八幡達は異世界にて奮闘する。   作:もよぶ

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書き溜めが切れたので更新が滞りました。


第三十八話

「今日はもう休みにしようぜ」

一日で色々あり過ぎて正直整理が追いつかない

 

「そうだね、いくら大義名分があったとはいえあんなことあった直後はちょっとやりにくいかな?」

「そうね、姉さんの言うとおりね、私もちょっと疲れたわ、結衣さんも休ませないといけないし」

結衣を膝枕しながら雪乃は心配そうに言っている。

とりあえず結衣を部屋に運び込むと今日は店じまいにすることにした。

 

「しかしあいつ大丈夫かな・・・」

今日の葉山の様子は尋常ではなかった。

 

「彼なりに信念を貫こうとしているのかもしれないけどちょっと危うい気がするわね」

珍しく雪乃も心配そうだ。

考えても仕方がない

「俺は掃除でもしてるから後は各自勝手にやってくれ」

皆何か色々言いたそうだったが議論しても意味は無いだろうし、戸塚も興奮状態だったから落ち着いてもらわないといけない、とにかく今日は時間が必要だろう。

明日からは通常営業するからと皆に言うと俺は無心で床の雑巾がけをすることにした。

 

次の日から営業は再開したわけだが女性達、特に結衣にちょっかいをかける人は全くいなくなってしまった。

店では声をかけられなくとも街に出るとたまに男が寄ってくることがあるのだがそれすらも無くなっていた。

やはり昨日のことがあったからだろうか?

 

現在買い出しに出かけているわけだが、特に結衣に対する態度が全く違う、今までは露店とかにいくとスケベなオヤジとかは胸をガン見してきていた、しかし今は微妙に怯えた目つきになっている。

 

「ハッチー、なんか街の人の視線がいつもと違うんだけど・・・」

「まああんなことがあったからな、放電しながら死んじゃえはさすがに怖いわ、俺でも怖い」

「ゴメン・・・」

「謝るな、むしろこれで余計なちょっかいかけてくる人いなくなって安心だろ、色々と」

「そうね、結衣さんはお菓子を上げると知らない人にもふらふらとついて行ってしまいそうですものね」

「ちょっとゆきのんなんだし!んもー!」

結衣さんはお怒りモードである

「ふふふ、冗談よ、でも本当に安心かしら?」

雪乃はうれしそうだ、結衣は無防備なところがあるからちょっと心配ではあったんだよね

 

「やっぱハッチーも安心する?」

結衣は顔をぐっと近づけてくるのでちょっと焦ってしまう

「あ、ああ、そりゃそうだな」

「えへへー」

結衣さん俺の腕を抱きしめないでくれますか?

当たってるんですですよそのあなたの体の一部がですね・・・

 

「結衣先輩ばかりずるいです!!」

いろはがよくわからんことを言って空いてる方の腕を抱きしめてくる

「お前ら買い出しに来たんだぞ?腕をふさがれると荷物が持てんだろうが」

 

「えーいいじゃないですかーたまにはデート気分になりたいんです!」

「デートってお前・・・おい、雪乃からもなんか言ってやってくれ」

 

「そうね、右手も左手も塞がってしまってるわ、私は八幡のどこに抱き着けばいいのかしら?」

「おまえら仕事しろよ・・・」

「あなたの口から仕事なんて言葉が出るなんて、明日は雪でも降るのかしら?」

「先輩が仕事しろって、すごいですね!」

「ハッチー、成長したね!」

 

「・・・もういいや、大志の野郎連れてくればよかった・・・」

買い出しの人選間違ったと思っても後の祭りである。

 

仕方がないので店でがんばってる陽乃さんや川崎に心の中で頭を下げつつ、少しの間だけ誰にも邪魔されないデート気分を味わうことにしたのだった。

 

数日後、その日は朝から雨が降っていた、雨が降ると客足は途端に落ちる、というか全くと行っていいほど来なくなる。

天候が荒れると冒険者も休業だから必然的に暇になるわけだが、雨が降っても風が吹いてもお休みだって南の島の大王かよ、ちょうど宿泊客も無く、昼時だというに完全に暇な状態だ。

 

葉山達はというと、先日この街に来た行商人の一団が食事に来た際、珍しいことに統率のとれたゴブリンの集団が一方向にむかって進んでいるというのを見かけたという情報を入手、詳しい話を聞きに行くということで雨だというのに葉山達は行商人達のテントに話を聞きに行っている、宿は高くつくから常にテント生活なんだそうだ、流石商人はがめつい、おかげで今日は三浦と海老名さんだけで食事をしている。

