魔法少女リリカルなのはStrikerS~次元を司る現人神~ 作:黄金馬鹿
~蓮樹side~
「で、エリオに引き続いて保護する事になったのか。このロリコン」
「ねぇ、なんで今日はそんなに刺々しいの?あとロリコンじゃないよ?」
翠屋にて。僕と暮羽は桃子さんお手製ケーキと士郎さんご自慢の超美味しいコーヒーによる贅沢なおやつを頂いている
いや、ほんとこれは贅沢だわ。エリオとキャロちゃんもここに慣れてきたらすぐに連れてこよう。きっと虜になるさ
「お前な、特訓する側もどんだけキツいか分かってるのか?」
「分かってるよ……ただ、キャロちゃんがそう望んでるんだし、それにエリオも便乗しちゃったんだし……子供のお願いを断る訳にもいかないでしょ?僕は教えるの無理だし」
そう。実は、キャロちゃんの特訓の件をエリオも聞いたらしく、エリオも強くなりたいと言い出しちゃった
あんなにキラキラした目で上目遣いで見られたらさ、断りきれないよ。あの純粋な目は僕にはキツイ。っていうか痛い
あぁいう子供を見ると思うよね。なんで今の僕たちはこんなに汚れてしまったんだって
「あの時は体の年齢に魂が引っ張られたせいでなんか常にハイになってたから受けちまったんだよ。今は落ち着いてきたしそういうのはなるべく断りたいんだが?」
へぇ~……なんか最近ちょっとクールになってきたと思ったらそんな裏事情が……
「……まぁ、別にいいさ。教えるのには慣れている。伊達に、百励の巫女を何人も育ててきてない」
「ほんと?助かるよ」
「子供の願いを無垢にするのは神としてどうかと思ったからな。だが、スパルタだぞ」
「分かってるよそれくらい」
すずかちゃんやなのはちゃんから特訓がキツかったって聞いたことあるしね
暮羽の馬鹿みたいな強さはどうやら生まれつきとか言ってたけど本当なのかな?
まぁ、多分長生きしていく間に自然とついていったんだろうね
本人は歳をとりすぎたただのジジイとか言ってるけど、その外見で言われてもねぇ
「話は聞かせてもらった!」
「うわっ!?才賀!?」
と、なんかいきなり才賀が背後から現れた
い、いつの間に……
「魔改造だってな。宝具持たせようぜ宝具」
「お前は何を言ってるんだ……まぁ、こっからは人に聞かれるとマズイから外で……」
「認識阻害の魔法を張っておいた。まぁ、話し合おうぜ」
と、テーブルの椅子に座る才賀
「って仕事は?」
「早めに終わったんだよ。だから、ブレイクタイムとしてここに来たらお前らがいた訳」
成程ね
って、そういえばさっき宝具持たせようとか言ってたけど……
「宝具って持たせちゃ危険なんじゃ……」
「大丈夫だろ。あいつらが使い方間違えると思うか?あ、すいませ~ん。コーヒーと翠屋特製シュークリームを二つくださ~い」
まぁ、確かにキャロちゃんとエリオが使い方を間違えるなんて到底思えないけどさ……それに、才賀の宝具って何故か非殺傷設定に出来るみたいだし……
「って渡したところで真名を開放できないでしょ」
「それが出来るみたいなんだよ。俺が許可したらな」
えぇ~……投影宝具じゃないんだしさ……って、投影宝具も投影した本人か本来の持ち主位しか使えないけども
「で、何渡すつもりだ?」
「そうだな……エリオは確か雷使えた筈だし……ミョルニルを……」
『子供に持たせていいもんじゃないだろそれ!』
ミョルニル!?ミョルニルってあの雷神トールのあのハンマーだよね!?
あんなの子供に持たせたらオーバースペックもいいところだよ!しかもなんで王の財宝に神の武器が入ってるの!?
