真・恋姫†無双 ~番長伝~   作:アニアス

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前回のあらすじ

ついに黄巾党が孫呉へ進行してきた。
これを返り討ちにするため炎蓮たちは京馬を連れて戦場へ赴くのだった。


番長、初陣を果たすとのこと

城を出陣して数日後、炎蓮率いる軍は黄巾党が占拠した街の付近に到着してそこに本陣を設けた。

兵たちが戦の準備を整えている中、炎蓮たちは黄巾党たちをどのように攻めるか軍議を始めていた。

 

炎蓮「冥琳、敵の動きはどうだ?」

冥琳「ハッ、全軍が城塞に立て籠り籠城戦の構えのようです」

炎蓮「他人の家を乗っ取り籠城とは・・・」

 

好き勝手やっている黄巾党に炎蓮は苛立ちを露にしてしまう。

 

京馬「にしても全軍籠城って、まだこっちは攻めてもないのに敵は慎重過ぎやしねぇか?」

 

こちらの兵の数は五千、つまり両軍ほぼ同じ数にも関わらず全軍籠城するなんて戦争に詳しくない京馬でも疑問に思ってしまう。

よほど炎蓮のことを恐れているのだろうかと。

 

そんな京馬の疑問に冥琳が答えた。

 

冥琳「実は先日、荊州から賊を追っていた官軍が一戦交えたそうだ」

炎蓮「んん?」

 

既に官軍が黄巾党と一戦交えたということに対し炎蓮の眉がピクリと動いた。

 

雪蓮「へぇ~そうなんだ。それでどうだったの?」

冥琳「官軍は一万の軍を率いてたらしいが、これを軽く撃退され、徐州へ撤退したそうだ」

京馬「はぁ!?一万人が半分の五千人に負けたってのか!?」

 

圧倒的に数で勝っていたにもかかわらず、返り討ちに合ってしまった結果に京馬は驚いてしまう。

官軍とは想像していたより弱いのかと。

 

雪蓮「頼りにならないわねー・・・」

祭「全く、弱すぎるのう・・・」

粋玲「きっと形だけの攻撃なのよ。官軍には本気で賊を討つ気がないのよ」

京馬「・・・つまりあれっすか?今回その官軍が動いたのは、自分たちもちゃんと賊退治を行っていますよ~、っていう意思表示ってことっすか?」

粋玲「概ねそんなところね」

 

自分なりに解釈した京馬に粋玲は苦笑いで肯定した。

どうやら官軍は賊と闘うことで自分たちにも手柄が得られるように動いただけらしい。

とどのつまり、勝敗などどうでもよいということ。

 

しかし返ってそれが黄巾党に籠城という選択肢を与えてしまい呉軍は攻めにくくなってしまった。

 

祭「その官軍に援軍は頼めんのか?」

粋玲「官軍なんて、居ても邪魔になるだけじゃ?」

祭「向こうも籠城をしているということは、援軍の宛があるということじゃろ。城攻めをしている最中に背後から突かれるかもしれん」

雪蓮「確かにそうね・・・」

 

百戦錬磨の武将たちは話を進めていき黄巾党が援軍を待っていると推測し、ならばこちらも援軍を呼ぼうと話がまとまった時だった。

 

京馬「普通に正面突破で行けるんじゃ・・・」

 

ポロッと京馬が自分の策を口から溢したのだ。

それに反応して炎蓮たちは京馬の方を見てしまう。

 

冥琳「おい京馬、いくらなんでもそれは」

雪蓮「まぁまぁ冥琳、折角だから聞いてみましょ。京馬、どうして正面突破で行けるって思うの?」

 

呆れる冥琳を抑えて雪蓮は京馬の考えを聞こうとした。

 

京馬「いや、そんなに深い意味はないんだが・・・軍議で穏が言ってたろ?『黄巾党は襲った村の農民たちを吸収して勢力を増やす』って。つまり黄巾党の大半は農民ってことになる」

祭「まぁ、そういうことになるのう」

京馬「農民は畑仕事ばかりしてる筈だから兵士みてぇに剣技を持ってる訳でもねぇし、冥琳みてぇな軍師がいる訳でもねぇ。つまり・・・」

粋玲「戦いに慣れてないから押しきれるってこと?」

 

確かに京馬の言うとおり、戦に慣れてない連中が陣形やら策を整えられる筈もないため動きに無駄がある。

これなら正面突破で行けるだろうと京馬は考えた。

 

雪蓮「成る程ね、京馬の考えは分かったわ。だけどそれはあまり得策とは言えないわ。確かに黄巾党のほとんどは戦い慣れてない元農民かもしれないけど、戦は何が起こるか分からないの。むやみに突っ込むよりも策を一つくらい立てて置かないと」

