雪ノ下八幡の限界   作:ゼロ少佐

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この話は
短編で出したお酒の力と
おなじ内容です

先に短編として出しましたが
やはり、こちらにくっつけた方がいいかなと思い
こちらに載せました




8話

これは高校2年の冬のとある日

私は先生に放課後に呼び出され

珍しく奉仕部に行くのが遅くなってしまった

もう、比企谷君は部室に来ているだろうか

 

由比ヶ浜さんは…確か今日は三浦さんと約束していたわね

 

久しぶりの彼との二人きりの時間

何故だか少し期待してしまう自分が居る

彼の事が好きだと気がついてからずっとそうだ

特に何の進展もないのに期待してしまう

 

もし、私が比企谷君の彼女になれたら…

 

私…いつからこんな恋する乙女みたいになったのかしら…ううん比企谷君のせいよ これは責任取ってもらわないとね

 

1人でそんな事を考えながら奉仕部に向かった

 

 

 

陽乃「ひゃっはろー! あれ?比企谷君1人かな?」

 

ドアが凄い勢いで開かれたと思ったら陽乃さんが

やって来た。ちなみに雪ノ下はまだ来ていない

 

八幡「うす 雪ノ下さん今日はどうしたんですか?」

 

陽乃「もう、陽乃でいいのに…今日はね近くによったから遊びに来たんだ」

 

本当だろうか…この人は暇なら来そうなきがする

 

八幡「そうっすか」

 

陽乃「何その反応冷たい〜」

 

そう言いながらほっぺをツンツンとしてくる

本当にこの人のスキンシップは勘弁して欲しい

 

陽乃「あ、そうだこれ比企谷君にあげるよ」

 

そう言って取り出されたのはチョコと烏龍茶

が取り出された

 

八幡「…何故この組み合わせ?」

 

陽乃「私がたまたま持っていたから?」

 

多分これ貰い物なんだろうな…未開封だし

 

八幡「…いただきます」

 

チョコを開封し1つ食べる

 

八幡「…美味い!」

 

陽乃「でしょ!それ苦手な人居るけど

美味しいよね」

 

八幡「えぇウイスキーボンボン初めて食べましたがこれは美味しいです」

 

陽乃「うんうん、比企谷君が喜んでくれてお姉さんは嬉しいな」

 

ぱくっぱくっと食べていった

慣れない味だが物凄く美味しくてつい食べてしまう

 

八幡「陽乃さんは食べないんですか? さっきから俺だけ食べて」

 

陽乃「うん、いいの比企谷君に食べて欲しかったから」

 

八幡「そうなんですか…ありがとうございます」

 

烏龍茶を開け1口飲む

 

八幡「雪ノ下さんこれ?烏龍茶ですか

何か違和感があるよう」

 

もう一口飲んでみるが やっぱり変な気がする

 

陽乃「ごめん、ちょっと私にも飲ませて」

 

そういい彼女は1口飲んだ

まぁ、所謂関節キスだ

 

陽乃「んっ!?これ!烏龍茶じゃなくてウーロンハイじゃん!」

 

あぁなるほどだから体がぽわぽわしてるのか

 

陽乃「比企谷君!大丈夫?」

 

八幡「ら、らいじょうぶですよ」

 

呂律が回ってない

ウーロンハイを飲みウイスキーボンボンを食べたから酔っているわ

 

八幡「陽乃さん…こんな俺の為に用意してくれてありがとうございます」

 

えっ!名前で呼んでくれた

 

陽乃「う、うん///」

 

八幡「陽乃さん…」

 

こっちにゆっくり近づいてきた

お酒のせいなのか分からないけど

ほんのり顔が赤い

 

陽乃「ひ、比企谷君…どうしたの?」

 

目の前に立ちギュッと抱きしめてきた

 

八幡「俺、嬉しかったんですよ…」

 

陽乃「え?」

 

突然彼が私の前に立ち抱きしめてきた

 

八幡「俺が頑張って依頼をこなしても…誰も俺の事を認めてくれませんでした…だけど陽乃さんだけは違った…それだけで俺には心の支えになっていました…」

 