「むっ……まぁ、そうだな。おっ、きたきた」
「お前な……神々の武器をそう簡単に扱えるとか思ってんじゃないぞ」
おっ、現役の神様からのお達しだ
「そうなのか?」
「……試しに俺の刀持ってみろ。まともに魔力すら込めれんぞ。しかも、水姫に至っては手に取ることすら出来ない。対妖の力もいつの間にか備わってたからな」
「……それ最早宝具の粋じゃん……」
いや、でも神様の使ってる武器だしそりゃ宝具にもなるか
「まぁ、マイナーな宝具とかなら良いだろ……例えば……レーヴァテインとかどうだ」
「レーヴァテインか……炎の魔剣。いや、杖か」
「ご名答」
レーヴァテインか……でもそれって結構有名どころだよね
ゲームとかだと強めの武器にデュランダルとかと並んでるのをよく見るし
「なんでか知らんが、こないだ王の財宝を漁ったらFateシリーズに出てきた宝具の他に出てきてない宝具までゴロゴロあってよ。そんなかにレーヴァテインとかミョルニルとか。あと、ロンギヌスにミストルティンとかあった。しかもカリバーンや干将・莫耶のオリジナルまであった」
それはまたカオスな王の財宝だこと……
「しかもさ、なんかレーザーガンとか機能停止して動かないレイジングハートとかどこぞのオンラインデスゲームの世界の主人公さんが使ってた黒い片手剣とかもあったんだよ……完全にあれ未来とか並行世界の英雄とか主人公とかが使った武器片っ端から入ってるよ……ヤベェよ……こえぇよ……誰か引き取ってよマジで怖いよ……」
「うわぁ……」
「……まさかそのレーヴァテインって……」
「なんか黒い尻尾みたいな形してた……」
「か、返してこい!今すぐ返してこい!」
「無茶言うなし!!俺だって今すぐ土下座のワンランク上の土下寝して返してきたいさ!!」
「土下寝っておま、それただうつ伏せになってるだけだろ!」
「ヤベェよ……ヤベェよ!!」
「ヤベェのはお前の王の財宝だ!」
うわぁ、カオス
あと暮羽さんや。魂が体に引っ張られてますぜ
「あらあら、元気ね~」
「はは、すみません。うるさくしちゃって」
「今はお客さん丁度いないしいいのよ」
あ、確かにお客さんが今ちょうどいなくなってる
「はっ!も、もしかして……才賀。こんなもの入ってないか……?」
と、何か暮羽がメモ用紙を取り出してそれに何か書いて差し出した
ん?矢尻?
「そ、それ……まさか……」
「あったらマジでヤバイぞ……」
「ち、ちょっと待て……」
と、才賀が王の財宝に手を突っ込む
そしてなにやら弄ってると、急に才賀が顔色を悪くする
そのまま取り出したのは……
「ま、マジであった……」
石で出来た矢尻だった
なにあれ?
「し、仕舞え!!」
「分かっとるわ!!」
そして手を再び王の財宝に突っ込み、
『オレンジ!』
「な、なにか聞こえた!!?」
「む、無視しろ!無視するんだ!」
うわぁ、カオス(二回目)
何故こうなったし
「ま、まぁともかく。明日からエリオとその……キャロって子の特訓をするぞ」
「えっ、早い」
「決まったんなら即実行だろうが」
……大丈夫だろうか。あの子達のトラウマ的な意味で
で、そのまま解散して次の日になったわけなんだけど……
「はい後二週~。頑張らないと追加が入るぞ~」
『は、はい!』
鬼畜だなぁ、暮羽。腰にロープ巻き付けてその先にブロックを二つ乗せたタイヤを着けてサッカーのコート五週って。子供にやらせることじゃないよ
まぁ、暮羽はその横で二人の五倍の量のタイヤとブロックをロープで腰に巻き付けて息を切らさずに平気な顔して走ってるんだけども。二人ともその暮羽に負けないように頑張ってるし
本人は自分の筋トレにもなるとか言ってたけど、あれはもう筋トレと言っていいのか不安だけども
「何よあれ」
「お~、なんか頑張ってるぜ」