冥琳「その通りだ。悪いがその案は却下だ」

京馬「・・・分かった」

 

しかし雪蓮たちは京馬の作戦はあまり有効ではないと判断した。

京馬も素人同然の自分の作戦なんて採用される訳がないと考えていたためすんなり受け入れた。

 

炎蓮「・・・よし、決めた」

 

すると、ずっと黙って軍議を聞いていた炎蓮が口を開いた。

官軍から援軍を呼ぶのだろうと誰もが思ったが、その考えが見事に覆されてしまった。

 

炎蓮「正面突破で行くぞ!」

『・・・えっ!?』

 

京馬の考えた作戦を炎蓮が実行すると言ったと同時に京馬たちは驚いてしまう。

 

京馬「いやいや炎蓮さん!何言ってんすか!?」

炎蓮「あん?天の御遣いのてめぇの意見を採用してやったんだろうが」

京馬「止めといた方がいいっすって!俺まだ兵法のへの字も知らないんすよ!?」

 

自分から言い出したとはいえ、援軍やら軍略など全くない正面突破など流石にまずいだろうと思う京馬は炎蓮に止めるように促すが本人は聞く耳持たずだった。

 

祭「ですが炎蓮様、ここは援軍を出すのが定石かと」

雪蓮「ええ、念のために官軍に使者を送ったら?」

炎蓮「雪蓮!祭!これは我らの戦ぞ!庭を荒らされ官軍を頼ったとなれば孫呉末代までの恥よ!」

祭「は、はっ!」

雪蓮「も~、血の気が多いんだから~・・・」

 

策を変える気が全くない炎蓮からの叱責に祭は畏まってしまい雪蓮は呆れてしまう。

 

冥琳「しかし、よく考えてみれば京馬の策は悪くないかもしれん」

京馬「冥琳まで・・・!?」

粋玲「貴女、さっき否定してなかったっけ?」

 

更にさっきまで京馬の策を得策ではないと言っていた冥琳までもが肯定し始めた。

 

冥琳「ここは黄巾党に我ら孫呉の圧倒的な力を見せつける必要がありますからな」

炎蓮「応よ、二度と手出しせんようにな」

 

そしていつの間にか正面突破で黄巾党を叩くという作戦になってしまい京馬は軍議の流れに呑まれていってしまった。

 

粋玲「では正面突破でいく、といきたいところですけれど」

雪蓮「ええ、敵は五千で籠城している。私たちも兵力は五千。五分と五分ね」

祭「とはいえ、所詮は賊。指揮官の力量も知れておるだろうな。兵を二手に分けるか?」

冥琳「ふむ。この相手ならばそれで十分でしょうな。二ヶ所を交互に攻めて指揮官を混乱させましょう」

 

いかにして迅速に終わらせ、尚且つ被害を最小限に抑えるか雪蓮たちが話している正にその時だった。

 

炎蓮「・・・ったく、めんどくせぇぇ!!」

 

黙って聞いていた炎蓮が痺れを切らしたかのように声を荒げた。

 

雪蓮「母様?」

炎蓮「さっきから黙って聞いてりゃあ、賊相手に何ぐだぐだ抜かしてやがる!急がなきゃならんのなら小細工なしで正面から一気に叩き潰してやるまでよ!行くぞ京馬!皆の者!出陣だ!」(ガシッ

京馬「は!?炎蓮さん!?」

 

そう言って炎蓮は京馬の襟根っこを掴みズルズルと引き摺って行った。

馬の側まで行くと京馬を背中に乗せて自分も乗り手綱を握った。

 

京馬「い、炎蓮さん!ちょっと待って下さいよ!まだ冥琳たちが作戦を!」

 

 

 

炎蓮「オレに続けぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

 

そして激しい叫び声と共に炎蓮は馬を走らせて京馬と一緒に戦場へと駆け出し兵士たちも慌てて後に続いて行った。

 

雪蓮「あああもう!母様ったら!」

冥琳「こうなれば致し方ない・・・!祭殿は右翼!粋玲殿は左翼を!」

祭「応!」

粋玲「承知!」

冥琳「全軍!突撃せよーーー!!」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

炎蓮「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

凄まじい怒号と地鳴りのような足音を響かせ炎蓮を先頭とした五千の兵が城塞に殺到する。

 

京馬「くぅっ・・・!!」

 

一方で馬に乗り慣れていない京馬は炎蓮の腹に手を回し振り落とされないようにするのがやっとだった。

 

ヒュンヒュンヒュン!!

 

すると城壁の上から黄巾党が炎蓮たち目掛けて矢を飛ばしてきたのだった。

 

炎蓮「はぁっ!!」

 

キィンキィンキィン!!

