八幡達は異世界にて奮闘する。   作:もよぶ

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トーナメント表です

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第四十四話

一回戦目第一試合

 

「大志、本当に大丈夫なのか?」

「お兄さん!俺は大丈夫っす!小町さんに勝利を捧げるっす!」

とまあ誰かと同じことを言ってやがる。

 

大志はそのまま闘技場中央のステージへ、ちなみに先ほど穴をあけたりオークが叩き割ったりしていたところは綺麗に直っていた。石畳を交換した模様。

「大志!無理はしないで!」

「大志くーん頑張ってー!」

紗希と小町が叫ぶ。

 

「小町、大志と本当になにやったんだ?」

「お兄ちゃん?今それ聞くの?ポイント低いよ?」

冷たい視線を食らってしまった。

 

ステージを見ると対戦相手が出てくる。

応援している人の声を聞くとどうやら相手は新兵のようだ、緊張しているのかぎこちない手つきで剣を振っている。

 

二人とも中央に向かい合って立つがどう見ても大志の方が不利に見える。

「あいつ本当に大丈夫なのか?」

またも同じセリフをつぶやいてしまう

 

「八幡よ!心配ご無用なり!」

次の試合に出るはずの材木座が話しかけてくる。

 

「刮目してみよ!大志!今こそ新しい力を示すのだ!」

材木座が叫ぶと

「師匠!わかったっす!」

と大志がマントをがばっと翻すと腰には剣が

 

「あれ?あいついつの間にファイターの訓練してたんだ?」

「訓練所には行っておらぬよ?我が秘密裏に特訓していたのだ」

 

え?マジで?そんなんでやれんのか?

「師匠!見ててくださいっす!速攻で決めるっす!」

 

「異世界の連中とはいえメイジが付け焼刃の剣技でファイターにかなうわけないだろ!」

相手の新兵はバカにされたと思ったのかイラついているようだ。

「くらえ!」

新兵君一気に間合いを詰めると大志の頭上に剣を振り下ろす

 

「豊穣なる幻の大地・・・ブラスティーサンドロック!」

 

大志が叫ぶと足元の石畳が砕け砂ぼこりとなってあたり一帯を覆う

「おい、今の・・・」

大変聞き覚えのある言葉である

「しっ、八幡黙ってみておれ」

 

砂ぼこりはすぐ晴れたが大志がいない

「あれ?あいつどこにいった?」

 

「空駆けし破壊神!メテオストライク!」

 

叫びながら大志が空から落っこちてきた。

新兵君は避けようと上を向いてあっちをふらふらこっちをふらふらとしている。

まああんな攻撃する奴なんざいままで見たことないだろ。

 

そのうち新兵君は足を取られて転んでしまった。

「あーやっちまったな」

そこに落下してくる大志、勝負はあっさり決まった。

 

「魔法を地面にぶっ放して煙幕を張り自分は空中へ、あとは落下しての急降下攻撃よ!落ちる時も風の魔法を使い軌道修正して自らを質量爆弾とし相手の頭に渾身の一撃を叩きこむ!相手は死ぬ!どうだ八幡!」

 

「どうだって、相手が全力で逃げたらこれ意味なくないか?しかもあれテニスん時のやつだろ」

「そうね、しかも外したら立て直せないわ、それに相手が複数だったら囲まれてまうわね」

と雪乃も援護射撃

 

「あんたうちの大志に何教えてんだ!」

「い、いやだって大志は小町殿を守りたいからと・・・ぐへぇ」

沙希に首をつかまれて締めあげられる材木座

「まあ、ともかくあいつは一回戦突破だな、ほら次はお前じゃないか?」

 

一回戦目第二試合

 

材木座と対決するのはこちらは精鋭っぽい感じの兵士である。

ちなみに顔が結構いい、葉山みたいなイケメンであるため女性からの黄色い声援が凄い、ちなみに材木座の方は冒険者から熱いエールが送られている、どうも奴は冒険者の間では有名なようだ、全員むさくるしい野郎ばかりである、皆一様に剣豪剣豪と熱いコールを送っている。

 

ラッパが鳴り試合開始。

 

「悪いが色物に負ける気はしないんでね、俺の目標は葉山隼人さ」

イケメン兵士が剣を向けて言ってくるが材木座はどこ吹く風で

「義輝様!がんばってくださーい!」

マリアさんからの熱い声援に軽く手を挙げて返している

 

「君!試合中によそ見とは!聞いているの「ブロウクンマグナム!」」

イケメンが怒鳴りながら近づいてきた所に材木座の手甲が発射される。

 

「ぐはぁ!」

そのまま場外に吹っ飛ばされるイケメン

「勝者!材木座義輝!」

 

あっさり勝負はついてしまった。

 

一回戦目第三試合

 

次は平塚先生の出番である。

相手は山のフドウやハート様を連想させるような大男だ。

 

「へっへっへ、賭けをしようじゃないか、勝った方が負けたほうに何でも命令できる権利ってのはどうだ?」

「・・・何でもか・・・いいだろう」

「おいお前ら!何でも言うこと聞いてくれるってよ!今晩は寝れねぇな!」

相手陣営は大盛り上がりである

 

「一つ言っておくがあんた格闘で戦うんだってな?俺の体に格闘攻撃は効かないぜ?」

あいつなんか相手どっかで聞いたようなセリフを言っているぞ?

