ポケットモンスター 夢追う者と去る者2   作:Blueクラーケン

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古代の意思とナイトメア

「何なんだよこれは!」

俺の前に現れたのは巨大な石板だった

 

「・・・・・・・・」

ふむ。何が書いてあるか俺には分からなかった。学者ではなかったからな。

 

「しかしこの石板、運び出したら何億するだろ?ピッケル持ってくるべきだったぜ」

あるのは逃走用謙脅し道具のC-3爆弾ぐらいだ。

解体し金塊と称して売り込めば、巨万の富が手には入るだろう。

 

でもそれより先に

 

「起きてください!ピカチュうパイ先!!」

ん~?起きない。興味ないのかな?

寝顔は可愛いのだけど、ここ最近は良く寝てる。

疲れているのか?

 

そうこうしていると

 

『「アンノーン」』

アンノーン達がこちらを見ている

…どうやらここはアンノーンの住み処では無いかと悟った。

ただ何かを伝えたくて、ここへ連れてきたそんな感じがある。

 

「でも、肝心の文字が詠めないんじゃ意味がない」

学者のトレーナーと会った時に教えてもらえばよかったー。そんな後悔をしながら頼まれていたこと思い出した。

 

「あ!パイルさんに洞窟の中を報告する約束しているんだった!」

でも「この洞窟の中に古代文字が記された石板があった」と言っても信じてもらえるだろうか。

もしくは何もなかったと報告するのもアリかもね。

 

「うん!そうしよう。」

言い訳は帰りにでも考えて今は他に何かをないか辺りを探索をするの後先決だ。

 

「でも、辺りにはなーんもないでち」

まるで石板を建てる為だけに造られた空間?なのかな

憶測を立てていると

 

「…誰だ」

 

「!!」

 

俺の前方から声が聞こえた。

え、誰かいる!幽霊?

…替えのパンツ有ったかな?………あ、ふんどしあったわしかも赤の。

 

「……ふんどし真拳、覚えておけばこんなことには」

自分の不甲斐なさを呪う。

ヤバイよぉ。段々とこっちに近づいてきてる何とかしないと。

 

取り敢えず、濡れたおパンツを赤ふんどしに替え。

気持ちリフレッシュ!

 

「ピーカァー」

「パイ先!?」

ピカチュうがいきなり寝覚め、臨戦態勢に入っている。

(よし、行けパイ先。俺は取り敢えず、応援してる!)

上手く声が出てこない、へ、へへ。膝が武者震いしてる。

 

暗闇の靄を纏いその姿を現した。

「何故?お前がここにいる!立ち去れ」

 

「ダ、ダークライ。何でいるんだ?」

ダークライはシンオウ地方のポケモンだ。準伝説クラスが他の地方に現れた事例なんて聞いたことがない。

 

「貴様に答える義理はない。」

ここで石板を守護する役目を持っている?

情報が全然ないから予想しか立てられねぇ。

 

「な、何なんだよここは!訳が分からないまま、おめおめと帰ってたまるか!」

理由も分からず去れ、なんて納得できるか。

俺はダークライに向かってそう叫んだ。すると

 

「…いいだろう。この場所に何なのか、それくらいは話そう」

流石に無知な相手を直ぐに追い返したりしてこない、ダークライなりの筋なのかな。

でも君。映画では僕たちの味方?だったよね。

 

「この場所はお前達人間と我々の争いを終わらせる為に作られた憲章。最も、人間でこれを知っているの御三家、位だがな」

何を言っているか分からない。御三家なんの事だ?

 

「アンノ―ン」

アンノーン達はダークライに近づき、対話?をしている。

 

「…ふん。彼奴の仕業か、しかし、読めもしない人間を導くとは無意味だと思うがな」

ダークライはアンノーンの言葉を理解している?

ニャースでさえ解らないのに、何で!?

 

アンノーンとの対話が終わった時、ダークライはこちらに体を向けた。

 

「さてと、人間。此処から退場してもらおう」

!?チョイチョイ!ダークホールをこっちに向けないで。

この時私は自分がいかに無力だと痛感した。

 

だけど!!

 

「ピカチュう、エレキボール!」

どうにか逃げようと、ピカチュうパイ先に命令を出した。

が、しかし相殺には至らずダークホールを食らってしまう俺。

 

「うげっ」

威力は落ちてはいるが、体から脱力感と眠気が襲う

 

「くそ。ね、眠くなって… 」

意識が遠くなっていく、あのボールの特性なのか?

