

八幡「それは…」

 

少しどもってしまった

 

陽乃「ごめんごめん、今のは卑怯だったね

でも私ね後悔してないよ だってそれ程までに八幡の事が好きなの」

 

好きって言葉を聞くと心がズキンとくる

俺がやってることはただの女たらしだ

世間一般から見ればただの屑だ

 

でもそこに本物の愛情が存在した

ただそれだけなんだ

俺は昔雪乃だけを愛すと誓った

それは守る事が出来なかった

だが、彼女は自ら破っていいと言ったのだ

 

何が言いたいかって?

俺にもよくわからない 複雑な心境なんだ

 

陽乃「愛してるよ八幡」チュッ

 

彼女からキスをされた

物凄く柔らかくそれにすごく甘くていい匂いが鼻腔をくすぐった。

 

八幡「んっ… あぁ俺もだ」

 

まだ分からない 確かに陽乃の事は一人の女性としても、雪ノ下雪乃の姉としても好きだとおもう

 

だけどどうしても雪乃と天秤にかけてしまう

 

雪乃は良かれと思ってこの状況を受け入れた

だが、俺は心のどこかでは受け入れられてない

…そんな事を言う資格はもうないが

陽乃の体を貪り 欲望に身を任せた俺が言うセリフではない。

 

雪乃「終わったかしら?」

 

雪乃が部屋に入ってきた

多分タイミングを見計らっていたのであろう

 

雪乃「酷い匂いね、風呂はいって来なさい」

 

確かに汗やらいろんな匂いがする

決していい匂いとは言えない匂いが

部屋に充満していた。

 

そう言うと雪乃は窓を開けスプレーをかけだした

陽乃は服を着り風呂に向かって行った

 

八幡「雪乃、本当に良かったのか?」

 

雪乃「何度同じ事を聞くのよ…えぇこれは私が良かれと思ってやったのよ。だから八幡君は自分を責めないで…」

 

多分雪乃も俺と姉を天秤に掛けたんだろう

だが、どっちも同じくらい大切だった

だからあえて第三の選択肢を作った

 

八幡「雪乃、俺はお前にどんなことがあろうと

いつまでも愛してるからな」

 

彼女は少し驚いたような表情をし

その後優しく「えぇ」と微笑んだ

 

 

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