八幡達は異世界にて奮闘する。   作:もよぶ

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八幡念願の専業主婦になります。

5/6 気になったのでストーリーとは全く関係ないですが小さい所を修正しました。


第二十四話

材木座の件を雪乃達に相談したらやはり弁当宅配は手間がかかるので折を見て決めようという事になった。

その代わりめぐり先輩と戸塚が孤児院を手伝うと言ってくれた、さすがめぐりん、子どもの扱いも得意そうだ。

戸塚は材木座に心底感動している模様、材木座は下心半分だというのに戸塚はピュアだな、やはりそのままの君でいてほしい。

いろははそのまま現場補助を継続するとか、んで肝心の俺だが

 

「八幡、今日のお弁当の内容は何かしら?」

雪乃達に弁当作る係に任命された。

それだけではない、弁当だけではなくうちの連中の家事全般をやらされる羽目になった。

「専業主夫の夢が叶って良かったじゃないの?主夫谷くん?」

クスクスと笑う雪乃

「ハッチー主夫って、それってあたしの・・・あわわわ何でもない!」

結衣さん何慌ててんですかね?

「比企谷くん、ホントの主夫になる気は無いかな?お姉さん頑張るけど?」

「先輩が主夫・・・いえそういうのはキチンと手順を踏んでからお願いしますごめんなさい」

この人たちは本当に何を言ってるんですかね。

 

面倒なのは洗濯だ、色々厄介そうなので下着関連は自分で洗うように通達をした。

女子の下着とかそういう趣味は無いが、普通に嫌だろうし、材木座の下着を洗うなんぞ言語道断だ。

それでもたくさんある、しかも陽乃さんとめぐり先輩も同じ宿舎に寝泊まりすることになったので洗い物が増えて面倒である。

しかも女性陣の服は異様に多い、毎日違う服を着ているのには意味はあるのか?

 

洗濯機なんてないので洗濯板、ものすごい重労働だ

「こんなはずでは無かった気がするんだが・・・」

専業主夫って家で家事やって暇な時間はゴロゴロという生活だったはずだが・・・

考えても無駄なので今日の業務を淡々とこなすことに専念しよう。

 

「これが終わったら夕食の買い出しに行くか・・・」

冷蔵庫もあるし、皆早く帰ってくるので最近は外食ではなく宿舎で取ることにしていた。

夕食は食材そろえておけば俺じゃなくても雪乃達がやってくれるからな。

 

「戸塚のとこに行きたかったなぁ」

材木座の野郎何気にハーレムじゃねぇか!

 

洗濯物を干して買い物に行く準備をしていると街の方からカーンカーンと非常事態を伝える鐘の音が聞こえる。

こういう場合、火事かモンスターの襲来か兎に角ヤバイ事態であることは間違いない。

 

俺は急いで戦闘用装備を身につけると走ることにした。

まずは一番近い工事現場だろう、行ってみると既に雪乃と陽乃さんといろは、結衣が戦闘態勢を取っていた。

えーこの人たちは武器を現場に持ち込んでいるのか?

ともかく何が起きたか聞いてみるか

 

「今来たばかりでよくわからんが何があったんだ?」

「先輩!あそこ!あそこにトカゲみたいなのが何匹かこっちに向かって飛んできてるんです!」

 

といろはが空を指差すが何も見えない

「なんにも見えないが・・・トカゲ?疲れて幻覚でも見えたんじゃね?」

「んもー!先輩!真面目にして下さい!」

そんな怒ってますよポーズをとられてもな、見えんものは見えん

 

「先輩!わたしはハンターの技として魔力で一時的に視力を上げることが出来るんです!だからあそこにいるのが見えるんですよ!」

ああそうか、ならそうといってくれれば、と思っていると青空に黒い点が出現する。

 

「おい、あれか?」

「そうです!ってあれ?誰か乗ってますね?」

トカゲの背中に?ドラゴンライダー的な?

