その日私は悪に変わった。   作:水戸 遥

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やばい。やっぱ筆が進むわ。


私はなんてことをしてたんだろう。

入学式当日──

 

「今日から私も武偵か……本来なら捕まる側の私がその側に行くってどんな皮肉よ」

そう思いながら私は入学式に参加するために講堂へと歩みを進める。

「そういえば今年のSランクって4人いるらしいけど、私以外の3人って誰だろ」

あ、ここが講堂かな。とりあえず席順はないみたいだから適当に座ろうか。

 

*****

 

私が座ってから10分ほど経つと、入学式が始まったけど校長の話だけで終わってしまった。

なんでこんなに短いのかと言うと、校長の姿がまるで記憶に無いのである。ほんのさっきの出来事だと言うのに。

そしてすぐに教室への移動となり、私は1年C組のようだ。

 

*****

 

教室に着いて本を読んでいると、どこからか視線が、と言うか試験の時にもそうだったけど、例により妹だった。

てか居たのね。お姉ちゃん気づかなかったよ。

向こうは私が姉に似てるのか、それとも姉であるのか確信に至って無くて話しかけられずに居るようだ。

放課後にでも話しかけに行こうかな。

あ、先生が入ってきた……なんかあの先生目が据わってない?

「おーい、席に座れ〜」

しかもなんか気だるげだよ。

「えーとなんだっけ…あそうそう。東京武偵校に入学おめでとう。私がお前らの担任の綴だ。これから3年間よろしく頼む。そんじゃあ、この後は授業も無いからかいさーん」

……終わっちゃったよ。ホームルームも無いの?すごい適当な学校ってことが、とりあえず分かったね。

さて、レキは〜あ、いたいた。

「ねぇ、レキさん。ちょっと話さない?」

「良いですよ。私もあなたと話したいと思ってたので」

「それじゃあ〜」

私は地図を取り出し、ある一点を指す。

「ここまで行くから、着いてきて」

「分かりました」

そして2人で、ある一点。看板裏と書かれていた所へ歩きだす。

 

*****

 

さて、着いたね。

「ねぇレキさん。私に聞きたいことがあるんだよね?」

「はい、単刀直入に申し上げます。結衣さん。あなたは…」

 

"私の姉ですか?"

 

やはり来たか。その質問が。

「さて、どうだろうね?聞きたいなら…」

「もちろん聞きたいです。答えたくないなら、『放し』をするまでです。」

放しとは、鬼の狙撃手が一定時間に1回攻撃し、逃げる側はその攻撃に耐えるか勝たねばならないものである。

「良いよ。やろうか、放し」

「では5分間の制限時間とし、1分間に1度あなたを攻撃します。その攻撃を──」

「──知ってるからいいよ。やろうか」

「では、スタートです。」

レキは静かにドラグノフを構え、私は対になる形でナムちゃんを構える。

「逃げないのですか?」(あれは、私の姉と同じ銃……)

「逃げないよ。あなたに勝つにはこの方法しかないしね。」(やっぱり困惑してるね。)

「そうですか……」(私のことを知っている。いや、やはり……)

タタァン

短く乾いた銃声が響く。

少しズレたその音は、周りに響き渡ることなく、静かに空へ消えた。

タァン

次に鳴ったその音は2つ同じタイミングで、響く。

「なぜ当たらないのですか?」

「何でだろうね」

「あなたには勝てそうにありません。降参します」

「やっぱりそうなるよね。レキ?」

私はレキと離れる前に見せたことのある笑顔を見せる。

すると……

「結衣さん。あなたは……」

「ごめんね、レキ。色々会ったんだよ…レキの考えてる通り、私はお姉ちゃん。ルカだよ」

そう告白すると

「やはり。そうでした…か……」

そう呟き、下を向いてしまう。

「れ、レキ?」

私がそう呼ぶと。

「私がどれだけ寂しかったか、泣きたかったか…わかり、ますか?!」

と、泣きながら、それでいて嬉しそうな顔をしながら走り寄り、抱き着いてきた。

「ごめん、ごめんね。レキ。もう離れたりしないから」

「もちろん…ですよ……!」

 

あぁ、私はなんてことをしてたんだろう。これからはこの子を泣かせるようなことは、したくないな。

レキを抱き締めながら、空を見上げ私はそう心に誓った。




評価ください。切実な願いです。評価ください。
(大事なことなので、2回言いました。)

おふざけ会を挟みつつ原作編進める感じでもいいですか?

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