「熱血漫画の特訓みたいですね!」
「あ、霊夢ちゃんに魔理沙ちゃんに早苗ちゃん。やっほ」
と、暮羽による特訓を見学していたら、幻想郷三人組が来た
どうやら散歩してたみたい
「……へぇ、あっちのピンクの子、中々の霊力持ってるじゃない。あっちの赤毛は何故か殆ど霊力が無いけど」
「まぁ、その赤毛は魔力はかなりあるぜ。なんだっけか。リンカーコア?とは別の私たちが使う魔力の方だけどな」
「なんだか、その子は霊力が不自然ですね……まるで作り物の器に無理矢理魂を込めたような……まぁ、気のせいですよね」
す、鋭い……まぁ、心霊関係のスペシャリストだし、一目見ただけで分かるのも仕方ないか
まぁ、いう必要もないし黙っておこっか
「筋トレねぇ……私には必要ないわね」
「お前確か素でサマーソルトとか出来たよな」
「あんくらい普通よ普通」
「普通は巫女はサマーソルトしないのぜ」
何そのチート運動神経。そういえば、体育とかで一人だけバク転とかしてたようなしてなかったような
「はい終わり。十分休憩」
「つ、疲れた……」
「ハァ……ハァ……ゴホッゲホッ」
倒れ込むキャロちゃんとエリオ
う~ん……キャロちゃんの方が体力はあるみたいだね。まぁ、野道を歩いてきたんだし当たり前か
「同年代の女の子に負けるとか恥ずかしくないのか~?」
「そ、それを言われると……」
「なら頑張れ。十分後に腕立て伏せ十回やって腹筋十回。それを三セットやっといてくれ」
『は、はい!』
二人にそれだけ言うと、暮羽が手を振りながらこっちに来る
「いやぁ、筋いいわあいつら」
「そうなの?」
「とりあえずランニングでぶっ倒れるだろうと思ってたからな。ぶっ倒れたらそれに合わせた特訓を積み重ねさせていくつもりだったが……やりきるとはな」
暮羽はあれだけ走ったのに汗は少しかいてるものの、息は全く切れていない
そういえば、暮羽が息を切らした所なんて殆ど見たことないかも……
「……あっちのピンクの子、もしかしたら後方支援に向いてるんじゃない?前衛で戦うような感じはしないけど」
霊夢ちゃん、それ正解です
「何でそう思った?」
「勘よ」
勘で物事当てるのは可笑しいと思ってると、魔理沙ちゃんが霊夢の勘は異常な程に当たるんだぜと言ってきた
「まぁ、そうだな。だが、後方支援ですと言って近付かれたら戦えませんとか馬鹿らしいだろ?お前らだって白兵戦もある程度は出来るだろ?」
「それもそうね」
え?そうなの?と聞くと、頷いた
あくまで主に使うのは弾幕ってだけで、格闘も出来るって早苗ちゃんが教えてくれた
「今日はあの腕立てが終わったら1回俺と模擬戦する。その時に好きな武器を持たせて戦わせてみる」
「武器を持たせるの?」
「素手よりはマシさ。素手の方がマシのやつもいるけど」
そうするとエリオは槍でキャロちゃんは……ナックルグローブかな?とてもじゃないけど剣とか槍とかブン回すキャロちゃんは想像……あれ、何でだろう。出来ちゃう
「さて、そろそろ終わったか。んじゃ、ちょっくらやってくる」
そういうと、暮羽はちょうど腕立てをしている二人の元に行った
さて、どうなるかな?
「そんじゃ、次は模擬戦だ。二人とも、好きな武器をとれ」
そういうと、暮羽は次元から木製の槍やら剣やら弓やらをゾロゾロと取り出して地面に並べた
なんか斧槍とかモーニングスターっぽい片手棍とか三節昆とかマイナーな武器まで勢ぞろい
もしかして、昨日作ってたのかな?あ、ナックルグローブは革製だった
「えっと……どれにしよう……」
「実際に持って手応えを確かめてもいいぞ」
すると、二人は各々の使いたい武器を手にとって自分の思うように振るう
エリオは斧槍とかのロマン武器を中心に振ってる。キャロちゃんは……え?両手剣?