 

「そういえば優美子、隼人くん大丈夫なの?」

ここ数日葉山は表情こそいつものイケメンスマイルだったが、あんなことがあった手前どうにも近寄りにくい、街の人たちは葉山のことを英雄から守護神扱いにしており相変わらず持ち上げていたようだが、俺たちはというと結果として皆避けるような扱いになってしまっていたのだ。

実際奴から感じる雰囲気は今までと全然違うものになっており、ちょっと怖い感じがする。

 

「安心するし、結衣達が心配することじゃない」

「でも、なんか雰囲気がちょっと・・・」

「結衣、隼人はあーしらに人殺しは絶対させないっていってた、北の領地で起きたことも結衣達に話したっしょ?元の世界に戻れたら、ここでやったことは罪に問われることは絶対に無いけどやったことは消えないから全部自分で背負うって、そういう事もあるから雰囲気が少し違うように感じるのかも、だから結衣が心配することじゃない」

横では海老名さんがうんうんとうなずいている

 

「あーしらは何があろうと隼人についていく、死ぬもいきるも隼人と一緒、そう約束したし、結衣もそうっしょ?」

そういってあーしさんは盗み聞きしていた俺を睨みつける、いや睨む必要無いでしょうに

 

「う、うんどうなってもゆきのんとハッチーと3人で一緒にいるって・・・」

「ふーん3人一緒?んじゃ2人でヒキオと寝たの?」

 

ガチャン

 

紅茶を淹れようとしていた雪乃が手を滑らしてしまったようだ。

結衣はもちろん、川崎も陽乃さんですら動きが止まっている。

戸塚やめぐり先輩はいつものニコニコ顔だ、なんか動じないなこの二人、小町と大志は聞いていけないと思ったのか一緒に奥に引っ込んでいった。

ちなみにいろはは買い出しに行っており今はいない、いたら大騒ぎしていたと思う。

 

「え・・・ゆ、優美子?ななな何言ってるの?寝るってそんなできるわけないじゃん!」

 

「ま、ヒキオにそんな甲斐性求めても仕方ないか、でもあーし隼人に抱いてもらった、他に想っている人がいるとか言って拒否られたけど、でもそれでもいいといって強引に抱いてもらった」

 

「え!ほ、ほんとに?・・・で、でも優美子はそれでいいの?」

「さっきも言ったっしょ?あーしはなにがあろうと隼人についていく、世界が全て敵にまわってもあーしだけは隼人の味方をするってそう決めた、だからあーしはあーしのできることで隼人を支えていくつもり」

結衣はなにも言えなくってしまったようだ、俺も何も言えん、あーしさん男前すぎるだろ

 

「あと結衣は勘違いしてるかもしれないけど・・・」

とあーしさんが話しかけた時だった

 

「先輩!大変!大変なんです!」

買い出しに出かけていたいろはが戻ってきた。

 

「副会長と書記ちゃんが大変なんです!」

「おちつけ、何が大変なんだ?」

「出来ちゃったそうなんです!!」

ものすごい慌てっぷりである

 

「何ができたんだ?材木座の新兵器でも完成したのか」

「先輩!ふざけないでください!男女で出来たといったら一つしかないじゃないですか!」

 

は?まさかアレ?男と女がアレがナニしてああするとできるアレか?

「いろはさん、もしかして藤沢さんが?」

雪乃が恐る恐る聞いるが、おそらくそれか?

 

「ハイ!妊娠したそうです!」

 

マジかよ、あーしさんの話も衝撃的だったが本牧の奴の方がもっと衝撃的だ。

「気分が悪くなって医者にいったら妊娠してるって言われたそうです!おかげで鍛冶屋の店長さんは大喜びで今妊娠記念で大セール中なんですよ!これは買うしかないです・・・じゃなくて!どうしましょう!先輩!」

 

「どうしましょうって・・・どうすりゃいいんだ?」

おめでとうとでも言えばいいんだろうか?