 

しかし炎蓮は腰の剣を即座に抜いて矢をすべて弾き落として行った。

まるで雨の如く降り注ぐ矢など恐れんかのように城との距離を詰めていき城壁の下へ単騎でたどり着いた。

 

京馬「っぷはぁ・・・!」

 

しがみつくことに必死で炎蓮の背中に顔を埋めていた京馬は顔を離して辺りを見渡すといつの間にか城壁まで来ていたことに驚いてしまう。

あの矢の雨を掻い潜りここまでたどり着いた炎蓮に感心してしまう。

 

京馬「んで炎蓮さん、こっからどうすんすか?」

炎蓮「まずは城壁にいる賊どもを蹴散らさなければな」

京馬「蹴散らすって、どうやって・・・?」

 

城壁を登ろうにも梯子も何もないため兵士たちが梯子を持ってくるのを待つのかと疑問に思った時だった。

 

炎蓮「こうやるに決まってんだろうが」(ガシッ

 

そう言って炎蓮は京馬の胸ぐらを掴み持ち上げた。

京馬は何をするつもりなのか全く分からなかったが、状況をよく考えていき徐々に炎蓮が何をするのか理解していったと同時に顔が青ざめてしまう。

 

京馬「ま、まさか・・・!?」

 

 

 

炎蓮「フッ・・・うおおおりゃあああ!!!!」

 

 

 

ブォォンッ!!

 

 

 

なんと炎蓮は人間とは思えない力で京馬を城壁の兵目掛けて投げ飛ばしたのだった。

 

京馬「うおぉぉぉぉぉぉ!!??」

 

投げられた京馬は一気に城壁の上までたどり着き見事に着地した。

 

京馬「滅茶苦茶だあの人・・・!!」

 

炎蓮に対して怒りが込み上げてくるも無事に着地できたことに取り敢えずひと安心した。

 

が、束の間、

 

「な、何だぁ!?」

「人が飛んで来やがったぞ!?」

「まさか、孫呉の兵か・・・!?」

京馬「・・・あっ」

 

城壁にいた黄巾党たちは突然飛ばされた京馬に驚いて各々が武器を手に取り出した。

 

京馬「ホントになんてことしてくれたんだ、あんのクソババア・・・!!」

 

戦場に慣れるために何もしなくていいと数日前に言っておいたにも関わらず最前線に自分を送り込んだ炎蓮に京馬は再び怒りが込み上げてきた。

 

「その首もらったーーー!!」

 

すると、黄巾党の兵の一人が京馬の首目掛けて剣を振ってきた。

 

ドガッ!

 

「ブゥッ!?」

 

しかし刃が届く前に京馬の拳が顔面を捉えて兵は殴り飛ばされてしまった。

 

京馬「ワリィが俺は今ムシャクシャしてんだよ・・・!これ以上神経逆撫ですんじゃねぇよぉ!!」

 

腹わたが煮えくり返っている京馬は完全に喧嘩のスイッチが入っており兵たち目掛けて突っ込んで行った。

 

ズドンッ!

「ぐはっ!?」

 

ビシッ!

「がぁっ!?」

 

ガァンッ!

「んぐっ!?」

 

殴る、蹴る、頭突きと、ここが戦場であることなど忘れているかのように京馬は次々に敵兵たちを蹴散らしていった。

 

「な、何なんだコイツ・・・!?」

「化け物じゃねぇか・・・!」

 

黄巾党たちも京馬の圧倒する姿にたじろんでしまい身体が動かなくなってしまう。

 

「何ボケッとしてんだ!?敵はたった一人だ!俺たちがやってやる!」

 

すると奥から他の兵たちを押しのけて数人が京馬に向かって行った。

 

京馬「チィッ!また増えやがった!こりゃキリがねぇ・・な・・・」

 

京馬が向かって来る兵たちを見ると言葉が途切れてしまった。

 

その理由は、

 

 

 

 

 

髭「・・・・・」

チビ「・・・・・」

デブ「・・・・・」

 

京馬「・・・・・」

 

 

 

 

 

『あーーーーーーー!!??』

 

 

 

そう、京馬がこの世界に来て最初に出会ったあの三人組だったからだ。

京馬と三人組は互いの顔を見て指を指して驚きの声を上げてしまう。

 

京馬「お前らあん時の!黄巾党だったのかよ!?」

髭「な、何でここにテメェがいやがんだよ!?まさか孫呉の兵だったのか!?」

 

髭は京馬がここにいることに驚いたと同時に怒りを露にした。

 

髭「まさかこんなところでテメェに復讐できるとはな!俺たちもツイてるぜ!」

チビ「あん時はよくもやってくれたな!覚悟しやがれ!行けデブ!」

デブ「おう。もう油断しないんだな」

 