 

「ほー!あちゃぁ!」

平塚先生、これまたどこかで聞いたセリフで相手の腹に一撃を加えるが

「なに!」

拳が腹にめり込み衝撃は吸収されてしまう

「ふふふ、おまえの拳もこの分厚い肉壁にことごとく吸収されてしまうというわけだ、おーっと今更賭けは無しなんていうなよな?みんな楽しみにしてんだからよぉ」

下卑た笑いをする大男である

 

「・・・ほう・・・」

平塚先生余裕の表情だ、そりゃそうだよなぁ・・・

「かつて似たようなことを言う男がいたが貴様と違ってもっと上品だったぞ!」

そう言うと

 

「あーたたたたたた!」

平塚先生は男の腹に蹴りの連撃を繰り出す

 

「無駄なこと・・・なに!腹の肉が!」

蹴りによって腹の肉がより分けられる。

 

「北斗柔破斬!」

 

そして分けられた肉の隙間に渾身の一撃を叩きこんだ。

「ぐはぁ!」

「北斗神拳の前には肉の壁なんぞ無きに等しい、経絡秘孔の一つをついた、お前もう死んでいる・・・」

と踵を返す平塚先生

 

「え!おい!俺死ぬのか!ただの試合だろこれ!異世界の連中には常識が通じないのかよ!いやだ!死にたくねぇー」

と大男は場外に走って逃げて行った。

「救えんな・・・あの男は民の事を第一に考える武人であったというのに・・・」

と天を仰ぐ平塚先生だが、それって漫画のキャラですよね?

いわゆるハート様ですよね?

あと経絡秘孔とか完全に創作ですよね?あの人爆発してないですよね?

 

色々突っ込みどころが満載であるがとにかく平塚先生も一回戦勝ち抜きである。

 

因みに大男の方はやはり爆発はしてなかった。

 

一回戦目第四試合

 

ハーイ!みんなー私頑張るからねー

相変わらずの陽乃さんである。

観客席からは

「HA・RU・NO!HA・RU・NO!」

の大合唱だ。

 

対戦する相手はこちらも女性兵士、兵士というよりは軍人といった言葉が似合いそうである。

しかも結構強そう

「葉山殿と共闘して魔女を倒してくれたのには礼を言う、魅了されていたとはいえ我らは戦うべき相手を間違っていた」

 

やけに恐縮気味だ。

「まーあれは成り行きでねー」

陽乃さんは言葉を濁す、そりゃ、残念!魔女なんてはじめからいなくて実は妖刀に操られていた自分でした!

なんて言ったら手のひらくるりの火炙りになっても文句言えない立場だしな。

 

国王陛下はその辺上手いことごまかしてくれてるみたいだが

「それはさておきだ、実は私は冒険者というのを信用していない、国家に忠誠を尽くすわけでもなく、ただその日暮し、明日の100よりは今日の50を取る連中ばかりだ、故に陽乃殿、あなたの事も信用していない、所詮噂なぞ噂に過ぎんしな」

 

「・・・へぇ」

この人ハッキリ言い過ぎ!ほら!陽乃さん完全戦闘モード入ってるじゃんか!

 

「ただ葉山殿は違う、彼には気品がある、国王からの信頼も厚い、彼を称える言葉ならいくらでも出てくる」

 

「はぁ、あんた隼人にほれてんだ?」

呆れ顔の陽乃さん

「な!何をいうか!軍人の私が冒険者に惚れるなぞ・・・」

 

「あーハイハイ、同じ惚れるならそこの比企谷くんにしたほうが面白いと思うけど?]

「ハッたかが宿屋の主のどこが?」

 

「ふーん・・・ところで試合はまだ始まらないのかな?」

陽乃さんちょっとだけ苛ついてる様だ、俺は別にそんなのいいんで・・・ってか雪乃達もお怒りモード入ってるし!

 

「姉さん!・・・お願いね?」

「フッふーん!お姉ちゃんにまっかせなさーい!」

「ほう、妹?あれは確か?なるほどそうか!それなら仕方ないな!」

高笑いをする女軍人、ただその余裕もすぐ終わる。

 

試合開始のラッパが鳴らされた途端

 

カン!

 

と音がしたかと思うと軍人の手から剣が吹き飛ばされ無くなっていた。

同時に目の前から陽乃が消える

「アレ?」

と軍人が振り返ると

「遅い」

喉元に剣を突きつける陽乃がいた

「いつの間に・・・」

 

軍人が驚いてると

「探しものはこれ?」

左手を横に広げるとちょうどそこに吹き飛ばした軍人の剣が落下してきた。

それを陽乃は簡単にキャッチする。

 

「ちょっとおしゃべりが過ぎたみたいね?軍人さんっておしゃべりで食べてるの?」

「くっ!」

 

「まだやる?その場合本当に容赦しないけど?」

「わかった、審判!私の負けだ・・・」

 

試合終了の合図がなる。

開始から十数秒、材木座についでタイムは二位である。

ってか戦ってる時間より喋ってる時間のほうが長かったぞこの二人

「比企谷くーん!勝ったよー!後でご褒美ちょうだいねー!」

「姉さん!そのへんにして頂戴!」

「ありゃ怒られちゃった、比企谷くん慰めてー?」

ちょっと勘弁してくれませんかね・・・

 

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