こういう時のマナーとかはよくわからん、そういうときは困った時の陽乃さんだ。

 

「ま、まー私もよくわかんないからみんなでお祝いに行こっか?」

流石の陽乃さんも軽く動揺している模様、ともかく雨が降って暇なのを幸いにこの場にいない材木座や平塚先生も呼んで全員で本牧のところに押しかけることにした。

葉山達はいつ戻ってくるからわからんそうだが

「あーしらが代表でいくし」

と言ってたから問題は無いだろ。

 

鍛冶屋につくと確かにセール中の看板が立っている、雨だというのに客が結構入っているようだ。

「比企谷・・・どうしよう・・・どうすればいいんだ?」

店に入ると完全にうろたえている本牧に出くわす

 

「どうしようってお前、俺に聞くなよ・・・」

「本牧殿、こうなったら腹をくくるしかないであろう」

なんか材木座がやけにイケメンだ

 

藤沢は奥の部屋にいるらしい、店は店長と奥さんに任せてとりあえず上がらせてもらって全員でお祝いの言葉を伝えた、それから女性陣だけで話があるそうなので男の俺たちは部屋を追い出されてしまった。

 

「なあ比企谷、実は前々から二人で話会ってたんだが、今回ので決めた、俺たち元の世界には帰らないことにする」

まあやっぱそうなるよね

「まあいいんじゃね?これが無かったとしても色々辛いだろ」

「ああ、この世界に来て俺も沙和子も色々解放された気分になっていたからな、正直戻りたくはなかったが今回ので決心した、この世界に残るよ。でもお前らの手伝いはさせてもらうからな、武器の手入れは任せてくれ、あと要望があったら新しい武器も作るからさ」

 

頭を下げる本牧、まーこうなるだろうなとは思ってたんだがね、そういや材木座はどうするんだろ?

いい機会だから聞いてみるか

「なあ材木座、お前はどうするんだ?」

 

「八幡・・・すまぬ、我も帰りたくない、腕のこともあるが魔力が無い元の世界に戻ったらもしかしたらまともに腕が動くようになるやもしれぬ、だが我はこの世界で守りたいものが出来た、マリア殿はこんな我とずっと一緒に居たいと言ってくれるしベッドに入るといつも我に感謝の言葉をささやいてくれるのだ、それに冒険者連中をはじめこの世界の人たちは皆こんな我を受け入れてくれる、元の世界では我は嘲笑の的だし理解者なぞ皆無だ、それに貴様には言いたくなかったがいじめに近いようなこともされてたしな、両親には悪いが我はこの世界に骨をうずめようと思う」

 

「・・・そうか・・・そうなっちゃうよな、まあ葉山には俺からいっとくわ」

そういや平塚先生はどうするんだろ?

聞くまでもなさそうだが一応後で聞いとくか

「なあ八幡、我の左腕、もしかしたらこれが神が我に与えてくれたチートなのかもしれぬな、きっかけはどうであれ、この力のおかげであらゆる攻撃を物理、魔法にかかわらず、遮断、無効化できるようになった。単純な腕力でもその辺のモンスターなぞ簡単に握りつぶせてしまう」

 

「いや、その原因は・・・」

「謝るな!むしろお礼を言いたいぐらいだ!いや、言わせてくれ、八幡、ありがとう」

そういうと材木座は深々と頭を下げる

「やめろよ、もとはと言えば・・・」

「だから謝るなと言っておろう・・・そうだ八幡、忘れておった、元の世界に戻ったら我のパソコンのハードディスクとベッドの下の木箱を完全に焼却してくれ、絶対中身を見てはいけないし両親にも絶対に渡すなよ?大変なことになるからな?もし下らない負い目を感じているのであれば今いったことをしっかりと遂行していただこうか?」

 

その程度なら、と言いかけた時本牧もポンと手を打って

 

「そーだ忘れてた、比企谷俺のパソコンも頼む、あと俺は本棚の奥に隠してある雑誌を捨てておいてくれ、お前にも見られたくはないがこの際仕方がない、もっともお前は興味のない分野だと思うが、だから絶対他人には見せるなよ?」

見られたくないのはわかるがおまえらなんなの?そろって特殊性癖なの?アレか?リアル盗撮とかでもやってしまったのか?

俺もその手の本はあるけどそこまでじゃないぞ?

 

とここまで考えてアレ?と思う

「材木座、さっきベッドがどうとかって、お前もしかしてマリアさんと一緒に寝ているのか?」

「もしかしなくとも寝ているが?男女の営みのことを指しているのならほぼ毎晩やっておるが」

 

「は?毎晩ってお前・・・っていうかそうなると童貞なのは俺と戸塚ぐらいじゃないのか?」

海老名さんの態度見てると戸部となんとなくしちゃった感があるし、大和や大岡もあれだけもてはやされてるんだからやっていてもおかしくは無い

「まさか材木座に先を越されるとは・・・」

なんとなく悔しいと思っていると

 

「あのー八幡?ゴメン、実は僕も・・・」

は?戸塚までいったい何を言い出すんだ?