かっこいいけどドラゴンとかヤバそうな臭いしかしないんだが

 

「ともかく非常事態なので冒険者の人は領主様の館前の広場に集まるようにとさっき伝令の人が走り回っていたよ、私達も行かない?臨時報酬出るかもよ?」

と陽乃さんは先に行ってしまう。

俺たちも後を追うことにした。

 

途中、戸塚とめぐり先輩と合流する、材木座は孤児院の防衛をするとかで残ったらしい。

館前は混雑しておりアダムさんは冒険者の人達に色々指示を出していた。

「おお!君たちも来てくれたのか!すまんが非常事態だ!街の防衛に協力してくれ」

 

偵察の話によると飛んできているのはワイバーンでこのまま真っ直ぐ飛んでくるとなると館の直上を通過することになるとか。

しかも誰かが乗っているとなると明らかに何かの目的があって来ているのは間違いないとのことなので、冒険者を領主の館を中心に街のあちこちに配置して不慮の事態に備えると言う事で俺たちも館の近くに配備された。

 

空を見てると黒い点は大きくなっておりワイバーンと分かる位の大きさになっていた。

どうやら館に向かって降下してくるようで高度がどんどん低くなっているのがわかる。

 

「冒険者の諸君は戦闘態勢を維持!私が合図するまで手を出すな!」

アダムさんが表に出てくるとそう指示を出す。

 

「何気にかっこいいなあの人」

「そうですね、ただの美味しい物好きのヒゲハゲのおじさんじゃなかったんですね」

いろはよ、お前なにげに酷いな

「こんな世界に生きているんですもの、いざとなったら皆を統率して戦うぐらい出来ないと領主なんてやっていけないのでしょう」

雪乃さんはその位楽勝で出来そうですけどね、あとその後ろで意味もなくこちらにウィンクしてくる姉の人なんか言うまでもないでしょう

 

ワイバーン達はそのまま館の前の広場に着地をする。

 

「意外とデカイな」

10メートル以上はあるだろうか、見た目は微妙に悪く本当にトカゲの前足が翼になりました感が凄いってか葉山はこれ倒したとか言ってたな、どうやって倒したんだろ?

 

「国王陛下の使いで参りました」

ワイバーンに乗っていた男がそう言った。

国王?ワイバーンってまさか、アレか!

「葉山様の提案によるワイバーンを使用した輸送経路の拡大に成功しましたので領主殿にご報告がてら荷物を輸送してまいりました。こちらの物を陽乃様とそのご友人たちにお渡しするよう国王陛下からの命令です」

 

と男達はワイバーンに括り付けられた樽やら箱を下ろしにかかる。

中身は米やら香辛料の類がたくさん入っていた

「これは胡椒かしら?これは唐辛子?茶葉もあるわ!他にもいろいろ・・・」

雪乃が興奮気味だ。

 

「本当は航路やら陸路の改善から行くんだろうが、いきなり空路とはな、大航海時代は訪れる間もなかったな」

「そんなことはどうでもいいのではないかしら?ここはファンタジーの世界ですもの」

 

「ねぇハッチーあれってドラゴンと違うの?」

「ドラゴンは翼の他に前足がある、ワイバーンには後ろ足と翼だけだ」

と他にもドラゴンは魔法が使えるやら言葉がはなせるやらとワイバーンとドラゴンの違いについてのうんちくを語っていると、荷物をあらかた下ろし終わったらしい男達はアダムさんに書類が入った箱を渡していた。

 

「ではこれから物資の運搬等は我々が定期的に行うことになります、細かいやり方は先程お渡しした書類に記載されておりますので領主殿は熟読下さい。それと陽乃様とご友人達に国王陛下より伝言です」

「なんすか?」

またメンドクサイ話じゃないだろうなと思っていると

 

「酒場が完成したら食事をしに来るので開店日が分かり次第伝えてほしいとのことでした、では私どもはこれにて失礼します」

とワイバーン達はバサバサと飛び立っていった。

クロネコヤマトの宅急便じゃなくてミドリワイバーンの宅急便?

ゴロが悪いな、とどうでもいいことを考える。 

 

「嵐のようだったな」

「先輩、これどうすんです?めっちゃいっぱいありますよ?」

樽やら箱やらがたくさんある、どうにもならんぞこれ、なんか持って帰るのメンドクサイと思ったがちょうど近くに収容できそうなところがある事に気が付いた

 

「アダムさん、一時的にこれ預かって解いてくれませんかね?酒場が出来たら一日食い放題にしますんで」

一瞬嫌そうな顔をしたが食い放題という言葉に目を輝かせる

「そういうことなら仕方ないな、あーすまんがみんな手伝ってくれ!」

 

とその辺にいた冒険者に手伝ってもらい館の中に保管してもらうことになった。

これで調味料関係の問題は解決だ、食材の確保もなんとかなるだろあとは建物の完成を待つのみとなり、俺の重労働な主夫業務はしばらく続くことになった。

 




ファンタジー系の異世界って科学で作らないといけない物が自然にあるので科学って発展しない気がするんですよね。
色々考えてるとそんな気がします。
最もその辺は設定次第でどうとでもなると思うですが
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