葉山VS戸部
となります。
実際沙希と三浦って二人とも気が強いから喧嘩腰になっちゃうだけでいいライバルになれると思うんですよね。
二回戦目第三試合
沙希vs三浦の試合、ステージの上では二人がにらみあっている。
たださっきの陽乃さんと平塚先生と違うのは二人とも全く笑ってない、マジモードなところだ。
「あの二人仲悪いのか?」
「ウーン、むしろ二人一緒にいるところ見たこと無いかな?優美子もサキサキもこっちに来てからも一緒になったことないし?でも私がサキサキと喋ってると優美子はちょっとだけ不機嫌になってたかも?」
と海老名さん、この人一応二人と仲良くしているしな、単に接点がないからなのか?
ステージの上では二人が会話をしている。
「あのさ、正直に言うとあたし学校にいたときからあんたのこと気にくわなかったんだけど」
「はぁ?それあーしの台詞なんだし?一人でクールぶって、一匹狼でも気取ってんの?海老名が気を使って話しかけないとあんたボッチのままだったんじゃん?」
「は?あんたのそういうところが気にくわないんだよね、自分の価値観を人に押し付けてばっかで本当に傍から聞いているとイライラする!」
「あ?」
「は?」
二人ともお互いメンチを切りあっている
「あの~試合開始しても・・・」
ほら審判も困ってるじゃんか、お願い!仲良くして!
比企谷の願いもむなしく
「「勝手にすれば?」」
二人とも全く目を反らさず審判を威圧
試合開始のラッパがなるが二人は全く動かない
「こえーよまるでヤンキーじゃねぇか」
「でも片方は貴方の婚約者よ?」
雪乃からの鋭い突っ込み、知ってるよ!でも怖すぎなんですけど!
二人とも全く動かないため次第にざわつきはじめる観客席
「もうあのままやめさせようぜ」
と比企谷が呟いた辺りて二人は動き出した。
唐突に川崎はノーモーションからのハイキックを繰り出す。
「うっ!」
避けられず吹き飛ぶ三浦
「は!威勢がいいのは口だけ?」
挑発する川崎の言葉にブチンときたのか
「へぇ・・・」
手には燃え盛る炎、それがだんだん細くなり鋭くとがった炎となる
「あんたなかなかやるし!ファイアーアロー!」
どう見ても矢ではなく槍ぐらいのサイズになった炎は川崎に向かって飛んでいく
「あまいね!」
川崎は回し蹴りにてこれを粉砕、そのまま殴りかかろうとする
「ハードファイア!」
しかし、三浦の足元から炎が噴出したかと思うと一瞬で離れたところに移動した。
「炎を極めると何でもできるんだよね~」
とニヤつく三浦
「逃げるしか能がないの?は!そうやってあの男に守ってもらってんだ?」
「はぁ?あんたこそヒキオがいなかったら今頃一人で討伐に行ってモンスターに食われたし!」
両者とも怒りは最高潮に達している
「サラマンダークロー!」
三浦の手が真っ赤な炎に包まれると炎がだんだん鋭くとがった爪の形になる
「くらいな!」
ハードファイアを唱え突っ込んでくる三浦、川崎はよけきれず爪の一撃を食らってしまう
「グハッ!!」
吹き飛ばされる川崎
「猛烈に痛いっしょ?これ食らうと大体のモンスターは胴体ちぎれるんだけどね」
よろよろと立ち上がる川崎の顔をつかむ三浦
「わりーけどあーし、隼人の邪魔する奴を排除しないといけないし、とどめ刺させてもらうし」
川崎を掴んでいる手の炎はさらに燃え盛る
「もう力ないっしょ?負け認めるし」
よろよろと拳を出す川崎、拳は三浦の腹にポスンと当たる
「それで?ほんと負けず嫌いってのはこまるし」
とため息をつく三浦だが
「お互い様でしょ?」
川崎はニヤっと笑う、それを本能的に危険と察した三浦は
「赤龍波!!」
腕にまとった炎が龍の形になり爆発を起こす、しかし爆発の直前
「虎砲!!」
魔力によってブーストされた拳は至近距離にも関わらず三浦の腹に勢いよくねじ込まれる
「グハァ!」
「ガハァ!」
お互いの渾身の一撃をくらい両者とも場外まで吹き飛ばされてしまった。
「優美子!」
葉山が駆け寄る
「沙希!」
比企谷は観客席から飛び降りると川崎の元へと走り出す
「大丈夫か!」
「あたしは大丈夫・・・勝負は?・・・」
「気にすんな、ともかく医務室だ」
比企谷は川崎を抱き上げると医務室へ運ぶ
葉山も三浦を抱き上げて医務室へと運んだ
因みに勝負は両者とも同時に場外となった為勝者なしの引き分けとなる。
医務室では目を覚ました三浦と川崎が第二ラウンドを始めないように強制的に眠らせ監視が付いたとか。
二回戦目第四試合
葉山と戸部の対決である。
両者とも女性ファンが多く会場は黄色い声援で埋め尽くされている。
ちなみに男どもは面白くない顔をしている者、どっちも死ねと思っている者、早く終わんねーかなーと思っている者などばかりであった。
「すげぇ歓声だな」
「そりゃそうだよ、隼人君はどこ行っても人気者だからね」
と海老名さん
「まー隼人は一応勇者様扱いだからね?ね!真の勇者様?」
と陽乃さんが顔を近づけてくる、近い!近いですよ!
