マスター刑事(デカ)   作:くらっか〜

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どうも!Mr.クラッカーでございます。最近FGOを始めまして、と同時にあぶない刑事にもハマりまして、頭の中は刑事ドラマの世界でいっぱい!...の状態になり、思いついたのが今作であります!ただ、FGOでもまだまだ分からない事は色々とあるので、少々曖昧なところもございますが、それでも大丈夫な方は、どうぞ!


#1 出動

日本 東京

 

 

都会のビルの間を一台の覆面パトカーが巡回していた。日産 GT-R R32型のパトカー。車内には、男の刑事が2人。

 

 

「な〜んかパトロールも飽きてきたなぁ。」

 

運転している刑事が言う。刑事はスーツに、サングラス姿。

 

「大山さん。まさか茶店でもよろうなんて言うんじゃないでしょうね?」

 

助手席の刑事が顔をしかめながら言う。

 

「んな事しないよぉ。こう見えても俺結構真面目。たださぁ、なんか事件でも起きないかな〜ってさ?」

 

大山と呼ばれた運転席の刑事が返す。

 

「大山さん‼︎」

 

「おっこんなってぇw」

 

そんな会話がされていた最中。

 

『警視103!応答願います!』

 

無線が入った。

 

 

「おぉっと噂をすれば!は〜い!こちら警視103!どうぞ?」

 

 

『銀座西五丁目で男が拳銃を乱射している模様です。直ちに急行してください!』

 

「103了解!」

 

 

 

 

 

 

銀座西五丁目

 

 

「テメェら死にてぇか⁉︎」

 

ドガァァッ ドガァッ

 

 

街中で大型拳銃を発砲する男。

 

 

「キャアァァ!」

 

 

「警察呼べ!」

 

 

 

やがて刑事たちが現場に到着する。

 

 

 

「ふぉ〜 すげぇな、44マグか‼︎ 一体どっから持ってきたんだ?」

 

 

「大山さん、関心してる場合じゃありませんよ!」

 

 

「分かってる分かってる!」

 

そう言って大山は愛銃「コルト ローマン 2インチ」を取り出す。

 

 

「なんだァ⁉︎ テメェら刑事かァ!」

 

チャキッ

 

男は大山たちに銃を向ける。

 

 

 

...が、

 

 

「ほい」

 

 

ドォンッ!

 

「ッ‼︎ぐぁああ⁉︎...かはっ...」

 

 

大山は男が撃つより前に男の肩を撃ち抜いた。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

男は銃を落として倒れこむ。

 

 

 

 

「ったくぅ... スミスとウェッソンが泣くぜ?こんな使い方じゃなぁ...」

 

 

そう言って大山は男から銃を取り上げ、手錠をかける。

 

 

 

 

 

 

警視庁

 

 

 

「大山! ちょっと来てくれ。」

 

 

「んん?」

 

「警視長がお呼びだ。」

 

本部へ戻った後、彼は課長に呼ばれた。

 

「なんだろ?」

 

「さっきのホシの事じゃないですか?ド派手に肩撃ち抜いちゃって。」

 

「だってよぉ、あいつ結局シャブ中だった訳だろ? なんかしでかす前に潰しとかないと...」

 

「貴方まるで...21世紀のあぶない刑事ですよ。」

 

 

「おやおや 嬉しいねぇファンなんだ!」

 

 

 

 

・ ・ ・

 

 

 

「お呼びですか?」

 

 

「ああ、話があるんでな。」

 

 

「さっきはいきなり発砲してすみませんでし」

 

「さっきの事じゃない。 ...これを見てくれ。」

 

 

警視長はある紙を見せる。

 

 

 

「?...人理継続保障機関...カルデア ?なんすかこれ?」

 

 

「ああ、それはある秘密の国連機関でな、実は君にオファーが来ている。」

 

 

「国連機関が?俺にっすか?」

 

 

「そうだ。...私も正直信じられなかったが...この世にはサーヴァントというものが存在するらしい。」

 

 

「サ、サーヴァント?」

 

「どうやら、英霊の事らしい。」

 

「警視長wいつからそんな冗談言う性格になったんです?」

 

「だから私も最初は信じられなかったと言っただろう。だが、事実なんだ。そして、そのサーヴァントの主人である"マスター"というものがあり、カルデアではそのマスター候補を集めいるという訳だ。」

 

「ほんでもって、俺が選ばれた。俺ってなんか素質でもあるんですかね〜?」

 

 

「いや、君はただの数合わせらしい。」

 

 

ドテッ

 

「か、数合わせ?」

 

 

「そうだ。数合わせのための一般枠があるらしい。」

 

 

「は、はあ。」

 

 

「まあ、と言う訳で正式に指令を出そう。君には、明日からカルデアでの活動を行なってもらう。何か質問はあるか?」

 

 

「えっと...警視長?」

 

 

「何だね?」

 

 

「これって...そのカルデアに行ってる間も給料は出るんすかね?」

 

 

「勿論だ。勤務に代わりはない。それに向こうも、活躍ぶりでは報酬を出すと言っている。」

 

 

「報酬‼︎ 報酬の形は...?」

 

 

「勿論現金だ。」

 

「やっふぉーい!ボーナス確定‼︎やりますやります‼︎行ってきまーす!」

 

 

「そ、そうか。明日の10時頃、迎えが来る。とりあえずここへ出勤してくれ。」

 

 

「分かりました!」

 

 

「ああ、それと。これを。」

 

警視長はあるバックを渡す。

 

 

「何すか?えらく重いバックっすねぇ」

 

 

バックを開けると、中には大量の弾丸が入っていた。

 

「今回の任務は日本から遠く離れた地で行われる。万一のためのものだ。今回の為に用意した特製の弾丸だ。」

 

 

「イエッサー‼︎ 失礼しまーす!」

 

 

 

 

バタン

 

 

 

「ハァ...」

 

 

(良い通告が来たものだ。これでしばらくは警視庁の問題児が居なくなる... それにしても相変わらず単純な奴だ...)