チビは前回と同じようにデブに命令して京馬を倒そうとした。

デブは腰登ろう剣を引き抜いて京馬目掛けて振り下ろした。

 

ビュンッ カァンッ

 

しかし京馬はバックステップで剣を避け、デブの剣は城壁に当たっただけになってしまった。

 

京馬「遅せぇんだよ、このノロマが」(クイクイ

 

京馬は人差し指を立てて手前へ動かしてデブを挑発した。

 

デブ「ぬぅぅぅ!馬鹿にするんじゃねぇんだな!」

 

挑発に乗ったデブは怒り任せに剣を振り回すも京馬を斬る処か特攻コートに掠りもしなかった。

 

京馬(スゲェ・・・!どうなってんだ・・・!?自分でも驚く程に冷静だ・・・!)

 

剣を避けている京馬は内心で自身の身体能力と冷静さに驚いていた。

殺されてしまう恐怖心など全く沸いて来ず、むしろ心に余裕が出来ていた。

粋玲が稽古をつけてくれたおかげか、それとも自分の潜在能力が目覚めたのか、京馬には分からなかった。

 

デブ「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 

そうしている内にデブに疲れが見え出して剣の振る速さも段々落ちていった。

 

京馬(ここだ!)

 

デブが剣を振りかぶったと同時に京馬は懐へと飛び込み振り上げる体制で身体を大きく捻り右拳を作った。

 

京馬「食らえぇ!!」

 

そして身体を振りかぶりデブの顎目掛けて拳を振り上げた。

 

 

 

 

 

ズドォォォォォン!!

 

 

 

 

『なぁっ!?』

 

棒立ちになっていた兵たちはデブが殴り飛ばされたことに驚いて声を上げてしまう。

 

京馬「・・・へ?」

 

そして京馬もあり得ない光景を見て目が丸くなってしまった。

 

何故なら殴られたデブが5メートルも上へ宙を舞っていたのだから。

そしてそのまま気絶したデブは、

 

ドシィィィィィン!!

 

髭・チビ『ギャアアアアアア!!』

 

髭とチビを下敷きにして落ちてきてしまった。

巨漢の身体に押し潰された2人はそのまま気絶してしまった。

 

京馬(・・・今、何が起きたんだ?)

 

自分は確かにデブをぶっ飛ばすつもりで思いっきり殴ったのだが、まさか本当にあの巨漢を5メートルも飛ばせるなど今でも信じられなかった。

それに殴った時も全くデブの体重が腕へ掛からずまるで軽いものを殴った感覚だった。

 

京馬(一体どうなっちまったんだよ俺・・・!?)

 

人間離れした自身の力に京馬は思わず自分の両手を見てしまう。

 

「あんな巨漢の男が・・・!?」

「ば、化け物だぁーーー!!」

「逃げろーーー!!」

 

デブをぶっ飛ばしたことにより、敵兵たちは戦意を失ってしまい城壁から逃げ出し始めた。

 

しかし次の瞬間、

 

ザシュ!!

 

『!!??』

 

突然五人程の敵兵たちが横一戦に斬られて倒れたのだ。

 

一人は腹を斬られて腸が飛び出し、一人は首を斬られ、一人は上半身と下半身が離れてと、敵兵の五人は瞬く間に絶命してしまった。

 

京馬「うっ・・・!?」

 

目の前で人が死ぬ光景を初めて見た京馬は思わず胃の中のものを嘔吐してしまいそうになるも何とか堪えたと同時に改めて認識した。

ここは人がたくさん死んでしまう戦場なのだと。

 

一体何が起こったのかと再度死体の方を見ると、

 

炎蓮「よぉ京馬、生きてるか?」

 

いつの間にか城壁に上っていた炎蓮がいた。

そして彼女の手には血がベットリついている剣が握られており、敵兵たちは炎蓮に斬られたのだと京馬は理解した。

 

京馬「い、炎蓮、さん・・・!」

炎蓮「よく敵兵を蹴散らしてくれたな、対した奴だお前は」(ワシャワシャ

 

炎蓮は京馬の闘いぶりを褒めたと同時に頭を強く撫でた。

 

京馬「・・・・・」

 

京馬は死体を見た影響で半ば放心状態になってしまっている。

 

炎蓮「・・・京馬、お前はここで少し待ってろ。後はオレがやる」

 

京馬の心境を悟った炎蓮は京馬を最前線へ連れて行ったことを少し反省し、黄巾党を蹴散らすために城の内側へと走って行った。

 

京馬「・・・ハァ」(ストン

 

暫くして少し心に落ち着きを取り戻した京馬は壁に背もたれしながら座り込んでしまう。

 

こんなことが日常茶飯事で起きているこの世界で自分はどうなってしまうのだろうと考えて込むのだった。


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