 

「戸塚、すまんが俺には戸塚を抱いた記憶が無いのだが?」

「あのー八幡?大丈夫?」

いかん、ちょっとショックで錯乱気味になっている

 

「一体誰と?」

「実は材木座くんの所に城廻先輩と泊まり込みでお手伝いに行ったとき、材木座くんとマリアさんのしている声が聞こえてさ、ちょうど隣の部屋だったから丸聞こえで、城廻先輩としばらく一緒に聞いていたら二人とも興奮してきてその流れでさ・・・」

 

は?流れで?マジデ?

「その時城廻先輩は今回だけって言ってたけど、それからちょくちょく隠れてね?声は出さない様に気を使ってしているから誰も気が付いていないみたいだけど」

顔を赤らめて衝撃的な発言をする戸塚

 

え?何それ、なんで俺の知らないうちにみんなやりまくりなの?ちょっとマテよ、あれ?もしかしてこの流れで行くと大志の野郎もまさか!

 

「なあ大志、あまり聞きたくないのだが・・・」

「お兄さん!安心してください!まだそこまではしてません!」

大志は堂々と宣言してくれたので若干ホッとしたが違和感バリバリである。

「そっか安心した・・・ってまだってどういう意味だ?説明しろよ、おい!ちょっと逃げるな!」

 

「大丈夫っす!小町さんを傷つけるようなことはしてないっす!むしろ喜んでいたっす!義兄さん安心してください!」

「貴様!喜ぶって何を!しかもなんか兄の字が違くないか?」

 

廊下でバタバタと大志を追いかけまわしているといろはがバーンと部屋の扉を開けて飛び出してきた。

 

「先輩!結婚しましょう!」

駄目だこいつとうとうおかしくなりやがった

「落ち着け、なんだかお前おかしいぞ」

 

「おかしくありません!しましょう!今すぐ!」

ダメだこいつ早く何とかしないと、そう思っているとドヤドヤと藤沢の部屋から女性達が出てくる

「雪乃、いろはが錯乱してるから止めてくれ」

「あら八幡?いろはさんのプロポーズを受けないのかしら?いつまでじらすのかしらねこの男は、あなたはまたうやむやにして答えを出さないつもりね?今度はそうはさせないわ」

「そうだよハッチー、結婚しよう?」

 

こいつらももう何が何だかわからん、この間から短時間で襲ってくるイベントが多すぎて頭の整理が追いつかない

「ちょっとマテ、なんでお前ら結婚とか言っちゃってるの?何が何だかわからんのだが・・・」

 

そんな俺の様子を見て

「はぁー」

と三浦がものすごいため息をついている

「ヒキオ、この世界は条件さえ揃えれば一夫多妻OK、条件っていうのは地域的に重要な物件の管理をしていたり、その土地を治めている領主様に許可を得ること、なんか他にも色々あるらしいけど、基本的に資産があって子孫を残す必要がある人は許可されてれば一夫多妻OKなんだし」

 

分かりやすい解説ありがとうございます、でどの辺が俺たちに該当するんだ?

 

「あんたの店、領主様に気に入られてるじゃん、ああなれば普通にOKだよ」

え?そうなの?

 

「副会長と書記ちゃんはすぐ式を挙げるって言ってます!先輩!私たちも上げましょう!」

いろはちょっと黙っていろ・・・っていつのまにか雪乃と結衣にも囲まれてるんですけど

 

「八幡よ、先日我と戦った時に言ったであろう、雪ノ下殿達が勇気を出した結果の貴様のとった態度よ、いきなり選べと言われたわけではないであろう、近くで見てると予兆のような物はあるのが丸わかりなのに貴様は勘違いだのなんだのと気が付かないふりばかりしおって・・・そこにムカついたのは本当のことだ、よいか!この世界で結婚しても元の世界では関係のないことだ!しかもいつ死ぬかもわからんのだ!悔いの無いようにやれ!」

なんか材木座から怒られてしまった

 

「お、俺のことよりお前はどうするんだよ!」

「うむ、我らは式はまだだな、新婚気分になるのは子供たちが大きくなったらだ」

「お前言ってること矛盾してるだろ!」

「どこも?我は悔いの無いようにと言ったのだ、我自信は悔いの無いようにマリア殿と生活しておる」

 

「三浦!海老名さん!そっちはどうすんだよ!」

「あーしらはそういうのはいい、あーしらのことよりヒキオは自分のこと考えな」

 

確かに答えを出すつもりだったがなんか色々すっ飛ばしすぎたろ。

ふと戸塚を見るとめぐり先輩とニコニコ笑ってこっちを見ている。

「僕たちは、そういうのとはちょっと違うかな?」

違うってあれか!体だけの関係か!戸塚って天使じゃなかったっけ?