 

 

 

(にししw そりゃボーナスの一つでもないと突然のこんな仕事割に合わないもんな〜!)

 

 

 

 

翌日

 

 

 

「警視庁捜査課の大山さんですね?」

 

 

「ん?あんたらがカルデアの?お迎えご苦労さん。」

 

 

「ええ、どうぞこちらに...」

 

 

その後大山は空港まで連れて行かれ、目隠しをされた状態で彼らの専用ジェット機に乗せられた。

 

 

ジェット機の着いた場所は吹雪の舞う雪山。その一角にある施設、カルデアへとジェット機は着陸する。

 

 

・ ・ ・

 

 

...ここはカルデア施設内部。

 

「...くかぁ〜......」

 

その通路の一角で、大山は眠っていた。

 

 

「...フォウ? ...キュウ?」

 

 

「フォウ! フォーゥ!」

 

 

 

 

「...ん?」

 

 

大山が目を覚ますと、見知らぬ少女が立っている。明るい桃色の髪に黒縁眼鏡の少女。

 

 

 

「...あの、朝でも夜でもありませんから、起きてください、先輩。」

 

 

 

「...え?君誰?」

 

 

 

「...いきなり難しい質問なので返答に困ります。 名乗るほどの者ではない、とか?...いえ、名前はあるんです、ちゃんと。でもあまり口にする事がないので、印象的な自己紹介ができないと言うか...」

 

 

「そ、そう...ってかここが、カルデア?」

 

 

「はい。」

 

 

「なんで俺寝てんの?」

 

 

「それはこちらの質問です。お休みのようでしたが、通路で寝る理由がちょっと...」

 

 

「それがさ、俺もよく覚えてないんだよね。確かぁ、カルデアのお迎えさんになんか目隠しされて連れてこられて...あれぇ?そっから覚えてねぇや... 」

 

「そうですか...」

 

「昨日は大好きなバーボンも呑んでないしなぁ...二日酔いじゃないよな...」

 

 

「フォーウ!」

 

 

「失念していました。貴方の紹介がまだでしたね、フォウさん。...こちらのリスっぽい方はフォウ。カルデアを自由に散歩する特権生物です。」

 

「キュウ! フォーウ!」

 

「...またどこかへ行ってしまいました。あのように、特に法則性もなく散歩しています。」

 

 

「見たことねぇ生き物だったな...」

 

 

「はい、私以外にはあまり近づかないのですが、先輩は気に入られたようです。」

 

「へぇ、随分可愛いじゃないの。」

 

 

 

「マシュ。」

 

 

 

「ん?」

 

突如男の声が響き、二人が振り向くとシルクハットの男がやってきた。

 

 

「そこに居たのか。駄目だぞ、断りもなしに移動するのはよくないと...」

 

 

「あんたは?」

 

 

「おっと先客が居たんだな。君は...そうか、今日から配属された新人さんだね。私はレフ・ライノール。ここで働かせてもらってる技師だよ。」

 

「自己紹介どうも。ああ、俺の自己紹介がまだだったね。俺は大山。警視庁捜査課 巡査長。よろしくな?」

 

 

「警視庁?」

 

 

「先輩、刑事なんですか?」

 

 

「まぁね、『数合わせ』って事で呼ばれちったw」

 

 

「そうか、数合わせに採用した一般枠があったんだっけ?君はその一人だったのか。」

 

 

「そ。ま、どーせ俺は凡人さ。長所と言えば銃の腕と、女の子を口説くセーンス!」

 

ガバッ

 

「ッ⁉︎」

 

そう言って大山はマシュの肩を抱く。

 

 

「さっきから思ってたけど、可愛いねお嬢ちゃん。」

 

 

「はは、積極的だね。 けど、一般枠だからって悲観しないでほしい。今回のミッションには君達全員が必要なんだ。」

 

 

「そいつはどうも。」

 

 

「なんとか48人のマスター候補を集められた...これは喜ばしい事だ。この年において、霊子ダイブが可能な適正者全てが集められたのだから。」

 

「まあ、わからない事があったら私やマシュに遠慮なく声をかけて...おや? そういえば彼と何を話していたんだい、マシュ? 以前から面識があったとか?」

 

「いえ、先輩とは初対面です。この区画で熟睡されてたので、つい。」

 

「熟睡していた...? あぁ、さては入館時にシミュレートを受けたね? 霊子ダイブは慣れてないと脳にくるからね。シミュレート後、表層意識が覚醒しないままここまで歩いてきたんだろう。」

 

「なるほど、つまり俺は一種の夢遊状態だったって訳だ。」

 

 

「そういう事だね。それで君が倒れたところで、マシュが声をかけたのさ。念のため、医務室へ送ってあげたいところなんだが... すまないね、じき所長の説明会が始まる。」

 

「説明会? ま、しょうがねえか。...ってかさ、...マシュちゃん?」

 

「マシュで結構です。」

 

「ああ、マシュ?...なんで俺先輩な訳?」

 

「...理由、ですか?...大山さんは、今まで出会った人の中で一番人間らしいです。」

 

 

「に、にんげんらしい?」

 

今作の主人公である大山のイメージ。いかがですか?

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