で、結局エリオは槍。キャロちゃんは両手剣になった。なんでさ
「よし、なら俺はこれで行く。さぁ、思う存分挟み撃ちなり不意打ちなり好きなように打ってこい」
暮羽はその中から普通の木刀を手に取り、他をしまった
「いいか、先に言っておくが、俺は剣の他に体全体を使うぞ」
暮羽はそういうと、さぁかかってこいと行った。その瞬間、エリオが駆け出した
「やぁぁ!!」
エリオは構えた槍を一気に突き出す
「いい突きだ。だが、」
暮羽は横に避けると、エリオの足を引っ掛け、転ばせた
「素直すぎる」
転んだエリオはすぐに立ち上がって、槍特有の長めのリーチで木刀の範囲外から一閃
「おっと。考えたな」
だが、暮羽はいとも簡単にそれを足で弾き返した
その時、ソーっと寄ってきたキャロちゃんが思いっきり両手剣を振りかぶり、脳天めがけて振るった。だが、暮羽は顔だけ横に逸らして、両手剣を人差し指と中指で掴んだ
「う、動かない!?」
「いい考えだ。相手が俺じゃなかったら隙ができたんじゃないか?」
暮羽は指で挟んだ両手剣を固定したまま、木刀だけて槍の猛攻を凌いでいる
「ほいっと」
「うわっ!?」
暮羽が後ろのキャロちゃんの足を払い、両手剣を動かしてそのままキャロちゃんを両手剣ごと投げ飛ばした
「へっ、ちょっ!?」
そしてエリオと激突。うわぁ、痛そう
「ほらほら、そんなもんか?」
「いたた……まだまだ!」
「げふぅ……」
エリオの鳩尾にキャロちゃんの後頭部が入ったらしく、エリオがのたうち回っている
うん、狙ったね暮羽
「さぁ来い、キャロ」
「セァァァァァ!!」
両手剣の切っ先を下に向けて走り出すキャロちゃん。暮羽は片手で木刀を持ち、ゆらりと構える
そして、横薙ぎに体重を乗せて放たれる斬撃を暮羽は木刀でいとも簡単にパリィする
「いっつ……」
「ほらほら、お前はまだ俺に筋力では負けてるんだ。真正面からじゃ勝てないぞ?まぁ、好きなように打ち込んでこい」
どうやら、暮羽の力づくのパリィで腕が痺れたらしいキャロちゃんだったけど、すぐに両手剣を握り直して振るい始める
暮羽は全部木刀で軌道を逸らしたり、普通に紙一重で避けたり
「まだ剣に振られているぞ。振られるんじゃない、振るんだ。こんな感じにな」
暮羽がキャロちゃんの両手剣を蹴りで上に弾き飛ばし、落ちてきたところを自分で持つ。そして代わりにキャロちゃんに木刀を投げ渡し、上段に片手で構える
「防げよ?」
キャロちゃんが木刀の両端を握って防御の構えを取る。その瞬間、轟!!と音が離れたここまで鳴り響き、キャロちゃんを防御の上からはじき飛ばした
な、なんつー馬鹿力……
「まぁ、今回は終了だ。流石にあれだけ特訓してからだったから疲れてただろうが、二人ともいい動きをしてたぞ」
ザクッ!!と地面に両手剣を刺す暮羽
「二人とも筋は悪くない。だがキャロ。お前は両手剣に向いてないと思うぞ。もっと軽い武器を使って手数を増やした方がいいと思うぜ?」
……やっぱり。女の子だし、筋力で言えば男の子には負ける。だから、手数で敵を翻弄していけばいいと僕も思ってたけど……
「その……蓮樹お兄ちゃんが使ってたから……」
あ、僕のせいですね。すみません
「……そうか。なら、家に帰ってからも腕立てとかちゃんとしろよ。まずは筋力をつけろ。エリオもな。一ヶ月間、今日やった事を平気で出来るようにしてきたら、今度は魔力運用及び霊力運用。それを応用した飛行と身体強化、さらに回避能力と飛行の強化のために無数の弾幕を避ける練習をする。本格的な武器の扱いはそこから学ばせる。俺が合格を出せたらお前ら専用の武器とデバイスをやるから頑張れよ」
『はい!』
……えっ、飛行?
二人とも空戦は出来なかった筈なのに……霊力なら出来るのかな?
と、キャロちゃんとエリオが疲労が限界なのか、倒れ込むと、二人をかついで暮羽がこっちに来た
「鬼畜ね」
「甘くしてどうする。ほら、お前の弟分と妹分だ」
「はいよっと」
完全に眠ってる二人を暮羽から受け取る。軽いな~
「で、だ。魔理沙。エリオに飛行を教えてくれないか?俺には魔力運用は分からないんだ」
「水姫に頼めばいいんじゃないか?」
「あいつが魔法を使い出したのはかなり後でな。その時には妖力で飛行していた」
「まぁ、分かったぜ」