俺は意識が途切れる中、ダークライがピカチュうにもかって何か言っている…

 

「お前は…になって、この男…とはな」

「ピ…う。……ウ」

「…ほう、そう…ことか。…好きに…いい。だが…の…きお…は…て……ぞ」

 

(一体何を話してzzz)

そこで俺の意識は途切れてしまった。

 

~AM:2:00 黄泉の洞窟前~

 

「すまないね。君にはこの世界の真実を見せたかったけど、今はまだ無理みたいだ」

僕=パイルは寝ている少年を見ながら一人、謝罪しながら話を続ける。

 

「ダークライが君に攻撃した事は僕にとっても予想外だった。ごめんよ」

返事は…寝ている為、寝言しか返ってこない。当たり前だ。

 

「君が起きたら中の記憶は消えている、すまないが僕にはどうしようもなかったんだ」

サトシの頭上に浮かびながら、消えかける身体に不満を呟く。

 

「…ほんと。お偉いさん達の身勝手で僕はこの洞窟で死んでしまった。本来なら天国とかいう場所に行くはずだったのに、使命を受けたら幽霊としてこの世に留めれた」

けれど、悪い気分ではなかった。

 

「でも、もう消えなくちゃいけない。使命は果たされた。死んでいるけどやっぱり未練を感じるよ」

霊として各地の地方を見てみたり、家族・友達がどうしているのか?

色んな物を見届けた。もう十分だ、大分待たせてしまったけど仲間たちの所に戻らなきゃ。

 

「じゃあね」

そして、人知れず消え行く魂が一つ旅立ってしまった。

だがその男性に恐怖はなく、満足げに飛んで逝いった。

 

~AM:7:00 黄泉の洞窟跡地前~

 

「……はっ!(゜ロ゜)」

俺は洞窟の前にいた。寝ぼけた頭を覚醒させる。必死に眠ってしまう前、何があったかを思い出す。

 

けれど

 

「………何も思い出せない」

パイルさんに洞窟探索を頼まれ…そこから…何だっけ?

 

「え、俺何を視たんだ。これじゃあ、パイルさんにどう報告すればいいんだよ!」

パニックになった思考を冷静にして、辺りを見回してみる。

すると、自分が入っていった洞窟を見つけた。

 

【入口が崩落して誰も入れなくなった洞窟を】

 

「ふ、封鎖されてる。何時だよ。何時!」

入り口は崩れていた、行っている最中に崩落したのか?いやいや、それなら俺はどうやって帰ってきたんだって話。

出口が他にあってそこから脱出したのならここの近くに出るのはおかしい。

 

恐怖に駆られながら、ちらっと横に苔の生えた墓と枯れた花があった。

 

「うぇ!汚い、掃除してないなこの墓。おっ?花束があるけど枯れている。けど…ん?新聞の切れ端だ」

あまり見たくはなかったが、此処を記載されているかもしれない。そんな考えの元、見てみると

 

「えーと何々。1896年7月中頃、政府の計画で洞窟を工事。崩落事故で死者多数」

それにはこの洞窟での死者が名簿が載ってあった。

 

その中にはパイルさんの名前も記載されていた

 

「うぁぁぁぁ!」

切れ端を手から離し、尻餅をついてしまう。

 

ガクガク震えた身体で俺は気づいてしまった。

 

「え?100年以上は前の事故なら、今朝会ったあの人は…」

幽霊という非科学現実的なものは信じていなかった、俺の体から冷や汗が出始めた。

 

「ハァハァ。もうやだ、こんな所から早く離れなくちゃ」

もし、他に幽霊でもいたらきっと失神して何されるか分からない。逃げなきゃ!

走ろうとした時何か、俺の足に引っかかった。

 

「あー痛って。何なんだよもう!?」

俺は早く、ここから出なきゃいけないのに。

文句を言いながら、何にぶつかったのか見た。

 

「なんだ、ただの小石かよびっくりさせやがって。」

小石をひょいっと、適当な所に投げた。

すると、投げた方向に木になっている空洞の中に何かある。

 

「あれ、なんだろう?」

何だか、見に行かなくちゃいけないと感じた俺はその木に向かった。

 

「サトシへ

本当なら会って謝罪をしなくちゃいけないはずだけど。もう、この世にいる時間も少なくなってしまって文字も書けなくなってしまった。ただ一言ごめんよ。それと図々しいかもしれないけど、君は忘れないでいて欲しい。

最後に君の夢に幸があらんことを。       パイルへ」

 

「まったく。あの人は勝手な人だね」

 

とりあえず

 

「花買ってきますね。綺麗な花を」

少ししか会わなかったけど、幽霊なのかもしれない。

それでもサトシはニビシティに戻り、買ってきた花束を遺言通り墓に供えた。

ピカピカに磨かれた墓の前に

 

 

 

 




本当ならアンノーン文字を使う予定でしたが、なぜか文字起こしができなくなってしまってできなくなりました。

次回からカスミさんから母親の行方を聞き出すことから始まる予定ですのでよろしくお願いいたします。
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