俺の暗殺教室   作:鬼如月

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第8話 移動の時間

修学旅行初日。新幹線に乗るためにE組一同は東京駅に来ているのだが――――

 

「うわ...A組からD組まではグリーン車だぜ...」

「E組だけ普通車。いつもの感じね...」

 

どうやらここでもE組差別があるらしく、他クラスがグリーン車に乗り込んで行く中E組だけが普通車へと乗り込んで行く。いや差別しょっぼ。どうせ差別するなら他クラスだけ行き先海外にするなりやりよういくらでもあるだろうに....なんでそこに焦点をあてたんだ...

 

「こんなところでも違いがあるんだな、E組って」

 

そう呟くと、近くにいた...D組かな?の担任がドヤ顔で返す。

 

「うちの学校はそういう校則だからな。入学時に説明したろう?」

「えっ」

「えっ」

 

「...俺そんな話聞いてない...」

「...まああーちゃんは転入の上に詳しい説明聞く前にE組行きになっちゃったからしょうがないよね...」

 

なんということだ....と陽菜乃にフォローされながら嘆いていると、どうやらイリーナ先生が来たみたいで、他クラスの連中がざわついている。てかなんていうか...

 

「...服装完全に教師じゃないよね」

 

隣の陽菜乃もコクコクと頷いている。イリーナ先生は毛皮のコートに高級そうなサングラス、皮のブーツにニットキャップという服装である。オイ中学教師。

 

「ビッチ先生、なんだよそのハリウッドセレブみたいなカッコは...」

 

という木村の言葉にイリーナ先生はドヤ顔で答える。

 

木村正義

走るのが速い黒髪男。自分の名前が嫌いらしい。理由は知らん。

 

「フッフッフッフ!!女を駆使する暗殺者としては当然の心得よ。狙っている暗殺対象(ターゲット)にバカンスに誘われるって結構あるの。ダサいカッコで幻滅させたら折角のチャンスを逃しかねないじゃない?良い女は旅ファッションにこそ気を遣うのよ」

「そうなんですか...殺し屋の奥って深いですね(笑い声ドフラミンゴみたい...)」

 

はえー、そうなんだ。と適当に頷いている木村を見ていると、イリーナ先生に近付く鬼のような形相の謎の男....烏間先生じゃねぇか。多分結構キレてるよ...イリーナ先生ご愁傷様。烏間先生が話しかけてるのを尻目に陽菜乃と新幹線に乗り込む。はえー、思ったより広いんだな。

 

 

 

―――――

 

 

 

 

 

いくら普通車といってもさすがは椚ヶ丘といえばいいのか、その一車両E組が使うことになっていた。

勿論車両内はどんちゃん騒ぎで、俺も班員達とUNOやトランプで騒いでいる。

 

「よっしゃアガリー」

「え?マジで?カルマまーた一抜けかよ」

「カルマ君こういうのは得意だからね...」

 

現在はカルマの圧勝である。と、そろそろかな...?

 

「なあカルマ?そろそろUNOやトランプも飽きてきた頃合なんじゃないか?」

「えー?まあこんだけ圧勝してたらねぇ。皆も毎回同じような順位だし」

「だろ?それで提案なんだが... T R P G っ て 、 知 っ て る ?」

 

こんなときのためにルールブックとダイスを持ってきてるんだよォ!

 

 

 

――――

 

「あーちゃんそれ沼だから!!!」

「どしたの陽菜乃いきなり...」

「え?いやなんでも....」

 

――――

 

 

「TRPGっておもしろいね!」

「うん...でもクトゥルフはもういいかな...重いし」

「え?そうかな...面白かったよね、杉野君」

「ああ...てか神崎さんRP凄い手馴れてた気がするんだけどなn「このシノビガミってのはどういうものなんですか、藤原君」

「ああ、シノビガミ?じゃあまずはキャラ作成の説明から――――

 

...よしよし、皆良い感じにTRPGの良さを解ってきたな......

 

 

「ね、皆の飲み物買ってくるけど何飲みたい?」

「あ、私も行きます!」

「私も!」

 

「じゃあ俺かぼちゃ煮オレでお願いー」

「僕はコーラで」

「俺は麦茶かな」

「じゃあ俺プリンシェイクでお願いするわ」

 

 

....そういえばイリーナ先生はどうなったんだろうか、と思い教員の席を見てみると寝巻き姿で烏間にちょっかいをかけるイリーナ先生の姿が見えた。

ああ、大方おこ烏間先生に地味な服にされた腹いせなんだろうな...烏間先生ドンマイ。殺せんせーはなんか陽菜乃の班と黒ひげ危機一髪をして...ない。なんだアレ、殺せんせーの人形がタルの中に入れられてる。顔もなんかうざってえな...

 

そんなことを考えていると飲み物調達女子ーズが戻ってくる。よし、プリンシェイクを飲んだら改めてシノビガミをするとしますか!!

 

 

 

―――このプリンシェイクはプリンとカラメルの二層構造になっていて、振ることでプリンがクラッシュされ、カラメル部分と混ざることで飲むスイーツになるという代物だ。缶の口が広く、飲みやすくなっているのも好印象だな。味はあっさりしていてガッツリ甘いものが飲みたいときには物足りないが、簡単な糖分補給がしたい場合にはお勧めだ。なお、この飲み物は振る回数、強さによってプリンの大きさが変わるため振り過ぎは注意だ。お勧めは軽めに6~7回振ることだ。少し大きめに崩れるから結構贅沢な感覚で飲めるぞ」

「葵君!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで修学旅行一日目が過ぎて行く.....

 

 

 

 

 

 

 

 

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