「あと蓮樹。二人がサボらないように見ておけよ。それと、栄養価の高い食事をちゃんと取らせて毎日十分な睡眠を取らせて家でも自主連がしたいと言ったら体が壊れない程度にしてやれ。それと、二人へのマッサージを忘れるな。暫くは特訓が終わったら筋肉痛が待ってるだろうから、風呂でのマッサージと特訓が終わってからの柔軟を忘れるな。で、体力がついてきて二人が自主的に走る距離や重りを多くすると言ったら必ず俺に言え。俺がいいと言ったら重りや距離を追加していいって事にしろ。それと、二人ともまだ握力も十分じゃないからホームセンターでハンドグリッパーを毎日何回かやらせておけ」
「お、おう……」
ま、まぁ要するにしっかりと食べさせてしっかりと休ませてしっかりと鍛えさせろって事だね。大体分かった
「んじゃ、俺はこの子らのデバイスを作ってくる」
「え?作ってくれるの?」
「市販のじゃ物足りねぇだろ?流石にインテリジェンスは作れねぇが、アームドなら作れる」
流石万能の神様。何でも出来ちゃうね
「んじゃあな。ちゃんと休ませてやれよ」
そう言うと、暮羽は手を振って帰っていった
……さて、僕も頑張ったこの子らを休ませようかな
~暮羽side~
さて、特訓も終わったし……
「よう、才賀。アレを受け取りに来たぜ」
才賀に例のモノを渡してもらいに来た。二人には最高の武器と最高のデバイスで戦ってもらいたい。だから、才賀には要らないアレを用意してもらった。実はついさっき連絡して用意してもらったばかりだ
「暮羽か。ちょうど見つかったぜ」
そう言って才賀が取り出したのは白銀 に光り、一部に金色の装飾のある両手剣と刃が赤く光る一本の槍だ
「これがそうか……」
凄い神秘性が秘められているな……流石宝具なだけある
「真名は『龍をも斬り裂く聖なる剣』と『世界を統べる運命の槍』だ」
「……これまた大物だな」
まさに宝具って感じだな
「本当にいいんだな?」
「あぁ。許可は出しておいたからあいつらにも使える筈だ」
「なら、ありがたく受け取らせてもらう」
二つの武器を丁重に次元へと仕舞う
さて、これからデバイスのパーツでも……
「暮羽、これから暇か?」
「ん?暇だが?」
まぁ、デバイスのパーツはいつでも買えるしな
「なら、いっちょ模擬戦をやってくれないか?色んな宝具を試したい」
ほう……まぁ、さっきの模擬戦は二人の今の技術力はどんなもんか調べるもんで俺にとっちゃ模擬戦にはならなかったからな
「いいぞ。全力で来いよ」
「手加減して勝てる相手じゃないしな」
二人で外に出て才賀が結界を張り、ある程度の距離を離して構える
「行くぞ!
才賀の両手に何本もの魔力の回路が生み出した白黒の双剣が握られる
干将・莫耶だっけか?
「ハッ!」
それを回転させて投げ飛ばす
新しい戦術だな。だが、
「当たらねぇよ」
そんなものに当たる俺ではない
「まだだ!」
さらにもう一対の干将・莫耶が生み出され、今度は上空に投げられる
「
さらにもう一対の干将・莫耶が
「
さらにもう一対の干将・莫耶
「
今度は三対の干将・莫耶が同時に投げ飛ばされる
「
そして、才賀が手を掲げる
「|Withstood pain to create weapons. waiting for one's arrival《担い手はここに独り。剣の丘で鉄を鍛える》」
ま、まさかこれ……自分の力を引き出すための暗示か!?
「
行け!干将・莫耶!!」
上空を旋回していた干将・莫耶達は一斉に引き合うかのように俺へと突っ込んできた
ったく、先行譲った気でいたらこれだぜ!
「だが、甘い!」
それを全て霊力糸で絡めとり、防ぐ。この程度じゃ当たらんよ
とか思ってたら干将・莫耶が大爆発を起こした
「
投影・開始!」
流石にマズイと思い、バックステップで爆煙から離れる。が、才賀は突っ込んできた
その才賀の手には魔力の回路が浮き出ている。その数、27本
「ウォォォ!!」
そして、生まれたのは石のようなもので出来た、斧とも剣とも言えそうな武器
や、ヤバイぞあれは……俺ならともかく、水姫のような妖の存在には一撃必殺にもなるぞ……
いつの間にあんなもんを投影できるようになったんだあいつは……いやぁ、心底嬉しいねぇ
「行くぞ!!」
それを振りかぶり、迫る才賀
なら、こっちも神聖の武器で挑むとするか
「来い!」
取り出したのは俺の刀。こいつはその剣に勝る神秘性も秘めてるぜ
なんてったって何万年も俺と共にいた刀なんだからな
「セイッ!ハァ!!」
「重いしいい斬撃だ。だが、甘い!」
その剣の猛攻をはじき飛ばし、一閃。それを真っ二つに斬る
「投影・開始!!」
赤と金色の装飾のついた棒が才賀の手に召喚される
「『如意金箍棒』!!」
魔力を纏ったそれは光を放つと、俺へ向かって一直線に伸びてくる
如意棒かよそれ!