陽乃「比企谷君…」

 

この子も普通の男の子なんだな…

誰かに甘えたいし誰かに甘えてもらいたい

そうなんだよね

 

陽乃「いいよ、今日くらいはお姉ちゃんにいっぱい甘えて」

 

片手で比企谷君の頭を撫でながら抱きしめる

 

八幡「グスッ…陽乃…さん」

 

陽乃「今日くらいは素直になってもいいんだよ」

 

八幡「はい…」

 

自分の感情を全て陽乃さんにぶつけた

奉仕部の関係やあの二人に対する想いも

そして、この関係を壊したくないけど

どちらかを選んだら壊れるかもしれないと

 

陽乃「君は色んなことを背負ってたんだね…

それに2人のことちゃんと考えて上げてたんだね」

 

八幡「……はい」

 

 

 

 

雪乃side

 

どういう事なの、部室の前に着いたのはいいのだけれど何か姉さんと比企谷君が話しているわ

少し気になるから外から聞いてみましょ

 

え、え?何で比企谷君が姉さんに抱きついているの!?それにお酒?

 

そこから比企谷君は語り始めた

 

雪乃「(ごめんなさい…比企谷君そこまで追い詰めていたなんて気が付かなかったわ…)」

 

でも、どうして姉さんなの?何で私じゃないの?

胸がズキズキした

 

陽乃「そろそろ出ておいで雪乃ちゃん」

 

雪乃「!気がついていたのね」

 

陽乃「バレバレだよ それで比企谷君の気持ちを聞いた雪乃ちゃんはどうするのかな?」

姉さん最初からこういうつもりだったの?

いえ、多分予想外だったはず

 

雪乃「ど、どうって言われても困るのだけれど…」

 

八幡「…雪ノ下俺は今の関係性を気に入ってる

だから、無理に変えようとしなくていい

ありのままのお前でいいんだ」

 

でもそれじゃ今までと何も変わらないじゃない

いや、彼は変わって欲しくないのかもしれない

 

陽乃「今日は帰るから2人でたっぷり話し合いなさい、じゃあね♪」

 

姉さんが帰っていった すれ違い様にありがとうって囁いたら一瞬びっくりしたような顔して すぐ笑顔になりながら帰っていった

 

雪乃「ねぇ、比企谷君」

 

八幡「は、はい…」

 

雪乃「好きよ」

 

八幡「え?」

 

雪乃「あら、こんな時まで難聴系を発揮しないでくれるかしら?それともわざとなの? 鬼畜谷君」

 

八幡「い、いや、えっとだな ちょっと信じられなくて 雪ノ下が俺の事をす、す好きってのが」

 

雪乃「あら、察しのいい比企谷君なら気付いて居るのだと思っていたのだけれど、まさかの鈍感谷君だったのね」

 

八幡「す、すまん…」

 

雪乃「いいわ、比企谷君…貴方の事が好きなの

その、捻くれた性格も 誰かのために自分を犠牲にしてまで救ってしまうほどの優しさを持つ貴方が好き

だから、えっと…私と付き合って下さい!」

 

人生で初めて受けた告白だった

今にも涙が出てきそうなほど嬉しかった

酒のせいであんな事を言って

しまった自分を褒めてあげたい

 

八幡「……俺も雪ノ下の事が好きだ

いつからかは分からないが気がついたらお前の事を目でおってた。雪ノ下の在り方に惹かれていたんだ

だから俺と付き合ってくれ」

 

雪乃「…ありがとう比企谷君」

 

八幡「あぁ」

 

雪乃「比企谷君…大好き」

 

八幡「あぁ、俺も雪ノ下の事が大好きだ」

 

雪ノ下の背中に手を回し顔を近ずけ、キスをした

 

 

 

 

教室の外

 

陽乃「あーぁ、初恋実らなかったな…

でも比企谷君…雪乃ちゃんを選んでくれたんだね

お姉ちゃん的には…グスッ うれーしいのに

本当に、駄目なお姉ちゃん…だな私」

 

涙を流しながら彼女はその場を去って行った

その後彼女はあまり奉仕部に来なくなった

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