遅くなってすみません。モチベーションが上がらなくて。
「昨日の戦闘訓練、お疲れ」
その声で始まった、戦闘訓練の翌日のホームルーム。
相澤が昨日の戦闘訓練の講評を簡単にした後、ホームルームの本題に入った。
「急で悪いが、今日は君らに……学級委員長を決めてもらう」
「「学校っぽいの来たー!!!」」
そんな声が周囲から飛び出すのと同時に、手が次々に上がっていく。
もちろん帝は上げない。そんな事は出来る奴がやれば良いと思っているからだ。
本来、学級委員長などやりたがらないのが常である。しかし、此処は雄英ヒーロー科、リーダーとして集団を導くための素地を鍛えることが出来る。だから皆、我こそがと手を上げる。
「静粛にしたまえ!」
クラスの騒ぎは飯田の声で終息した。
「他を牽引する責任重大な仕事だぞ、やりたい者がやれる事ではないだろう!周囲からの信頼があってこそ務まる政務だ、民主主義に則り真のリーダーを皆で決めると言うのなら………これは投票で決めるべき議案!」
飯田はそう言うが……その飯田が天を貫かんばかりに手を上げていた。
飯田と帝以外の皆が口々に文句を言うが、結局飯田の出した投票で決めることになった。
そして投票の結果、3票を獲得した緑谷が委員長に、八百万が副委員長を務めることになった。
そして、午前の授業が終わり、帝は少し遅れて食堂に移動していた。
さて、今日は何を食べようか………
そんな事を考えながら歩いたら、大音量のサイレンが鳴り響いた。
『セキリュティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください』
その機械音声を聞くと同時に、帝以外の生徒は一目散に逃げ出した。
……なに?
セキュリティ3だと?それが突破されたということは何者かが侵入してきたのか?
一体誰が……今朝のマスコミか……?いや、仮にそうだとしても何者かが手引きしてるよな。
ヴィランか………
はぁ、今のオレに出来る事は何もない。大人しく教室に戻るか………
帝はそう思い教室の方向に足を進めた。
☆★☆
マスコミの騒動から数日たったある日。
帝達はヒーローコスチュームに着替え、今日のヒーロー基礎学である、救助訓練を行うための施設にバスで移動した。
「すっげーーー!!USJかよ!!?」
到着したのはまさに、遊園地の様な訓練所だった。
「水難事故、土砂災害、火事………etc。あらゆる事故や災害を想定し、作られた………
………USJはダメだろ。
興奮した切島の声に反応するかの様に現れたのは宇宙服に似たコスチュームを着たヒーロー、『13号』だった。
「えー、始める前にお小言を1つ2つ……3つ……4つ………」
丁寧に指を折りながら、話す内容を確認した13号先生は、生徒達全員の顔を見渡し、話し始めた。
☆★☆
そして、その13号から大量の為になるのお小言は、生徒から惜しみ無い拍手を貰いながら終了した。
それにしても、さっきから悪い予感がするな。………少し視るか。
っ?!これはヴィランか!
それに、もう来るな……防ぐ手は……ない。
帝がそう考えた瞬間、USJの広場の噴水の方から黒い靄が突如出現し、瞬く間穴が広がっていく。
そして、その黒い靄の中から――顔に手を貼り付けた人間が這い出て来た。さらに、その人間に従うように多くの人間が出てきた。
「全員!一塊になって動くな!13号!生徒を守れ!」
相澤先生が叫ぶ。その間も靄は大きく広がり、敵がぞろぞろと出てくる。
「なんだアリャ!?また入試の時みたいに始まってるパターン?」
「動くなあれは……ヴィランだ!」
この時、オレ達は改めて知ることになった。
「13号にイレイザーヘッドですか……、先日。頂いたカリキュラムにはここにオールマイトがいるはずですが……」
「どこだよ、せっかくこんなに大衆引き連れて来たのにさ………平和の象徴、オールマイトがいないなんて。子供を殺せば来るのかな?」
ヴィランのその言葉で悪意が動き出す。
「先生! 侵入者用のセンサーは!?」
「ありますが反応しない以上、妨害されているのでしょう」
「そう言う個性持ちがいんのか。――場所・タイミング………馬鹿だがアホじゃねぇぞあいつら」
「……用意周到。無差別じゃなく、目的ありの奇襲だ」
生徒達が事態の状況を把握している間に相澤がヒーロー、『イレイザーヘッド』として動き出した。
「13号は生徒達を避難させろ!センサーの対策も頭にあるヴィランだ、電波系の個性が妨害している可能性もある。上鳴、個性で連絡試せ」
「ッス!」
相澤のその言葉に上鳴は頷く。
「帝は未来を視続けてくれ!」
「すでに視ている」
「先生は!?」
「イレイザーヘッドの基本戦法は『個性』を消してからの捕縛だ!こんな大人数を一人でなんてムチャですよ!」
何人かの生徒から引き留めようしている。
だが、此処で誰が食い止めなければ事態が好転することはない。
「一芸だけじゃヒーローは務まらん」
相澤はそう言ってヴィラン達に突っ込んで行く。
☆★☆
相澤がヴィラン達の相手をしている間に13号は、生徒達を出口の方まで誘導するが直後、靄のヴィランが立ちはだかる。
「させませんよ」
「まぁ、そうだろうな」
帝はそう言いながら靄のヴィランの前に立つ。
「な!?」
「お前が来るのは分かっていた。目的は何だ」
「………では、名乗りましょう。我々は『敵連合』。
僭越ながらこの度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは、『平和の象徴』オールマイトに息絶えて頂きたいと思っての事でして。本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるはず。何か変更があったのでしょうか、まあそれとは関係なく、私の役目は……」
───さて、あいつが馬鹿みたいにペラペラ喋っている間に、さっさと潰すか。
と、帝が攻撃に移ろうとした時、爆豪が飛び出してきた。
「何をやってるんだ!爆豪君!!
「うるせぇ!紫野郎に手柄取られてたまるかよ!」
「おっと、危ない危ない……そう……生徒といえど優秀な金の卵」
爆豪の爆破で吹き飛ばしたのは、あくまで黒い靄の一部に過ぎない。
そして、その奥に見える本体は無傷の上───
「邪魔するんじゃあねぇ!!」
「駄目だ! どきなさい爆豪君!」
13号の斜線の上に被り攻撃が出来ない。
「散らして………嬲り殺す!!」
ヴィランがそう言った瞬間、黒い靄もやが大きく広がり、生徒達全員を包んでいく。
飯田が何人かを靄の外に引っ張り出したのを見た帝は叫んだ
「飯田、頼んだ!」
「っ!あぁ、わかった!」
此処までです。
次はいつになるかわからないです。
頑張って早めに書きます。