「フッ!」
如意棒を刀で弾く。が、リーチが長過ぎる。高速でぶん回されると流石に弾くだけでは足りなくなる
だったら
「たたっ斬る!」
如意棒を斬り裂く。すると、すぐに如意棒は消えた
「まだまだァ!投影・開始!!」
そして今度生み出されたのは捻れた剣
「
それかは放たれたのは横に広がる大斬撃
今まで弓で打ち出す事しか見たことなかったが本当はそういう宝具か!
「四重結界!」
それを四重結界で防ぐ
さて、今度はこっちの……
「
場所が一瞬にして空中に歯車の並ぶ荒野へと変わる
ったく、反撃はさせないってか?それに
「ここは無限の剣製であって無限の剣製じゃない。『エミヤシロウ』の固有結界ではなく、正真正銘『俺』の固有結界だ」
だが、荒野は一瞬にしてその姿を変える
地面は草原。真上はヒビの入った硝子。他の空は剣と盾で埋め尽くされている
「まさに俺の心象風景ってやつか」
「……なるほど」
「さぁて、やろうか」
瞬間、俺を無数の剣が囲む
「やっぱ厄介だな……霊擊!!」
それを全て霊擊で弾き飛ばす
「I am the born of my sword. 投影・開始!」
霊擊を行ったその数瞬の間に才賀はこちらへと接近してきた。その手には干将・莫耶。背後には無数の剣
「マスタースパーク!」
その無数の剣をマスタースパークで消し飛ばす。だが、その間に才賀は射程圏内へ
「ハァァ!」
振るわれる干将・莫耶を全て刀だけで防ぐ。まだまだだな。この程度じゃ負けんよ
「Steel is my body.干将・莫耶オーバーエッジ!」
だが、振るわれるその最中、干将・莫耶が一瞬で形と大きさを変えた
「あぶっ!」
不意を突かれる形で振るわれるそれを上半身を逸らして避ける
お返しに顔面に霊力弾一発ぶち込んで後退する
「いっつ……投影・開始!」
だが、それは間違いだったようだ。才賀の手に真っ黒な弓が現れ、背後から赤色の槍が姿を現す
それをつがえ、思いっきり引く
「突き穿つ死翔の槍!!」
おまっ、それは弓で発射していいもんなのか!?
まぁ……
「無駄だけどな」
新幹線真っ青な速度で飛んできたそれに拳をタイミング良くぶち当て、吹っ飛ばす
「…………あるぇ~?」
「お返しだ。魔槍「スピア・ザ・ゲイボルグ」!!」
そしてお返しにスピア・ザ・ゲイボルグを投げ返して才賀を吹っ飛ばす
そして才賀はそのまま気絶。結果、俺の勝ち。やったね
しかし、ゲイボルグ一発で気絶してしまうとは情けない。無限の剣製は気絶と同時に解除された
「お~い、起きろ~」
才賀の脇腹を蹴っ飛ばし無理矢理起こす
「ぐほぁっ!……もっと優しく起こせんのか」
「なんだ?添い寝して耳元で囁かれるのがいいか?」
「なんだよその究極の二択……しっかし、なんでゲイボルグが弾かれたんだ?当たったら爆発するのに」
「爆発する前に殴り飛ばせばいいだけだ」
「もうお前英霊になっちまえよ。ゲイボルグ効かなかったりエヌマエリシュ相殺したり心臓貫かれても無事だったり……もう聖杯戦争に参加しろよ。聖杯戦争楽勝だから」
「バトルジャンキーでもないし特に願い事もないから願い下げだ」
もう願い事なんて大体叶っちまってるからな……うん。強いて言えば死者蘇生だが、そんなん蘇生された方が迷惑だろうに
「さてさて、俺は帰るとするよ」
「ん、そうか。俺も投影技術磨かないとな」
「それ以上になるとどうなるか楽しみだ。じゃあな」
そんじゃ、デバイスのパーツ買いに行きますか。最高級のパーツで組んじゃるで~
と、言うわけでキャロとエリオはFate系&東方系の改造を施していきます。そして持たせる宝具はオリジナルです。おそらく、そういう話が好きな人とか、ちゃっとググったら真名はすぐに分かると思います
そして、才賀の戦闘方針は宝具ぶっぱから投影による白兵戦になりました。好きな武器は干将・莫耶らしいです
さらに才賀の王の財宝が超カオスなのが発覚。もう色んなものがぶち込まれてます。ドラ(ピー)もんの4次元(ピー)ケット並に色々と入ってます
もし、宝具の真名の予測がついて、正解か確かめたい場合は感想欄にて一言感想と共に送ってくれればお答え致します
でわでわ