ちょっと私生活が忙しくなったりSteamにはまったり他の所で別作品書いてたりしてました。
今回から闘技場編スタートです。
各キャラをピックアップしつつ整理する意味でもありますが、あんまし整理になってないかもしれません。
原作完結しちゃってますが、原作読むと俺ガイルのキャラってみんないいとこ悪いとこあって魅力があるんですよね。
書いてて楽しいです。
東の領地へとたどり着く、葉山がいる為案の定の歓迎っぷりだったのだが
「門は直っているけど街の配置が平塚先生がぶっ壊したままになってるじゃねぇか」
城門から館まで一直線に道ができていた。
館の前にいくつか建物があった気がするのだが
「なんかこっちの方が利便性が高いからとかで正式にこうしたらしいよ」
防衛的にどうなんでしょうねそれ?
ともかく全員東の領主の館へと案内され森の現状を確認することになった、無論こういう場は全部葉山にお任せだ。
「ゴブリンの一団は森からは出てはいないのですね」
「うむ、森へと続いているあらゆる道を監視していたがゴブリンらしきものは確認されていないと報告が上がっている」
葉山の質問に東の領主も困惑気味である、何しろ森には入れないのだから中で何が起こっているか確認しようがない。
「それと近隣の村にも確認したがゴブリンによる略奪や女性をさらうなどのことも起きていないらしい」
「それは逆におかしいですね、本当にゴブリン達は森に入ったのですか?」
葉山の疑問ももっともだ、あいつらはとにかく仲間を増やそうとするし人を見れば襲ってくる。
「それはこちらでも複数の目撃証言が得られたので間違いないはずだ、足跡も確認したしな」
「もしかしてあの森になにかあるのですか?」
「先代の王の時代、隣国を攻めるルートの開拓にできないかとかで宮廷魔術師達が中に入ってたことはあったらしいが内容は極秘とかで私も詳しくは知らされてないのだよ」
宮廷魔術師?それってなんだ?と思っていたら隣にいた雪乃から
「王様直属の精鋭のメイジ達のことよ、研究とかが主な役目」
とこっそり教えてもらった。
ともかく森に入らないとなんだかわからん状況のようだ、あとはベースキャンプの設置の為の手配やらなにやらの話になったので全部葉山とアダムさんにお任せすることにした。
領主の館から出た途端、平塚先生は兵士たちに取り囲まれた。
何事かと思ったら、先生のファンだそうだ、いつの間にか大人気になっていたようだ。
魅了されていたとはいえあの時の状況を覚えている人が結構いたらしく素手で矢を弾き返したり門を破壊したりととんでもない強さな上に、平塚先生は外見もスタイルも上の方だ。
皆話を聞きたいらしく人だかりができていたが、旦那がいると知れると一様にがっくりした顔つきになっていた。
平塚先生、この世界ではモテモテですね。
なんかファンクラブ的なものまでできてたみたいだ。
陽乃さんとめぐり先輩も大人気だった。
国王からの正式発表では葉山と陽乃さんが魔女を倒したことになっている上に、自分たちを操っていた魔女の顔を誰一人として覚えていないのが幸いしたようだ。
雪乃達も囲まれていたがこれは普通に見た目が美人ぞろいだからである。
客商売をしているおかげか、雪乃は愛想笑いができるようになっているせいで、男どもが群がりまくって大変である。
結衣といろはと小町がどうにか寄ってくる男をさばいている状態だがこちらも話かけられるので対応に困っている模様。
そこ!小町に話しかけるな!こういうときは大志の役目だろ!と思ってあたりを見回すと姉の川崎に群がる男どもを追い払っている模様、あいつも大概シスコンだな・・・
ちなみにマリアさんも相当な美人ではあるが材木座が隣にいる為誰も寄り付かない模様。
腕に怪しげな手甲をつけているうえにあいつは巨体だから皆怖がって目も合わせられないようだ。
一方俺はと言うと男どもから戸塚を守るので精一杯な状態、こいつは男だから!
