八幡達は異世界にて奮闘する。   作:もよぶ

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誤字報告ありがとうございます。
確認はしているつもりですが、ミスが多くて申し訳ないです。

一回戦の続き、川崎沙希は原作では空手やっていたって設定でしたので、格闘技好きみたいな感じにしました。
あと三浦がめっちゃえげつないです。


第四十五話

一回戦目第五試合

 

「八幡!見ていてくれると嬉しい・・・な・・・」

沙希の出番だ、格闘を駆使する彼女は平塚先生みたいなトンでも必殺技をもっているわけでもないが強さは折り紙付きだ。

ただ人間相手に戦った事は無いはず、少し心配ではある。

 

「大丈夫だ、ちゃんと見ている、やばくなったらギブアップしろよ?」

俺の言葉に軽く手を振って沙希はステージに立つ

「へぇー俺の相手はこれまた美人だな・・・なあ確かあんたも千葉亭の店主の婚約者だっけ?あんな何考えてるかわからねぇ優男より俺と付き合えよ」

 

「・・・控えめに言ってアンタ死んだほうがいいよ?」

川崎は相手の男をにらみつける

「オー怖い、そういや試合中は体のどこ触っても仕方ないよなぁ?何しろ真剣勝負だし」

 

と男は舐め回すような視線を送る。

因みにこいつも格闘家の模様

 

試合開始のラッパが鳴らされる

「んじゃゲスなあんたのご希望に答えるとしようか?」

川崎はファイティングポーズを取る

「そりゃ楽しみだ、それよりそんなに睨むなよ、きれいな顔が台無しだぜ?」

バカにしたような男に向かって、ダッシュする川崎、そのまま側転や前方回転を繰り返すと宙を飛ぶ

「なんだ?」

あまりの軽業に男は一瞬ついていけなくなるがその一瞬が命取りだった

 

ドスンと男は両肩に重量を感じ視界が遮られる

「ほら、好きなだけ触りな」

 

宙を飛んだ川崎は男の両肩に着地、ちょうど肩車の逆の形になり男の顔面を正面からふとももで挟み込んでる状態だ。

 

「ムグ?」

「堪能した?んじゃサヨナラ」

男の顔を挟んだまま川崎はぐるっと男の背後に体を回転させそのまま体を弓なりにしならせると男の頭を後頭部から地面に叩きつけた。

 

「あれはフランケンシュタイナー!」

材木座が叫ぶ

「マジかよ、ゲームだけの技じゃなかったんだ」

驚く俺に平塚先生が解説してくれた。

「比企谷、あれは実際にプロレス技として存在するものだ、ただああやって挟んでから回転させ後頭部からってのは無いな、脊髄が普通にやられるし下手したら死んでしまうからな!」

 

「もしかしてあれ教えたのは先生ですか?」

「いや?すでに知っていたようだ、ただ川崎はゲームやアニメには疎くてなぁ・・・」

なんで寂しそうなんですかね、ってか死んでしまうって不味くないか?

 

「しかしあれを出すということは川崎め、相当頭にきたようだな」

一人で納得している平塚先生

 

試合の方はというと

「イテテ、試合じゃなかったら死んでたぞ!」

男が後頭部をさすりながら起き上がろうと片膝を立てたその時

「死んどけば?」

 

少し距離を取っていた川崎はダッシュすると男の立てている片膝を踏み台にして顔面に膝蹴りを打ち込む

 

「がぁ!」

男はそのままふっとばされ起き上がっては来なかった。

「あれぞ必殺シャイニングウィザード!相手の片膝を踏み台にすることにより至近距離でより勢いをつけダメージを与える事ができるのだ!」

平塚先生が叫ぶ

「シャイニングウィザード・・・閃光の・・・うむ!閃光の魔術師であるな!」

 

それを聞いた審判

「勝者!閃光の魔術師!川崎沙希!」

 

なんか二つ名が勝手につけられてた

観客席も騒然となっている

「魔術師?格闘の?聞いたことない・・・」

「でも今までの戦いを見ると・・・」

あーこれ次から沙希の奴魔術師扱いだわ

比企谷はそう思い川崎の方を見ると

顔を赤くしていますそそくさと引っ込んでいった。

 

一回戦目第六試合

 

三浦の相手は同じく女メイジ兵、しかし得意としているのは氷系統の魔法のようだ。

 

「相談なんだけどあなたに勝てば代わりに私が葉山様の付き人に成るって言うのはどう?」

「はぁ?」

「葉山様には冒険者じゃなくてワタシのような正式な兵士がつくべきだと思うの」

「・・・好きにすれば?」

 

「あちゃー優美子めっちゃ怒ってるよ」

海老名さんが困った顔になっている

「ああなるとえげつない手を使ってでも勝ちにいっちゃうからちょっとね・・・?」

「えげつないってマジかよこえーよ!」

 

ステージの上では試合が始まっている。

 

「アイスニードル!」

ぶっといつららが十数本一気に三浦に襲いかかった。

 