「姉さん?」
うわ!こっちも怖い!
「ハッチー?なんでゆきのんから逃げてるの?駄目だよ?」
お前もなんか怖い!
「あはは、ここでは八幡が一番人気者だね」
戸塚、もうお前だけでいいよ・・・
「当然であろう!なにしろ我らが主みたいなものであるからな!」
「わたくしの主は義輝様だけですわ」
「うむマリア殿、そういうことはなんか照れ臭いし分かっているから言わずともよいぞ?」
「そんな・・・言わせてください・・・」
おいこいつらなんかイチャイチャ始めやがったぞ?
そういうのは帰ってからやってくれませんかね・・・
比企谷達がワイワイやっている中、試合は開始される。
「戸部、少しだけ力を使わせてもらうよ?」
「全力で来てもいいっしょ!」」
戸部の槍に電撃が走り瞬間的にジャンプをする戸部
「隼人君覚悟するっしょ!」
雷をまとい急降下する
「・・・対人戦でワンパターンの攻撃は辞めたほうがいいぞ」
葉山は落下してくる戸部を盾であっさりいなしてしまう
「っくー流石っしょ!でもまだまだ!」
飛び掛かる戸部をまたも盾でいなしてしまう。
「ちょっと!みなさん!ほら!葉山先輩と戸部先輩の対戦はじまってますよ!」
と一色が陽乃さんや雪乃にいろいろもみくちゃにされている比企谷に向かって叫ぶ
「あー、そうですよ!ほら陽乃さん!葉山が戦ってますよ!ほら見ないと!」
「えー結果がわかってるのを見ても面白くないじゃん?」
「姉さん、流石にそれは・・・戸部くんも健闘してるみたいよ?」
と陽乃をたしなめる雪乃だったが
「どうせ隼人の回りを戸部君がぐるぐる回ってるとかそういう感じになってるでしょ?んで最後は相手の武器をギリギリで弾いて終わり」
「あーほんとだ・・・とべっち、隼人君の回りを回ってるように見える・・・隼人君ほとんど動いてないや・・・」
由比ヶ浜が納得したように言う
実際戸部は超高速で突きを放ったり槍を叩きつけたりはしているが葉山は避けたり受けたりして自分から切り込んではいない
「なんだあれ?葉山苦戦しているのか?」
「んなわけないじゃん?そう見せようとしているんだよ、戸部君の攻撃で移動を封じられているように見せてるだけ」
「なんでそんなことを?」
「決まってるじゃん、君の真似だよ」
それさっきもあいつから言われたな、そう考えてると
カキィン
という音がする。
「ックー負けたっしょ!!」
どうやら槍を弾いて飛ばしてしたようだ。
「勝者!葉山隼人様!しかしこれは当然の結果と言えるでしょう!しかしさすが葉山様の片腕の戸部様です!素晴らしい健闘ぶりでした!」
司会者は興奮気味だ
「ああやって相手のメンツも保ってあげてるんだよ、速攻勝っちゃうと盛り上がりに欠けるし何より戸部君に負けた人もかわいそうじゃない?それがいいのか悪いのかは別としてね」
そういうと陽乃さんはこっちを見る
「全部君のせいだよ?責任取ってあげてね?」
そういうと陽乃さんは伸びをして
「んーっと屋台に行ってなんか買ってくるね?めぐりー戸塚君といちゃいちゃしてないでいくよー」
「ちょっと!はるさん!」
めぐり先輩と一緒に買い物に行ってしまった。
「メンツねぇ・・・」
テニス対決のことをふと思い出した、あれは不可抗力なんだがあいつの中では俺に感謝しているんだろうか?
そんなことを思っていると三回戦が始まるのだった。