ポケットモンスター 夢追う者と去る者2   作:Blueクラーケン

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ピカチュウの口からサトシとの決別の話を口にした後、ニャースの口からロケット団の内部事情について語りだす。


悪の組織も時代の流れには逆らえない

ロケット団の意外な事情を聞いて、思わずグラスがピカチュウの手から離れてしまった。

 

「ロケットコンツェルンCEOが倒産したって聞いたが、本当なのか?」

ピカチュウはここぞに言わんばかりに、自分を捕獲しようとしていた組織に在籍していたニャースに聞いてみた。

 

「それがニャー。実はというとうち等の組織ってカントー地方まあ、今では田舎だけどそこに拠点を置いていたんにょ」

確かにピカチュウの記憶でも、カントー地方が最初の出会いだったなと思い出す。

 

「実際。おみゃーらが別の地方に向かうのも、ニャース達が請け負っていたんだにゃ。 その度にサカキ様の命令で、ロケット団の支部を作りつつ追ってたんにゃ」

「今だからこんなこと言えるニャス」と、ピカチュウに迷惑をかけたニャスと一言詫びをいれた

 

「最初の頃は何とも無かったけれど、うちらの他にも悪の組織が有りすぎたり、時代が進むにつれて新しい地方に人が集まり続けたその結果。経営難に陥る前に見切りをつけたニャス」

サカキ様は先を見通す事が出来たから、こその神業ニャース

 

実際、部下達の退職金や次の転職先も提供したそうだ。

 

「サカキ、本当に悪の組織のボスかよ」

 

ピカチュウは頷きながらも、昨日のニュースを思い出していた。

(マグマ団とアクア団が経営赤字で、書類送検の末に捕まったのはそういうことか)

 

「今はNという青年が裏の世界のカリスマとして君臨していると聞いているニャス。まあ、うちらにゃもう関係のない話にゃけど」

 

ニャースはマンハッタンを口にしながら「今ではその男に惚れた若者が彼の元に集い、成長し続けている組織ニャス。時代は変わったニャスネ~」

 

「ああそうだ。サカキは結局どうなったんだ?」

ピカチュウはそれとなくロケット団のボスの現状を、聞き出そうとした。

影から自分を狙われたら面倒だからね

 

「うにゃー、ちょっと待っててくれニャス」

ゴソゴソとニャースが懐からスマートフォンを取り出し

 

「ホレ、今はこうなっているニャス」

「どれどれ」

其処にいたのは若かれしサカキが椅子に座り、その膝にペルシアが心地良さそうに寝ている写真だった。

 

「ニャース。これは違くないか?」

ニャースは慌てて「ま、間違ってしまったニャス。」

とスワイプして「こ、これニョス」舌を噛みながら見せてくれた。

 

「…は?」

 

其処には前の写真と構図は変わってなかったが、椅子にはニャースとペルシアが仲良さそうに頬をすりながら、多分息子とじゃれあっていた。

 

そして

 

その椅子の後ろに家政婦の格好をしている…サカキの姿があった。

 

「この間に何があったー!!」

動揺を隠せなかった。あまり対峙したことはなかったが、少なくてももっと威厳はあったはずなのに

 

「何でこいつ(サカキ)いい笑顔して、写真に写っていんだよ」

その写真のサカキは、満面の笑みを浮かべていた

 

「サカキは今じゃあ、ニャーの専属家政婦として大活躍中だニャー」

 

「ソーナンス」

ソーナンスも事情も知っていたらしく、どうやら仕事を紹介したらしい。

 

「いやニャー、悪のボスで独身だから、掃除のテクニックがあって本当に助かったニャス」

ニャース曰く「洗剤といえどメーカーによって多種多様、色んな物を使わず掃除を語るなど言語道断!」

「毎日同じ所を吐き掃除を無駄と申す者は、今すぐ1から出直せ。もしくは俺直々に指導してやる」

 

「…悪の親玉も大変やね」「ソ~~ナンス」

ピカチュウの精一杯のセリフだった

 




サカキさんは実際、(この世界線では)家事などに興味を持っていて解散した後に学び今の職業家政婦にたどり着いた。

正直なんでこんな設定になったかとと言われても俺も知らん
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