異世界へ召喚されてしまった男性のハーレム世界期   作:桐野 ユウ

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アイルスの様子見

アイルスside

 

私は今鳥の姿に変身をしてこの男ラウル・ランページたちの旅に同行をしていた。お姫様を中心にエルフに魔術師、ダークドラゴンにグラキエル・・・・・・さらに召喚士にスライムなどの仲間が加わっている。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「どうしたのですかラウルさま?」

 

「いや何でもない、何か知らないが誰かに見張られている感じがする。」

 

「見張られている?」

 

全員であちこちを見ているがまさかこの男が・・・・・・私のことを言っているのだろうか?この男油断ができない・・・・・・

 

「ぴきーーーーー」

 

「スラッシュどうした?」

 

「主よどうやら敵がでてきたようじゃ!!」

 

あれは確かこの辺のモンスターだな?確か名前は「エビマテン」と「カニナイト」だったかな?

 

「あれはエビマテンにカニナイト・・・・・・この辺のモンスターですね。」

 

「OKならこの武器だな?ソニックアロー」

 

ふぁ!?武器を生成をする能力ですって!?

 

「さて主よどうするかの?」

 

「いつも通りだな・・・・・・」

 

「主さまここは私にお任せをしてもらってもよろしいですか?」

 

「レシア?」

 

「ダークドラゴンの力をお見せしましょう。はああああああああああああああ!!」

 

レシアと呼ばれた女性はダークドラゴンへと変わりカニナイトたちは驚いている。そりゃあそうでしょうね。ダークドラゴン自体はだいたいは魔王さまの近くらへんに住んでいる生きものですからねそれがこんなところで現れるなんて思ってもいなかったでしょうね?

 

しかもこの個体おそらく最近まで族を纏めていた人物で間違いない。女ドラゴンでありながら頂点にいたドラゴンがいた。ただ最近になって行方不明になっているとは聞いていたけど・・・・・・

 

あ、口から灼熱の炎を出してカニナイトたちがこんがりやけていく。美味そうじゅるり・・・・・・は!!違う違う何を考えているのかしら?

 

「こんがり焼けましたね(笑)」

 

「あぁそうだな。てか美味いのか?」

 

「おうカニナイトは焼けばうまいからのーーーどーれ。」

 

グラキエルがカニナイトのはさみのぶぶんをぶちっと引きちぎるとそこにはこんがり焼けているために白身などが出ていた。

 

「どうしますか?こんなところで放置をしておきますと・・・・・・」

 

「うーむ今日はここで昼飯タイムとしますか。」

 

「そうじゃのーーーー」

 

「では調理をいたしますね?ってレシアさんがもうほとんどしたのでラウルさまお皿などは出せますか?」

 

「ちょちまってくれ・・・・・・ほれ。」

 

な!!皿まで作ることができるなんて・・・・・・って彼は便利屋みたいなのね・・・・・・って見ると本当こいつを慕っているわねこの子たちは・・・・・・エルフたちも彼に懐いているしってスライムは変身をしてって変身?

 

「マスターーーーーーむぎゅーーーーー」

 

「スラッシュいきなり抱き付いてくるな・・・・・・」

 

なるほどこのスライムは人間を食べたことで変身ができるようになるのね・・・・・・っておかしいわね?そんなスライム聞いたことがないわよ・・・・・・・とまぁ見物をしているとラウルって男が私のところへとやってきてしゅたっと置いた。

 

「ほらお前も食べろよ?鳥の姿をしても食べれるだろうけどさ・・・・・・」

 

・・・・・・・・・え?今なんて言ったのかしら?鳥の姿をしても食べれるだろうけどさ・・・・・・ってもしかして私ばれている!?

 

「ん?どうした?」

 

・・・・・・この男・・・・・・本当に何者だろうか?

 

アイルスside終了

 

ラウルside

 

さっきから鳥の方から何かを感じていたけどやっぱり変身をしている姿なんだなと俺は思っていた。なんでわかるかって?魔力だよ・・・・・・おそらく変身魔法を使っている影響かもしれないが魔力が放出されている感じがしたんだ。

 

鳥の方を見ると汗だくになっている気がするな・・・・・・まぁばれてないと思っていたけどばれているんだよなーーーーほかの奴らも知っていたから黙っていたけど。

 

「お前バレバレだぞ?てか戻ったら?」

 

アイルスは観念をしたのか光りだして鳥の姿から魔法陣を発生させて人間の姿に戻った。

 

「・・・・・・お主はアイルスではないか。」

 

「グラキエル知り合い?」

 

「おう魔王軍の魔導士参謀をしていたやるじゃ。だがお主がなんでラウル殿の鳥になっていたのじゃ?」

 

「・・・・・・気になったからよ。」

 

「「「気になった?」」」

 

「ぴきー?」

 

「そうよ魔王軍と戦う勇者以外にも戦っている人物をこの間のスイレーンでのこの方の戦いを見ていたのよ。」

 

「あーあの時感じた視線はお前だったのかってありゃ?」

 

そうしゃべっていると俺の左手の契約の印が光りだした。

 

「それって!?契約の印!?はう!!」

 

放たれた契約の印の光が彼女に当たり印の方を見るとアイルスって名前が追加されていた。

 

「ほーうアイルスよかったのーーーお主ラウル殿と契約されたぞ?」

 

「な!!」

 

彼女は左手を見るとそこには俺と同じ契約された証がつけられた。

 

「まさか契約印をもっているなんて思ってもいなかったわ・・・・・・なら仕方がないわ。このアイルス、あなたのために働くわよ?これでも魔法に関しては色々と覚えているからよろしく。」

 

魔法か・・・・・・確かに俺は創成を作る能力があるが魔法はセレーヌがいるからな・・・・・・けどグラキエル曰く魔法で彼女に勝てる奴はおらんほどか・・・・・・って待てよ俺って魔王軍の参謀を抜き取った感じだよね?やばばばい・・・・・・

 

「はぁ平和な生活が終わりそうかな?」

 

「主?」

 

「なんでもなーいよ。とりあえず次の街へと行きますかな・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

俺はため息をつきながら次の街へと向かっていく。何事もなければいいけどなーと思いつつ勇者たちはやく魔王倒せ。




次回 ラウルたちは新たな仲間アイルスを加えて次の街へ到着をした。街に到着をしたがどうも雰囲気が変だと思いスラッシュに偵察させるとロボットたちが人間を奴隷のように働かせているというのを聞いた。

次回「奴隷の街。」

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