でもかわいい、くそ!なんで俺は戸塚と結婚できないんだ・・・
そんなアホなことを考えていると
「困ったことになった」
打ち合わせが終わったのか館から葉山が出てきた、ただ浮かない顔をしている。
群がる兵士や男どもをどうにか追い払い葉山に詳細を聞くことにした。
「ここの領主様、協力をしてくれるそうだが交換条件を出してきた」
「なんだよそれ・・・無条件で協力するとかそんな話してなかったか?」
「ああ、そうなんだが是非にと言われてね、なんでも俺達の実力が知りたいそうだ」
「実力ってなんだよってまた厄介ごとか?」
「簡単に言うと俺たちと試合をしたいそうだ、平塚先生や陽乃さんの活躍を知ってる訳だし、俺たちも過大評価されてるみたいだな、是非一度お手合わせ願いたいと言うことらしい」
「んな暇ねぇだろうが、さっさと行かないとゴブリン共が・・・」
「俺も断ろうと思ってそういったんだが『それについてはちゃんと監視してるから大丈夫』だってさ」
やれやれといった顔で両肩をすくめる葉山
「そういうわけで君たち、ここは一つ頼むよ」
と後ろからひょっこり顔を出したアダムさん、ずいぶんのんきなものである。
「やるにしても全員戦うとか無理じゃないですかね、それに俺も自信ないんすけど」
対人戦なんぞ勝てる気がしない、雪乃や結衣が戦ったら間違いなく勝てると思うが、雪乃はすぐ息切れするだろうし、結衣は戦いたがらないだろう。
「まーそうだな、多分それについては全員ではなくて主に葉山くや陽乃くん、あと平塚さんの実力が見たいんだと思うよ?流石に全員はちょっと時間がかかりすぎる」
とアダムさん、まあ大方そんなことだろうとは思ったがなんだか不安である。
「あのーそれって僕たちも含まれてます?」
吉原さん達も不安そうな顔だ
「吉原くん達は特に何も言われてはおらんから残念ながら今回は応援だな」
アダムさんにそう言われて吉原さん達はほっとしているようだ。
ずるい!俺もそっち側に行きたい!
「まーそう深刻にならんでも大丈夫、試合用の魔法で大きな怪我しないようにいろいろカバーするから、実際のところ致命傷になったりはしない、お遊びみたいなもんだからさ」
とアダムさんはガッハッハと笑っているが不安しかない
とにかく試合をする会場の確認をしに行くことにした。
「なんすかこれ・・・?」
皆でぞろぞろ歩いてくると、スタジアムをさらに小さくした感じの建物がある、中に入ると体育館ぐらい広さの土地をそれこそスタジアムのようにぐるっと座席が囲んでいる状態だ。
ローマのコロッセオをものすごく縮小したものといえばわかりやすいか、いわゆる円形闘技場というものであろう。
真ん中には石畳のステージが設置してある。
「なんか世界史の教科書でみたような気がするが、こんな見世物みたいなところで戦うのか?」
「多分皆興味あるだろうから、仕方ないんじゃないかな?」
爽やかな笑顔で言う葉山だが比企谷は不満である。
「お前らはサッカーやらなにやらで衆人観衆の目にさらされながら試合とか慣れてるだろうがこっちはボッチだぞ?」
「八幡、あなたと言いう人は・・・」
雪乃はこめかみに手を当て呆れ顔
「柔道部の一件、あの時あなたも衆人観衆の前で豪快に負けてたじゃないの」
負けてたは余計ですよ雪乃さん、そして葉山はあーやっぱり見たいな面をするな、そうだよお前抜けたから俺が出て負けたんだよ!とちょっとだけ睨んだら
「あの時は試合中に抜けちゃってゴメンな」
だってよ!
そんなこと言われたら、うん君は悪くないよ、としか返せんだろうが!
最もあんときはいろはが迎えに来たのが原因なんだが・・・
「なんと言おうとこんなんだったら俺はやらん、比企谷くんは病欠ということでここは一つ・・・」
と逃げ腰の比企谷
「あはは、ハッチーらしいや・・・でもあたしも人と戦うのはちょっと嫌かも」
と結衣は暗い表情になる。
その状況を見てアダムさんはアゴをさすりながら提案をしてきた。
「ふむ・・・ではエキシビジョンということで比企谷君達数名で共闘して何か倒すってのはどうかね?それなら向こうも納得するだろ」
「何かってモンスターとかですか?モンスター程度ならまあ、ってか俺は戦うの決定ですか?」
「まあな、さっき言うの忘れたんだが、実は君も偉いさんの間では有名でね、影の実力者みたいなこと言われてるようだよ?それはさておき決まりでいいね?エキシビジョンのメンバーと試合出場のメンバー決めておいてくれ、んじゃ了解もらったってことで」
アダムさんはそう言うとさっさと戻ってしまった。
「ったく・・・んでどうするよ?」
面倒なことになったと比企谷は葉山へと向きなおる。
「そうだな・・・俺は出ないといけないようだし、他にも出場したい奴がいたら自己申告ってことでどうかな?」
そういうと葉山は自分のグループメンバーへ話をしにいったようだ。
やはりこいつは元の世界ではサッカー部の部長ということもありこういうことには慣れているようである。
そしてあいつのグループは軒並みリア充、イベントごとには積極的、元の世界ではちょっとイラつく存在だがこういうところでは心強い。
「んじゃあ俺達はどうする?」
比企谷は雪乃たちへと向き直り相談をすることにした。