「ファイアーウォール!!」

しかし瞬時に炎の壁が生成されつららは全て蒸発してしまった。

「まだまだ!アイスブラスト!」

 

三浦の立っている地面が氷結、つららが立ち上る

「あれあれ?逃げてばかりじゃないの?やっぱり葉山様にふさわしいのは私ね!」

「調子こくのも今のうちだし!」

 

三浦は腰につけていた鞭を取り出すと

「フレイムウィップ!」

鞭は炎の鞭となり相手に襲いかかる

「アイスウォール!」

相手は氷の防御壁を生成するがこれを蒸発させ貫通相手の体に炎の鞭が巻き付いた。

 

「へーやるじゃん、でもこっからどうすんの?これ試合だから私が燃えたりしないしそもそも氷張ってるから熱くもないし?」

女メイジは巻つかれる直前に体に氷を張っていたので炎の鞭は直接体に触れてない、その為余裕の表情だ。

 

「あんさーなんでわざわざ鞭に火をつけて巻き付かせてると思う?」

三浦はそれににやっとした笑みを返す、炎の鞭からは煙が立ち上ぼり始めた

「この鞭特別製でちょっとした毒を混ぜ込んでるんだし、そういやあんたら火事で人が死ぬ本当の死因とか知らないっしよ?」

炎の鞭から立ち上る煙はどんどん激しくなる

 

「ゲッホゲッホ!なによ!前が見えないし息苦しく、ゲッホゲッホ!」

「火事ってさ、死因の多くは焼け死ぬんじゃなくて煙による窒息死が大半なんだって、うちらは避難訓練とかで常識だけどあんたらは知らないっしょ?それでこの鞭、毒混ぜ込んでるおかげで燃やすとちょっとヤバイ煙が出るようにしてんだよねー、お陰で使い捨てになっちゃうけどさ、そういえば試合って怪我はしないけど窒息とかどうなん?モンスターの首に巻き付けると大概即ぶっ倒れるんだけど?」

 

「まさか・・・息が!」

「ほらほら早くギブアップしないとあんた死ぬよ?」

 

「苦しい!た、たすけて!ギ、ギブアップ!」

 

「勝者!三浦優美子!」

審判が叫ぶと炎と煙は一気に消えた。

女メイジ兵は医療班に担架に乗せられて運ばれて行ったようだ。

 

「さすが獄炎の女王、ひくわー」

これにはさしもの材木座もドン引きである。

「優美子ちょっとえげつないかな・・・」

結衣もこれには苦笑い

 

「まー優美子は隼人君の為ならどんな手でも使うって言ってたからね・・・」

感慨深そうにうなずく海老名さん

「それな」

「だな」

大和と大岡は相変わらずである

 

お前らそればっかかよ!三浦マジこえーよ!

 

一回戦目第七試合

 

戸部の出番になる、こいつの場合は槍の力なのか電撃を纏った瞬間移動が出来るらしく素早い動きで相手を翻弄する、しかし相手も健闘し、なかなか致命的な一撃は与えられない模様

 

「こうなったら、覚悟するっしょ!」

と戸部はジャンプ

「ばかかお前」

相手の兵士はそのままダッシュして距離をとったのだが

 

「サンダーブレイク!」

急降下した戸部が叫びながら地面に槍を突き立てると周りに落雷が発生

 

「どぁ!」

 

落雷の一撃を食らい兵士の武器は砕けぶっ飛んでしまった。

 

「よゆーっしよ!」

と戸部が決めポーズをしていると

 

「くそっ!ふざけやがって!」

相手が最後に苦し紛れにナイフを投げてきた。

 

「危ないっしよ」

 

戸部はこれを足で受け止め軽くリフティングして蹴り戻す。

流石サッカー部の風格というものだろうか

 

 

一回戦目 第八試合

 

いよいよ葉山の出番である。

相手兵士達の団長さんらしい、厳ついおっさんが出てきた。

「よろしくお願いします」

「こちらこそ、私はここの兵団の団長を勤めてましてな?噂の葉山殿と手合わせできるとは願ったり叶ったりです」

 

両者礼儀正しく一礼をすると開始のラッパが鳴り試合開始である。

 

ただ試合内容は驚くほど普通だ。

普通に剣で切り結んでいる。

 

「なんかおかしくねぇか?お前らみたいに武器の力使えば楽勝なんじゃねぇの?」

と疑問を呈す比企谷だったが三浦がそれに答える

「隼人はあんまり剣の力を使わないんだし、どんな条件でも戦えるようにしてるって言ってた、それにあーしらが戦った相手三下ばかりだったけど、隼人の相手は団長さん、相手のメンツも考えてんだし」

 

「マジかよ、どんだけお人好しなんだあいつ・・・」

結局葉山が勝ってた。

傍から見ると団長さんも善戦していたように見えるのだが・・・

あそこまで追い詰めるとは流石団長といった声も聞こえるし、試合に負けたけど勝負に勝った感が凄い。

 

「お前、どういうつもりなんだ?」

「君の真似さ」

葉山はさらっと言うとそのまま休憩しに戻っていった。

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