三回戦目第一試合
材木座と平塚先生の対決になる。
「材木座、本気でかかってこい!」
「ほむん、先生といえど容赦はせぬ!」
「なんか材木座と平塚先生の風格が半端ないのだが」
「あの二人強さの次元が違うものね・・・」
「う~ん、ハッチー、どっちが勝つかな?」
「全くわからん!」
試合開始のラッパが鳴らされる
「速攻決めるぞ!覇王翔吼拳!」
平塚先生の手から円盤状の魔力の塊が飛んでいく
「甘いわ!プロテクトシェード!」
材木座の手からは防御壁が展開されるが簡単には防げない模様
「むう!強すぎる!」
平塚先生の魔力が膨大すぎて吸収しきれないのだ
そのまま押し切られそうになる材木座だったが
「むぅん!」
防御壁を動かしなんとか振り払うことに成功した、しかし
「おい!こっちに飛んでくるぞ!」
「逃げろ!」
「キャー!!!」
振り払われた覇王翔吼拳は観客席に飛んでいく、幸い観客には魔法障壁が張られていたので被害はなかったのだがそれでも当たった瞬間はすさまじい轟音と振動が伝わってきた。
「おい、先生ちょっと強くなってないか?」
「ほぇー先生すごい!」
「静ちゃんちょっとは手加減した方が・・・」
みんなあきれるやら驚くやらである。
というかあれ陽乃さんに食らわせたのか?
でもあのときより威力が桁違いになっているようなのだが
「これはいかん!、大志!アレを出せ!」
材木座が叫ぶと観客席に座っていた大志が大きな包を取り出す。
「なんだそれ?」
「本牧先輩に作ってもらったんです!お兄さん!これを渡すんで手伝ってください!」
腕にはめる長い棒のようなものである。
何となくマイナスドライバーを思い出させるようなフォルムをしている。
戸部や戸塚も手伝い観客席からステージの方へと投げ飛ばすことにした。
「ほう、武器か?材木座」
平塚先生は不敵な笑みを浮かべる
「武器?違うわ!これは観客を守るものである!行くぞ!」
材木座は棒を腕に嵌めジャンプし勢いをつけて棒を地面に突き立てた
「ディバイディングドライバー!!!」
途端に地割れが発生、引き裂かれた地面は巨大な穴に変形した。
「これぞ反射、防御、大地の魔法を合成、増幅させ地面にバトルフィールドを形成するディバイディングドライバーよ!」
「なるほど、これなら暴れても問題はないと」
「当然なり!いざというときの備えはしておかんとな!」
「それでは全力で行かせてもらうぞ材木座ぁ!!」
平塚先生は穴の底に飛び降りると両手を後ろに構え力を込める
「か~め~は~め~」
手の間に光の玉が出来、それがどんどん大きくなる
「なら我も全力で行かせてもらう!」
材木座は腕に嵌めた棒を投げ捨てると両腕を広げ両手に力を込める
「ヘルアンドヘブン!」
膨大な魔力が材木座の両手から発生される。
平塚先生の手に出来た光の玉はかなり巨大化していた。
「波ぁぁぁぁぁ!」
掛け声とともに光線が放たれ、同時に材木座も叫びながら背中からブースターの様に魔力を放出し光線の中へ突っ込んで行く
「おおおおお!!!」
二つに割れる光線、その間を材木座は突進していく。
「先生!お覚悟!」
材木座の拳が平塚先生の腹にめり込んだ
「グッはぁ!」
たまらず吹き飛ぶ平塚先生
「っく!やるな!」
「先生、貴女はどこを目指しておるのだ?」
「知りたいか?・・・ならば勝負の二文字を持って教えてやろう!」
平塚先生は手に力を込める
「ばぁぁぁく熱!ゴッドフィンガー!!!」
「プロテクトシェード!!!」
「甘いわ!」
平塚先生の右手は材木座のプロテクトシェードを貫通し左手をガッツリ掴む形になる。
次第に押される材木座
「ヌウ!強い!」
「まだまだだなぁ材木座ぁ!」
「だが先生!あなたの方がまだ甘い!」
材木座は右手を平塚先生に向ける
「ブロウクンマグナム!」
「なに!」
平塚先生は避ける間もなく手甲の一撃を食らい吹っ飛んだ。
そのまま倒れた平塚先生は立ち上がってこなかった。
「先生!」
材木座は駆け寄る
「材木座、強くなったな・・・」
「先生!」
「ウム、ではあれをやるぞ」
「はい!」
「「流派!東方不敗は!」」
「王者の風よ」
「全新」
「系烈」
「「天破侠乱」」
「「見よ東方は紅く燃えている!!」」
ガクッと首を垂れる平塚先生
「師匠ー!!!」
叫ぶ材木座
ステージの上では大盛り上がりなのだが観客の半分ぐらいは状況を把握できてない、しかしもう半分は把握できているのか何故か泣いている、ちなみに戸塚も何故か感激している
「材木座君よかったね・・・」
え?マジで?ちょっと大丈夫?
横で見ている雪乃も結衣もいろはは状況が全く理解できていない模様、当然のことながら疑問を投げ掛けてくる。
「ねえハッチー、中二が勝ったの?あの二人は何やってんの?平塚先生は大丈夫なの?」
「先生は大丈夫だろ、多分あれがやりたかっただけだと思う」
一度はやりたいこのやり取り、ただ知らない人にとっては本当に疑問しかわかない謎の行動である。
案の定しばらくしたら二人共歩いてゲートに戻ってた。
「やっぱアレがやりたかっただけかよ・・・」
二人ともやりきったといういい笑顔をしていた。