グリフィン広報誌を読む。   作:cu_tatsu

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 どうも、tatsuです。低体温症のストーリーっぽいのを書こうと思ったらよく分からないのができたんで投下します。今回は特に短いのでご注意を。
 それではご覧ください。


グリフィン警察高速機動隊お手柄。大型兵器を鹵獲。

 ある日のE03地区の昼下がりのこと。

 午前中の業務を済ませ、昼食を食べ終わった指揮官は珍しく、社内広報誌を読まずに昼寝をしていた。

 机に突っ伏して眠っている横には、あるページが開かれたままになった広報紙が置いてあった。

 

<[グリフィン警察高速機動隊お手柄。大型兵器を鹵獲。]>

 

大きく描かれた見出しの横にはこう書いてあった。

 

<我らのグリフィン警察高速機動隊が早速成果を出してくれた。

先日未明、シークレストカウンティ内のEAGLE CREST(イーグル クレスト)地区内の『イーグルクレスト山脈』にて、鉄血工造製と思われる大型兵器を鹵獲し、製造に関与したと推測される鉄血工造のハイエンドモデルを確保したとの報告があがっている。>

 

 続けて経緯が説明されていた。

 

<発見したのは、鹵獲前日に定期パトロールをしていた人形で、発見後直ぐに本部へと連絡。すぐさま緊急会議を行い、翌日未明に確保へと向かったとのことだ。

また、鹵獲当時、イーグルクレスト山脈では猛吹雪が発生しており、視覚での認知も困難を極めていたが、事の重大性を鑑みて作戦を決行したそうだ。

 

 途中に、ボロボロになった警察車両…これは半世紀前のダッジ バイパー SRTベースのレプリカモデル、『IOP SSTC-30A-DVS10』だろうか…の写真が写っている。

 

<勿論、グリフィンの接近を感知した鉄血側の抵抗は激しく、大規模な追跡や戦闘が発生。

この追跡により、今回投入された二十台のうち半数が走行不能。残りの十台も無傷な車体は無かったが、奇跡的に殉職した人形はいなかった。>

 

 更に続けて、両手を挙げて降伏の意志を示している鉄血の人形の写真があった。

 

<確保した鉄血のハイエンドモデルは二体で、リーダーを名乗る個体は、追い詰められたとみるや、大人しく投降の意思を示したようだ。残りの一体はリーダーを守るために抵抗。あえなく確保と相成った。>

 

 

 次に、大型兵器のイメージ図が描かれており、注釈として小さめの字でこう書かれている。

 

<大型兵器は、通称「ジュピター E」と呼ばれるもので、各地前線で猛威を振るっている固定砲台「ジュピター」をベースとし、爆薬や実弾などの重火器の代わりに強力な電子パルスを装備した戦術兵器である。

その威力は、グリフィン警察がパトロールユニットに装備しているEMP装置の優に30倍の威力を誇り、直撃してしまうとユニットを操縦している人形もろとも破壊されてしまう強力なもの。いくら電脳戦に優れ、耐性を持つ人形でも耐えることはできないだろう。

更にジャミング装置も装備しており、半径1kmもの距離に通信機器への電波障害を生じさせていた。>

 

 記事の最後は最後にこう締めくくられている。

 

<これから取り調べが行われる予定だが、状況次第では鉄血の技術の一部が明らかになるかもしれない。取り調べが上手くいくことを祈ると同時に、健闘したグリフィン警察高速機動隊に大きな声援を贈ろうではないか。>

 

 

 あれから半時間ほど経つが、きっと連日の激務による疲れが出たのであろう。まだ指揮官は夢の中のようだ。規則正しい寝息を立てている。

 今日もE03地区は平和である…




 需要があるのかないのか分からないグリフィン警察シリーズです。
 まだ筆者的にグリフィン警察絡みの書きたいネタが数個あるので、まだ出てくるかもしれません。

 とある方にバイク部門も扱ったらどうかという打診があったので、検討中です。っていうか、書けたとしてもあんまりバイクには詳しくないので、いつも以上のガバガバ描写になるかもしれませんが、その時はご了承ください。

 それではまた!
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