マスター刑事(デカ)   作:くらっか〜

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#3 街中

「いててて...⁉︎ な、な、何なんだここ⁉︎」

 

気がつくと大山は当たり一面が炎上している見知らぬ街に居た。

 

「キュウ! フォーウ!」

 

「ん?フォウ!お前いつの間に?」

 

 

「大丈夫ですか?先輩。」

 

 

「ん⁉︎」

 

 

大山が振り返ると、マシュが居た。

 

「良かった...無事でなによりです。」

 

「マシュ‼︎ ここは⁉︎ 怪我大丈夫か?」

 

「...それについては後ほど説明します。」

 

「てか、いつからそんなカッコを? 随分色気だしてんじゃん」

 

「それも後ほど。今は周りをご覧下さい。」

 

「お、おう?」

 

 

「ギ、ガガガガッ‼︎」

 

「のわっ⁉︎ なんだコイツ!」

 

大山とマシュの目の前にボロボロの布を被った黒い謎の生物が現れる。

 

 

「言語での意思疎通は不可能...敵性生物と見なします!」

 

「よく分からんが、敵か!」

 

「はい。マスター、指示を!二人で切り抜けましょう!」

 

「 OK!」

 

カチャ!

 

大山は生物に銃を構える。

 

「! 先輩、それは...」

 

「ん?ああ、俺の正確無比なコルト ローマンmk-IIIさ‼︎」 ドォン!

 

ズシュッ...

 

「⁉︎」

 

銃口から飛び出した.357マグナム弾は生物の眉間をぶち抜き、一瞬にして息の根を止めた。

 

「先輩⁉︎...一体どうして...銃で倒れるなんて...」

 

「ああ、一応、この弾はカルデアに来る前に貰った特別製弾丸だかららな。そのおかげかな?」

 

「は、はぁ。でも、何とか切り抜けられましたね。」

 

「ああ。そうみたいね。...つーか今のは何だったワケ?」

 

「私にも分かりません。この時代はおろか、私たちの時代にも存在しないものでした...あれが特異点の原因かもしれません。」

 

その時。突然通信音が鳴った。

 

『ああ、やっと繋がった!もしもし、こちらカルデア管制室だ!』

 

「ロマ二か!」

 

『! 大山くん!』

 

「こちら、マシュ・キリエライトです。特異点Fにシフト完了しました。」

 

「同伴者は大山先輩一名。心身共に心配ありません。...レイシフト適性も良好。大山先輩を正式な調査員として登録して下さい。」

 

『やっぱり...大山くんもレイシフトに巻き込まれてたのか...まあ、2人が無事なのは嬉しいんだけど、マシュ。君のその格好はどういう事なのかい⁉︎』

 

「先程先輩にも言われました。」

 

『は、破廉恥すぎる!そんな子に育てたおぼry』

 

「良いじゃないの、色気で男を手玉にとる峰不◯子みたいになるかもだぜ〜?」

 

『お、大山くん‼︎なんてことを〜!』

 

 

「...これは、変身したんです。」

 

 

「『へ、変身?』」

 

「ええ...カルデアでは先輩を守れなかったので...」

 

『変身って、何を言って...頭でも打ったのかい?』

 

「Dr.ロマン。ちょっと黙って下さい。...私の身体をチェックして下さい。それで状況は理解していただけるかと。」

 

 

『君の身体状況を...? お、お?おおお⁉︎』

 

「どうしたロマ二?発作か?」

 

『ち、違うよ...マシュの身体能力、魔力回路、すべてが向上している...! これじゃ人間というより...』

 

 

「ええ、サーヴァントそのものですね。」

 

 

「...ん?マシュがサーヴァント ?」

 

 

「経緯はわかりませんが、私はサーヴァントと融合した事で一命を取り留めたようです。」

 

 

「じゃあ、怪我はもう大丈夫か?」

 

「はい。...今回特異点Fの調査・解決のため、カルデアではサーヴァントが用意されていました。そのサーヴァントも先ほどの爆破でマスターを失い、消滅の運命にあった...ですがその直前彼は契約を持ちかけてきました。英霊としての能力を譲り渡す代わりに、この特異点の原因を排除してほしいと。」

 

「つまりマシュは、人間とサーヴァントのハイブリッドになっちったワケ?」

 

『そう。デミ・サーヴァント ...カルデア 6つ目の実験だ。では、君の中に彼の意識があるのか?』

 

「いえ、私に戦闘能力を託して消滅しました。」

 

『そうか...まあ、不幸中の幸いだな。召喚したサーヴァントが友好的とは限らないからね。』

 

「でも、そのサーヴァントがマシュなら問題ないんじゃねえか?」

 

『そうだね。何しろ信頼できる。』

 

「ああ。」

 

『それと、大山くん。』

 

「ん?」

 

『すまない...何も説明できないまま、こんな事態になってしまった...』

 

「...ロマ二。あんたが謝る事じゃねえよ。」

 

『ありがとう...分からない事だらけだと思うが、安心してほしい。君には既に強力な武器がある。マシュがね。』

 

「そだな。後、こいつも。」

 

『君の拳銃か。でも、通用するのか?』

 

「ええ、先程の敵はこれで倒せました。」

 

『ええ⁉︎』

 

「一応、特別製弾丸使ってるからな。」

 

『そ、そうか...まあ、つまり君がマシュのマスターなんだ。』

 

「んー、そうらしいな。」

 

 

 

「!...ドクター。通信が乱れています。通信途絶まで、後10秒。」

 

 

『むっ、仕方ない。説明は後ほど。二人とも、そこから2キロ程移動した先に霊脈の強いポイントがある。なんとかたどり着いてくれ。そこからなら通信も安定する。』

 

「了解!」

 

「 分かりました!」

 

『いいかい、くれぐれも無茶な行動はー...」

 

プツン

 

通信が完全に途絶え、一気に静かになる。

 

 

「...仕方ねえ。移動するか。」

 

「はい。頼もしいです先輩! ...実はものすごく怖かったので...助かります。」

 

「マシュ...」

 

 

大山はマシュの肩に手を置く。

 

 

「怖い時は、素直に怖いって言わないとダメだぜ?」

 

「先輩...... ありがとうございます...」

 

 

「フォーゥ!」

 

フォウがマシュの肩に乗る。

 

「おっ、そうだな、お前も居たんだったな。」

 

「フォウさん、応援ありがとうございます。」

 

 

チャキッ

 

 

大山はローマンのシリンダーをスイングアウトさせ、撃った分を補充した。

 

 

「さあて、行きますか。」

 

 

 

・ ・ ・

 

 

 

「先輩、もうすぐドクターの言っていた座標に到着します。」

 

「お、そうか。しっかし見渡す限り火の海だな...」

 

「はい...資料にあったフユキとは全く別物です...」

 

2人がそんな事を言っていた時。

 

 

 

 

「きゃああーーっ‼︎」

 

 

 

「「⁉︎」」

 

突如として悲鳴が聞こえた。

 

 

「誰か、他にもいんのか?」

 

「とにかく、急ぎましょう先輩!」

 

「おうよ!」

 

 

 

今作の主人公である大山のイメージ。いかがですか?

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