汚れてるよ!天使じゃなくて堕天使の方だよ!めぐり先輩も大人の階段登りすぎててっぺんまで行っちゃってるよ!

 

「比企谷くん、年貢の納め時だね」

ちょっと陽乃さん何ニコニコしてとんでもないこと言ってるんですか

「この際だから私も比企谷くんと結婚しちゃおっか?そうそう沙希ちゃん?貴方も素直になった方がいいと思うな」

 

え?まだ増えるの?川崎も?何で?

 

「比企谷ごめん、雪ノ下さんや由比ヶ浜がいるからさ、あたしじゃ勝負にならないなって思ってた、でも本音を言うと」

そう言いいながらいきなり抱きしめられる

「重婚できるなら雪ノ下さん達に気を使う必要もないね」

そういうといきなりキスしてきやがった

「ん・・・」

 

「あー!ちょっとサキサキ!酷くない?あたしたちもまだなのに!」

「そうですよ!抜け駆けは反則です!」

「あ、ごめん、あんたらのことだからてっきりもうこのぐらいはしているのかと・・・」

「川崎さん?いえこれから沙希さんと呼ぶことにするわ、ちょっと今のはずるいわね、ペナルティとして初夜は見学だけね」

 

「おい何仕切ってるんだ?ちょっとマテ、一旦落ち着け、みんな一旦冷静になろう、あと陽乃さんは国王の件があるので俺と結婚したら国王に目をつけられるのでダメです!」

 

「んーじゃあセフレで、ほらーこんな綺麗なお姉さんを好き放題にできるなんて男子高校生ならあこがれるでしょ?」

「姉さん、ちょっと下品よ?」

「ふむ、若いとはいいな!しかし比企谷、これから先どうするかはお前次第だぞ?」

「先生!何で止めないんですか、無茶苦茶なことですってこれ、出来ちゃったあと帰れるってわかったら色々やばいでしょう!」

 

「一応避妊の魔法はあるから大丈夫だろ、プリーストなら習っているはずだしプリーストでなくてもその手の道具は色々あるから大丈夫だ、問題ない」

「・・・え?俺初耳なんですけど?」

本牧が困った顔をしている

「そりゃあお前ここのオヤジさんにはめられたんだろうな、まあ元々帰る気が薄かったし踏ん切り付かせるためにわざと教えなかったかもな」

「はめたのは本牧殿だがな!ガハハハ!」

「材木座!女性の前だぞ、TPOをわきまえろ!」

このデブここぞとばかりに下らない下ネタギャグを言いやがって、平塚先生に怒られてげんこつ食らってやんの、いい気味だ。

 

「まあ、ちゃんとすれば大丈夫だろ、私はたまに忘れるが」

ちょっとそういう事は聞きたくないですよ、先生の性事情とかちょっとやめてもらえませんかね

「静ちゃんも検査してもらった方がいいとおもうよ?相手も困るでしょ?」

「う・・・うむ、そうだな・・・」

「あと先生、聞くまでも無いと思うんですが一応確認です、こっちの世界に残るんっすよね?」

「すまんな比企谷、私はこの世界に残る、今は訓練所の教官補佐だがゆくゆくは学校を作ってみたいと思う、教育はどこの世界でも大事だ」

「やっぱそうっすよね」

 

ちなみにこの数日後平塚先生も検査してもらったところ妊娠はしていなかったそうだがなんだか複雑な顔をしていたのが印象的だった。




ふと思ったのですがファンタジー世界の出生率ってどんなもんなのでしょうね?
子供が出来ました万歳ってのはいくつかの作品で読んだ気がするのですが、現実の中世の時代って衛生観念?何それおいしいの?ってレベルですし、でも魔法が使えると話は違う気がするんですよね、もっとも作品によって違うとは思いますが。
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